出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/08 09:01:10」(JST)
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| 良性発作性頭位めまい症 | |
|---|---|
| 分類及び外部参照情報 | |
| ICD-10 | H81.1 |
| プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
| テンプレートを表示 | |
良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう、英:Benign paroxysmal positional vertigo; BPPV)は、耳石の異常により起こると考えられている末梢性めまいである。1921年にRobert Baranyによって報告された。 めまい専門外来で診る末梢性めまいの約40%を占めるという報告がある[1]
目次
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特定の頭位を取るか頭位を変換する(頭の向きを変える、寝た状態から起きあがる等)ことで数秒~十数秒の回転性めまいを生じ、安静によって沈静化する特徴を持つ。再び頭位を変換することで回転性めまいが誘発される。しばしば嘔吐を伴う。蝸牛症状(難聴、耳鳴など)は見られない。
仮説として以下のようなものがある。
回転性めまいのうち「頭を動かしたときのみ起きる」「じっとしていると30秒以内で止まる」「何度も頭を動かしていると軽くなっていく」等の症状があれば、まずこれを疑う。
鑑別すべき疾患としては 「メニエール病」,「前庭神経炎」,「脊髄小脳変性症」,「小脳腫瘍」,「小脳障害」などがある。
半規管内の浮遊物を卵形嚢に戻す浮遊耳石置換法(エプリー法(英語版))が有効な治療法である。また、めまいが起こる頭位を取れば改善していくので、安静は避ける。
良い。
耳鼻咽喉科
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| 国試過去問 | 「110A056」 |
| リンク元 | 「眩暈」「良性発作性頭位眩暈症」 |
| 関連記事 | 「頭位」「症」「発作」「発作性」「良性」 |
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| 末梢性めまい | 中枢性めまい | |
| 眼振 | 水平性 | 水平性 |
| 回転性 | 回転性 | |
| 垂直性 | ||
| 耳鳴、難聴 | ○ | 稀 |
| 頭位 | 増強 | 軽度変化 |
| カロリックテスト | 陰性/低下 | 正常 |
| 意識消失 | なし | あり |
| 神経症状 | 稀 | あり |
| 末梢前庭性めまい | 中枢性めまい | |
| 性状 | 回転性が多い | 回転性は少ない |
| 強さ | 強い | 軽度 |
| 持続時間 | 数日まで | 数日以上 |
| 眼振の方向 | 一方向性 | 注視方向性 |
| 自発眼振の性状 | 水平回旋性が多 | 純回旋性、垂直性 |
| 固視の影響 | 抑制される | 抑制されない |
| 注視眼振の増強する方向 | 健側 | 患側 |
| 蝸牛症状 | 多い | 稀 |
| 中枢神経症候 | なし | あり |
| 悪心・嘔吐 | 軽度~重度 | ない or 軽度 |
| 前庭症状 | 蝸牛症状 | 特徴 | |||
| 眩暈 | 難聴 | 耳鳴 | |||
| 薬剤性 | ループ利尿薬 | ○ | ○ | ○ | 投与歴 |
| アミノグリコシド系抗菌薬 | ○ | ○ | ○ | 投与歴 | |
| 感染症 | 内耳炎 | ○ | ○ | ○ | |
| 新生物 | 小脳橋角部腫瘍 | ○ | ○ | ○ | CT, MRI異常 |
| 特発性 | 突発性難聴 | △ | ○ | ○ | 単発 |
| 特発性 | メニエール病 | ○ | ○ | ○ | 発作性、反復性 |
| 特発性 | 良性発作性頭位眩暈症 | ○ | × | 特定の頭位で発生。眩暈頭位の反復で減衰 | |
| 炎症 | 前庭神経炎 | ○ | × | × | 単発 |
良性発作性頭位めまい症 : 約 48,300 件 良性発作性頭位眩暈症 : 約 14,500 件 良性発作性頭位めまい : 約 54,200 件 良性発作性頭位眩暈 : 約 149,000 件
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