- 関
- 出血
- 1.5L以上出血で輸液が必要になる。ICU.184
出血量と病態
091208II 麻酔
出血量(%)
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ショックの程度
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血圧
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脈拍数
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皮膚
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意識
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20
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軽度
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90-100/60-70
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100-1200
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冷感、蒼白
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不安
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30
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中等度
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60-80/40-60
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>120
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冷感、蒼白、冷汗
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不安、無気力
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40
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重度
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40-60/20-40
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触知せず
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冷感、蒼白、チアノーゼ
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混濁
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 塚越 浩志,富澤 直樹,小川 哲史,池谷 俊郎,田中 俊行,坂元 一郎,安東 立正,高橋 栄治,中野 実,須納瀬 豊,竹吉 泉,Tsukagoshi Hiroshi,Tomizawa Naoki,Ogawa Tetsushi,Ikeya Toshiro,Tanaka Toshiyuki,Sakamoto Ichiro,Ando Tatsumasa,Takahashi Eiji,Nakano Minoru,Sunose Yutaka,Takeyoshi Izumi
- The Kitakanto medical journal 62(1), 59-63, 2012-02-01
- … triadの状態であり開腹止血も考慮したが,収縮期血圧が保てたためICUで保存的治療を行った.推定出血量5000mlで腹腔内圧は最大27mmHgとabdominal compartment syn-drome(ACS)の状態であった.血性腹水を段階的に抜きACSを解除,その後,再出血に対し再度TAEを行い止血.さらに,胆汁性腹膜炎と小腸穿孔に対し2回の開腹手術など,長期間にわたり集学的治療を行い,2004年3月退院した.本症例のような重度肝損傷に対しても,出血に対して非手 …
- NAID 120003850424
- 開胸肺切除術後出血における出血量の推定 : ドレーン排液量と再開胸時胸腔内血腫量は相関するか?
- 淺村 尚生,河内 利賢,大山 真有美,櫻井 裕幸,渡辺 俊一
- 日本呼吸器外科学会雑誌 = The journal of the Japanese Association for Chest Surgery 25(7), 696-701, 2011-11-15
- NAID 10029652355
- 生体肝移植患者における凝固機能と出血量および輸血量の関連
- 宇佐美 博子,一ノ宮 大雅,松本 周平,津田 敦,前川 拓治,澄川 耕二
- 日本臨床麻酔学会誌 = The Journal of Japan Society for Clinical Anesthesia 31(5), 860-864, 2011-09-15
- NAID 10029770218
- 6.下部直腸癌側方リンパ節転移の治療 : JCOG0212からJCOGXXへ(<特集>直腸癌治療の最近の動向)
- 森谷 宜皓,赤須 孝之,藤田 伸,山本 聖一郎,稲田 涼,高和 正
- 日本外科学会雑誌 112(5), 325-329, 2011-09-01
- NAID 110008752206
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- 【ベストアンサー】人の循環血液量は体重の1/13(体型により多少違うかも)で、その1/2~1/3が失われると失血死するそうです。 なので、体重60kgの人であれば、60÷13÷2=2 ...
- 外傷では、損傷部位ごとの出血量の推定量というのがあります。--損傷部位と出血量 また、身体所見から、どれくらい出血量があったか推定できます。--身体所見と出血量 これらのように、脈拍の上昇がどれくらいの出血から出るか
- 舞鶴市消防本部のホームページです ... 出血量推定方法としては外出血量の目測、外傷部位からの予測、出血にともなう症状からの推定方法等が考えられます。
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
- 29歳の妊婦。妊娠39週。陣痛のため来院した。
- 現病歴 : 無月経を主訴に近医を受診し、妊娠8週と診断された。その後、定期的に妊婦健康診査を受けており、異常はないと言われていた。妊娠34過になり、里帰り分娩の目的で当院を紹介された。当院で4回の定期健康診査を行ったが異常はみられなかった。
- 妊娠・分娩歴 : 25歳時に初めて妊娠したが9週で自然流産した。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 来院時所見 : 身長158cm、体重68 kg。 体温36.5℃。脈拍84/分、整。血圧130/70mmHg。子宮底長35cm、5分おきに子宮収縮を触知する。子宮ロ3cm開大。破水を認めない。
- 来院後の経過 : 陣痛室に入室の上、分娩経過を観察した。胎児心拍数陣痛図所見では、陣痛間欠は5分、発作は40秒。心拍数基線は140~150/分。子宮収縮に伴う徐脈はなく、一過性頻脈が認められた。その後も同様の所見が続き、12時間後に自然経膣分娩となった。児は成熟女児で直ちに啼泣し、異常を認めない。
- 分娩後の母親に直ちにチェックすべき項目に含まれないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095F031]←[国試_095]→[095F033]
[★]
- a 臍帯が下降する。
- b 出血量が増加する。
- c 産婦が便意を訴える。
- d 子宮底に与えた振動が臍帯に響く。
- e 恥骨結合上部の圧迫で臍帯が上昇する。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E035]←[国試_105]→[105E037]
[★]
- ☆case84 嘔吐
- ■症例
- 32歳 男性
- 主訴:
- 現病歴:2 amにからり酔っぱらって救急部に受診。11.45 pmに気分が悪くなり2度嘔吐。嘔吐物は最初は苦く感じられ、それは食べ物と2Lのビールであった。1時間程度後に、何度か猛烈に吐き気を催した。1 amに鮮赤血を吐いた(bright red blood)。患者が言うには最初は少量だったが、2回目にはかなり多い量であった。服用薬なし。時々マリファナを吸う。タバコ1日10本、アルコール2-3 unit/week
- 既往歴:特記なし
- 家族歴:特記なし
- 生活歴:
- ・身体診断
- 酔っぱらっているように見える。口の周りに乾燥した血液の付着を認める。脈拍:102/分。(臥位(lying))血圧:134/80 mmHg。立位でも血圧の変化は認められない。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:上腹部(心窩部)にわずかに圧痛。
- ・検査
- (血液生化学)
- 異常なし
- ■解説
- (第1パラグラフ)
- もっともな診断は、下部食道もしくは胃上部における吐血を引き起こす粘膜の裂傷である(Mallory-Weiss lesion/Mallory-Weiss tear/Mallory-Weiss laceration)。激しい嘔吐やむかつきによる機械的な外傷で生じる。本症例では、なれない大量飲酒によって生じた。
- (第2パラグラフ)
- 患者の話から出血量を見積もるのは難しい。吐血はびっくりするような出来事であり、吐血の量を多く見積もりがちである。ヘモグロ分派性状であり、急性の出血では吐血量を見積もる手がかりにならない。急性期にヘモグロ分が低ければ慢性の出血をほのめかす。著しい失血の最初のサインは頻脈と起立時の血圧低下であることがある。本症例の彼の脈波速いが、これは不安と関連しているのかもしれない。
- (第3パラグラフ)
- 吐血の他の原因は胃炎か消化性潰瘍である。何度か血液を含まない胃内容物のむかつきと嘔吐の話はマロリーワイス症候群に特徴的である。この疾患は普通介入を必要としない良性の病態である。確定診断は上部消化管内視鏡を必要とするが、典型的な症例ではいつも必要になるわけではない。時に、出血がもりひどかったり、壁の解離が粘膜より深いこともあり、穿孔につながる。
- (第4パラグラフ)
- この症例の管理は注意深い観察、嘔吐で失われた体液を戻すための静脈内輸液である。出血が激しい場合には血液型検査のために採血するが、輸血は必ずしも必要ない。彼は生徒大とH2 blockerで治療された。嘔吐は収まりそれ以上の出血も見られなかった。彼は将来のパーティでは通院しすぎないように決めた。
- ■管理(内科診断学 第2版 医学書院)
- ①本疾患の大多数は安静、絶食、制酸薬・粘膜保護薬の投与で保存的に治療できる。
- ②輸血が必要なほどの貧血は稀である。
- ③内視鏡検査時に出血している症例に対しては内視鏡的止血術を行う。
- ④クリッピング法(図4-89) [図] 、純エタノール局注法、アルゴンプラズマ凝固(APC)法などさまざまあるが、いずれの方法でも良好な止血成績を得られる。
- ■鑑別診断 (内科診断学 第2版 医学書院 p.843)
- ・特発性食道破裂(ブールハーフェ症候群)
- ・逆流性食道炎
- ・食道静脈瘤破裂
- ・出血性胃潰瘍
- ・急性胃粘膜病変(AGML)
- ■KEYPOINT
- ・吐血の前の血液を伴わない激しい嘔吐とむかつきの既往は、上部消化管の裂傷を示唆する。
- ・患者は血液の量を見積もるのが困難と分かるので、吐血で失われた失血の程度は多糸かでないし、消化管の中にとどまっている血液の量は分からない。
- ・アルコールは救急入院の約1/4と直接の連関があるという研究がある。
- □マロリーワイス症候群(内科診断学 第2版 医学書院)
- 嘔吐などにより腹腔内圧が急激に上昇して噴門部近傍に裂創が発生し、これを出血源として顕出血をきたしたもの。30-50歳代の男性に多く、全消化管出血例の約3-15%を占める。 アルコール多飲が原因となることが多いが、ほかに妊娠悪阻、乗り物酔い、脳腫瘍や髄膜炎、医原性のものとしては上部消化管内視鏡検査や心肺蘇生術など、原因となるものは種々である。 ②嘔吐などにより急激に腹圧が上昇すると、急激に胃内圧が上昇し、これにより食道胃接合部近傍に裂創が生じる。
- □吐血 hematemesis (内科診断学 第2版 医学書院)
- コーヒー残渣用の吐血 melanemesis
- 鮮血の吐血 hematoemesis
- □急性胃粘膜病変 acute gastric mucosal lesion AGML
- 急性胃炎の劇症型であり、急速に起こる腹痛(時に、吐血、下血)をきたし、潰瘍・びらん・出血が混在した病態を呈する。
- 病因はアルコール、薬物(アスピリン、ステロイド)、薬品、ストレス、食物(激辛食品など)、アニサキス、中枢神経系障害、熱傷、外科手術
- ■glossary
- inebriate
- vt. (人)を酔わせる(make drunk)。~を有頂天にする
- adj. 酔っぱらいの、大酒飲みの
- n. 酔っぱらい、大酒飲み
- pint n. (液体の単位)1パイント = 1/2クオート=(米)28.8753 inch cube = 0.473 liter = (英) 0.568 liter = 約500cc
- retch
- vi. むかつく、吐き気を催す、無理に吐こうとする
- vt. 吐く
- n. むかつく。ヒック(吐き気を催すときの音)
- lager n. ラガー(ビール)(貯蔵ビール;日本の普通のビール)
- violently adj. 激しく、猛烈に
- drunk adj. (pred)酔って。(fig)酔いしれて
- epigastrium n. 上腹部、心窩部
- blood grouping 血液型判定、血液型検査
- indulge
- vt. ~にふけらせる。気ままにさせる、(子どもを)甘やかす。(欲求などを)思いのままに満たす。喜ばせる、楽しませる。
- vi. (快楽・趣味などに)ふける、身を任す(in)。(略式)たらふく食べる、痛飲する。(~に)従事する。(好ましくないことに)かかわる(in)
- □Hematemesis and Melena(Differential Diagnosis in Primary Care 4th)
- ・吐血か喀血を見分けたい場合はnitrazine paperを使って判定
- ・身体開口部(body orifice)からの出血を鑑別するとき解剖学的なアプローチがよい。
- (食道)
- ・静脈瘤、逆流性食道炎、癌腫、マロリーワイス症候群。
- ・外来異物も忘れるな。
- ・先天性まれな病因として異所性胃粘膜によるバレット食道炎と潰瘍もある。
- ・大動脈瘤、縦隔腫瘍、肺癌が食道を潰瘍化させ出血させることもある。
- (胃)
- ・炎症:胃炎と胃潰瘍。アスピリンとアルコールも良くある原因
- ・幽門部静脈瘤で出血するかもしれない
- ・出血がひどく、他の原因が見つからなければ血液疾患を検索する。
- (診断への道)
- ・吐血の確固たる証拠がある時、内視鏡をつかえる状況にあれば問診とか検査で無駄な時間を使わずに内視鏡で診断&治療をやってしまえ。
- ・血液型検査、血液のクロスマッチ?して輸血の準備、凝固能検査など鑑別に必要な検査をやりなさい。内視鏡検査の準備をしている間に、アルコール、アスピリン、そのほかの薬品の服用、潰瘍の既往、食道疾患既往を聴け
- ・ひどい出血や最近の急な吐血の既往がなければ(内視鏡を使わずに?)伝統的なアプローチでも良い
- ・吐血の前に血液を伴わない嘔吐があればマロリーワイス症候群の診断の助けとなる。
[★]
- 英
- amount、volume、content、quantity
- 関
- 巻、含有量、含量、体積、達する、容積、内容物、内容、ボリューム
[★]
- 英
- hemorrhage, bleeding
- 関
- 出血量