- 日
- げんうん、めまい
- 英
- vertigo, dizziness
- ラ
- vertigo
- 同
- めまい発作 dizzy spell
- 関
- めまい、耳鳴り
めまいの分類
IMD. 276
- SOD.134
原因部位による分類
めまいをきたしうる疾患
- IMD.277
原因部位と眼振
原因部位の鑑別
- 研修医当直御法度 症例帳 p.22
- IMD.279
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末梢前庭性めまい
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中枢性めまい
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性状
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回転性が多い
|
回転性は少ない
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強さ
|
強い
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軽度
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持続時間
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数日まで
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数日以上
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眼振の方向
|
一方向性
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注視方向性
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自発眼振の性状
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水平回旋性が多
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純回旋性、垂直性
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固視の影響
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抑制される
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抑制されない
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注視眼振の増強する方向
|
健側
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患側
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蝸牛症状
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多い
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稀
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中枢神経症候
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なし
|
あり
|
悪心・嘔吐
|
軽度~重度
|
ない or 軽度
|
疫学
- IMD.277
- 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
- 2. 中枢性眩暈 :3割
眩暈、難聴をきたす疾患
検査
参考
- 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/12/02 02:57:05」(JST)
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|
「めまい」「眩暈」のその他の用法については「めまい (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
めまい
ICD-10 |
R42. |
ICD-9 |
780.4 |
DiseasesDB |
17771 |
eMedicine |
neuro/693 |
めまいは、目が回るようなくらくらとした感覚の総称である。眩暈・目眩・眩冒などと書く。眩は目がかすみ目の前が暗くなることで暈はぐるぐる物が回ってみえたり、物が揺れ動いて見えること。目眩は目がかすみ頭がくらくらすること。眩冒はひどく頭がくらくらして目の前が暗くなることとなる。単にめまいと言われたとき、人によって表現したい現象が異なっていることがめまいの特徴である(=様々な症候を示している)。医学的には視覚、平衡感覚と固有感覚の不統合によって感じる感覚と言われている。運動失調とは区別が必要である。
目次
- 1 めまいの分類
- 2 神経性めまい
- 3 一過性血圧高値
- 4 脚注・引用
- 5 参考文献
- 6 関連項目
めまいの分類[編集]
症候学的には以下の4種類に分類できる。
- 回転性めまい vertigo
- 自分の身体または大地があたかも回転しているかのような感覚。激しい嘔気を感じることがあり、体のバランスを失って倒れることもある。三半規管、前庭神経、脳幹の異常など前庭神経核より末梢の障害で生じる。大抵は耳の障害で生じる。
- 浮動性めまい dizziness
- よろめくような、非回転性のふらつき感。回転性めまいの回復期や脳幹、小脳の異常、高血圧などで生じる。大抵は中枢神経や高血圧で生じる。
- 立ちくらみ(faintness)
- 血の気が引き、意識の遠くなる感覚。実際に失神(syncope; シンコピー)に至ることもある。起立性低血圧の代表的な症状であるほか、アダムス・ストークス発作, 血管迷走神経反射、器質的心疾患・大血管疾患でもみられる。[1]
- 平衡障害 dysequilibrium
問診によって上記4つに眩暈を分類することで原因をある程度絞り込むことができる。眩暈を起こす原因疾患は大雑把には神経系、循環器系、全身性の3つがあり、回転性めまいでは神経系に原因があり、失神では循環器系、浮遊感ではその両方の可能性がある。また薬の副作用などで生じる場合は全身性である。
神経性めまい[編集]
日常で最も多いのは一過性血圧上昇による浮遊感であるが救急室で多いのは神経系によるめまいである。神経系の場合は中枢性めまいか末梢性めまいかを鑑別する。この場合の中枢は脳幹、小脳であり末梢は内耳、前庭である。これらの区別に役立つ所見は回転性、浮遊性といった症状や耳鳴、難聴といった随伴症状、小腦異常、運動神経麻痺、脳神経麻痺といった神経所見、症状の持続性などである。
|
末梢性めまい |
中枢性めまい |
めまいの性質 |
回転性 |
浮遊性 |
めまいの程度 |
重度 |
軽度 |
めまいの時間性 |
突発性、周期性 |
持続性 |
めまいと頭位、体位との関係 |
あり |
なし(例外あり) |
耳鳴、難聴 |
あり |
なし |
脳神経障害 |
なし |
あり |
眼振 |
一側方注視眼振、回転性、水平性 |
両側方注視眼振、縱眼振 |
多くの医学的な分類がそうであるように上記の表は概念を説明するものであり、個々の疾患を説明するものではない。表を参考に中枢か末梢かを考えていく。一側方注視眼振とは右をみても左をみても右に眼振するといったもの、両側方注視眼振は右をみれば右に、左をみれば左に眼振をするというものである。中枢性めまいでは体位、頭位で症状が変化しないのが原則だが、椎骨脳底動脈不全では体位で症状が変化する。
重要なことは中枢性、末梢性は症候で診断を行い、CTは確認、原因の更なる精査という目的で行う。CTでは症状と関係のない脳の異常がわかってしまうからである。頭部CTにて脳内占拠性病変を疑えば、頭部造影CTを追加し、出血性病変、占拠性病変では脳神経外科と相談、それ以外の異常ならば、脳梗塞を疑うのならMRIや神経内科と相談するという方法もある。
中枢性めまい[編集]
中枢性めまいは、症状は軽いが持続性で、注視方向性眼振や他の神経症状を伴う。脳幹障害や小脳障害、脳血管障害、腫瘍、変性疾患などの基礎疾患が原因となって起こることが多いので瞳孔、眼振、眼球運動や小脳機能検査や画像診断を行う。
末梢性めまい[編集]
末梢性めまいは前庭性と内耳性に分けられる。前庭性めまいは原則として耳鳴りや難聴を伴わないものである。良性発作性頭位眩暈症(BPPV)や前庭神経炎が含まれる。内耳性めまいは原則的に耳鳴り、難聴を伴う。メニエール病や突発性難聴、アミノグリコシドなどの薬物性や梅毒などが含まれる。末梢性めまいは突発性難聴以外は緊急性が殆どないものの、突然歩けなくなるほど気分が悪くなり、嘔吐することも多く患者の苦痛は強いので診断を急ぐのではなく、まずは症状をとる治療を行うべきである。全体的に低気圧のときに多いといわれている。
- 前庭系について
- 前庭系は視覚および筋、関節からの固有感覚とともに体の平衡をつかさどるといわれている。前庭感覚器は内耳にあり三半規管と2つの耳石器からなる。三半規管の受容器をクプラという。三半規管は頭の回転運動を感知し、耳石器は重力や直線加速を感知する。これらの受容器が刺激されると前庭神経に活動電位が生じ、聴神経を経て前庭神経核と小脳室頂核に伝わる。前庭神経核からは前庭脊髄路を経て内側縦束(MLF)側頭葉、脊髄小脳路への出力がある。
- 末梢性めまいの重症度
-
- 軽度:歩ける、これは外来で経過観察ができる。
- 中等度:ふらふらしている、立つのがつらい、嘔吐している、緊急性はない。
- 重度:立てない、これは入院が必要な場合がある。これくらいになると食事が取れないので点滴管理が必要となる。
- 末梢性めまいの治療
- 基本的に治療の目標は嘔吐を止めて、歩行可能状態にすることである。悪心、嘔吐がある場合はプリンペランなどの投与を考える。アタラックスP(25mg)1Aの静注、メイロン(20ml)2Aを5分以上かけて静注すると約一時間くらいで改善する。改善は眼振の軽快や歩行可能かで判定できる。そしてめまい止めとしてメリスロン(6mg)やデパス(0.5mg)を3日間分位処方し、後日耳鼻科受診とする。末梢性めまいで絶対に見逃してはいけないものが突発性難聴である。この疾患は不可逆的な難聴を引き起こすからである。突発性難聴を疑ったらまずは水溶性ハイドロコートン(500mg)を生理食塩水100mlに溶解させ、点滴する。診断に困った場合は突発性難聴として扱い、入院治療となる。
- 処方例
- メリスロン(抗めまい薬)、メチコバール(ビタミンB12製剤であり末梢神経障害に適応がある)、アデホスコーワ(脳循環改善薬である)と頓服でトラベルミン(抗ヒスタミン薬だが、内耳迷路と嘔吐中枢に選択的に作用するため末梢性めまいや乗物酔いにも用いられる)を用いることが多い。
- BPPV(良性発作性頭位めまい症)
- 良性発作性頭位めまい症は加齢や外傷によって前庭の耳石器が遊離し、三半規管に迷入することによって回転性めまいが生じる病態である。一度耳石が三半規管に入り込むとクプラがつっかえとなり治らなくなる場合がある。こうなったばあいはBPPVと診断される。診断はDix-Hallpike Test(ディックスホールパイクテスト)である。このテストでは患側が下になった場合のみめまいがおこる。そして体動によってめまいが増悪し、時間経過とともに消失する。患側が上の場合はクプラがストッパーになりめまいは誘発されない。治療はEpley法(エプレイ法)である。これは遊離した耳石を三半規管を巡らせて前庭に再配置させる方法である。成功すればめまいの根治となるが急性期では悪心、嘔吐を誘発するので行わない方がよいといわれている。よく訓練された医師が行えば80%は根治可能であるが3回ほど行っても改善が見られなければ専門医に相談するべきである。前庭神経炎はBPPVと異なり1か月ほどめまいが持続するのが特徴だが初回の大発作時に受診した場合BPPV様の経過をとることも知られている。また小脳梗塞や脳幹梗塞でもBPPV様の経過をとることがある。一般内科医などでの診療には限界があり神経内科か耳鼻科の受診を勧めるべきである。
- ディックスホールパイクテスト
- まず一方向に45度首を傾け上体を仰臥位にする。この時、患側が下になっていれば眩暈が誘発される。
- エプレイ法
- 患側に45度首を傾け仰臥位をとる。首を更に下へ45度傾け、頭部を支えながらゆっくりと反対方向に回す。めまいの消失を待ち、逆方向に90度寝返りをうたせ側臥位とし、そのまま上体を起こす。
一過性血圧高値[編集]
一過性血圧高値とは浮遊感や後頭部頭重感による受診が多い。バイタルサインでクッシング徴候(血圧が上昇しているが徐脈であること、これは脳圧亢進している兆候である)がなく、神経学的診察で脳血管性が否定的となったときに疑う。かつてはアダラート内服によって降圧を行ったが現在は緊急時以外は血圧を降下させる必要はないと考えられている。血圧を降下させたい場合はラシックス(20mg)を1T内服やデパス(0.5mg)を1T内服とし、後日内科の受診を勧める。
脚注・引用[編集]
- ^ 森脇龍太郎: ENTONI 2005;53: 54-59.
参考文献[編集]
- 問題解決型 救急初期診療 ISBN 426012255X
- Step By Step! 初期診療アプローチ(第3巻)ISBN 4903331679
- 神経内科ケーススタディ ISBN 4880024252
- Q&Aとイラストで学ぶ神経内科 ISBN 4880024635
- 考える技術 臨床的思考を分析する ISBN 9784822261092
関連項目[編集]
- 意識障害
- 失神
- 運動失調
- 神経診断学
- めまい (映画)
- 眼球振盪
- 海士潜女神社 - めまい除けの神社。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 東日本大震災後発症の眩暈における漢方薬の使用経験とその検討
- 「せむし」の小人たち : エリアス・カネッティの『眩暈』とヴェツァ・カネッティの『黄色い街』におけるユダヤ人の身体(<特集>身体文化)
- 須藤 温子
- ドイツ文学 : Neue Beitrage zur Germanistik (144), 99-113, 2012-03-25
- In der christlichen Welt ist die Verachtung der Juden, die z.B. als "Judensau" oder "Wucherer" bezeichnet wurden, schon seit dem Mittelalter belegt. Seit dem 19. Jahrhundert behauptete der damals etab …
- NAID 110009457039
- 眩暈と不眠 : レヴィナスの精神病理学 (総特集 レヴィナス)
Related Links
- めまいは、目が回るようなくらくらとした感覚の総称である。眩暈・目眩・眩冒などと書く。 眩は目がかすみ目の前が暗くなることで暈はぐるぐる物が回ってみえたり、物が 揺れ動いて見えること。目眩は目がかすみ頭がくらくらすること。眩冒はひどく頭が くらくらして目 ...
- 眩暈(めまい)は、基本的に脳外科よりも耳鼻咽喉科、(脳)神経内科で扱われることが 多いもので、該当各科の先生の方が詳しいと思われます。ただし、まれに『小脳、脳幹 梗塞』、『聴神経鞘腫』、『小脳腫瘍』など、注意を要するものも含まれるため、こちらに 掲載 ...
- 良性発作性頭位眩暈症とは寝返りを打った時や、ベッドから起きた時、上や下を向いた 時など、頭の向きを変えた時に起きる頭位性めまいを起こす病気のことです。病因として は、三半規管障害といわれ、高齢者や女性に多い病気です。
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hypertrophic obstructive cardiomyopathy, HOCM
- 同
- 特発性肥厚性大動脈弁下狭窄症 idiopathic hypertrophic subaortic stenosis IHSS
- 関
- 肥大型心筋症
- 非対称性心室中隔肥大、肥大型閉塞性心筋症、肥大性閉塞性心筋症、特発性肥大性大動脈弁下狭窄症
病態
- 心筋の肥大に伴い左室流出路狭窄を来しており、心拍出量が低下する。
- 心房細動などにより心房からの駆出量が減少すれば、心拍出量低下に繋がる。
類似疾患との鑑別
- QB.C-495改変
病理
病態
左室流出路狭窄の増悪・寛解因子
症状
合併症
検査
心エコー
[show details]
僧帽弁
- 僧帽弁前尖の収縮期前方運動(SAM):循環血液量の減少と左室の過収縮による(YN.C-135)
- 僧帽弁後退速度 DDRの低下:左心室のコンプライアンスが低下することにより、左室への血液流入速度が低下するため(YN.C-135)
大動脈弁
- 大動脈弁の収縮中期半閉鎖:HOCMでは収縮中期に駆出される血液量低下のために大動脈弁が閉鎖しそうになる(参考2)
心臓カテーテル検査
- 左室~大動脈圧:左室流入路圧 > 左室流出路圧
- ブロッケンブロウ現象:期外収縮が起きた場合、心室性期外収縮の休止期後の期外収縮後増強により収縮力が増強し、左室流出路閉塞が増強するためにかえって大動脈圧が低下する
- 造影:左室流出路狭窄
治療
- 治療目標:自覚症状の軽減、突然死、不正脈の予防
- βブロッカー、カルシウム拮抗薬 → 左室流出路狭窄の軽減 ⇔ ×硝酸薬、ジギタリス:左室流出路狭窄を増強
- Ia群抗不整脈薬
予後
国試
[★]
- 英
- cyclophosphamide, CPA CPM
- ラ
- cyclophosphamidum
- 商
- Cytoxan, Neosar、エンドキサン
- 関
- first aid step1 2006 p.207,257,309,324,326,386
特徴
- プロドラッグであり、肝臓で加水分解を受けて薬効を及ぼす
構造
作用機序
薬理作用
抗菌スペクトル
動態
適応
- non-Hodgkin’s lymphoma, breast and ovarian carcinomas
- immunosuppressants
注意
禁忌
副作用
- 出血性膀胱炎、骨髄抑制
- myelosuppression; hemorrhagic cystitis, which can be partially prevented with mesna
副作用(再評価結果より)
- 再評価結果時の自覚的並びに他覚的症状緩和における安全性評価対象例5021例(経口投与を含む)中,主なものは,白血球減少1903例(37.90%),悪心・嘔吐1041例(20.73%),脱毛1221例(24.32%)等であった。また,急性白血病等の造血幹細胞移植の前治療における本剤の第2相臨床試験の安全性評価対象例67例中,主なものは悪心・嘔吐61例(91%),下痢,口内炎各42例(各63%),脱毛38例(57%)であった。
重大な副作用
再評価結果における安全性評価例の集計
添付文書
- 注射用エンドキサン100mg/注射用エンドキサン500mg
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4211401D1033_1_10/4211401D1033_1_10?view=body
[★]
- 英
- loop diuretic, loop diuretics
- 関
- 利尿薬
- sodium-potassium-chloride symporter inhibitor
概念
種類 (SP.790)
作用機序
血清電解質の変化
|
Na
|
K
|
Cl
|
H
|
Ca
|
Mg
|
血清
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↓
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↓
|
|
↓
|
↓
|
↓
|
副作用
- GOO.752
- 過剰の投与によりナトリウムを喪失 → 低ナトリウム血症、細胞外液量減少 → 低血圧、GFR低下、循環虚脱、血栓塞栓の発生、(肝臓疾患が存在する場合)肝性脳症
- 過剰のナトリウムが遠位尿細管に到達する結果、(特にRAA系が体液喪失のために亢進していると)カリウムと水素イオンの排泄が亢進し、低Cl性アルカローシス(代謝性アシドーシス)を生じる。
- もともと体内にKが欠乏していれば、不整脈が誘発される。特に強心配糖体を摂取していれば顕著となる(ジギタリス中毒)。
- 骨粗鬆症を呈する閉経女性への投与は、骨代謝を悪化させうる。
- その他:耳毒性(難聴、眩暈、耳鳴)、高尿酸血症、高血糖、LDL上昇、TG上昇、HDL低下、皮疹、光過敏性、錯感覚、骨髄抑制、胃腸症状
禁忌
所属するループ利尿薬
等価量
- フロセミド 40mg
- アゾセミド 60mg
- トラセミド 8mg
臨床関連
[★]
- 英
- organophosphorus poisoning
- 関
- パラチオン、サリン、サリン中毒
- 研修医当直御法度 症例帳 p.24
- 研修医当直御法度 第5版 p.145
概念
病態
- コリンエステラーゼを不可逆的に不活化して阻害し、シナプスにおけるアセチルコリン濃度を上昇させる。
症状
[中枢神経症状]意識混濁、昏睡
[ニコチン受容体を介した作用]全身痙攣、呼吸筋麻痺
治療
- 1. PAMの静脈投与 → ただし、有効な時間が限定される
- 2. 透析療法、血漿交換 → 有機リンは組織への移行性が高く有効性は低い。
- 研修医当直御法度 第5版 p.145
- PAM 1-2g 静注
- アトロピン静注 ← 減量に注意(recurrentする)
[★]
- 英
- Ménière's disease Ménière disease Meniere's disease Meniere disease
- 同
- メニエル病 Ménière病 Meniere病
- 関
- 難病、メニエール症候群
[show details]
概念
- 繰り返す眩暈、難聴、耳鳴を特徴とし、原因が不明の疾患
- 難病に指定されている。
疫学
- 男女比=1:1
- 男性は40歳代にピーク、女性は30歳代にーク
- 通常一側性、両側性は約30%
病態
症状
- 反復することが必須。
検査
- 純音聴力検査:感音性難聴。病初期には中低音障害型の難聴が特徴的
- 眼振:患側向きの水平眼振 ⇔ 突発性難聴:健側向きの水平眼振
診断
診断基準
- 激しい、自発性、突発性の眩暈が反復し、これに蝸牛症状が随伴・消長する。特有の低温障害があり、補充現象陽性である。
参考
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/336
[★]
- 英
- benign paroxysmal cephalo-positional dizziness, benign paroxysmal positional vertigo, BPPV
[show details]
[★]
- 英
- positional vertigo
- 関
- めまい、回転感、頭位眩暈症、頭位めまい症、頭位性回転性めまい、発作性めまい、頭位性めまい、末梢性眩暈
[★]
- 英
- positional vertigo
- 関
- 頭位性眩暈、頭位めまい症、頭位性回転性めまい、頭位性めまい
[★]
- 英
- vertigo、vestibulopathy
- 関
- 眩暈、めまい、回転性めまい、めまい症
[★]
- 英
- benign paroxysmal vertigo in childhood