- 英
- duodenum (Z)
- 関
- 消化器系、小腸
解剖
first portion
|
上部、球部
|
second portion
|
下行部
|
third portion
|
水平部
|
fourth portion
|
上行部
|
上部
-superior part
KA. 291,311,312
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.350)
- 最初の2cmは可動性があり、十二指腸球部と呼ばれる
血管
下行部 descending part
KA. 297
horizontal part
KA. 297
KH. 170
- 6-8cm, 8cm (KL.351)
- 輪状ヒダがある
ascending part
KH. 170
- 5cm, 5cm (KL.352)
- 輪状ヒダがある
組織
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十二指腸 |
1.食道 2.胃 3.十二指腸 4.小腸 5.盲腸 6.虫垂 7.大腸 8.直腸 9.肛門
|
|
英語 |
Duodenum |
器官 |
消化器 |
動脈
|
下膵十二指腸動脈
後上膵十二指腸動脈
|
静脈
|
膵十二指腸静脈
|
神経
|
腹腔神経節
|
胆管周辺の模式図
en:Liver:肝臓、RHD(Right hepatic duct): 右肝管、LHD(Left hepatic duct):左肝管、CHD(en:Common hepatic duct):総肝管、en:Cystic duct:胆嚢管、en:Common bile duct:総胆管、en:Gall Bladder:胆嚢、en:Sphincter of Oddi:オッディ括約筋、en:Ampulla of Vater:ファーター膨大部、en:Pancreatic duct:膵管、en:Pancreas:膵臓、en:Duodenum:
十二指腸
十二指腸(じゅうにしちょう、Duodenum)は、胃と小腸をつなぐ消化管である。全体の形はC字状で長さは約25cm。十二指腸の名は、ターヘル・アナトミアを解体新書として和訳刊行された際に、新たに作られた医学用語のひとつである。ラテン語では本来 duodenum digitorum(duodenum「12」+digitorum「指」=「12本の指の幅」)と呼ばれていた。さらにさかのぼるとギリシャ語dodekadaktylos(dodeka「12」+daktylos「指」)から来ている。いずれにせよ、この名はこの部分の長さが指の幅の12倍ほどであることに由来する。[1]。大部分が後腹膜に固定されており、可動性がない。
なお、小腸の一部とする考え方もあり、その場合は空腸と回腸と違い腸間膜に包まれないので無腸間膜小腸と呼称する場合もある。
目次
- 1 解剖学的区分
- 2 消化
- 3 脚注
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
|
解剖学的区分
- 上部(第一部)
- 胃の幽門口の続きで、右へ向かう部位。上部の始まりの部分は十二指腸球部と呼ばれ、肝臓との間に小網が張る。十二指腸球部は潰瘍の好発部位である。
- 下行部(第二部)
- 十二指腸上部の続きで、下へ向かう部位。ファーター乳頭(大十二指腸乳頭)、副膵管小十二指腸乳頭が開口する。
- 下部(第三部)
- 十二指腸下行部の続きで、左へ向かう部位。
- 上行部(第四部)
- 十二指腸下部の続きで、上へ向かう部位。空腸へ移行する。トライツ靭帯(十二指腸提筋)で上方へ固定されている部位。
消化
胃から送られて来た食物をさらに消化し、空腸へ送る。
大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)には胆管および主膵管が開口しており、肝臓から胆嚢を経由して胆汁を、膵臓から膵液を受ける。十二指腸から分泌されるエンテロキナーゼは、膵液中のトリプシノーゲンを活性化しトリプシンに転換する。
十二指腸では、脂肪、タンパク質、炭水化物が分解され、空腸に送られる。
脚注
- ^ これは本来ヤード・ポンド法で「12インチの腸」と表現していたものが、ターヘル・アナトミアを翻訳する際に「インチ」の単位を知らなかった翻訳者らにより「指」と誤訳されて現在にいたっているのだという説があるが、俗説である(インチという単位の起源は親指の幅であるとされ、多くのヨーロッパの言語でインチが親指と同じ語(あるいはその派生語)で表されているのは事実である)。外部リンク Online Etymology を参照。なおWIkipedia英語版、フランス語版、スペイン語版、中国語版などにもラテン語の「12本の指の幅」の意味についての解説があるので参照されたい。
関連項目
外部リンク
- duodenumOnline Etymology(十二指腸の語源の解説)
消化器系 |
|
口 - 咽頭 - 食道 - 胃 - 膵臓 - 胆嚢 - 肝臓 - 消化管 - 腸、小腸(十二指腸・空腸・回腸) - 大腸(結腸・盲腸・虫垂・直腸) - 肛門
|
|
内分泌器:ホルモン(ペプチドホルモン、ステロイドホルモン) |
|
視床下部 - 脳下垂体 |
視床下部
|
GnRH - TRH - ドーパミン - CRH - GHRH - ソマトスタチン - ORX - MCH - MRH - MIH
|
|
脳下垂体後葉
|
バソプレッシン - OXT
|
|
脳下垂体中葉
|
インテルメジン
|
|
脳下垂体前葉
|
αサブユニット糖タンパク質ホルモン(FSH - LH - TSH) - GH - PRL - POMC(ACTH - MSH - エンドルフィン - リポトロピン)
|
|
|
副腎 |
副腎髄質
|
副腎髄質ホルモン(アドレナリン - ノルアドレナリン - ドーパミン)
|
|
副腎皮質
|
副腎皮質ホルモン(アルドステロン - コルチゾール - DHEA)
|
|
|
甲状腺 |
甲状腺
|
甲状腺ホルモン(T3 - T4 - カルシトニン)
|
|
副甲状腺
|
PTH
|
|
|
生殖腺 |
精巣
|
テストステロン - AMH - インヒビン
|
|
卵巣
|
エストラジオール - プロゲステロン - インヒビン/アクチビン - リラキシン(妊娠時)
|
|
|
その他の内分泌器 |
膵臓
|
グルカゴン - インスリン - ソマトスタチン
|
|
松果体
|
メラトニン
|
|
|
内分泌器でない器官 |
胎盤:hCG - HPL - エストロゲン - プロゲステロン - 腎臓:レニン - EPO - カルシトリオール - プロスタグランジン - 心臓:ANP - BNP - ET - 胃:ガストリン - グレリン - 十二指腸:CCK - GIP - セクレチン - モチリン - VIP - 回腸:エンテログルカゴン - 脂肪組織:レプチン - アディポネクチン - レジスチン - 胸腺:サイモシン - サイモポイエチン - サイムリン - STF - THF - 肝臓:IGFs(IGF-1 - IGF-2) - 耳下腺:バロチン - 末梢神経系:CGRP - P物質
|
|
誘導タンパク質 |
NGF - BDNF - NT-3
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 河野 仁寿 [他]
- 長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 86(3), 129-134, 2011-12-25
- … 上部消化管の内視鏡検査で十二指腸に小白粉性隆起をみとめ、病理学的に同部に寄生虫体の構造をみとめ、また糞便中にラブジチス型の幼虫が認められ、糞線虫に対する血清抗体価も上昇していた。 …
- NAID 110008720789
- 30.PPI抵抗性十二指腸潰瘍に対し胃排出促進剤の併用が奏功した1男児例(一般演題,第40回日本小児消化管機能研究会)
- Gross C型 long gap食道閉鎖に対してFoker法による体外牽引術を施行した1症例
- 小角 卓也,米倉 竹夫,澤井 利夫,野瀬 恵介,木村 拓也,前川 昌平
- 日本小児外科学会雑誌 47(6), 953-958, 2011-10-20
- … 症例は在胎38W6d出生体重1,982gの女児.胎児超音波検査にて十二指腸閉鎖と診断されていた.生後直後に胃管チューブが胸鎖関節付近でcoil upしC型食道閉鎖合併を認めた.直ちに胃瘻造設・食道バンディング・上部空腸にチューブ腸瘻造設・十二指腸のダイアモンド吻合を施行した.生後4日目に胸膜外アプローチにより,気管分岐部の頭側に位置した気管食道瘻を結紮切離した.上部・下部食道のgapは2.5cmで一 …
- NAID 110008790678
- 3-5.当院で経験した極・超低出生体重児の十二指腸閉鎖・小腸閉鎖の検討(セッション3「頻度の高い外科疾患に対する治療戦略」,低出生体重児の外科,第27回日本小児外科学会秋季シンポジウム)
- 三宅 啓,漆原 直人,福本 弘二,杉山 彰英,福澤 宏明,渡辺 健太郎,光永 眞貴,草深 純一,青葉 剛史,長谷川 史郎
- 日本小児外科学会雑誌 47(6), 912-913, 2011-10-20
- NAID 110008790632
Related Links
- 十二指腸(じゅうにしちょう、Duodenum)は、胃と小腸をつなぐ消化管である。全体の形 はC字状で長さは約25cm。十二指腸の名は、ターヘル・アナトミアを解体新書として和訳 刊行された際に、新たに作られた医学用語のひとつである。ラテン語では本来 ...
- 胃潰瘍(Gastric ulcer or Stomach ulcer); 十二指腸潰瘍(Duodenal ulcer); 食道潰瘍 (esophageal ulcer 胃食道逆流症を参照 ... 十二指腸潰瘍は食前・空腹時に痛みが 増悪することが知られているが、摂食刺激によってセクレチンが分泌されガストリン分泌 が ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 48歳の女性。健康診断で十二指腸に異常を指摘され来院した。3か月前から上腹部痛と腹部膨満感とが時々出現した。腹部身体所見で異常を認めない。上部消化管造影写真を以下に示す。
- a. 十二指腸下行脚内側に多く発生する。
- b. 真性はまれである。
- c. 後天性が多い。
- d. 牽引性が多い。
- e. 黄疸を合併すれば手術適応となる。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D022]←[国試_095]→[095D024]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106A007]←[国試_106]→[106A009]
[★]
- ホルモンと産生組織の組合せで誤っているのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097G042]←[国試_097]→[097G044]
[★]
- 63歳の男性。血痰と食思不振とを主訴に来院した。この患者の内視鏡写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I014]←[国試_100]→[100I016]
[★]
- a 自然治癒する。
- b 裂創は横走する。
- c 病変は壁全層に及ぶ。
- d 胃大彎側に好発する。
- e 十二指腸にも病変が存在する。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A004]←[国試_112]→[112A006]
[★]
- 内視鏡写真(別冊No.3)を別に示す。
- 部位はどこか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104B032]←[国試_104]→[104B034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I009]←[国試_106]→[106I011]
[★]
- 非ステロイド性抗炎症薬によって出血をきたしやすい部位はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G002]←[国試_102]→[102G004]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111I027]←[国試_111]→[111I029]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105D013]←[国試_105]→[105D015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103G012]←[国試_103]→[103G014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102B039]←[国試_102]→[102B041]
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- digestive system (Z), alimentary system
- 同
- 消化システム
- 関
- 消化管
筋層構造
- 外側の層は縦筋層であり、内側の層は輪筋層である傾向にあるが、胃のみ内側の層が斜筋である。
組織
上皮の移行
層構造
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
器官
|
単層扁平上皮
|
単層立方上皮
|
単層円柱上皮
|
角化重層扁平上皮
|
非角化重層扁平上皮
|
上皮表層の構成細胞
|
粘膜固有層
|
腺の構成細胞
|
粘膜筋板
|
粘膜下組織 (大抵、粗結合組織)
|
筋層
|
漿膜(結合組織+単層扁平上皮) 外膜(結合組織のみ)
|
食道
|
|
|
|
|
○
|
|
食道噴門腺 (咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺
|
粘液細胞 (スムーズに食べ物を流す)
|
縱層 (縦走筋のみ)
|
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム)
|
内輪筋層 外縱筋層 (食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋)
|
外膜(横隔膜まで) 漿膜
|
噴門部
|
|
|
○
|
|
|
胃表面上皮細胞(杯細胞なし)
|
噴門腺、浅い胃小窩
|
胃表面上皮細胞 頚粘液細胞 幹細胞 内分泌細胞 壁細胞
|
内輪層 外縱層 (最外輪層)
|
ー
|
内斜筋層 中輪筋層 外縱筋層
|
漿膜
|
胃体部
|
|
|
○
|
|
|
胃表面上皮細胞(杯細胞なし)
|
固有胃腺 (管状腺)
|
胃表面上皮細胞 頚粘液細胞 壁細胞 幹細胞 主細胞 内分泌細胞
|
内輪層 外縱層 (最外輪層)
|
ー
|
内斜筋層 中輪筋層 外縱筋層
|
漿膜
|
幽門部
|
|
|
○
|
|
|
胃表面上皮細胞(杯細胞なし)
|
幽門腺、深い胃小窩
|
胃表面上皮細胞 頚粘液細胞 壁細胞 幹細胞 内分泌細胞
|
内輪層 外縱層 (最外輪層)
|
ー
|
内斜筋層 中輪筋層(幽門括約筋) 外縱筋層(発育悪)
|
漿膜
|
十二指腸
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞(ムチンノーゲン分泌) 内分泌細胞 M細胞
|
腸腺
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞 パネート細胞
|
内輪層 外縱層
|
ブルンネル腺 (分枝管状胞状腺、アルカリ性の粘液、ウロガストロン産生)
|
内輪筋層 外縱筋層
|
漿膜 外膜(下行部、水平部, see ムーアp143)
|
空腸
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞(ムチンノーゲン分泌) 内分泌細胞 M細胞
|
腸腺
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞 パネート細胞
|
内輪層 外縱層
|
ー
|
内輪筋層 外縱筋層
|
漿膜
|
回腸
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞(ムチンノーゲン分泌) 内分泌細胞 M細胞
|
腸腺、パイエル板
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞 パネート細胞
|
内輪層 外縱層
|
ー
|
内輪筋層 外縱筋層
|
漿膜
|
結腸
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞(ムチンノーゲン分泌) 内分泌細胞
|
腸腺
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞
|
内輪層 外縱層
|
ー
|
内輪筋層 外縱筋層は結腸ひもを構成
|
漿膜と外膜 (上行、下行は後腹膜に密着。横行とS字は間膜?)
|
直腸
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞(ムチンノーゲン分泌) 内分泌細胞
|
浅い腸腺
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞 パネート細胞
|
内輪層 外縱層
|
ー
|
内輪筋層 外縱筋層
|
外膜
|
肛門管
|
|
○
|
|
○
|
○
|
|
肛門柱、肛門周囲腺、肛門においては毛包と脂腺
|
|
内輪層 外縱層
|
内外痔静脈叢
|
内輪筋層(内肛門括約筋を形成) 外縱筋層 (線維弾性板に移行)
|
外膜
|
虫垂
|
|
|
○(杯細胞)
|
|
|
吸収上皮細胞 杯細胞 内分泌細胞
|
浅い腸腺、リンパ小節
|
吸収上皮細胞 杯細胞 幹細胞 内分泌細胞 パネート細胞
|
内輪層 外縱層
|
リンパ小節、脂肪細胞
|
内輪筋層 外縱筋層
|
漿膜
|
[★]
- attend
- vt.
- ~に出席/参列する、(学校に)行く(go toより堅い語)
- The normal ECG and chest X-ray when he attended hospital after an episode do not rule out an intermittent conduction problem.
- (結果として)~に伴う
- ~に同行/同伴する、付き添う、仕える。往診する。~の世話をする、~に気をつける、見張る
- vi.
- 出席/参列/出勤する(at)
- 留意/注目/傾聴する(to)。身を入れる、勢力を注ぐ、心を傾注する(to)。世話をする、気を配る(to)
- 仕える、付きそう(on)。(危険・困難などが)伴う(on)
- productive
- outflow
- obstruction
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- obstruction to outflow
- 流出障害
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- aqueous outflow from the eye (眼球からの房水流出)
- retain
- re + tent (tineo=teneo) = to hold back
- 保持する、保有する、保留する、持ち続ける、維持する。(使用のために)確保しておく
- (ある場所に)保つ、保持する。(熱などを)保っている、失わないでいる
- 忘れないでいる、覚えている
- (弁護士・気腫・召使いなどを)雇っておく、抱える
- 使用/実行し続ける。(廃止しないで)そのままにしておく
- palliation
- n.
- 寛解、緩和
- volvulus
- 腸捻転
- bezoar
- 胃石
- malrotation
- 腸回転異常
- intussusception
- 腸重積
- succussion
- n.
- 強く揺り動かすこと、強く揺れること
- splash
- n.
- はね返し、はねかけ。はねかす音。
- どっと流れる水。
- □unit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- http://pohwa.adam.ne.jp/you/hobby/ryori/sake2.html
- 1unitの量が国によって違う。純エタノール換算で、1英unitは8g=10ml(英糖尿病協会採用の数値)、1米unitは15g(20ml弱:1drinkとも)で、日本では10~14g程度(代謝熱量80Kcalが基準:食品成分表5訂版,2002)や20ないし23g(日本酒1合分)を1unitとしている。日本の医学界では1unit=20g(体積に換算すると25ml)を採用することが多いので、ここでもそれに従う。この基準(1unit=20g=25ml)で計算すると、40度のウィスキー1ショット(=1オンス:英液量オンスで28.41ml、米液量オンスで29.57ml、日本の1ショットで30ml)が約0.5unitとなる。5度のビールなら500mlでだいたい1unit(この、日本酒1合≒ウィスキーダブル≒ビール500cc≒1unitという関係は、覚えておくと便利かもしれない:ワインなどは日本酒に準じるので、1本750mlがだいたい4unit強である)。
- 主訴:体重減少
- (主訴にまつわる症状)
- ・4ヶ月で10kg減少、食欲の減少、嘔吐(頻度:次第に増えてきている。嘔吐物と量:何時間も前に食べたものを多量に嘔吐する)
- (主訴以外の症状)
- ・一ヶ月前から脱力感(部位:特に下肢で著しい(丘に登ったり、階段を上ったりするとき))
- 嗜好歴:喫煙 20/day、飲酒 10units/week (ビール 6本弱)
- 家族歴:なし
- 既往歴:高血圧(2年間β遮断薬で治療、4ヶ月前に服薬中止)
- 身体所見 examination
- バイタル:82/分、血圧 148/86 mmHg
- 全身:やせ、体調が悪そう(unwell)。
- 呼吸器、心血管系に異常なし
- 腹部:腫瘤触知せず、圧痛なし、振盪音/振水音を認める
- 検査所見 investigations
- 低値:ナトリウム、カリウム、クロライド、尿素
- 高値:重炭酸
- Q
- 1. これらの所見の説明は?
- 2. もっともな診断は?
- A
- ★
- 胃流出路の閉塞 = 食後の嘔吐 + 胃の振水音
- 高BUN + 低CRE → 脱水
- 低Na,Cl,H+ → 嘔吐
- HClの喪失 → 代謝性アルカローシス
- H:細胞内→外
- K:細胞外→内
- 従って、低カリウム血症 → 筋力低下・脱力
- ★
- 胃流出路の閉塞の原因:胃癌とか胃潰瘍による瘢痕
- 診断には上部消化管内視鏡・生検(組織診)、その後にCT(局所浸潤、転移巣検索)
- 治療法:腫瘍だったら腹腔鏡による腫瘍の摘出術。その他の場合は手術をしたり、薬物療法をしたり、、、
- 学習ポイント
- ・嘔吐・嘔気 nausea and vomiting DIF.321, vomitus DIF.449 IMD.351
- 解剖で考えよう。縦に解剖、横に病因
- 鼻咽頭 扁桃、外来異物
- 食道 アカラシア、逆流性食道炎、食道癌 ・・・嚥下困難があるはず
- 胃 胃炎、消化性潰瘍、胃癌、幽門部の病変(ポリープ、癌、潰瘍;胃の出口を閉塞させる)。子供だったら幽門狭窄症
- 十二指腸:潰瘍、十二指腸炎、Billroth II法による輸出脚の閉塞、Billroth I/II法によるダンピング症候群。胆汁性胃炎も原因となる。
- 小腸:小腸閉塞(腸重積、腸回転異常症、胃石症、癌腫、限局性回腸炎)
- 結腸:潰瘍性大腸炎、アメーバ症、腫瘍男。腸間膜動脈血栓症、
- 消化管全体:Strongyloides, Ascaris, Taenia solium
- ・β遮断薬の服用中止で何が起こる?
- 狭心症や発作性の高血圧。
- なんでやめたんだろう? → 副作用:(1%程度に)めまい、全身倦怠感、頭痛、徐脈が出現
- ・振盪音
- 腹水や胃内容物の貯留によって聴取される。
- ・BUN高値、Cre低値
- suggest a degree of dehydration
・BUN
- ==検査値の異常 (異常値の出るメカニズム第5版 p.144)==
- ===BUN上昇===
[★]
- 英
- small intestine (Z)
- ラ
- intestinum tenue
- 関
- 管腔内消化
- 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
- 腸液を分泌する
解剖学
定義
組織学
- →腸腺
生理学
運動の型
- a.分節運動 segmentation
- b.蠕動運動 peristalsis
- 蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
- 消化間欠期伝播性収縮
運動の発生機構
- 腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
- 徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
- 外来神経系
- 副交感性:促進
- 交感性 :抑制
- 内在神経系
- 胃小腸反射により食後期運動誘発
- なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
- ガストリン、コレシストキニン、インスリン
- 食後期運動増大
- ガストリン
- IMC抑制
- モチリン
- IMC誘発
- セクレチン、グルカゴン
- 運動抑制
炭水化物の吸収
- 食物中の3大炭水化物.
- 1. 二糖類disaccharides
- スクロース(グルコース+フルクトース)
- マルトース(グルコース+グルコース)
- ラクトース(グルコース+ガラクトース)
- 植物性でん粉
- アミロース :グルコースが直鎖状に重合
- アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
- 直鎖部はα1,4結合
- 分枝部はα1,6結合
- 動物性でん粉
- グリコーーゲン
- グルコースのβ1,4結合(消化不可)
炭水化物の消化
- 管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
- 唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
- αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
- 唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
- マルトース(グルコース2分子)
- マルトリオース(グルコース3分子)
- α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
- α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
- 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
- 膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
- 刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
- ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
- スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
- マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
- トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
- αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
- グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
- 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
-
- 刷子縁膜
- Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
- 刷子縁膜
- GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
- 細胞内
- フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
炭水化物の吸収傷害
- 腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑ →下痢
- →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
- 乳糖不耐症
- 小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能
タンパク質の吸収
- 胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
- 1-1. 消化酵素の活性化
- ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
- トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
- その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
- トリプシンが活性化
- 刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
- アミノペプチダーゼ
- N末から加水分解してアミノ酸を遊離
- ジペプチダーゼ
- ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
- ジペプチジルアミノペプチダーゼ
- N末よりジペプチドを遊離する
- 刷子縁膜
- Na+依存性能動的輸送
- 中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
- 塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
- 外側基底膜
- Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
- 刷子縁膜
- Na+/H+ antiporter
- 2H+/ペプチド synporter
- 細胞内
- プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
- 外側基底膜
- Na+-K+-ATPase
脂質の吸収
- トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
- コレステロール
- コレステロールエステル
- リン脂質:::::::::主にレシチン
-
- 乳化は脂肪水解を速める
- 胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
- 膵リパーゼ
- トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
- コレステロールエステラーゼ
- コレステロールエステル → FFA + コレステロール
- ホスホリパーゼA2
- レシチン → FFA + リゾレシチン
- 脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
- 胆汁酸、レシチンとミセル形成
- ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
- ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。
栄養の吸収部位
[★]
- 英
- gastrointestinal hormone
- 同
- 胃腸ホルモン gut hormone
- 資料によって書いてあることがバラバラ
種類
胃腸内分泌細胞と消化管ホルモン (HIS.332)
[★]
- 英
- congenital duodenal atresia
- 同
- 十二指腸閉塞 duodenal obstruction
- 関
- 先天性十二指腸狭窄症
概念
検査
- 立位腹部単純X線像:double bubble sign
[show details]
治療
参考
- http://www.mynet.ne.jp/~torigoe/tostudent.htm
国試
[★]
- 英
- superior mesenteric arterial duodenal obstruction
- 関
- 上腸間膜動脈症候群
[★]
- 英
- posterior inferior pancreaticoduodenal denal artery, PIPD
[★]
- 英
- duodenitis
- 関
- びらん性十二指腸炎