- 86歳の男性。なんとなく元気がないと家族から往診の依頼があった。数日前から食欲が低下し、いつもより元気がないと同居の妻から説明を受けた。本人は何ともないと言う。ほぼベッド上の生活で食事摂取は自立しているが、それ以外のADLには介助を必要としている。5年前から脳梗塞後遺症(左片麻痺)、混合型認知症、高血圧症、前立腺肥大症および胆石症で訪問診療を受けている。意識レベルはJCS I-2。体温 36.5℃。脈拍 112/分、整。血圧 110/80mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は貧血様でない。眼球結膜に黄染を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部では腸雑音がやや亢進し、右季肋部の触診を行うと右手で払いのけようとする。下腿に浮腫を認めない。
- 正しい判断はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 3か月の男児。陰嚢の大きさに左右差があることに気付いた母親に連れられて来院した。母親の妊娠中には異常はなかった。在胎 38週2日、2,600gで出生。1か月健康診査では異常を指摘されていない。母乳栄養で嘔吐はない。1週前にオムツの交換の際に右陰嚢が大きいことに気付かれた。意識は清明。体重 5,300g。体温 36.5℃。脈拍 124/分、整。SpO2 97%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。陰茎は包皮に覆われているが尿道口は確認できる。陰嚢は皮膚色に左右差はないが、右側は左側の約2倍の大きさで軟である。肛門に異常を認めない。
- 診断に有用な診察器具はどれか。
[正答]
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- 12歳の女児。間欠的腹痛と下痢とを主訴に来院した。生来健康であったが、3か月前から間欠性の腹痛と1日数回の下痢とが出現した。2か月前から体重が2kg減少し、腹痛と下痢とが改善しないため受診した。痔瘻を認める。粘血便を認めない。血液所見:赤血球400万、Hb 9.8g/dL、Ht 33%、白血球 6,000、血小板 35万。血液生化学所見:総蛋白 6.3g/dL、アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 30IU/L、ALT 35IU/L。CRP 2.5mg/dL。
- 下部消化管内視鏡検査で予想されるのはどれか。
[正答]
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