- 英
- diverticulitis
- 関
- 大腸憩室症、大腸憩室
- ICD10
- K57.3
- 穿孔又は膿瘍を伴わない大腸の憩室性疾患
部位による分類
- 盲腸憩室炎
- 回盲部憩室炎
- 上行結腸憩室炎
- 横行結腸憩室炎
- 下行結腸憩室炎
- S状結腸憩室炎
- 直腸憩室炎
症状
国試
UpToDate Contents
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- 1. 急性憩室炎の治療 treatment of acute diverticulitis
- 2. 結腸憩室症の臨床症状および診断 clinical manifestations and diagnosis of colonic diverticular disease
- 3. メッケル憩室 meckels diverticulum
- 4. 結腸憩室症の疫学および病態生理 epidemiology and pathophysiology of colonic diverticular disease
- 5. 成人における腹痛の鑑別診断 differential diagnosis of abdominal pain in adults
Japanese Journal
- 13.メッケル憩室炎に続発した盲腸捻転の1例(一般演題,第48回日本小児外科学会九州地方会)
- 高木 彩乃,八田 告,上野 里紗,門 浩志,瀬川 裕佳,塩津 弥生,澤田 克徳,秋岡 清一
- 日本透析医学会雑誌 = Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy 44(10), 1039-1045, 2011-10-28
- … い,緊急開腹手術をした.カテーテル周囲で瘻孔形成し,癒着した消化管の剥離に難渋して穿孔部位の同定は困難であった.臨床経過から本症例の穿孔性腹膜炎の機序は次のとおりと推察する.すなわち,憩室炎などを原因にすでに潜在した腹膜炎を約2週間前に発症し,被覆した腸間膜とカテーテルが治癒過程において癒着.その後,機械的刺激によりCAPDカテーテル先端が脆弱箇所を穿通し,腸管内に迷入した.PD患 …
- NAID 10029861786
- 症例 診断にthin slice CTが有用であった横行結腸憩室炎の1例
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- 大腸憩室についてイラストを多く使ってくわしく解説しました。 ... 憩室(けいしつ)は大腸の壁の一部がそとへ袋状に飛び出しているものです(右図1 )。ふつうは無症状で大腸検査で偶然発見されることも多く、原則として無症状の ...
- 大腸憩室。少し聞き慣れない言葉かもしれませんが、最近日本でも徐々に増えている病気です。時に虫垂炎、いわゆる盲腸と間違えられることもある、腹痛を起こす病気です。憩室症、憩室炎について解りやすく解説します。
- 憩室炎は憩室症のある人に起こります。大腸の最後の部分で直腸のすぐ上のS状結腸に一番多く起こります。憩室炎は40歳を超える人で多くなります。どの年齢層の人でも重症になることはありますが、高齢者で、特に免疫系を抑制する ...
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★リンクテーブル★
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[正答]
※国試ナビ4※ [111I018]←[国試_111]→[111I020]
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- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
[★]
- 英
- melena
- ラ
- melaena
- 同
- タール便 tarry stool
- 関
- 消化管出血(上部消化管出血、下部消化管出血)、黒色便、赤色便。吐血
定義
- (広義)便の中に血液が含まれている状態:黒色便、タール便、粘血便、鮮血便 (ただし潜血便は含まれない)
- (狭義)タール便
狭義
下血
分類
頻度
- IMD.566
出血部位と便の性状
- IMD.567
[★]
- 英
- diverticulum of the colon (SSUR)
- 関
- 結腸憩室、憩室
概念
- 大腸壁の脆弱な部分が腸管内圧の上昇により壁外に袋状に突出した状態。 → 多発している場合大腸憩室症 (消化器疾患ビジュアルブック p.131)
原因
- 低残渣食などによる過剰な分節異常により慢性的な腸管内圧の異常を来し、これにより結腸壁の脆弱な直動脈貫通部の筋層を貫いて粘膜が脱出して形成される(後天性の仮性憩室)。(SSUR.531)
疫学
- アジアでは右側結腸に多く、また若年にみられる。S状結腸に好発するのは欧米人や老人。(SSUR.531)
症状
- 多くは無症状 (SSUR.531)
- 腹痛、腹部不快感、膨満感、便秘・下痢
合併症
- 憩室炎、膿瘍、穿孔、腹膜炎、狭窄、瘻孔形成、消化管出血(憩室出血)
- 約80%は無症状で経過するが、20%の例で症状を呈する。有症状例の2/3が憩室炎、1/3が憩室出血。有症状例の30%が再発性。 (消化器疾患ビジュアルブック p.132)
診断
- 下部消化管内視鏡検査:出血部位の同定、癌・ポリープ等の合併病変の有無の確認
- 腹部超音波検査、腹部CT、腹部MRI:膿瘍などの評価
- 腹部血管造影、出血シンチグラフィ:大量出血。出血部位の同定
鑑別診断
- アジアでみられる右側結腸の大腸憩室では、虫垂炎が鑑別となる。(SSUR.531)
治療
- SSUR.531
- 症状がない場合は治療対象とならない。
- (腸管運動異常)繊維食、下剤
- (憩室炎)鎮痛薬、鎮痙薬、抗菌薬
- (憩室出血)内視鏡的止血、動脈塞栓術
- (膿瘍)絶食、抗菌薬、CT下穿刺ドレナージ
- 手術療法:腸管穿孔による腹膜炎、保存的治療に反応しない多量出血
参考
- 1. [charged] 結腸憩室症の疫学および病態生理 - uptodate [1]
- 2. [charged] 結腸憩室症の臨床症状および診断 - uptodate [2]
国試
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- 英
- colonic diverticulosis
- 同
- 結腸憩室症
- 関
- 憩室炎、大腸憩室
概念
疫学
- 日本では3/4が右側結腸に生じる。40歳以上の中高年に発生。日本では男性に多くみられる (YN.A-61)。欧米では左側に多い(60-90%)が、日本では右側に多い(70%)(NSU. 548)。
- 若年社では右側に多く(90%以上)、加齢と共に左側が増加する(NSU. 548)。
病型
- 右側型:憩室が盲腸~上行結腸にあるもの
- 左側型:憩室が下行結腸からS状結腸にあるもの
- 両側型:右側型+左側型
リスクファクター
病態
- 結腸の過剰な分節運動により慢性的な腸管内圧の上昇を来たす。
- 結腸壁には結腸動脈から分岐した直動脈の分枝が分布している。
- 腸管壁に直動脈が貫通する部位は物理的に脆弱であり、腸管内圧の上昇で粘膜が脱出することで仮性憩室が形成され、これが憩室となる。
症状
- (腸管運動異常に関連した症状)腹痛、腹部不快感、腹部膨満感、便秘、下痢
合併症
治療
- 憩室の存在自体は治療の対象とならない。
- 憩室により症状がある場合に治療対象となりうる。
保存療法
- (腸管壁の運動異常に伴う症状)繊維分の多い食事摂取、下剤
手術療法
- 腸管穿孔
- あらゆる止血術に反応しない腸管出血
- 悪性疾患が否定できない場合
参考
- http://www.coloproctology.gr.jp/topics/2009/02/12/post-19.php
[★]
- 英
- colonic disease
- 関
- 結腸疾患
- QB.A-406
[★]
- 英
- colonic diverticulitis
- 関
- 憩室炎、憩室
- ICD10
- K57.3
- 穿孔又は膿瘍を伴わない大腸の憩室性疾患
[★]
- 同
- colon diverticulitis, colonic diverticulitis
- 関
- 憩室炎
国試
[★]
- 英
- Meckel diverticulitis
- 関
- メッケル憩室
[★]
- 英
- appendiceal diverticulitis
[★]
- 英
- diverticulum
[★]
- 関
- 炎光、炎症