- 英
- gaze nystagmus
- 関
- 眼振
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分類
- 小松崎(1975)
- A群:定方向性の眼振で、水平性、回旋性の眼振である。末梢前庭性障害でみられる。
- B群:水平方向の注視方向性眼振は、脳幹や小脳などの中枢性障害で見られる。
- C群:定方向性の純回旋性眼振であり、下部脳幹、特に延髄の障害が疑われる
- D群:垂直眼振であり、下方への眼振は延髄下方の障害、上方への眼振はまれであるが、小脳や脳幹の障害と関係があるとされる。
- E群:振子様眼振、交代性眼振がここに分類される。先天性眼振でみられる。
Japanese Journal
- 繰り返す意識消失と転倒を契機に急激に増悪する歩行障害を認めたAlexander病の1例
- 松山 友美,佐竹 真理恵,亀井 僚太郎,吉田 誠克
- 臨床神経学 60(2), 137-141, 2020
- … <p>41歳女性.20歳から小刻み歩行,21歳から意識消失を繰り返した.34歳時頭部MRIで大脳深部白質病変を認めたが確定診断に至らず.41歳時に転倒・頭部打撲を契機に歩行障害が増悪.注視眼振,発語障害,腱反射亢進,病的反射陽性,自力歩行不能だった.頭部MRIにて延髄と上位頸髄の高度萎縮,GFAP遺伝子にp.R79H変異を認めAlexander病(Alexander disease; …
- NAID 130007802651
- 耳鼻咽喉科受診後に Fisher 症候群と診断された症例の初期の症状と現症の分析
- 聴神経腫瘍除去術後、めまいを有した症例への前庭リハビリテーションの効果
- 西田 充,大石 豪,岡 真一郎
- 理学療法学Supplement 46S1(0), H2-170_2-H2-170_2, 2019
- … 頭位変換眼振(-)注視眼振(-)注視方向交代性眼振(-)Head impulse test(以下HIT):右振り向き時catch up saccade++ 椎骨動脈テスト右(-)左(-) 閉眼足踏み:右45° 平均聴力:右10dB 左63.8dB Visual Analogue Scale(以下VAS):めまいで55mm、ふらつきで38mm Dizziness Handicap Inventory(以下DHI):54点(Physical 22点、Emotional 16点、Functional 16点) 指鼻指試験(-)膝踵試験(-)Romberg徴候(-)MMT上下肢4</p><p>症例は初診時、 …
- NAID 130007693709
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- 注視眼振検査 動画 原理 各方向を注視させて前庭性異常または眼運動系障害に基づく眼振の有無を検出する。 手技 ①坐位正頭位の患者の眼前50cm正面の位置に検者の指先またはボールペンなどの指標を示し、両眼で注視させる。
- 注視眼振検査 注視しない方が眼振は観察しやすいのですが、左右(あるいは上下)を注視すると隠れていた眼振を見つけることができる場合があります。手元にフレンツェル眼鏡や赤外線カメラがない場合でも注視眼振はみることができますの
- 眼振(がんしん)とは 眼振とは、眼球がけいれんしたように動いたり揺れたりすることの医学的な名称です。無意識で規則的にリズミカルに動いたり、振り子のように往復運動がおこったりします。眼の動きを上手にコントロールできない場合に起こり、両眼にみられることが原則です。
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★リンクテーブル★
[★]
- 眼振とめまい疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B033]←[国試_111]→[111B035]
[★]
- 日
- げんうん、めまい
- 英
- vertigo, dizziness
- ラ
- vertigo
- 同
- めまい発作 dizzy spell
- 関
- めまい、耳鳴り
めまいの分類
IMD. 276
- SOD.134
原因部位による分類
めまいをきたしうる疾患
- IMD.277
原因部位と眼振
原因部位の鑑別
- 研修医当直御法度 症例帳 p.22
- IMD.279
|
末梢前庭性めまい
|
中枢性めまい
|
性状
|
回転性が多い
|
回転性は少ない
|
強さ
|
強い
|
軽度
|
持続時間
|
数日まで
|
数日以上
|
眼振の方向
|
一方向性
|
注視方向性
|
自発眼振の性状
|
水平回旋性が多
|
純回旋性、垂直性
|
固視の影響
|
抑制される
|
抑制されない
|
注視眼振の増強する方向
|
健側
|
患側
|
蝸牛症状
|
多い
|
稀
|
中枢神経症候
|
なし
|
あり
|
悪心・嘔吐
|
軽度~重度
|
ない or 軽度
|
疫学
- IMD.277
- 1. 末梢前庭性眩暈:4-5割 → 良性発作性頭位眩暈が多い。
- 2. 中枢性眩暈 :3割
眩暈、難聴をきたす疾患
検査
参考
- 1. [charged] Benign paroxysmal positional vertigo - uptodate [1]
[★]
- 英
- gaze-paretic nystagmus
- 関
- 注視眼振
[★]
- 関
- 注視眼振, gaze nystagmus
[★]
- 英
- nystagmus
- 同
- 眼球振盪、眼球振盪症
- 関
- 共同眼振、律動眼振、病的眼振、反跳眼振、陥没眼振、輻輳眼振、注視眼振
概念
- 眼球の不随意的往復運動
- 眼振には眼球が緩徐に動く緩徐相と急速に動く急速相からなる。
- 急速相の方向が眼振の方向である。
分類
[★]
- 英
- gaze, visual fixation
- 関
- 凝視、
注視中枢
- 垂直性注視:中脳:中枢は中脳背側部の四丘体周辺:Parinaud症候群
- 水平性注視:橋:橋の傍正中橋網様体(PPRF):Foville症候群(=MillardGubler症候群+水平性注視麻痺)