ポイツ・ジェガース症候群
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Japanese Journal
- P-333 巨大なポリープにより救急処置を要したPeutz-Jeghers症候群(P-J)の2例(良性腫瘍2,ポスターセッション,第48回日本小児外科学会学術集会)
- Peutz-Jeghers症候群と子宮頸部腫瘍 (特集 婦人科における遺伝性腫瘍の取扱いの実際)
Related Links
- 症状. Essence. 治療・予後. 診断. 検査所見. 4.Peutz-Jeghers(ポイツ・イェーガー) 症候群. Peutz-Jeghers syndrome. 図 20.30 Peutz-Jeghers 症候群. 口唇や手掌へ の色素沈着を認める. 20. 神経皮膚症候群/ 4.Peutz-Jeghers 症候群 345 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 20歳の男性。出生時から存在する顔面の皮疹を主訴に来院した。幼児期からけいれん発作がある。最近、左眼の眼圧亢進も指摘されている。顔面の写真を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097D006]←[国試_097]→[097D008]
[★]
- a. 非遺伝性疾患である。
- b. 頭蓋骨に骨腫が多発する。
- c. 大腸腺腫症を伴う。
- d. 小腸ポリ-プが多発する。
- e. 消化器癌の合併はない。
[正答]
※国試ナビ4※ [098H032]←[国試_098]→[098H034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [096G083]←[国試_096]→[096G085]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I017]←[国試_103]→[103I019]
[★]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 英
- Peutz-Jeghers syndrome, PJS
- 同
- ポイツ・イェガース症候群 ポイツ・イェガー症候群 Peutz-Jeghers症候群、過誤腫性大腸ポリポーシス、口唇掌蹠母斑腸管ポリポーシス
- 関
- Peutz-Jeghers polyp Peutz-Jeghers polyps
- 大腸ポリポーシス、消化管ポリポーシス、神経皮膚症候群、母斑症
- familial polyposis syndrome
概念
- 口唇の黒褐色色素沈着と消化管ポリープを主徴とする症候群。
病型
病因
- germ-line mutations in the LKB1 gene
- 遺伝子変異:19p13.3 STK11, LKB1
疫学
遺伝形式
病理
- 過誤腫性ポリープ:粘膜筋板の樹枝状増生、腺管の延長と増生など。樹枝状に分枝してており、ポリープの茎が太いため腸重積をきたしやすい。
症状
- 初発症状:口唇色素沈着、腹痛、消化管出血、腸重積
- 皮膚粘膜症状
-
- 色素沈着は表皮基底層におけるメラニン細胞の増殖とメラニン色素沈着による。思春期以降は退色。
合併症
- 消化管、皮膚、卵巣、子宮。ポリープ自体の癌化率は低いが、消化器、性腺など他の部位の癌化率は高い(QB.A-398)。
- 一生涯の腫瘍発生率は37-93%、相対危険度は10-18。悪性腫瘍が派生する平均年齢は42歳。好発部位は結直腸癌、乳癌、胃癌、小腸癌、膵癌の順に多い。(1644人の患者を対象とした20のコホート研究のシステミックレビューによる)(参考1)
検査
診断
治療
手術療法
- 適応:ポリープが原因により出血、イレウスをきたした場合。腺腫合併例や癌化例。
予後
- 大腸に生じたものは癌化しやすい
- a benign polyposis syndrome is not a risk factor for colorectal cancer (first aid step1 2006 p.277)
- 消化管外の悪性腫瘍の発生リスクが上昇する
参考
- 1. PEUTZ-JEGHERS SYNDROME; PJS - OMIM
- http://omim.org/entry/175200
- 2. [charged] Overview of Peutz-Jeghers syndrome - uptodate [1]
- 3. [charged] Peutz-Jeghers syndrome and juvenile polyposis: Screening and management of patients and families - uptodate [2]
[★]
- 英
- nevus, birthmark
- ラ
- naevus
- 同
- あざ
定義
- 遺伝的ないし胎生的素因に基づき、生涯のさまざまな時期に発現し、きわめて徐々に発育し、皮膚の色調あるいは形の異常を主体とする限局性の皮膚の奇形
分類
由来による分類
- A. メラノサイト系母斑(神経堤由来):
- B. 上皮細胞系母斑
- C. 間葉細胞系母斑
-
- 通常型
- 特殊型
[★]
- 英
- colonic polyp, polyp of large intestine, polyp of the colon
- 関
- 結腸ポリープ、大腸ポリポーシス
概念
- (広義)大腸の管腔内に突出する限局性隆起。腫瘍性から非腫瘍性のものを含む。
- (狭義)上皮性増殖からなる隆起。良性のものを指して言うことが多い。
分類
- 大腸ポリープ全体のなかで大腸腺腫は80%を占める。
疫学
- 40歳代より漸増。50歳以上でよく見られる(SSUR.544)。
- 男女比2:1
病態
病理
- 無茎性(Is)が最も多い。有茎性(Ip)、亜有茎性(Isp)など
症状
- 無症状のことが多いが、まれに消化管出血をきたしうる。しかし、下血を来すほどの出血はしない。
治療
[★]
- 英
- polyposis of large intestine, adenomatous polyposis coli APC, polyposis coli
- 同
- 大腸腺腫症
- 関
- 大腸ポリープ
- adenomatous polyposis
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候