- 英
- urinary tract、urinary system、urinary passage
- 関
- 尿路系、泌尿器、泌尿器系
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/08 20:22:13」(JST)
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腎臓と尿管 腎臓は1対のソラマメ型をした臓器で、先細りになった尿管が図には描かれていない膀胱に向かって下行する。腹部大動脈、腎動脈(赤)と下大静脈、腎静脈(青)がはっきり描かれている。
泌尿器(ひにょうき、英語: urinary organs)とは、動物の器官(臓器)のうち、体液(血液)中の老廃物などを尿にして体外に排出することに関与するものの総称。それらが集まって血液中の老廃物などを排出する働きを司る泌尿器系(ひにょうきけい、英語: urinary system)を構成する。
目次
- 1 概要
- 2 泌尿器の一覧(哺乳類)
- 3 関連項目
- 4 外部リンク
概要
多くの動物、特に陸上動物を含む複雑な体を持つ動物では、体内環境と体外環境とを区別し、体外環境の影響によらず、体内を一定の状態に維持する恒常性をもっている。このため、体内と体外との物質のやり取りは管理・制限されており、栄養分の取り込みや、不要な老廃物の排除は、物質の自由な拡散で行うことができず、専用の物質交換システムが用いられている。この排出システムを排出器官というが、ヒトを中心として脊椎動物においてはこれを泌尿器という。
泌尿器の役割は、血液から老廃物などの不要な物質を濾過・選別し、高濃度に濃縮するなどして蓄積、適宜体外へ排出することである。この過程で通過する通り道の器官を尿路と呼ぶ。
泌尿器の定義と、診療科の泌尿器科の対象となる器官は異なっている。
泌尿器の一覧(哺乳類)
- 腎臓 - 血液から尿をつくる器官、血液を濾過した後、濃縮する
- 尿管 - 腎臓と膀胱をつなぐ管
- 膀胱 - 尿を一時的に溜める袋状の器官
- 尿道 - 膀胱にたまっている尿を体外に排出する管
関連項目
外部リンク
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ウィキメディア・コモンズには、泌尿器(泌尿器系)に関連するカテゴリがあります。 |
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肉眼解剖
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尿細管
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近位尿細管 - ヘンレのループ(下行脚 - 細い上行脚 - 太い上行脚) - 遠位尿細管 - 集合管 - 腎盤 ( - 尿管)
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腎循環
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腎動脈 - 傍尿細管毛細血管 - 輸入細動脈 - (糸球体) - 輸出細動脈 - 直細動脈 - 腎静脈
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バソプレッシン | アルドステロン | 心房性ナトリウム利尿ペプチド | エリスロポエチン | レニン-アンジオテンシン系
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Japanese Journal
- 反復性・難治性膀胱炎 (特集 抗菌薬の選択と上手な使い方! : 私の処方箋)
- 栗村 雄一郎
- 臨床泌尿器科 = Japanese journal of clinical urology 69(8), 622-628, 2015-07
- NAID 40020513767
- 池田 裕一,渡邊 常樹,布山 正貴 [他]
- 日本小児科学会雑誌 = The journal of the Japan Pediatric Society 119(6), 991-997, 2015-06
- NAID 40020512609
- 森山 浩之,米原 修治,吉野 干城
- 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 61(6), 241-244, 2015-06
- NAID 40020502057
Related Links
- デジタル大辞泉 - 尿路の用語解説 - 尿が排出される通路。腎臓(じんぞう)・尿管・膀胱(ぼうこう)・尿道の総称。「―結石」 ... 【尿】より …キツネの尿からは10種類以上のにおい物質が発見されており,年齢や性別,地位や生理的状態 ...
- 尿路感染症は、尿の通る経路に感染が起こる病気で、腎臓から尿管、膀胱、尿道のどこかで感染が起き、炎症を起こします。子どもとお年寄りに多いのが特徴です。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オプチレイ240注100mL(血管用)
組成
ヨード濃度
内容量
1瓶中 イオベルソール含有量
1瓶中 ヨード含有量
添加物
- 1mL中にエデト酸カルシウム二ナトリウム0.2mg、トロメタモールとして3.6mg及びpH調節剤を含有する。
禁忌
- ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
- 重篤な甲状腺疾患のある患者[甲状腺機能に変化を及ぼし、症状が悪化するおそれがある。]
効能または効果
オプチレイ240注
オプチレイ320注
- 脳血管撮影、大動脈撮影、選択的血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
オプチレイ350注
- 血管心臓撮影、大動脈撮影、選択的血管撮影
- 通常、成人1回下記量を使用する。なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減する。
撮影の種類 | オプチレイ240注用量 | オプチレイ320注用量 | オプチレイ350注用量 |
脳血管撮影 | − | 5〜15mL | − |
血管心臓撮影(心腔内撮影) | − | − | 20〜40mL |
血管心臓撮影(冠状動脈撮影) | − | − | 3〜8mL |
大動脈撮影 | − | 30〜50mL | 30〜50mL |
選択的血管撮影 | − | 5〜60mL | 5〜60mL |
四肢血管撮影 | − | 10〜50mL | − |
ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影 | − | 3〜50mL | − |
ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影 | − | 30〜60mL | − |
コンピューター断層撮影における造影 | 100〜150mL(50mLを超えて投与するときは、通常点滴静注などを用いる。) | 50〜100mL(50mLを超えて投与するときは、通常点滴静注などを用いる。) | − |
静脈性尿路撮影 | − | 40〜100mL(50mLを超えて投与するときは、通常点滴静注などを用いる。) | − |
慎重投与
- 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 脱水症状のある患者[急性腎不全を起こすおそれがある。]
- 高血圧症の患者[血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある。]
- 動脈硬化のある患者[心、循環器系に影響を及ぼすことがある。]
- 糖尿病の患者[急性腎不全を起こすおそれがある。]
- 甲状腺疾患のある患者[「禁忌」(2)の項参照]
- 肝機能が低下している患者[肝機能が悪化するおそれがある。(「原則禁忌」の項参照)]
- 腎機能が低下している患者[腎機能が悪化するおそれがある。(「原則禁忌」の項参照)]
- 急性膵炎の患者[症状が悪化するおそれがある。(「重要な基本的注意」の項参照)]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
- 幼・小児[「小児等への投与」の項参照]
重大な副作用
ショック
(まれに:0.1%未満)
- まれにショック(遅発性を含む)を起こし、失神、意識消失、呼吸困難、呼吸停止、心停止等の症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。また、軽度の過敏症状も重篤な症状に進展する場合があるので、観察を十分に行うこと。
アナフィラキシー様症状
(まれに:0.1%未満)
- まれに呼吸困難、咽・喉頭浮腫等のアナフィラキシー様症状(遅発性を含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、必要に応じ適切な処置を行うこと。
心室細動、冠動脈攣縮
(まれに:0.1%未満)
- まれに心室細動、冠動脈攣縮があらわれることがあるので、このような場合には、適切な処置を行うこと。
腎不全
(まれに:0.1%未満)
- まれに急性腎不全があらわれることがあるので、このような場合には必要に応じ適切な処置を行うこと。
肺水腫
(まれに:0.1%未満)
- まれに肺水腫があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
失神(意識消失等)
(まれに:0.1%未満)
- まれに失神(意識消失等)があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
痙攣発作
(まれに:0.1%未満)
- まれに痙攣発作があらわれることがあるので、このような場合には、フェノバルビタール等バルビツール酸誘導体またはジアゼパム等を投与すること。
麻痺
(まれに:0.1%未満)
- 脳血管撮影でまれに麻痺があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(まれに:0.1%未満)
- 肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP等の異常)、黄疸があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
血小板減少
(まれに:0.1%未満)
- 血小板減少があらわれることがあるので、このような場合には、必要に応じ適切な処置を行うこと。
脳血管障害
(まれに:0.1%未満)
- 脳血管障害(脳梗塞増悪等)があらわれることがあるので、このような場合には適切な処置を行うこと。
皮膚障害
(まれに:0.1%未満)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等の症状が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (±)-N,N'-bis(2,3-dihydroxypropyl)-5-[N-(2-hydroxyethyl)glycolamido]-2,4,6-triiodoisophthalamide
分子式
分子量
性状
- イオベルソールは白色の粉末で、においはない。水に極めて溶けやすく、N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、アセトニトリルに極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
分配係数
★リンクテーブル★
[★]
- 67歳の男性。凝血塊を伴う肉眼的血尿を主訴に来院した。膀胱内視鏡写真(別冊No. 16)を別に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A036]←[国試_104]→[104A038]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106B004]←[国試_106]→[106B006]
[★]
- ☆case10 背痛
- ■症例
- 27歳 女性
- 主訴:背中に突き抜ける?痛み(pain across her back)
- 現病歴:背中に広がる痛みを訴えて、27歳の女性が救急部に運ばれてきた。2日前に熱が出て背部痛が始まり、以降調子が悪い。痛みは増強している。6時間前に2度嘔吐した。
- 既往歴:3ヶ月前に合併症のない胆嚢炎。
- ・身体診断
- 調子が悪そうであり、紅潮している。体温:39.2℃。脈拍:120/分。血圧:104/68 mmHg。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:全体的に圧痛。両側の腰部で著明な圧痛。
- ・検査
- (血液生化学)
- 白血球↑、血清尿素↑、CRP↑
- (尿検査)
- タンパク:++、鮮血:+++、亜硝酸塩:++
- 尿の顕微鏡検査:(おそらく400倍の一視野に)赤血球>50、白血球>50
- 腹部X線:正常
- ■glossary
- loin n. (pl)腰、腰部(→(adj.)lumbar)。(獣の)腰肉、ロイン。(pl)陰部、生殖器、性器
- 腸雑音、腸音、intestinal murmur、intestinal sound、bowel sound
- urine microscopy 尿の顕微鏡検査
- dysuria 排尿障害
- urgency n. 切迫、急迫、危急。緊急、火急、焦眉の急。[pl]しつこい要求、懇願。せき立てる力、刺激
- hydronephrosis 水腎症
- -nephros 腎臓
- -stomy 開口術
- nephrostomy n. 腎瘻造設術、腎造瘻術、腎瘻術
- obstructive urophathy 閉鎖性尿路疾患
- intravenous fluid 静脈内輸液
- commence vt. 始める、開始する。 vi. ~から始める、始まる(with)
- urgently
- eradication n. 根絶、撲滅
- mimic vt. ~の物まねをする、まねて馬鹿にする。そっくりに[卑屈に]まねる。~によく似る
- renal ultrasound 腎臓超音波検査
- obstructive uropathy 閉塞性尿路疾患
- polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎
- medullary sponge kidney 海綿腎
- loin-pain hematuria syndrome 腰痛血尿症候群
- ■解説
- (第1パラグラフ)疫学
- 急性腎盂腎炎:男性より女性でmore common。尿路からの細菌の上行感染。リスク:妊娠、糖尿病、免疫低下者、尿路奇形(尿の腎臓への逆流。そして多分、狭窄していたりして結石で閉塞されやすいこともあると思う)
- (第2パラグラフ)病態
- 食欲不振、悪心、嘔吐と共に40℃の発熱が出ることがある。
- 腎盂腎炎患者の中には膀胱炎の先行症状(排尿障害、頻尿、尿意切迫、血尿)がある人がいるけど、こういう下部尿路症状がいつも出現するわけではない。
- 多くの腎盂腎炎患者は、先行する6ヶ月以内の膀胱炎の既往がある。
- 老人の場合、非典型的な症状を示し、そして混乱した状態でやってくる。
- 腎盂腎炎は他の病態によく似ている:急性虫垂炎、急性胆嚢炎、急性膵炎、下葉の肺炎
- 普通、体表から見て腎臓の直上に前からも後ろからも圧痛を感じる。
- 未治療の腎盂腎炎では敗血症になるかもしれない。
- (第3パラグラフ)本ケースについて
- ・CRP上昇は急性感染症を示唆
- ・顕微鏡的血尿・タンパク尿、白血球増多は尿路の炎症を示す。
- ・硝酸塩(nitrate, HNO3と何かの塩)から亜硝酸塩(nitrite, HNO2と何かの塩)への還元により細菌の存在が確認される。
- 覚え方:亜硝酸は(Oが一つ)足らないi(愛)
- でも複雑です。
- HNO2 亜硝酸 nitrous acid, nitrite 。亜硝酸塩 nitrite
- HNO3 硝酸 nitric acid, nitrate 。硝酸塩 nitrate
- (第4パラグラフ)管理
- ・女性は入院すべき。
- ・血液と尿の採取
- ・静脈内輸液+抗生物質で治療開始。微生物が同定されたら、感受性のある抗菌薬を使用する。初期治療ではゲンタマイシン、アンピシリン、シプロフロキサシンを用いる
- ・腎臓エコー検査:尿路閉塞を除外するため。閉塞性尿路疾患では、激しい痛み、発熱、敗血症ショック、腎不全を伴う脳腎症を起こしうる。
- ・尿路敗血症の経過で水腎症が疑われたら、合併症を防ぐために緊急に腎瘻を造設すべき
- (第5パラグラフ)薬物治療
- ・(腎結石など合併していない)腎感染症(ucomplicated renal infection)患者は抗生物質2週間のコースで治療すべき。
- ・感染の根絶を確実にする治療が終わった後10-14日間は、反復して細菌培養をする。<
- ・尿路結石を有する感染症や腎瘢痕を有する患者では抗生物質6週間のコースが用いられる。
- ■鑑別診断のポイント
- 腎盂腎炎は片側性、あるいは両側性の腰痛を引き起こす。
- 腰部痛の鑑別診断:
- 閉塞性尿路疾患
- 腎梗塞:心疾患などで生じた血栓が腎動脈またはその分枝を閉塞し、その血管の支配領域が虚血性壊死に陥った状態。
- 腎細胞癌:腎尿細管上皮細胞より発生する悪性腫瘍
- 腎乳頭壊死:腎乳頭より腎髄質にかけて、その支配動脈の虚血により壊死を来したもの。 主として基礎疾患に糖尿病を有する人にみられ、しばしば急性腎盂腎炎などの尿路感染に伴って発症する。
- 腎結石:
- 糸球体腎炎:
- 多発性嚢胞腎:先天性かつ両側性に腎実質内に大小無数の嚢胞を発生する。 ほとんどが両側性で、貧血、顕微鏡的血尿、蛋白尿、高血圧といった症状を呈しながら腎機能が低下し、最終的には腎不全となる疾患
- 海綿腎:腎錐体における集合管の先天性嚢状拡張症。症状としては拡張した集合管に尿の停滞 → 感染・細かな結石ができる。
- 腰痛血尿症候群:若年女性に好発し、反復して出現する腰部から側腹部の強い疼痛と血尿を主徴とする病因不明の疾患。肉眼的血尿や軽度の蛋白尿がみられることもあるが、特異的な検査所見はなく、診断は他疾患の除外診断による
- ■KEYPOINT
- ・急性腎盂腎炎は下部尿路症状があったり無かったりする。
- ・腎臓超音波検査は尿路閉塞を否定するために、入院24時間後に行うべき。
- ・抗菌薬は、再発のリスクを最小限にするために、少なくとも2週間継続すべき。
- □閉塞性尿路疾患(http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch229/ch229a.htmlより引用)
- □KUBの陰影から尿路結石成分の推定
- リン酸カルシウム(22.0)
- シュウ酸カルシウム(10.8):シュウ酸カルシウム結石は,尿路結石のうちで最も頻度が高く(70~80%),シュウ酸カルシウム結石の約半数はリン酸カルシウムとの混合結石である。
- リン酸マグネシウムアンモニウム(4.1):ストラバイト結石:尿素分解菌(Proteus 、Klebsiella 、Pseudomonas )による尿路感染が原因で、尿素が分解されアンモニアとなると尿がアルカリ性となり、リン酸マグネシウムアンモニウム結石が形成される。
- シスチン(3.7):ホモシスチン尿症
- 尿酸(1.4):痛風
- キサンチン(1.4):プリン体
- □多嚢胞腎
- 常染色体劣性多発性嚢胞腎:ARPKD
- 旧名:幼児型嚢胞腎
- 常染色体優性多発性嚢胞腎:ADPKD
- 旧名:成人型嚢胞腎
[★]
- attend
- vt.
- ~に出席/参列する、(学校に)行く(go toより堅い語)
- The normal ECG and chest X-ray when he attended hospital after an episode do not rule out an intermittent conduction problem.
- (結果として)~に伴う
- ~に同行/同伴する、付き添う、仕える。往診する。~の世話をする、~に気をつける、見張る
- vi.
- 出席/参列/出勤する(at)
- 留意/注目/傾聴する(to)。身を入れる、勢力を注ぐ、心を傾注する(to)。世話をする、気を配る(to)
- 仕える、付きそう(on)。(危険・困難などが)伴う(on)
- productive
- outflow
- obstruction
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- obstruction to outflow
- 流出障害
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- aqueous outflow from the eye (眼球からの房水流出)
- retain
- re + tent (tineo=teneo) = to hold back
- 保持する、保有する、保留する、持ち続ける、維持する。(使用のために)確保しておく
- (ある場所に)保つ、保持する。(熱などを)保っている、失わないでいる
- 忘れないでいる、覚えている
- (弁護士・気腫・召使いなどを)雇っておく、抱える
- 使用/実行し続ける。(廃止しないで)そのままにしておく
- palliation
- n.
- 寛解、緩和
- volvulus
- 腸捻転
- bezoar
- 胃石
- malrotation
- 腸回転異常
- intussusception
- 腸重積
- succussion
- n.
- 強く揺り動かすこと、強く揺れること
- splash
- n.
- はね返し、はねかけ。はねかす音。
- どっと流れる水。
- □unit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- http://pohwa.adam.ne.jp/you/hobby/ryori/sake2.html
- 1unitの量が国によって違う。純エタノール換算で、1英unitは8g=10ml(英糖尿病協会採用の数値)、1米unitは15g(20ml弱:1drinkとも)で、日本では10~14g程度(代謝熱量80Kcalが基準:食品成分表5訂版,2002)や20ないし23g(日本酒1合分)を1unitとしている。日本の医学界では1unit=20g(体積に換算すると25ml)を採用することが多いので、ここでもそれに従う。この基準(1unit=20g=25ml)で計算すると、40度のウィスキー1ショット(=1オンス:英液量オンスで28.41ml、米液量オンスで29.57ml、日本の1ショットで30ml)が約0.5unitとなる。5度のビールなら500mlでだいたい1unit(この、日本酒1合≒ウィスキーダブル≒ビール500cc≒1unitという関係は、覚えておくと便利かもしれない:ワインなどは日本酒に準じるので、1本750mlがだいたい4unit強である)。
- 主訴:体重減少
- (主訴にまつわる症状)
- ・4ヶ月で10kg減少、食欲の減少、嘔吐(頻度:次第に増えてきている。嘔吐物と量:何時間も前に食べたものを多量に嘔吐する)
- (主訴以外の症状)
- ・一ヶ月前から脱力感(部位:特に下肢で著しい(丘に登ったり、階段を上ったりするとき))
- 嗜好歴:喫煙 20/day、飲酒 10units/week (ビール 6本弱)
- 家族歴:なし
- 既往歴:高血圧(2年間β遮断薬で治療、4ヶ月前に服薬中止)
- 身体所見 examination
- バイタル:82/分、血圧 148/86 mmHg
- 全身:やせ、体調が悪そう(unwell)。
- 呼吸器、心血管系に異常なし
- 腹部:腫瘤触知せず、圧痛なし、振盪音/振水音を認める
- 検査所見 investigations
- 低値:ナトリウム、カリウム、クロライド、尿素
- 高値:重炭酸
- Q
- 1. これらの所見の説明は?
- 2. もっともな診断は?
- A
- ★
- 胃流出路の閉塞 = 食後の嘔吐 + 胃の振水音
- 高BUN + 低CRE → 脱水
- 低Na,Cl,H+ → 嘔吐
- HClの喪失 → 代謝性アルカローシス
- H:細胞内→外
- K:細胞外→内
- 従って、低カリウム血症 → 筋力低下・脱力
- ★
- 胃流出路の閉塞の原因:胃癌とか胃潰瘍による瘢痕
- 診断には上部消化管内視鏡・生検(組織診)、その後にCT(局所浸潤、転移巣検索)
- 治療法:腫瘍だったら腹腔鏡による腫瘍の摘出術。その他の場合は手術をしたり、薬物療法をしたり、、、
- 学習ポイント
- ・嘔吐・嘔気 nausea and vomiting DIF.321, vomitus DIF.449 IMD.351
- 解剖で考えよう。縦に解剖、横に病因
- 鼻咽頭 扁桃、外来異物
- 食道 アカラシア、逆流性食道炎、食道癌 ・・・嚥下困難があるはず
- 胃 胃炎、消化性潰瘍、胃癌、幽門部の病変(ポリープ、癌、潰瘍;胃の出口を閉塞させる)。子供だったら幽門狭窄症
- 十二指腸:潰瘍、十二指腸炎、Billroth II法による輸出脚の閉塞、Billroth I/II法によるダンピング症候群。胆汁性胃炎も原因となる。
- 小腸:小腸閉塞(腸重積、腸回転異常症、胃石症、癌腫、限局性回腸炎)
- 結腸:潰瘍性大腸炎、アメーバ症、腫瘍男。腸間膜動脈血栓症、
- 消化管全体:Strongyloides, Ascaris, Taenia solium
- ・β遮断薬の服用中止で何が起こる?
- 狭心症や発作性の高血圧。
- なんでやめたんだろう? → 副作用:(1%程度に)めまい、全身倦怠感、頭痛、徐脈が出現
- ・振盪音
- 腹水や胃内容物の貯留によって聴取される。
- ・BUN高値、Cre低値
- suggest a degree of dehydration
・BUN
- ==検査値の異常 (異常値の出るメカニズム第5版 p.144)==
- ===BUN上昇===
[★]
- 英
- antibacterial drug, antibacterial
- 関
- 抗生剤、薬理学、抗菌薬一覧、抗細菌薬
- first aid step 1 2006 p.165
定義
- 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
- このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ
作用機序による分類
- first aid step 1 2006 p.165
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Mechanism of action
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Drugs
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1
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Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking
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penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
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2
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Block peptidoglycan synthesis
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bacitracin, vancomycin, cycloserine
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3
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Disrupt bacterial/fungal cell membranes
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polymyxins
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4
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Disrupt fungal cell membranes
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amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
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5
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Block nucleotide synthesis
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sulfonamides, trimethoprim
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6
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Block DNA topoisomerases
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quinolones
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7
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Block mRNA synthesis
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rifampin
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8
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Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit
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chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
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9
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Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit
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aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin ATuSi → あつし
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薬物動態
- 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
- 時間依存性:βラクタム系抗菌薬
治療期間
小児
- 尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断
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原因菌
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投与期間(抗菌薬)
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髄膜炎
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インフルエンザ菌
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7-10日
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肺炎球菌
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10-14日
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髄膜炎菌
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7-10日
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GBS,腸内細菌,リステリア
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21日
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中耳炎
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<2 歳
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10日
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2 歳≦
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5-7日
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咽頭炎
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A 群連鎖球菌
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10日(ペニシリン系薬)
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5日(セフェム系薬)
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肺炎
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肺炎球菌,インフルエンザ菌
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解熱後3-4日
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黄色ブドウ球菌
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3-4週間
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マイコプラズマ,クラミジア
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10-21日
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腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎
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大腸菌,プロテウス,腸球菌
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3日
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14日
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骨髄炎
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黄色ブドウ球菌
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21日
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連鎖球菌,インフルエンザ菌
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14日
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主要な感染症の抗菌薬投与期間
- 感染レジマニュ p.27
ソース不明
妊婦に避けるべき抗菌薬
- Antibiotics to avoid in pregnancy
- Sulfonamides––kernicterus.
- Aminoglycosides––ototoxicity.
- Fluoroquinolones––cartilage damage.
- Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
- (and clarithromycin––embryotoxic).
- Metronidazole––mutagenesis.
- Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
- Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
- Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
- Chloramphenicol––“gray baby.”
- SAFE Moms Take Really Good Care.
使っても良い
- YN.H-24
参考
- まとまっていてよい
- http://www.antibiotic-books.jp
[★]
- 英
- urinary tract、urinary organ, urinary organs, urinary
- ラ
- organa urinaria, organa uropoetica
- 関
- 尿、尿中、尿路、泌尿器系
[★]
- 英
- lower urinary tract obstruction
- 関
- 尿路閉塞、尿路
[★]
- 英
- lower urinary tract infection
- 関
- 膀胱炎、上部尿路感染症
[★]
- 英
- urogenital tuberculosis, genitourinary tuberculosis
[★]
- 英
- catheter-associated urinary tract infection CAUTI
[★]
- 英
- tract
- ラ
- tractus