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骨

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骨格


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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/11/30 15:42:59」(JST)

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ヒトの大腿骨.

骨(ほね, 英:bone)とは、脊椎動物において骨格を構成する、リン酸カルシウムを多分に含んだ硬い組織。 特に軟骨(cartilage)などと明確に区別する場合には硬骨とも呼ばれる。 動物体内での骨の機能は多岐に渡り、体の保護や姿勢の維持、筋肉を用いた運動のほかに、栄養の貯蔵や、血球を産生する場としての役割も持っている。 ヒトの大人の体には、大小約206の骨があり(幼児で約270個)、それぞれが固有の名称を持つ。ちなみにヒトの体で最も大きな骨は大腿骨である。

またこの意味の他にも、口語的には骨格そのものを指し示す場合もあり、生物に留まらず広く用いられる(例:傘の骨)。 本項目では、特に断りのない限り、最初に示した通り脊椎動物の骨を説明する。


目次

  • 1 機能
    • 1.1 力学的機能
    • 1.2 代謝的機能
  • 2 分類
  • 3 骨の生理
  • 4 組織学
    • 4.1 最新の研究
  • 5 関連項目
  • 6 脚注

機能

力学的機能

  • 支持:骨は骨格によって身体のさまざまな器官の重量を支える。
  • 運動:骨は腱によって相互に連結しており、支点・力点・作用点を形成することで体を運動させる。
  • 保護:骨は衝撃に惰弱な器官を保護する。頭蓋骨は脳、胸郭は胸部の内臓を収納・保護している。

代謝的機能

  • 貯蔵:骨質には無機物、骨髄腔には脂肪が貯蔵されている。進化の過程ではまずカルシウム調節器官として発達してきたものと考えられている。主成分はリン酸カルシウムである。そのため、骨形成にはカルシウム、リン、ビタミンDの摂取が不可欠である。

分類

骨は骨膜、骨質、および骨髄からなる。骨の大きさや形状は多種多様であり、縦に長い形状の「長骨」、立方体の形状の「短骨」、平たい形状の「扁平骨」、上記以外の特殊な形状を持つ「不整骨」に大別できる。

骨の生理

正常な骨は常に新陳代謝を行い、破骨細胞と骨芽細胞の働きによって活発に吸収と再構築が行われ、一定の量が保たれている。骨折が治癒するのも骨の再生によるものである。骨の再生産、カルシウムの保持または放出は、副甲状腺ホルモン (PTH) 等によって制御される。

組織学

  • 骨の有機成分の主体はタイプI型コラーゲンである。タイプII型は軟骨に主に分布する有機成分である。
  • 骨の形成には主として骨芽細胞と破骨細胞が関与しており、これらの細胞による代謝のバランスの下に骨量が維持されている(骨のリモデリング)。

最新の研究

理化学研究所は、骨格形成には糖鎖の代謝が重要な役割を担っていることを解明し、新遺伝子 SLC35D1 を特定した。これにより、ヒトの致死性の骨系統疾患、蝸牛様骨盤異形成症の解明に繋がることが期待されている[1]。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、骨に関連するカテゴリがあります。
  • 人間の骨の一覧
  • 筋肉/軟骨/関節
  • 医学/歯学
  • 解剖学/骨学/筋学/病理学
  • 骨芽細胞/破骨細胞
  • 骨折/脱臼
  • 骨粗鬆症
  • 骨バンク
  • カルシウム
  • ビタミンD
  • 軟骨質

脚注

  1. ^ 骨格形成、軟骨代謝に必須の新規遺伝子SLC35D1を発見 2007/10/22 独立行政法人 理化学研究所
この「骨」は、医学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。



UpToDate Contents

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  • 1. 骨格の正常な発達および骨形成ならびに骨吸収の調節 normal skeletal development and regulation of bone formation and resorption
  • 2. 小児および思春期における良性骨腫瘍:概要 benign bone tumors in children and adolescents an overview
  • 3. 骨転移を有する成人患者の疫学、臨床所見、診断、およびマネージメントの概要 overview of the epidemiology clinical presentation diagnosis and management of adult patients with bone metastasis
  • 4. 小児における、慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常(CKD-MBD) pediatric chronic kidney disease mineral and bone disorder ckd mbd
  • 5. 骨代謝の生理学および生化学的マーカー bone physiology and biochemical markers of bone turnover

Japanese Journal

  • 骨切り術におけるCT画像の三次元的評価
  • 喜多 涼介,森山 茂章,岩崎 泰晃 [他]
  • 福岡大学医学紀要 39(1), 5-11, 2012-03
  • NAID 110008803000
  • 長期臥床により深部静脈血栓症を合併したと思われる大腿骨近位部骨折の2例
  • 野仲 聡志,佐藤 貴久,武智 泰彦,角田 和彦,高岸 憲二
  • The Kitakanto medical journal 62(1), 77-77, 2012-02-01
  • NAID 120003874217

Related Links

  • 骨 - Wikipedia
骨(ほね, 英:bone)とは、脊椎動物において骨格を構成する、リン酸カルシウムを多分に 含んだ硬い組織。 特に軟骨(cartilage)などと明確に区別する場合には硬骨とも 呼ばれる。 動物体内での骨の機能は多岐に亘り、体の保護や姿勢の維持、筋肉を用 いた ...
  • 人間の骨の一覧 - Wikipedia
人間の骨の一覧(にんげんのほねのいち らん)は、人体の骨を一覧にしたものである 。


Related Pictures

骨のシリーズも回を追うごとに 骨、骨格系 一般用語 頭蓋 子供の大腿骨意外と知らない骨の役割には 骨格と主な骨の名称体の骨組と骨のはたらき - 人体

Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 高カロリー輸液用微量元素製剤

販売名

ボルビサール注

組成

有効成分

  • 塩化第二鉄
    1管(2mL)中:9.460mg
    硫酸亜鉛水和物
    1管(2mL)中:17.25mg
    硫酸銅
    1管(2mL)中:1.248mg
    ヨウ化カリウム
    1管(2mL)中:0.166mg

元素量

  • 鉄(Fe)
    1管(2mL)中:35μmol
    亜鉛(Zn)
    1管(2mL)中:60μmol
    銅(Cu)
    1管(2mL)中:5μmol
    ヨウ素(I)
    1管(2mL)中:1μmol

添加物

  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム※
    1管(2mL)中:9.774mg
    pH調節剤(水酸化ナトリウム、塩酸)
    1管(2mL)中:適量
  • ※本剤の添加物であるコンドロイチン硫酸エステルナトリウムは、魚類の軟骨を原料としている。

禁忌

  • 胆道閉塞のある患者
    [排泄障害により、銅などの微量元素の血漿中濃度を上昇させるおそれがある。]
  • 本剤又は本剤配合成分に過敏症の既往歴のある患者


効能または効果

  • 経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で高カロリー静脈栄養に頼らざるを得ない場合の亜鉛、鉄、銅及びヨウ素の補給。


  • 通常、成人には1日2mL(本剤1管)を高カロリー静脈栄養輸液に添加し、点滴静注する。なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。


  • 本剤は、経口・経腸管栄養補給が十分になった場合には、速やかに投与を中止すること(通常、経口・経腸管栄養により微量元素は補給される)。
  • 高カロリー輸液用基本液等には微量元素が含まれた製剤があるので、それらの微量元素量に応じて適宜減量すること。
  • 本剤投与中に銅などの微量元素の血漿中濃度の上昇が認められた場合には、休薬、減量もしくは中止等を考慮すること。

血漿中微量元素濃度の基準値※1)

  • 中央値(下限値〜上限値)

Fe(μg/dL)

  • 103(35〜174)

Zn(μg/dL)

  • 97(70〜124)

Cu(μg/dL)

  • 94(62〜132)

I(μg/dL)

  • 5.7(3.7〜14.0)
  • ※健常成人男女各20名より求めた。
  • 本剤はマンガンが配合されていないので、投与中にマンガンの全血中濃度が基準値以下となった場合には、マンガン配合微量元素製剤の投与を考慮すること。

全血中マンガン濃度の基準値2)

Mn(μg/dL)

  • 0.52〜2.4


慎重投与

  • 肝障害のある患者
    [微量元素の血漿中濃度を上昇させるおそれがある。]
  • 腎障害のある患者
    [微量元素の血漿中濃度を上昇させるおそれがある。]


薬効薬理

  • 微量元素欠乏ラット及び正常ラットに、1週間、マンガン20μmol配合微量元素製剤を添加した高カロリー輸液施行群と微量元素製剤を添加しない高カロリー輸液施行群における微量元素製剤の補給効果を比較検討した8)。その結果、微量元素製剤を添加しない群では血漿あるいは組織中の微量元素濃度は低下し、また微量元素欠乏に基づくと考えられる貧血症状、アルカリフォスファターゼ活性の低下、トリヨードチロニン及びチロキシン濃度の低下などが認められたが、微量元素製剤を添加した群ではこれらの変化は正常レベルに回復あるいは回復する傾向が認められた。

★リンクテーブル★
国試過去問「104E057」「095B079」「099A007」「103F001」「106B004」「099E038」「107C014」「100B033」
リンク元「ホルモン」「上肢の筋」「抗菌薬」「椎骨」「コラーゲン」
拡張検索「骨細胞前駆細胞」「梅毒性骨幹端炎」「ブドウ球菌骨髄炎」

「104E057」

  [★]

  • 63歳の女性。膝関節痛を主訴に来院した。10年前から歩行時に膝の痛みを感じるようになり、徐々に増悪している。下肢の写真(別冊No.13A)と膝関節エックス線写真(別冊No.13B)とを別に示す。
  • 一次性病変があるのはどれか。
  • a 骨
  • b 軟骨
  • c 滑膜
  • d 筋肉
  • e 神経



[正答]

B


※国試ナビ4※ [104E056]←[国試_104]→[104E058]

「095B079」

  [★]

  • 正しい組合せはどれか。
  • (1) 高温 - 甲状腺機能亢進症
  • (2) 減圧 - 後縦靭帯骨化症
  • (3) 高圧 - 締めつけ傷害
  • (4) 高地 - 急性肺水腫
  • (5) 無重量/無重量力 - 骨カルシウム量の減少
  • a. (1)(2)(3)
  • b. (1)(2)(5)
  • c. (1)(4)(5)
  • d. (2)(3)(4)
  • e. (3)(4)(5)

[正答]

E


※国試ナビ4※ [095B078]←[国試_095]→[095B080]

「099A007」

  [★]

  • 23歳の男性。色素斑を気にして来院した。
  • 幼児期から口唇と掌蹠とに小色素斑が散在する。口唇の写真を以下に示す。
  • この疾患で異常がみられるのはどれか。
  • a. 骨
  • b. 中枢神経
  • c. 心臓
  • d. 肝臓
  • e. 腸管


[正答]

E


※国試ナビ4※ [099A006]←[国試_099]→[099A008]

「103F001」

  [★]

  • 年齢による体組織の変化を図に示す。
  • このような変化がみられるのはどれか。
  • a. 骨格筋
  • b. 脂肪
  • c. 神経
  • d. 脈管
  • e. 骨


[正答]

E


※国試ナビ4※ [103E069]←[国試_103]→[103F002]

「106B004」

  [★]

  • 関節構成組織で、損傷によって部分的欠損が生じた場合に自然修復(内因性修復)が起こらないのはどれか。
  • a 骨
  • b 滑膜
  • c 靱帯
  • d 関節包
  • e 関節軟骨


[正答]

E


※国試ナビ4※ [106B003]←[国試_106]→[106B005]

「099E038」

  [★]

  • 小児急性リンパ性白血病の再発部位で多いのはどれか。
  • a. 中枢神経
  • b. 皮膚
  • c. 肝臓
  • d. 腸間膜リンパ節
  • e. 骨

[正答]

A


※国試ナビ4※ [099E037]←[国試_099]→[099E039]

「107C014」

  [★]

  • 関節リウマチの病変が始まる組織はどれか。
  • a 腱
  • b 骨
  • c 滑膜
  • d 靭帯
  • e 軟骨


[正答]

C


※国試ナビ4※ [107C013]←[国試_107]→[107C015]

「100B033」

  [★]

  • 大腸癌治癒切除後の再発が最も多いのはどれか。
  • a. 脳
  • b. 肺
  • c. 肝
  • d. 骨
  • e. リンパ節

[正答]

C


※国試ナビ4※ [100B032]←[国試_100]→[100B034]

「ホルモン」

  [★]

英
hormone

古典的な定義

  • 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)

例外

  • 腺構造を持たない組織から分泌されるホルモンがある
消化管ホルモン (PT.403)
視床下部ホルモン (PT.403)
甲状腺濾胞ホルモン?
カルシトニン?

ホルモンの一覧表

日本語 放出器官/細胞 作用器官/細胞 働き
メラトニン 松果体    
成長ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 GH放出
プロラクチン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 ATCH放出
ゴナドトロピン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 FSH/LH放出
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン 視床下部 下垂体前葉 TSH放出
ソマトスタチン 視床下部 下垂体前葉 GH放出抑制
ドーパミン 視床下部 下垂体前葉 PRL放出抑制
成長ホルモン 下垂体前葉 全身/肝細胞 タンパク質同化, 抗インスリン, 脂肪異化/IGF-I合成促進
プロラクチン 下垂体前葉 乳腺 乳汁分泌促進
副腎皮質刺激ホルモン 下垂体前葉 副腎皮質  
卵胞刺激ホルモン 下垂体前葉 卵胞  
黄体形成ホルモン 下垂体前葉 黄体  
間細胞刺激ホルモン 下垂体前葉 精巣の間細胞  
甲状腺刺激ホルモン 下垂体前葉 甲状腺  
オキシトシン 下垂体後葉 子宮平滑筋/乳腺 子宮収縮/射乳促進
バソプレシン 下垂体後葉 腎臓の集合管 水の再吸
甲状腺ホルモン - トリヨードサイロニン 甲状腺   代謝亢進
甲状腺ホルモン - サイロキシン 甲状腺   代謝亢進
カルシトニン 甲状腺   Ca2+濃度低下
副甲状腺ホルモン 副甲状腺 骨/腎臓 破骨細胞活性化/腎細尿管Ca2+取り込み↑/腎ビタミンD活性化/血清Ca2+↑
心房性ナトリウム利尿ペプチド 心臓   Na利尿
脳ナトリウム利尿ペプチド 脳・心臓   Na利尿
Cタイプナトリウム利尿ペプチド     Na利尿
エンドセリン 血管   血管収縮
アンジオテンシンII 血管   血管収縮
ガストリン 胃 胃 胃酸分泌
セレクチン 十二指腸    
インスリン様成長因子 肝臓    
アンジオテンシノジェン 肝臓   昇圧
コルチゾール 副腎皮質    
アルドステロン 副腎皮質    
デヒドロイソアンドロステロン 副腎皮質    
アドレナリン 副腎髄質   軽微な昇圧、血糖上昇
ノルアドレナリン 副腎髄質   昇圧(寄与は20%程度)、血糖上昇
インスリン 膵臓 - β細胞 全身 グルコース取り込み亢進
グルカゴン 膵臓 - α細胞 全身 糖新生
ソマトスタチン 膵臓 - δ細胞   ホルモン分泌抑制(インスリン、グルカゴン、ガストリン)
レニン 腎臓 - 傍糸球体細胞   昇圧(angiotensin Iを産生, 血管内皮のアンジオテンシン転換酵素によりangiotensin IIに転換)
エリスロポエチン 腎臓 造血器官 赤血球産生刺激
エストロゲン 卵巣    
プロゲステロン 卵巣    
インヒビン 卵巣    
テストステロン 精巣    
インヒビン 精巣    
レプチン 脂肪    
アディポネクチン 脂肪    

「上肢の筋」

  [★]

英
muscles of upper extremity
ラ
musculi membri superioris
同
上肢筋


関節で分類

  • 肩関節の筋
  • 肘関節の筋
  • 手関節の筋
  • 手指関節の運動に関与する筋
肉単P 筋名   起始 停止 支配神経 機能
K-12 肩甲挙筋   C1-C4(横突起) 肩甲骨(上角・内側縁上部) 肩甲背神経 肩甲骨の挙上、下方回旋
K-14 大菱形筋   T1-T4(棘突起) 肩甲骨(内側縁下部) 肩甲背神経 肩甲骨の後退、下方回旋
K-13 小菱形筋   C6・C7(棘突起) 肩甲骨(内側縁上方) 肩甲背神経 肩甲骨の後退、挙上、下方回旋
K-16 僧帽筋 上部 後頭骨、項靱帯 鎖骨(外側1/3) 副神経と頚神経叢 肩甲骨の後退、挙上、上方回旋
T1-T6(棘突起)、棘状靱帯 肩甲骨(肩峰、肩甲棘) 副神経と頚神経叢 肩甲骨の後退
T7-T12(棘突起)、棘状靱帯 肩甲骨(肩甲棘) 副神経と頚神経叢 肩甲骨の後退、下制、下方回旋
K-01 前鋸筋   第1~8肋骨(外側面中央部) 肩甲骨(内側縁の肋骨面) 長胸神経 肩甲骨の前進、わずかに上方回旋、肋骨の挙上
  鎖骨下筋   第1肋骨と肋軟骨の境界 鎖骨内側1/3の下面 鎖骨下神経(第5・第6頚神経) 鎖骨を固定し下制する
K-03 小胸筋   第3~5肋骨 肩甲骨(烏口突起) 内側胸筋神経 肩甲骨の下制、わずかに下方回旋、肋骨の挙上
L-01 大胸筋 鎖骨部 鎖骨(内側1/2) 上腕骨(大結節稜) 内側胸筋神経、外側胸筋神経 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲
胸肋部 胸骨、第1~6軟骨 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲
腹部 外腹斜筋の腱膜 肩関節の内転、内旋、屈曲、水平屈曲
L-03 広背筋   T6-L5の棘突起、仙骨、腸骨 上腕骨(結節間溝、小結節稜) 胸背神経 肩関節の伸展(後方挙上)、内旋、内転
M-01 三角筋 鎖骨部・前部 鎖骨(外側1/3) 上腕骨(三角粗面) 腋窩神経 肩関節の屈曲、内旋、水平屈曲
肩峰部・中部 肩甲骨(肩峰) 肩関節の外転
肩甲棘部・後部 肩甲骨(肩甲棘下縁) 肩関節の外転、伸展、水平伸展
L-12 小円筋   肩甲骨(外側縁・下角) 上腕骨(大結節) 肩関節の内転、伸展、外旋
L-10 棘上筋   肩甲骨(棘上窩) 肩甲上神経 肩関節の外転
L-11 棘下筋   肩甲骨(棘下窩) 肩関節の外旋、伸展
L-13 肩甲下筋   肩甲骨(肩甲下窩) 上腕骨(小結節) 肩甲下神経 肩関節の内旋、水平屈曲
L-14 大円筋   肩甲骨(外側縁・下角) 上腕骨(結節間溝、小結節稜) 肩関節の伸展(後方挙上)、内転、内旋
M-02 烏口腕筋   肩甲骨(烏口突起) 上腕骨(内側縁) 筋皮神経 肩関節の内転、屈曲
M-11 上腕二頭筋 長頭 肩甲骨(関節上結節) 橈骨(橈骨粗面) 肘関節の屈曲、前腕の回外
短頭 肩甲骨(烏口突起) 橈骨(橈骨粗面)、前腕筋膜 肘関節の屈曲、前腕の回外
M-17 上腕筋   上腕骨(遠位2/3の前面) 尺骨(尺骨粗面) 肘関節の屈曲
M-6 上腕三頭筋 長頭 肩甲骨(関節下結節) 尺骨(肘頭) 橈骨神経 肘関節の伸展
外側頭 上腕骨(後面) 肘関節の伸展
内側頭 上腕骨(前面) 肘関節の伸展
M-18 腕橈骨筋   上腕骨(外側上顆) 橈骨(茎状突起) 肘関節の屈曲、前腕を回内、回外位から半回内位に回旋
N-2 回外筋   上腕骨(外側上顆、外側下部) 橈骨(近位外側面) 前腕の回外
P-1 長橈側手根伸筋   上腕骨(外側上顆)、尺骨(回外筋稜) 第2中手骨(骨底背面) 手関節の背屈、橈屈
P-2 短橈側手根伸筋   上腕骨(外側上顆) 第3中手骨(骨底背面) 手関節の背屈、橈屈
P-3 尺側手根伸筋 上腕骨頭 上腕骨(外側上顆) 第5中手骨(骨底背面) 手関節の背屈、尺屈
尺骨頭 尺骨(斜線と後縁) 第5中手骨(骨底背面) 手関節の背屈、尺屈
N-1 方形回内筋   尺骨(遠位1/4の前面) 橈骨(遠位1/4の前面) 正中神経 前腕の回内
N-3 円回内筋 浅頭・上腕骨頭 上腕骨(内側上顆) 橈骨(中央の外側面) 前腕の回内
深頭・尺骨頭 尺骨(鈎状突起) 橈骨(中央の外側面) 前腕の回内
O-1 橈側手根屈筋   上腕骨(内側上顆) 第2中手骨、第3中手骨(骨底前面) 手関節の掌屈、橈屈
O-3 長掌筋   上腕骨(内側上顆) 手首の屈筋支帯、手掌腱膜 手関節の掌屈、手掌腱膜の緊張
O-6 長母指屈筋   橈骨(中部の前面) 母指末節骨(掌側面) 母指の屈曲(主にIP関節)
O-4 尺側手根屈筋 上腕骨頭 上腕骨(内側上顆) 豆状骨、豆中手靭帯、第5中手骨 尺骨神経 手関節の掌屈、尺屈
尺骨頭 尺骨(肘頭、後面上部) 豆状骨、豆中手靭帯、第5中手骨 手関節の掌屈、尺屈

「抗菌薬」

  [★]

英
antibacterial drug, antibacterial
関
抗生剤、薬理学、抗菌薬一覧、抗細菌薬
first aid step 1 2006 p.165

定義

  • 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
  • このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ


作用機序による分類

  • 細胞壁合成阻害:βラクタム系抗菌薬(ペニシリン系抗菌薬、セフェム系抗菌薬、モノバクタム系抗菌薬、カルバペネム系抗菌薬)
  • 核酸合成阻害 :ニューキノロン系抗菌薬、メトロニダゾール
  • タンパク質合成阻害
  • 30S:アミノグリコシド系抗菌薬、テトラサイクリン系抗菌薬
  • 50S:マクロライド系抗菌薬、クリンダマイシン、クロラムフェニコール、ストレプトグラミン系抗菌薬、オキソゾリニドン系抗菌薬(リゾネリド)
  • 代謝拮抗:サルファ剤(サルファメソキサゾール、トリメトプリム)
first aid step 1 2006 p.165
  Mechanism of action Drugs
1 Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
2 Block peptidoglycan synthesis bacitracin, vancomycin, cycloserine
3 Disrupt bacterial/fungal cell membranes polymyxins
4 Disrupt fungal cell membranes amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
5 Block nucleotide synthesis sulfonamides, trimethoprim
6 Block DNA topoisomerases quinolones
7 Block mRNA synthesis rifampin
8 Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
9 Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin
 ATuSi → あつし


薬物動態

  • 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
  • 時間依存性:βラクタム系抗菌薬

治療期間

小児

尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断 原因菌 投与期間(抗菌薬)
髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
肺炎球菌 10-14日
髄膜炎菌 7-10日
GBS,腸内細菌,リステリア 21日
中耳炎 <2 歳 10日
2 歳≦ 5-7日
咽頭炎 A 群連鎖球菌 10日(ペニシリン系薬)
5日(セフェム系薬)
肺炎 肺炎球菌,インフルエンザ菌 解熱後3-4日
黄色ブドウ球菌 3-4週間
マイコプラズマ,クラミジア 10-21日
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎 大腸菌,プロテウス,腸球菌 3日
14日
骨髄炎 黄色ブドウ球菌 21日
連鎖球菌,インフルエンザ菌 14日

主要な感染症の抗菌薬投与期間

感染レジマニュ p.27
骨 骨髄炎 4-6週
耳鼻咽喉 中耳炎 5-7日
副鼻腔炎 5-14日
A群溶連菌咽頭炎 10日
肺 肺炎 肺炎球菌 7-10日 or 解熱後3日間
インフルエンザ菌 10-14日
マイコプラズマ 14日(7-10日)
レジオネラ 21日
肺化膿症 28-42日
心臓 感染性心内膜炎 α連鎖球菌 2-4週
黄色ブドウ球菌 4-6週
消化管 腸炎 赤痢菌 3日
チフス 14日(5-7日)
パラチフス
腹膜炎 特発性 5日
二次性 10-14日
胆肝膵 肝膿瘍 細菌性 4-8週
アメーバ性 10日
尿路 膀胱炎 3日
急性腎盂腎炎 14日(7-10日)
急性腎盂腎炎・再発 6週
慢性前立腺炎 1-3ヶ月
髄腔 髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
髄膜炎菌
肺炎球菌 10-14日
リステリア 21日
敗血症 敗血症 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 5-7日
黄色ブドウ球菌 28日(14日)
グラム陰性桿菌 14日(7-14日)
カンジダ 血液培養陰性化後, 14日

ソース不明

  • シャント感染:黄色ブドウ球菌:頭蓋内デバイスの感染の場合、髄液培養陰性+10日間

妊婦に避けるべき抗菌薬

  • Antibiotics to avoid in pregnancy
  • Sulfonamides––kernicterus.
  • Aminoglycosides––ototoxicity.
  • Fluoroquinolones––cartilage damage.
  • Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
(and clarithromycin––embryotoxic).
  • Metronidazole––mutagenesis.
  • Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
  • Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
  • Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
  • Chloramphenicol––“gray baby.”
  • SAFE Moms Take Really Good Care.

使っても良い

YN.H-24
  • βラクタム系
  • エリスロマイシン、アジスロマイシン

参考

  • 抗菌薬インターネットブック
まとまっていてよい
http://www.antibiotic-books.jp

抗菌薬一覧

「椎骨」

  [★]

英
vertebral bone, vertebra vertebae
同
脊椎骨


種類

頚椎 cervical vertebrae 7
胸椎 thoracic vertebrae 12
腰椎 limbar vertebrae 5
仙椎 sacral vertebrae 5
尾椎 coccygeal vertebrae 1(5-6)

特徴

  環椎 軸椎 頚椎 胸椎 腰椎
椎体の特徴 なし 歯突起 小型で、横径が前後径より長い。上面は凹み、下面は膨らむ 心臓型である。肋骨頭と関節する窩(facet)を持つ 巨大。上方ないし下方から見ると腎臓型
椎孔の特徴 歯突起が通る   大型で三角 円形で、頚椎と腰椎よりも小型である。 三角形。胸椎よりも大きく、頚椎よりも小さい。
横突起の特徴 横突孔がある。 横突孔がある。 横突孔がある。第7頚椎では小型あるいは欠如。椎骨動脈と伴行静脈と交感神経叢が横突孔を通るが、ただし第7頚椎では小さな頚骨静脈を通すのみ。前結節と後結節がある。 長く丈夫で、後外側に伸びる。第1から第12胸椎に向かって短くなる(第1~第10胸椎には肋骨の結節と関節するための関節面がある) 長く細い。この突起の基部の後面に副突起がある。
関節突起の特徴 後頭顆を受ける 下関節面は下前方に向く。 上関節面は上後方に向く。下関節面は下前方に向く。 上関節面は後方やや外側に向く。下関節面は、前方やや内側に向く。 上関節面は後内側(ないし内側)を向く。下関節面は、前外側(ないし外側)を向く。上関節突起の後面には乳様突起がある。
棘突起の特徴 なし 先が二分する 第3~第5頚椎では短く先が二分する。第6頚椎では長いが、第7頚椎ではさらに長い。 長く後下方に傾斜する。先端は下位の椎体の高さに達する。 短く丈夫である。
その他 前弓、後弓、前結節、後結節、歯突起窩 歯突起      

「コラーゲン」

  [★]

英
collagen
同
膠原
関
  • first aid step1 2006 p.85,86,114,288,291,292,301,306,319,321,385,427

遺伝子

  • COL1A1 17q22
  • COL1A2 7q22.1
  • COL2A1 12q13
  • COL11A2 6p21.3
これらの遺伝子の変異による結合組織疾患はdominant negative mutationである。

臨床関連

  • 骨形成不全

コラーゲンの種類

  • HIS.97 NDE.5
  場所
I型コラーゲン 狭義の結合組織、骨、歯の象牙質とセメント質に存在
II型コラーゲン 硝子軟骨、弾性軟骨
III型コラーゲン 細網線維
IV型コラーゲン 基底板の緻密板を作る
V型コラーゲン I型コラーゲンと関連。胎盤に存在
VII型コラーゲン 基底板を細網線維に付着。anchoring fibril
XVII型コラーゲン ヘミデスモソームと基底板を連結

生合成

  • first aid step1 2006 p.85
  • ER:ER内でOH化(Pro, Lys):preprocollagen
  • Golgi:Lysの糖鎖付加:procollagen(triple helix of 3 collagen α chains)
  • EM:procollagen -procollagen peptidase→ tropocollagen
  • :tropocollagen -covalent lysine-hydroxylysine cross-linkage by lysyl oxidase → collagen fibrils

「骨細胞前駆細胞」

  [★]

英
osteoprogenitor cell
関
骨芽前駆細胞、骨前駆細胞

「梅毒性骨幹端炎」

  [★]

英
syphilitic metaphysitis
関
梅毒性骨軟骨炎

「ブドウ球菌骨髄炎」

  [★]

英
staphylococcal osteomyelitis
関
ブドウ球菌
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