- 英
- tetracyclines antibiotics
- 関
- 抗菌薬
- first aid step1 2006 p.170
特徴
- 静菌的作用
- 抗菌薬の1st choiceになりやすい
構造
作用機序
薬理作用
抗菌スペクトル
- グラム陽性菌、グラム陰性菌、リケッチア、マイコプラズマ、アメーバ
動態
- 酸に強く経口投与可能
- 上部消化管から吸収される
- 脳脊髄液には移行しづらい。
- 胆汁、尿にそのまま排泄される
適応
注意
禁忌
副作用
- 歯牙の着色:妊婦、授乳中の女性、8歳以下の子供には避ける
- 日光過敏
- 催奇性:骨の発育阻害
- 菌交代症
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 薬と食の相互作用(51)(2)薬と食・嗜好品の出会いで起こる治療の失敗(2)薬の小腸吸収低下から薬理効果がダウン(f)薬と乳製品など(4)
- テトラサイクリン系抗菌薬およびクロラムフェニコール系抗菌薬 (特集 抗菌薬と耐性菌) -- (抗菌薬の特徴と耐性菌)
Related Links
- テトラサイクリン系抗菌薬の特徴 70Sリボソームの30Sサブユニットに結合し、蛋白合成を阻害する。「細菌の蛋白合成系において、aminoacyl t-RNAがm-RNA・リボゾーム複合物と結合するのを妨げ、蛋白合成を阻止させることにより抗菌作用を ...
- テトラサイクリン系( 細菌および抗菌薬: テトラサイクリン系表 13: 参照)は静菌性抗生物質であり,リボソームの30Sサブユニットに結合することにより細菌の蛋白合成を阻害する。
- 最適な抗菌薬を判定 2013年、大阪大学産業科学研究所の松本桂巳客員教授らは、院内感染の原因になる緑膿菌などに感染した際に、患者に最適な抗菌薬をすばやく選ぶための検査キットを開発した。 菌がどの薬に耐性を ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。発熱と全身の皮疹を主訴に来院した。 15日前に山へ山菜採りに行った。 5日前から発熱があり、 3日前から全身に皮疹が出現していた。体温 39.5℃。全身に痒みのない紅色丘疹が多発し、右下腿には黒褐色の痂皮が付着した紅斑を認める。血液所見:赤血球 436万、 Hb 13.6 g/dl、Ht 42%、白血球 6,800、血小板 32万。血液生化学所見: AST 120 IU/l、ALT 110 IU/l。CRP 3.5 mg/dl。胸腹部 (別冊No.24A)と右下腿 (別冊 No.24B)の写真を別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108A050]←[国試_108]→[108A052]
[★]
- 34歳の男性。2日前から39℃の発熱、全身倦怠感、結膜充血および頭痛が生じ、同時に前胸部に発疹を認め、全身に拡大していくため来院した。2週前に植物採取のため山に行った。1週前に右大腿内側の有痛性紅斑に気付いた。右鼠径リンパ節の有痛性腫大を認める。血清生化学所見:AST562単位、ALT720単位。右大腿内側の紅斑の写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [100I039]←[国試_100]→[101A001]
[★]
- 英
- pregnancy, gravidity, gestation
- 関
- 妊娠週数、妊娠期間、(妊娠週数・妊娠月数の推定)子宮#子宮の大きさ、trimester。妊婦
- 妊娠x週
- x weeks of gestation
妊娠期間 (L.107)
- 最終月経の開始から280日(40週)
- 受精後266日(38週)
妊娠に伴う自覚、検査所見
- QB必修
- 尿検査による妊娠反応陽性:4週
- つわり症状 :6週
- 胎動の自覚 :18-20週
検査
超音波検査
- QB必修
- 妊娠4週:胎囊
- 妊娠5週:胎児
- 妊娠6週:胎児心拍
- 妊娠10-12週:ドップラーによる胎児心拍
尿妊娠反応
妊娠による変化
- G10M.38 NGY.293-303
- 循環血液量増加 → 血漿量の増加が血球成分の増加より著しい → 血液希釈(赤血球数↓、Hb↓、Ht↓)
- 白血球増加(5000~12000 /ul)。多核白血球優位に増加。
- 凝固能:凝固系亢進、線溶系抑制
- 血液凝固因子:第XI因子、第XIII因子を除き、血液凝固因子の濃度が上昇
- 胃:緊張度と運動性低下。食道括約筋圧低下、妊娠子宮による胃の変異により胃食道逆流が生じやすい(→麻酔管理では妊婦はfull stomach扱い)。
- 胸郭弛緩、横隔膜挙上、気道拡張(プロゲステロンによる気管平滑筋弛緩)
- →[一回換気量]増加、[予備呼気量]減少、[残気量]減少 → 残気量が減少し、一回換気量が増加 → 分時換気量増加
-
- 食後血糖は上昇。空腹時血糖は低下する。また、食後に高インスリン血症が持続する。 (NGY.293)
- FSH, LH:非妊娠時の基礎値
- hCG:10週前後にピークとなり以降、減少。
- PRL:妊娠末期に向かって増加
妊娠によるエネルギー付加量
- NGY.324
- 日本人成人女子の生活活動強度別の栄養所要量(kcal/day)
- 妊婦 +350
- G10M.72
- 妊娠初期:50kcal
- 妊娠中期:250kcal
- 妊娠末期:500kcal
- 授乳中:450kcal
妊娠と服用薬
- 妊娠と薬情報センター - 独立行政法人 国立成育医療研究センター
- http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html
服用薬の影響
- 4週から7週末までは器官形成期であり、催奇形性が確認されているものはワルファリン(鼻奇形、骨形成不全)、メトトレキセート(種々の奇形)、抗てんかん薬(種々の奇形)がある。(参考1)
臨床関連
届出
参考
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/FUJ-FULL.pdf
[★]
- 英
- fatty liver、steatosis、hepatic steatosis、liver steatosis
- 関
- 脂肪過多症、脂肪症、アルコール性肝障害
概念
病態生理
- see BPT.654 uptodate.2
原因
- YN.B-36改変 uptodate.1
検査
- AST・ALT:正常かやや上昇(ALT優位) (YN.B-36) ⇔ アルコール性脂肪肝ではAST優位
- 思うに、小葉辺縁(門脈域)にはALTが多いが、脂肪滴を蓄えた肝細胞はこの領域に多いのでは?だとすれば、lipid peroxidation productによる肝障害によりALTがleakしてALT優位となる説明がつくのだが。どうなの?
CT
- 脂肪肝:単純CTで肝実質のCT値が脾臓よりも低くなる。正常な肝臓は脈管より高CT値を示すが、脂肪肝の場合はより低CT値を示すようになる
- 肝臓CT値低下の鑑別診断:肝炎に伴う浮腫、肝臓の線維化、腫瘍浸潤(悪性リンパ腫、びまん性肝細胞癌)、アミロイドーシス
==参考==liver disease - wiki en
- http://en.wikipedia.org/wiki/Non-alcoholic_fatty_liver_disease
uptodate
- 1. [charged] 成人における甲状腺機能亢進症の臨床症状の概要 - uptodate [1]
- 2. [charged] 非アルコール性脂肪性肝疾患の病因 - uptodate [2]
[★]
- 英
- ribosome
- 関
- 細胞
- mRNAを元にアミノ酸を重合してタンパク質を合成する細胞小器官
- rRNAとタンパク質からなる
- HE染色では好酸性に染まる。核酸成分(rRNA)が多いため青染することになる。
- 原核生物:70S = 30Sサブユニット + 50Sサブユニット
- 真核生物:80S = 40Sサブユニット + 60Sサブユニット
タンパク質合成 (ECB.252)
- mRNAの5'側にE部位が位置し、P部位、A部位の順に並んでいる。
- 1. コドンに対応するアミノアシルtRNAがA部位に取り込まれる
- 2. アミノアシルtRNAのアミノ酸に、ペプチジルtRNAに結合しているペプチドが転移される
- リボソームがスライドすることで、ペプチドを渡したtRNAはE部位に、ペプチジルtRNAはP部位に移動する。
- 3. E部位のtRNAはリボソームから遊離する
- 4. 1.へもどる
抗菌薬の作用点
[★]
- 英
- urea nitrogen UN
- 同
- 血中尿素窒素 blood urea nitrogen BUN
- 関
- 尿素、ウレアーゼ、クレアチニン、残余窒素
意義
- 血中の尿素
- 尿素は肝臓で尿素サイクルによって産生される。
尿素窒素を構成する要素 LAB
基準値
- 単位の変換:1 mg/dL = 10 x 10^-3 g/L = 10^-2 / 28 mol/L = 0.0003751 mol/L = 0.3751 mmol/L
- N2 = 28 g/L
判別(検査値の本より)
- [高頻度]肝不全(肝硬変末期など)、高度腎不全、低蛋白食、妊娠
- [可能性]飢餓
- [高頻度]高蛋白食、蛋白異化の亢進する病態(悪性腫瘍、感染、外傷、手術など)
- [可能性]コルチコステロイド、利尿薬、テトラサイクリンなどの薬物投与
[★]
- 英
- psittacosis
- 同
- インコ飼い病 budgerigar fancier disease、オルニトーシス ornithosis、鸚鵡病
- 関
- 人畜共通感染症(トリでは無症状なのだが・・・)、非定型肺炎
概念
- interstitial pneumonitis accompanied by headache, backache, and a dry, hacking cough
- a pale, macular rash is also found on the trunk(Horder's spot)
- 四類感染症
疫学
病原体
感染経路
- 経気道感染:トリの排泄物の吸入
- 経口感染:口移しで餌をやるなど
潜伏期
症状
- 初発症状は突然の発熱と咳嗽
- 激しい乾性咳、全身倦怠感、発熱、頭痛、比較的徐脈、
- 重症例では肝脾腫、黄疸
検査
治療
参考
- 1. [charged] オウム病 - uptodate [3]
[★]
- 英
- antibacterial drug, antibacterial
- 関
- 抗生剤、薬理学、抗菌薬一覧、抗細菌薬
- first aid step 1 2006 p.165
定義
- 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
- このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ
作用機序による分類
- first aid step 1 2006 p.165
|
Mechanism of action
|
Drugs
|
1
|
Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking
|
penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
|
2
|
Block peptidoglycan synthesis
|
bacitracin, vancomycin, cycloserine
|
3
|
Disrupt bacterial/fungal cell membranes
|
polymyxins
|
4
|
Disrupt fungal cell membranes
|
amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
|
5
|
Block nucleotide synthesis
|
sulfonamides, trimethoprim
|
6
|
Block DNA topoisomerases
|
quinolones
|
7
|
Block mRNA synthesis
|
rifampin
|
8
|
Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit
|
chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
|
9
|
Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit
|
aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin ATuSi → あつし
|
薬物動態
- 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
- 時間依存性:βラクタム系抗菌薬
治療期間
小児
- 尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断
|
原因菌
|
投与期間(抗菌薬)
|
髄膜炎
|
インフルエンザ菌
|
7-10日
|
肺炎球菌
|
10-14日
|
髄膜炎菌
|
7-10日
|
GBS,腸内細菌,リステリア
|
21日
|
中耳炎
|
<2 歳
|
10日
|
2 歳≦
|
5-7日
|
咽頭炎
|
A 群連鎖球菌
|
10日(ペニシリン系薬)
|
5日(セフェム系薬)
|
肺炎
|
肺炎球菌,インフルエンザ菌
|
解熱後3-4日
|
黄色ブドウ球菌
|
3-4週間
|
マイコプラズマ,クラミジア
|
10-21日
|
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎
|
大腸菌,プロテウス,腸球菌
|
3日
|
14日
|
骨髄炎
|
黄色ブドウ球菌
|
21日
|
連鎖球菌,インフルエンザ菌
|
14日
|
主要な感染症の抗菌薬投与期間
- 感染レジマニュ p.27
ソース不明
妊婦に避けるべき抗菌薬
- Antibiotics to avoid in pregnancy
- Sulfonamides––kernicterus.
- Aminoglycosides––ototoxicity.
- Fluoroquinolones––cartilage damage.
- Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
- (and clarithromycin––embryotoxic).
- Metronidazole––mutagenesis.
- Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
- Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
- Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
- Chloramphenicol––“gray baby.”
- SAFE Moms Take Really Good Care.
使っても良い
- YN.H-24
参考
- まとまっていてよい
- http://www.antibiotic-books.jp
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3
[★]
- 英
- tetracycline TC
- ラ
- tetracyclinum
- 化
- 塩酸テトラサイクリン
- 商
- アクロマイシン、アクロマイシンV、オキシテトラコーン、テトラサイクリン・プレステロン、テラ・コートリル、テラマイシン、レダマイシン
- 関
- テトラサイクリン系抗菌薬、抗菌薬
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- antibacterial、antimicrobial、antibiotic
- 関
- 抗菌剤、抗菌性、抗菌的、抗菌薬、抗生剤、抗生物質