- 英
- reversal flow, reverse flow, retrograde flow, reflux, regurgitation, regurgitate, backflush
- 関
- 還流、弁閉鎖不全、逆流症、閉鎖不全症
WordNet
- pour or rush back; "The blood regurgitates into the heart ventricle"
- repeat after memorization; "For the exam, you must be able to regurgitate the information" (同)reproduce
- feed through the beak by regurgitating previously swallowed food; "many birds feed their young by regurgitating what they have swallowed and carried to the nest"
- backflow of blood through a defective heart valve
- recall after rote memorization; "he complained that school was just memorization and regurgitation"
- an abnormal backward flow of body fluids
PrepTutorEJDIC
- 〈食物〉‘を'吐く / 食物をもどす;逆流させる
- 逆流 / (未消化食物の)吐きもどし,反芻(はんすう) / 血液の逆流
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/12/05 01:43:26」(JST)
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この項目では、川の流れその他の逆流について説明しています。
- 日本の映画については「逆流 (映画)」をご覧ください。
- 長渕剛の楽曲アルバムについては「逆流 (アルバム)」をご覧ください。
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逆流(ぎゃくりゅう)とは、流れが普通とは逆の方向へ向かうこと。物や事が本来の進行方向・進捗方向とは正反対の側へ進むことを言う。
本義は、高所から低所へと一方向に進む川の流れが逆方向へ進むことであるが、そこから転じて、水を始めとする液体ばかりでなく空気など気体を含む流体、吐瀉物など個体を含む流動物、さらには概念的表現にも用いられる。
なお、仏教用語の逆流(ぎゃくる)についても、順流(じゅんる)と共に本項で解説する(後述)。
目次
- 1 自然の逆流
- 2 身体の逆流
- 3 概念的逆流
- 4 解脱的逆流
- 5 関連項目
自然の逆流
海嘯
詳細は「海嘯」および「:en:Tidal bore」を参照
河口に入る海の潮波が垂直壁となって河を逆流する現象は、古来、中国では海嘯、日本では海嘯もしくは潮津波(しおつなみ)と言う。古より漢字文化圏では中国の銭塘江潮(銭塘江の海嘯)が広く知られていた。現代世界では南米アマゾン川の「ポロロッカ」が代表的なものとして一般によく知られているが、イギリスのテムズ川やセヴァーン川等で起こる「ボーア (bore)」、フランスのセーヌ川やガロンヌ川で起こる「バール (barre)」、その他世界各地で起こる海嘯が、それぞれの地域ではよく知られている。
津波の河川遡上
河口に進入する津波によっても海嘯に近い結果を伴う現象が起こるが、これは、「川における津波の遡上(そじょう)」であって、発生原理からして海嘯とは別ものである。本来の川の流れをも巻き込んで海の水が川筋に沿って逆流するという点では両者は同じであるが、予測可能な定期的現象である海嘯に対して、津波は非常の現象である。強大な海嘯はときとして被害をもたらすが、津波が強大であった場合、逆流するのは巻き上げた海底の有毒物質などを含む瓦礫混じりの海水であり、危険性は比較にならない。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の大津波では、名取川下流域などを内陸深くまで遡上した津波が甚大な被害をもたらした。
身体の逆流
- 逆流、吐出、嘔吐
- 吐瀉物
- 胃食道逆流症(逆流性食道炎、ほか)
概念的逆流
精神医学や催眠術によって、あるいは心霊主義的手段などによって、人の記憶や人生を子供時代や前世なる過去生にまでさかのぼることを「○○の逆行」と表現するが、一連の流れがあるものを逆に進むという意味で「○○の逆流」も同義である。「前世療法」も参照のこと。
現実には不可能な概念的表現ではあるが、空想的世界にあって、過去に向かうタイムトラベルで時代をさかのぼることは、「時間軸を逆行する」行為であり、決して時間が「逆流」するわけではないが、混同されて使われることはある。なお、「時代」もまた「逆行」はすれども「逆流」はしない。
解脱的逆流
仏教では、苦悩しながら生死・流転を繰り返す輪廻の迷いに順ずる意味の順流(じゅんる)に対して、これに逆らって悟りへと向かうこと、悟りへの道を進むことを指して、逆流(ぎゃくる)と言う。逆流なくして解脱はない。
関連項目
- クロスコネクション - 汚染された水が飲料水管に混入してしまう状態。
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Japanese Journal
- 腎移植後の膀胱尿管逆流症に対してDeflux注入術を施行した1例
- 廣吉 俊弥,藤川 公樹,内山 浩一 [他]
- 西日本泌尿器科 = The Nishinihon journal of urology 74(11), 628-631, 2012-11
- NAID 40019487443
- 手術症例報告 胃食道逆流症と左腎癌に対して腹腔鏡下同時手術を施行した1例
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- ご存知ですか?逆流性食道炎 逆流性食道炎の症状・原因・治療方法などについてご 紹介する逆流性食道炎の疾患啓発サイト.
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★リンクテーブル★
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- 次の文を読み、 37、 38の問いに答えよ。
- 69歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴: 2週前から 38℃台の発熱が出現し、非ステロイド性抗炎症薬を内服し、解熱と発熱とを繰り返していた。その後、徐々に食欲が減退し、最近 1週間は発熱時は 39℃を超えるようになった。かかりつけ医で胸部エックス線撮影と尿検査とを行い、異常を指摘されなかった。受診前日に 2回軟便があった。咽頭痛、咳、痰および排尿痛はない。
- 既往歴:高血圧症で治療中。
- 生活歴:海外渡航歴とペット飼育歴とはない。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温 38.4℃。脈拍 96/分、整。血圧 160/66 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心尖部に III /VIの汎〈全〉収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。脊椎棘突起の叩打痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を認めない。経胸壁心エコー検査では僧帽弁の逆流と僧帽弁の疣贅とを認めた。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H036]←[国試_108]→[108H038]
[★]
- ☆case10 背痛
- ■症例
- 27歳 女性
- 主訴:背中に突き抜ける?痛み(pain across her back)
- 現病歴:背中に広がる痛みを訴えて、27歳の女性が救急部に運ばれてきた。2日前に熱が出て背部痛が始まり、以降調子が悪い。痛みは増強している。6時間前に2度嘔吐した。
- 既往歴:3ヶ月前に合併症のない胆嚢炎。
- ・身体診断
- 調子が悪そうであり、紅潮している。体温:39.2℃。脈拍:120/分。血圧:104/68 mmHg。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:全体的に圧痛。両側の腰部で著明な圧痛。
- ・検査
- (血液生化学)
- 白血球↑、血清尿素↑、CRP↑
- (尿検査)
- タンパク:++、鮮血:+++、亜硝酸塩:++
- 尿の顕微鏡検査:(おそらく400倍の一視野に)赤血球>50、白血球>50
- 腹部X線:正常
- ■glossary
- loin n. (pl)腰、腰部(→(adj.)lumbar)。(獣の)腰肉、ロイン。(pl)陰部、生殖器、性器
- 腸雑音、腸音、intestinal murmur、intestinal sound、bowel sound
- urine microscopy 尿の顕微鏡検査
- dysuria 排尿障害
- urgency n. 切迫、急迫、危急。緊急、火急、焦眉の急。[pl]しつこい要求、懇願。せき立てる力、刺激
- hydronephrosis 水腎症
- -nephros 腎臓
- -stomy 開口術
- nephrostomy n. 腎瘻造設術、腎造瘻術、腎瘻術
- obstructive urophathy 閉鎖性尿路疾患
- intravenous fluid 静脈内輸液
- commence vt. 始める、開始する。 vi. ~から始める、始まる(with)
- urgently
- eradication n. 根絶、撲滅
- mimic vt. ~の物まねをする、まねて馬鹿にする。そっくりに[卑屈に]まねる。~によく似る
- renal ultrasound 腎臓超音波検査
- obstructive uropathy 閉塞性尿路疾患
- polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎
- medullary sponge kidney 海綿腎
- loin-pain hematuria syndrome 腰痛血尿症候群
- ■解説
- (第1パラグラフ)疫学
- 急性腎盂腎炎:男性より女性でmore common。尿路からの細菌の上行感染。リスク:妊娠、糖尿病、免疫低下者、尿路奇形(尿の腎臓への逆流。そして多分、狭窄していたりして結石で閉塞されやすいこともあると思う)
- (第2パラグラフ)病態
- 食欲不振、悪心、嘔吐と共に40℃の発熱が出ることがある。
- 腎盂腎炎患者の中には膀胱炎の先行症状(排尿障害、頻尿、尿意切迫、血尿)がある人がいるけど、こういう下部尿路症状がいつも出現するわけではない。
- 多くの腎盂腎炎患者は、先行する6ヶ月以内の膀胱炎の既往がある。
- 老人の場合、非典型的な症状を示し、そして混乱した状態でやってくる。
- 腎盂腎炎は他の病態によく似ている:急性虫垂炎、急性胆嚢炎、急性膵炎、下葉の肺炎
- 普通、体表から見て腎臓の直上に前からも後ろからも圧痛を感じる。
- 未治療の腎盂腎炎では敗血症になるかもしれない。
- (第3パラグラフ)本ケースについて
- ・CRP上昇は急性感染症を示唆
- ・顕微鏡的血尿・タンパク尿、白血球増多は尿路の炎症を示す。
- ・硝酸塩(nitrate, HNO3と何かの塩)から亜硝酸塩(nitrite, HNO2と何かの塩)への還元により細菌の存在が確認される。
- 覚え方:亜硝酸は(Oが一つ)足らないi(愛)
- でも複雑です。
- HNO2 亜硝酸 nitrous acid, nitrite 。亜硝酸塩 nitrite
- HNO3 硝酸 nitric acid, nitrate 。硝酸塩 nitrate
- (第4パラグラフ)管理
- ・女性は入院すべき。
- ・血液と尿の採取
- ・静脈内輸液+抗生物質で治療開始。微生物が同定されたら、感受性のある抗菌薬を使用する。初期治療ではゲンタマイシン、アンピシリン、シプロフロキサシンを用いる
- ・腎臓エコー検査:尿路閉塞を除外するため。閉塞性尿路疾患では、激しい痛み、発熱、敗血症ショック、腎不全を伴う脳腎症を起こしうる。
- ・尿路敗血症の経過で水腎症が疑われたら、合併症を防ぐために緊急に腎瘻を造設すべき
- (第5パラグラフ)薬物治療
- ・(腎結石など合併していない)腎感染症(ucomplicated renal infection)患者は抗生物質2週間のコースで治療すべき。
- ・感染の根絶を確実にする治療が終わった後10-14日間は、反復して細菌培養をする。<
- ・尿路結石を有する感染症や腎瘢痕を有する患者では抗生物質6週間のコースが用いられる。
- ■鑑別診断のポイント
- 腎盂腎炎は片側性、あるいは両側性の腰痛を引き起こす。
- 腰部痛の鑑別診断:
- 閉塞性尿路疾患
- 腎梗塞:心疾患などで生じた血栓が腎動脈またはその分枝を閉塞し、その血管の支配領域が虚血性壊死に陥った状態。
- 腎細胞癌:腎尿細管上皮細胞より発生する悪性腫瘍
- 腎乳頭壊死:腎乳頭より腎髄質にかけて、その支配動脈の虚血により壊死を来したもの。 主として基礎疾患に糖尿病を有する人にみられ、しばしば急性腎盂腎炎などの尿路感染に伴って発症する。
- 腎結石:
- 糸球体腎炎:
- 多発性嚢胞腎:先天性かつ両側性に腎実質内に大小無数の嚢胞を発生する。 ほとんどが両側性で、貧血、顕微鏡的血尿、蛋白尿、高血圧といった症状を呈しながら腎機能が低下し、最終的には腎不全となる疾患
- 海綿腎:腎錐体における集合管の先天性嚢状拡張症。症状としては拡張した集合管に尿の停滞 → 感染・細かな結石ができる。
- 腰痛血尿症候群:若年女性に好発し、反復して出現する腰部から側腹部の強い疼痛と血尿を主徴とする病因不明の疾患。肉眼的血尿や軽度の蛋白尿がみられることもあるが、特異的な検査所見はなく、診断は他疾患の除外診断による
- ■KEYPOINT
- ・急性腎盂腎炎は下部尿路症状があったり無かったりする。
- ・腎臓超音波検査は尿路閉塞を否定するために、入院24時間後に行うべき。
- ・抗菌薬は、再発のリスクを最小限にするために、少なくとも2週間継続すべき。
- □閉塞性尿路疾患(http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch229/ch229a.htmlより引用)
- □KUBの陰影から尿路結石成分の推定
- リン酸カルシウム(22.0)
- シュウ酸カルシウム(10.8):シュウ酸カルシウム結石は,尿路結石のうちで最も頻度が高く(70~80%),シュウ酸カルシウム結石の約半数はリン酸カルシウムとの混合結石である。
- リン酸マグネシウムアンモニウム(4.1):ストラバイト結石:尿素分解菌(Proteus 、Klebsiella 、Pseudomonas )による尿路感染が原因で、尿素が分解されアンモニアとなると尿がアルカリ性となり、リン酸マグネシウムアンモニウム結石が形成される。
- シスチン(3.7):ホモシスチン尿症
- 尿酸(1.4):痛風
- キサンチン(1.4):プリン体
- □多嚢胞腎
- 常染色体劣性多発性嚢胞腎:ARPKD
- 旧名:幼児型嚢胞腎
- 常染色体優性多発性嚢胞腎:ADPKD
- 旧名:成人型嚢胞腎
[★]
- 英
-
- 関
- 機能不全、逆流、不十分、不全、不全症、不足、逆流症、閉鎖不全症、弁閉鎖不全症、機能不全症
[★]
- 関
- backflush、regurgitate、regurgitation
[★]
- 英
- regurgitation、reflux disease
- 関
- 逆流、弁閉鎖不全、閉鎖不全症
[★]
- 同
- 逆流
[★]
- 同
- aortic stenosis & aortic regurgitation, ASR
[★]
- 英
- laryngopharyngeal reflux, LPR
[★]
- 同
- transvalvular leakage, [[]]
[★]
肺動脈弁閉鎖不全症