腸回転異常症
- 同
- 腸回転異常症
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- A Case of Colon Cancer Accompanied with Adult Malrotation of Intestine Treated by Laparoscopic Surgery
- 坂口 達馬,徳原 克治,岩本 慈能,上山 庸佑,吉田 和正,奥野 雅史,和田 穣二,中根 恭司,權 雅憲
- 日本大腸肛門病学会雑誌 66(2), 105-109, 2013
- A 78-year-old man was referred to our hospital for further examination of a colon tumor. Colonoscopy showed a tumor 50cm from the anal verge and the preoperative diagnosis was sigmoid colon cancer, th …
- NAID 130003369828
- 23. 13歳で,右下腹部痛を契機に発見された腸回転異常症の1例(一般演題,第47回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 飯田 久貴,飯沼 泰史,平山 裕,吉田 索,升井 大介,新田 幸壽
- 日本小児外科学会雑誌 48(7), 1078, 2012-12-20
- NAID 110009562289
- 返答(17年後に再捻転をきたし,大量腸切除を必要とした腸回転異常症の1例,編集者への手紙)
Related Links
- ナビゲーション 小児外科とはどんな科? 小児外科で治療する病気 顔面 口 頸部 呼吸器 循環器 食道 消化管 胃潰瘍(消化性潰瘍) 肥厚性幽門狭窄症 胃軸捻転 消化管穿孔 先天性腸閉鎖症・腸狭窄症 腸回転異常症 腸重積症 メッケル憩室
- 腸管の固定が不良な部位に小腸が入り込み(内ヘルニア)、腸閉塞症の原因となることもあります。 腸回転異常症の診断には腹部超音波検査や胃十二指腸造影検査、注腸造影検査などが行われます。 治療 手術による治療が必要です。
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★リンクテーブル★
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- attend
- vt.
- ~に出席/参列する、(学校に)行く(go toより堅い語)
- The normal ECG and chest X-ray when he attended hospital after an episode do not rule out an intermittent conduction problem.
- (結果として)~に伴う
- ~に同行/同伴する、付き添う、仕える。往診する。~の世話をする、~に気をつける、見張る
- vi.
- 出席/参列/出勤する(at)
- 留意/注目/傾聴する(to)。身を入れる、勢力を注ぐ、心を傾注する(to)。世話をする、気を配る(to)
- 仕える、付きそう(on)。(危険・困難などが)伴う(on)
- productive
- outflow
- obstruction
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- obstruction to outflow
- 流出障害
-
- the clinical picture suggests obstruction to outflow from the stomach.(この臨床像は胃流出障害を示唆している)
- aqueous outflow from the eye (眼球からの房水流出)
- retain
- re + tent (tineo=teneo) = to hold back
- 保持する、保有する、保留する、持ち続ける、維持する。(使用のために)確保しておく
- (ある場所に)保つ、保持する。(熱などを)保っている、失わないでいる
- 忘れないでいる、覚えている
- (弁護士・気腫・召使いなどを)雇っておく、抱える
- 使用/実行し続ける。(廃止しないで)そのままにしておく
- palliation
- n.
- 寛解、緩和
- volvulus
- 腸捻転
- bezoar
- 胃石
- malrotation
- 腸回転異常
- intussusception
- 腸重積
- succussion
- n.
- 強く揺り動かすこと、強く揺れること
- splash
- n.
- はね返し、はねかけ。はねかす音。
- どっと流れる水。
- □unit
- 1 unit = 10 ml of ethanol
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- http://pohwa.adam.ne.jp/you/hobby/ryori/sake2.html
- 1unitの量が国によって違う。純エタノール換算で、1英unitは8g=10ml(英糖尿病協会採用の数値)、1米unitは15g(20ml弱:1drinkとも)で、日本では10~14g程度(代謝熱量80Kcalが基準:食品成分表5訂版,2002)や20ないし23g(日本酒1合分)を1unitとしている。日本の医学界では1unit=20g(体積に換算すると25ml)を採用することが多いので、ここでもそれに従う。この基準(1unit=20g=25ml)で計算すると、40度のウィスキー1ショット(=1オンス:英液量オンスで28.41ml、米液量オンスで29.57ml、日本の1ショットで30ml)が約0.5unitとなる。5度のビールなら500mlでだいたい1unit(この、日本酒1合≒ウィスキーダブル≒ビール500cc≒1unitという関係は、覚えておくと便利かもしれない:ワインなどは日本酒に準じるので、1本750mlがだいたい4unit強である)。
- 主訴:体重減少
- (主訴にまつわる症状)
- ・4ヶ月で10kg減少、食欲の減少、嘔吐(頻度:次第に増えてきている。嘔吐物と量:何時間も前に食べたものを多量に嘔吐する)
- (主訴以外の症状)
- ・一ヶ月前から脱力感(部位:特に下肢で著しい(丘に登ったり、階段を上ったりするとき))
- 嗜好歴:喫煙 20/day、飲酒 10units/week (ビール 6本弱)
- 家族歴:なし
- 既往歴:高血圧(2年間β遮断薬で治療、4ヶ月前に服薬中止)
- 身体所見 examination
- バイタル:82/分、血圧 148/86 mmHg
- 全身:やせ、体調が悪そう(unwell)。
- 呼吸器、心血管系に異常なし
- 腹部:腫瘤触知せず、圧痛なし、振盪音/振水音を認める
- 検査所見 investigations
- 低値:ナトリウム、カリウム、クロライド、尿素
- 高値:重炭酸
- Q
- 1. これらの所見の説明は?
- 2. もっともな診断は?
- A
- ★
- 胃流出路の閉塞 = 食後の嘔吐 + 胃の振水音
- 高BUN + 低CRE → 脱水
- 低Na,Cl,H+ → 嘔吐
- HClの喪失 → 代謝性アルカローシス
- H:細胞内→外
- K:細胞外→内
- 従って、低カリウム血症 → 筋力低下・脱力
- ★
- 胃流出路の閉塞の原因:胃癌とか胃潰瘍による瘢痕
- 診断には上部消化管内視鏡・生検(組織診)、その後にCT(局所浸潤、転移巣検索)
- 治療法:腫瘍だったら腹腔鏡による腫瘍の摘出術。その他の場合は手術をしたり、薬物療法をしたり、、、
- 学習ポイント
- ・嘔吐・嘔気 nausea and vomiting DIF.321, vomitus DIF.449 IMD.351
- 解剖で考えよう。縦に解剖、横に病因
- 鼻咽頭 扁桃、外来異物
- 食道 アカラシア、逆流性食道炎、食道癌 ・・・嚥下困難があるはず
- 胃 胃炎、消化性潰瘍、胃癌、幽門部の病変(ポリープ、癌、潰瘍;胃の出口を閉塞させる)。子供だったら幽門狭窄症
- 十二指腸:潰瘍、十二指腸炎、Billroth II法による輸出脚の閉塞、Billroth I/II法によるダンピング症候群。胆汁性胃炎も原因となる。
- 小腸:小腸閉塞(腸重積、腸回転異常症、胃石症、癌腫、限局性回腸炎)
- 結腸:潰瘍性大腸炎、アメーバ症、腫瘍男。腸間膜動脈血栓症、
- 消化管全体:Strongyloides, Ascaris, Taenia solium
- ・β遮断薬の服用中止で何が起こる?
- 狭心症や発作性の高血圧。
- なんでやめたんだろう? → 副作用:(1%程度に)めまい、全身倦怠感、頭痛、徐脈が出現
- ・振盪音
- 腹水や胃内容物の貯留によって聴取される。
- ・BUN高値、Cre低値
- suggest a degree of dehydration
・BUN
- ==検査値の異常 (異常値の出るメカニズム第5版 p.144)==
- ===BUN上昇===
[★]
- 英
- vomiting, emesis
- ラ
- vomitus
- 関
- 悪心、嘔気 nausea、悪心・嘔吐 nausea and vomiting
概念
- 胃の内容物をはき出す現象。
- 胃または腸内容が食道を経て口腔より吐出される現象。
嘔吐中枢
嘔吐中枢の近傍に存在するもの
- 呼吸中枢、血管運動中枢、消化管運動中枢、唾液分泌中枢、前庭神経核
随伴症状
- 発汗、唾液分泌、顔面蒼白、脈拍微弱、徐脈、頻脈、血圧の動揺、めまいなど
症状の出現形式と原因の所在
噴水状、噴射状嘔吐
- projectile vomiting is where stomach contents 'shoot out' (like a fountain) to a distance sometimes many feet away.
嘔吐に関わる経路
- IMD.351
- 1. 嘔吐中枢(延髄網様体背側神経背側核近傍)への直接刺激(脳圧亢進、循環障害)
- 2. 化学受容体誘発帯(CTZ; 第四脳室底)への刺激(代謝異常や中毒による化学物質の作用) → 1.
- 3. 大脳皮質(中枢神経など高位中枢)からの入力 → 1.
- 4. 求心性迷走神経や交感神経を介する入力 → 1.
原因
小児科で遭遇する嘔吐の原因
[★]
- 英
- pleuroperitoneal diaphragmatic hernia
- 同
- 胸腹膜裂孔ヘルニア、ボホダレック孔ヘルニア Bochdalek孔ヘルニア Bochdalek hernia、ボホダレクヘルニア、Bochdalekヘルニア
- 関
- 先天性横隔膜ヘルニア、横隔膜ヘルニア、横隔膜
- 腰肋三角、ヘルニア
概念
- 胸腹裂孔の閉鎖障害により、ヘルニア門を通じて、腸管、脾臓、肝臓が胸腔に脱出する。左に多く(右2:左8)、ヘルニア嚢を欠く。
- 患側肺、時に両側肺の低形成を伴う。
- 治療成績は悪い
- 成人に至ってから発症するものもある(遅発型胸膜裂孔ヘルニア)
疫学
病因
病変形成&病理
症状
合併奇形
診断
検査
治療
予後
- 出生後24時間以内に緊急手術が必要な症例では予後不良
- 生後24時間以降にまで手術を待機できるような症例は予後良好。
予防
[★]
- ラ
- mesenterium commune
- 同
- 腸回転異常 intestinal malrotation malrotation of the intestine
- 総腸間膜症 mesenterium commune
回腸結腸総腸間膜症 mesenterium ileocolicum commune
概念
病因
疫学
- 生後2-3週間以内に発症することが多い
- ターナー症候群に合併することがある
病態
経過
症状
- ラッド靭帯による十二指腸の圧迫:胆汁の嘔吐(胆汁性嘔吐) → 生後7日前後に胆汁性嘔吐
- 腸全体の捻転:血便・ショック状態
診断
検査
- An upper GI series shows the large intestine and cecum on the left side of the abdomen.
腹部単純X線写真
治療
予後
参考
- 絵入りで分かりやすい
- http://www.jsps.gr.jp/05_disease/gi/malrotation.html
- http://adlers13.main.jp/baby/kaitennijyou/kaitennijyou.htm
- http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/ped_surg/T_malrot.html
[★]
- 英
- rotation、rolling、turning、turn、revolution、round、convolution、rotate、roll、turn、revolve、rotatory
- 関
- 円形、回旋、回旋性、順番、旋光性、旋光度、なる、輪作、変化、回る、ラウンド、畳み込み、一巡、重畳、回診、ターン、ローリング、転がる、軸旋
[★]
- aberrance, aberration, abnormity, anomalia, anomalo, anomaly, bad condition, defect, glitch, malfunction, trouble, uniqueness, vitium