- 英
 
- renal papilla (Z), renal papillae
 
- ラ
 
- papillae renales
 
- 関
 
- 腎臓
 
UpToDate Contents
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- 1. 腎発育不全 renal hypoplasia
 
- 2. 尿路閉塞および水腎症の臨床症状および診断 clinical manifestations and diagnosis of urinary tract obstruction and hydronephrosis
 
- 3. 腎疾患の放射線学的評価 radiologic assessment of renal disease
 
- 4. 小児における腎移植の一般原則 general principles of renal transplantation in children
 
- 5. 腎臓の同種移植片機能不全の鑑別診断 differential diagnosis of renal allograft dysfunction
 
Japanese Journal
- 腎乳頭壊死 (特集 Emergency実践ガイド) -- (疾患と対応 腎臓)
 
- 腎障害を引き起こす薬剤と副作用発見のポイント (特集 薬剤副作用の早期発見) -- (早期発見のポイント)
 
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- 腎盂はそのまま尿管、さらに膀胱へとつながっている. 腎臓(じんぞう、kidney)は、  泌尿器系の器官の一つ。 「肝腎」の言葉の通り、非常に重要な臓器の一つで、血液から  の老廃物や余分な水分の濾過及び排出(尿)、体液の恒常性の維持を主な役割とする。
 
- 腎臓や腎臓の病気について説明。腎臓の働きや腎臓(腎臓病)に良い食事について紹介  。
 
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  [★]
- ☆case10 背痛
 
- ■症例
 
- 27歳 女性
 
- 主訴:背中に突き抜ける?痛み(pain across her back)
 
- 現病歴:背中に広がる痛みを訴えて、27歳の女性が救急部に運ばれてきた。2日前に熱が出て背部痛が始まり、以降調子が悪い。痛みは増強している。6時間前に2度嘔吐した。
 
- 既往歴:3ヶ月前に合併症のない胆嚢炎。
 
- ・身体診断
 
- 調子が悪そうであり、紅潮している。体温:39.2℃。脈拍:120/分。血圧:104/68 mmHg。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:全体的に圧痛。両側の腰部で著明な圧痛。
 
- ・検査
 
- (血液生化学)
 
- 白血球↑、血清尿素↑、CRP↑
 
- (尿検査)
 
- タンパク:++、鮮血:+++、亜硝酸塩:++
 
- 尿の顕微鏡検査:(おそらく400倍の一視野に)赤血球>50、白血球>50
 
- 腹部X線:正常
 
- ■glossary
 
- loin n. (pl)腰、腰部(→(adj.)lumbar)。(獣の)腰肉、ロイン。(pl)陰部、生殖器、性器
 
- 腸雑音、腸音、intestinal murmur、intestinal sound、bowel sound
 
- urine microscopy 尿の顕微鏡検査
 
- dysuria 排尿障害
 
- urgency n. 切迫、急迫、危急。緊急、火急、焦眉の急。[pl]しつこい要求、懇願。せき立てる力、刺激
 
- hydronephrosis 水腎症
 
- -nephros 腎臓
 
- -stomy 開口術
 
- nephrostomy n. 腎瘻造設術、腎造瘻術、腎瘻術
 
- obstructive urophathy 閉鎖性尿路疾患
 
- intravenous fluid 静脈内輸液
 
- commence vt. 始める、開始する。 vi. ~から始める、始まる(with)
 
- urgently
 
- eradication n. 根絶、撲滅
 
- mimic vt. ~の物まねをする、まねて馬鹿にする。そっくりに[卑屈に]まねる。~によく似る
 
- renal ultrasound 腎臓超音波検査
 
- obstructive uropathy 閉塞性尿路疾患
 
- polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎
 
- medullary sponge kidney 海綿腎
 
- loin-pain hematuria syndrome 腰痛血尿症候群
 
- ■解説
 
- (第1パラグラフ)疫学
 
-  急性腎盂腎炎:男性より女性でmore common。尿路からの細菌の上行感染。リスク:妊娠、糖尿病、免疫低下者、尿路奇形(尿の腎臓への逆流。そして多分、狭窄していたりして結石で閉塞されやすいこともあると思う)
 
- (第2パラグラフ)病態
 
-  食欲不振、悪心、嘔吐と共に40℃の発熱が出ることがある。
 
-  腎盂腎炎患者の中には膀胱炎の先行症状(排尿障害、頻尿、尿意切迫、血尿)がある人がいるけど、こういう下部尿路症状がいつも出現するわけではない。
 
-  多くの腎盂腎炎患者は、先行する6ヶ月以内の膀胱炎の既往がある。
 
-  老人の場合、非典型的な症状を示し、そして混乱した状態でやってくる。
 
-  腎盂腎炎は他の病態によく似ている:急性虫垂炎、急性胆嚢炎、急性膵炎、下葉の肺炎
 
-  普通、体表から見て腎臓の直上に前からも後ろからも圧痛を感じる。
 
-  未治療の腎盂腎炎では敗血症になるかもしれない。
 
- (第3パラグラフ)本ケースについて
 
-  ・CRP上昇は急性感染症を示唆
 
-  ・顕微鏡的血尿・タンパク尿、白血球増多は尿路の炎症を示す。
 
-  ・硝酸塩(nitrate, HNO3と何かの塩)から亜硝酸塩(nitrite, HNO2と何かの塩)への還元により細菌の存在が確認される。
 
-   覚え方:亜硝酸は(Oが一つ)足らないi(愛)
 
-   でも複雑です。
 
-    HNO2 亜硝酸 nitrous acid, nitrite 。亜硝酸塩 nitrite
 
-    HNO3 硝酸 nitric acid, nitrate   。硝酸塩 nitrate
 
- (第4パラグラフ)管理
 
-  ・女性は入院すべき。
 
-  ・血液と尿の採取
 
-  ・静脈内輸液+抗生物質で治療開始。微生物が同定されたら、感受性のある抗菌薬を使用する。初期治療ではゲンタマイシン、アンピシリン、シプロフロキサシンを用いる
 
-  ・腎臓エコー検査:尿路閉塞を除外するため。閉塞性尿路疾患では、激しい痛み、発熱、敗血症ショック、腎不全を伴う脳腎症を起こしうる。
 
-  ・尿路敗血症の経過で水腎症が疑われたら、合併症を防ぐために緊急に腎瘻を造設すべき
 
- (第5パラグラフ)薬物治療
 
-  ・(腎結石など合併していない)腎感染症(ucomplicated renal infection)患者は抗生物質2週間のコースで治療すべき。
 
-  ・感染の根絶を確実にする治療が終わった後10-14日間は、反復して細菌培養をする。<
 
-  ・尿路結石を有する感染症や腎瘢痕を有する患者では抗生物質6週間のコースが用いられる。
 
- ■鑑別診断のポイント
 
-  腎盂腎炎は片側性、あるいは両側性の腰痛を引き起こす。
 
-  腰部痛の鑑別診断:
 
-   閉塞性尿路疾患
 
-   腎梗塞:心疾患などで生じた血栓が腎動脈またはその分枝を閉塞し、その血管の支配領域が虚血性壊死に陥った状態。
 
-   腎細胞癌:腎尿細管上皮細胞より発生する悪性腫瘍
 
-   腎乳頭壊死:腎乳頭より腎髄質にかけて、その支配動脈の虚血により壊死を来したもの。 主として基礎疾患に糖尿病を有する人にみられ、しばしば急性腎盂腎炎などの尿路感染に伴って発症する。
 
-   腎結石:
 
-   糸球体腎炎:
 
-   多発性嚢胞腎:先天性かつ両側性に腎実質内に大小無数の嚢胞を発生する。 ほとんどが両側性で、貧血、顕微鏡的血尿、蛋白尿、高血圧といった症状を呈しながら腎機能が低下し、最終的には腎不全となる疾患
 
-   海綿腎:腎錐体における集合管の先天性嚢状拡張症。症状としては拡張した集合管に尿の停滞 → 感染・細かな結石ができる。
 
-   腰痛血尿症候群:若年女性に好発し、反復して出現する腰部から側腹部の強い疼痛と血尿を主徴とする病因不明の疾患。肉眼的血尿や軽度の蛋白尿がみられることもあるが、特異的な検査所見はなく、診断は他疾患の除外診断による
 
- ■KEYPOINT
 
- ・急性腎盂腎炎は下部尿路症状があったり無かったりする。
 
- ・腎臓超音波検査は尿路閉塞を否定するために、入院24時間後に行うべき。
 
- ・抗菌薬は、再発のリスクを最小限にするために、少なくとも2週間継続すべき。
 
- □閉塞性尿路疾患(http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch229/ch229a.htmlより引用)
 
- □KUBの陰影から尿路結石成分の推定
 
-  リン酸カルシウム(22.0)
 
-  シュウ酸カルシウム(10.8):シュウ酸カルシウム結石は,尿路結石のうちで最も頻度が高く(70~80%),シュウ酸カルシウム結石の約半数はリン酸カルシウムとの混合結石である。
 
-  リン酸マグネシウムアンモニウム(4.1):ストラバイト結石:尿素分解菌(Proteus 、Klebsiella 、Pseudomonas )による尿路感染が原因で、尿素が分解されアンモニアとなると尿がアルカリ性となり、リン酸マグネシウムアンモニウム結石が形成される。
 
-  シスチン(3.7):ホモシスチン尿症
 
-  尿酸(1.4):痛風
 
-  キサンチン(1.4):プリン体
 
- □多嚢胞腎
 
-  常染色体劣性多発性嚢胞腎:ARPKD
 
-   旧名:幼児型嚢胞腎
 
-  常染色体優性多発性嚢胞腎:ADPKD
 
-   旧名:成人型嚢胞腎
 
  [★]
- 英
 
- kidney
 
- ラ
 
- ren
 
- 関
 
- 腎機能
 
- 図:N.265(水平断,上部) N.320(背面) N.332(水平断)
 
- 図:Z.92、M.173(体表解剖)、N.321,322
 
解剖
大きさ
重量
- 115-170g(PT.461), 160g(♂)/140g(♀)(KL.395)
 
血管尿管との関係
- 腎臓を内側から見るとき、腹側から静脈、動脈、尿管の順に並んでいる
 
位置
- 腹腔の後壁で、脊椎の両側にある(PT.461)
 
- 右腎:T11-L2椎体、左腎:T12-L3椎体 (M.173)。T12-L3椎体。右腎は左腎より約1.5cm低位 (KL.395)
 
- 両方の腎も幽門平面を貫くが、右腎は腎の上方で貫いている (M.173)
 
- 尋問は中面より5cm離れた場所にある (M.173)
- 腸骨稜の高いところを通る矢状面を貫く。この面は第12肋骨の先端をかすめる (M.173)
 
 
- 腎臓の背側側は上方では横隔膜を挟む。さらにその下層では第11胸神経、肋下神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経が下外側に走行している (M.173)
 
血管
- 
- 上区動脈
 
- 上前区動脈
 
- 下前区動脈
 
- 前区動脈
 
- 下区動脈
 
 
- それぞれから以下の通りに分岐する
 
部位名
生理
機能 (SP.776 2007年度後期生理学授業プリント)
- 
- 
- 尿中酸総排泄量 = 滴定酸(リン酸, 硫酸など) + NH4+ - HCO3-(重炭酸イオンの再吸収)
 
 
- 1-2. 尿素・尿酸・クレアチニンの排泄
 
- 1-3. 異物の排泄
 
- 肝臓でP450やグルクロン酸抱合された解毒物の排泄
 
 
- 
- 活性型ビタミンDの産生(腎小体で濾過したビタミンDを近位尿細管で再吸収し、活性型に転換して血中に戻す)
 
- pO2↓→近位尿細管近傍の線維芽細胞が分泌~
 
- 赤血球を作る増殖因子
 
- 輸入細動脈顆粒細胞から分泌される
 
- レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最初に位置する
 
- 副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイド(アルドステロン)を放出させる & 血管の平滑筋を刺激して血圧を上昇させる。
 
 
- 糖新生
 
ホルモンによる調節
- バソプレシン[視床下部後葉]により、遠位尿細管で水の再吸収が促進される
 
- 鉱質コルチコイド(アルドステロン)[副腎皮質]により、遠位尿細管でのNa( H2O)の再吸収が促進される
 
- 重炭酸イオン(HCO3-)の再吸収[近位尿細管、CO2が細胞内に拡散]
 
- ナトリウムイオン(Na+)の再吸収[近位尿細管、遠位尿細管]
 
- アンモニア(NH3)の排出[細胞外に拡散]
 
- 水素イオンH+の排出[近位尿細管、遠位尿細管のNa+-H+交換輸送体]
 
神経による調節 (SP.784)
- 交感神経により腎血流が調節されている
 
- 弱い刺激:輸出細動脈が収縮→RPF↓、濾過圧↑→GFRほぼ不変
 
- 強い刺激:輸入細動脈も収縮→RPF↓、GFR↓
 
尿の生成 (生理学実習1 実習テキストp.3)
- 腎を流れる血流量 1L/min = 1440L/day
 
- 原尿生成 0.1L/min = 160L/day
 
- 尿生成 0.7-1.0ml/min = 1-1.5L/day
 
-kidney
  [★]
- 英
 
- cribriform area (Z)
 
- ラ
 
- area cribrosa
 
- 関
 
- (腎乳頭の篩状野)cribriform area of renal papilla、腎乳頭
 
  [★]
- 英
 
- necrotizing papillitis, papillary necrosis
 
- 同
 
- 壊死性腎乳頭炎
 
- 関
 
- 腎乳頭
 
  [★]
- 英
 
- renal papillary necrosis、kidney papillary necrosis
 
- 同
 
- 腎髄質壊死 renal medullary necrosis
 
- 関
 
- 急性腎乳頭壊死
 
病因
  [★]
- 英
 
- acute renal papillary necrosis, acute renal medullary necrosis
 
- 関
 
- 腎乳頭壊死
 
  [★]
- 英
 
- nipple, papilla
 
- ラ
 
- papilla mammae
 
- 関
 
- 乳房
 
位置
- 鎖骨中線のあたりであって、T4-T5肋骨の間、すなわち第4肋間隙にある(♂)、と思われる。
 
- 上記の位置は、性差・個体差あり(KL.265)
 
臨床関連
- 胸骨圧迫(心臓マッサージ):圧迫部位は両乳頭のを結ぶ線と胸骨が交わる部位である。胸骨のやや下部となる。
 
  [★]
- 英
 
- 
 
- 関
 
- 頭部