尿路性器結核
- 英
- urogenital tuberculosis, genitourinary tuberculosis
UpToDate Contents
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- 1. 尿路性器結核urogenital tuberculosis [show details]
- 2. 鎮痛剤性腎症の臨床症状および診断clinical manifestations and diagnosis of analgesic nephropathy [show details]
- 3. HIVに感染していない成人に生じた薬剤感受性のある肺結核の治療treatment of drug susceptible pulmonary tuberculosis in hiv uninfected adults [show details]
- 4. 小児の不明熱に対するアプローチfever of unknown origin in children evaluation [show details]
- 5. 腎疾患の診断における尿検査urinalysis in the diagnosis of kidney disease [show details]
Japanese Journal
- OP-018 尿路性器結核症の全国的調査(感染症2,一般演題口演,第98回日本泌尿器科学会総会)
- 中根 慶太,濱砂 良一,山本 新吾,荒川 創一,松本 哲朗,安田 満,石原 哲,出口 隆,高橋 聡,田中 一志,速見 浩士,石川 清仁,門田 晃一
- 日本泌尿器科学会雑誌 101(2), 237, 2010
- NAID 110007867936
- 特異性感染症 尿路性器結核 無菌性膿尿の患者です。尿培養で結核菌が検出されました。対処と処方について教えてください。 (泌尿器科外来ベストナビゲーション) -- (尿路・性器の炎症性疾患)
- 遠藤 勝久
- 臨床泌尿器科 62(4), 75-77, 2008-04
- NAID 40015982201
- 症例 陰茎結核疹の1例
- 桑原 守正,武村 政彦,金子 新 [他]
- 臨床泌尿器科 58(3), 233-235, 2004-03
- NAID 40006146302
Related Links
- 疾患のポイント:性器結核とは、性器に結核が感染した状態である。男性性器結核の場合、尿路・精路に沿って逆行性感染により、もしくは血行性に前立腺、精嚢、精巣上体や精巣に感染する。抗菌薬抵抗性または無菌性の尿路性器 ...
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 性器結核の用語解説 - 男性の副性器 (精巣上体,前立腺,精嚢など) の結核を総称して性器結核と呼ぶことがある。多くは肺結核,尿路結核 (腎・膀胱結核) などに続発する。ときには原発性の ...
- 疾患メモ 腎・尿路・性器結核は,結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による尿路(腎,尿管,膀胱)と男性生殖器(前立腺,精管,精巣上体,精巣)の感染による慢性肉芽腫性炎症である。 肺に感染して肺結核となった結核菌が ...
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関連記事 | 「結核」「性器結核」「尿路」「核」 |
「結核」
- 英
- tuberculosis, TB
- 同
- 結核症
- 関
- 結核菌 Mycobacterium tuberculosis、抗結核薬
- 肺結核、腸結核、脳結核腫
- 感染予防学 080423I,II
- first aid step1 2006 p.135,137,143,162,172,173,181
- Pott's disease = vertebral tuberculosis. constrictive pericarditis = tuberculosis
概念
病原菌
疫学
- 罹患率は男性の方が多い。
平成21年
- 参考3
- 結核患者の発生は未だ2万4千人以上である。結核罹患率は引き続き減少傾向にあるが、減少率は2%台と低い。
- 新登録結核患者数 24,170人
- 罹患率(人口10万人対の新登録結核患者数) 19.0 (対前年比0.4減)
- 80歳以上の結核罹患率は横ばいないし増加し、70歳以上の高齢結核患者は新登録結核患者の半数以上となった。
- 80歳以上の罹患率 88.3 (H20 87.6、H19 90.5、H18 93.0)
- 70歳以上の新登録結核患者の占める割合 50.1%(H20 48.9%、H19 47.9%、H18 47.0%)
- 世界的に見て、日本は依然として結核中まん延国である。
- 日本の罹患率(19.0)は、米国(4.3)の4.4倍、カナダ(4.7)の4.0倍、スウェーデン(5.4)の3.5倍、オーストラリア(5.5)の3.5倍。
感染の型
- SPU.178
一次感染
- 初感染患者に形成される初期変化群の増悪による病変:全身性血行性散布(粟粒結核など)、肺原発巣の空洞化、リンパ節の穿孔による吸引性結核性肺炎、結核性胸膜炎
二次感染
- 初感染から長期間を経て発症するもの
症状
結核の皮膚病変
検査
- 「喀痰の抗酸菌検査では1日1回、連続して3日間検査することが推奨されている。抗酸菌検査では通常、塗抹検査と培養検査の2項目をオーダーするが、結核の疑いが強い場合には、健康保険診療上、結核菌核酸増幅法検査を1回行うことができる。」(ガイドライン1より引用)
診断
- 結核菌の診断を行う上では、あくまでも細菌学的検査(塗沫検査、培養検査)によることが原則である。(IRE.1034)
- 結核の疑いが強い場合にはPCR法により確定して、直ちに保健所に届けるのがよい。
治療
- 標準治療法:最初2ヶ月間4剤、次の4ヶ月間2-3剤の計6ヶ月間の治療
- 例:INH,RFP,EB,PZAで2ヶ月間(bactericidal phase) → INH,RFP(,EB)で4ヶ月間(continuation phase)
- 多剤耐性結核菌:少なくともINHとRFPに同時耐性を示す菌株
2009年に厚生労働省告示
- A法
- ピラジナミド(PZA)を使用できる場合には、まずイソニアジド(INH)、リファンピシン(RFP)およびPZAにストレプトマイシン(SM)またはエタンブトール(EB)を加えた4剤併用療法を2カ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を4剤併用療法開始時から6カ月を経過するまで行う。
- B法
- PZAを使用できない場合には、まずINHおよびRFPの2剤にSMまたはEBを加えてた3剤併用療法を2ないし6ヵ月間行い、その後INHおよびRFPの2剤併用療法を3剤併用療法開始時から9ヶ月を経過するまでに行う。INHまたはRFPを使用できない場合、症状が著しく重い場合、治療開始から2カ月を経ても結核菌培養検査陽性の場合、糖尿病、じん肺、HIV感染症等の疾患を合併する場合、または副腎皮質ホルモン剤を免疫抑制剤を長期にわたり使用している場合、などでは治療期間を3ヵ月間延長できる。
薬物療法:抗結核薬
感染経路
公衆衛生
参考
- 1. 日本結核病学会
- 2. 共益財団法人結核予防学会
- 3. 結核登録者情報調査【平成18年まで結核発生動向調査】|厚生労働省
ガイドライン
- 1. 結核診療ガイドライン(の要点抜粋) 山岸文雄 独立行政法人国立病院機構千葉東病院 病院長
国試
「性器結核」
- 卵管炎と子宮内膜炎が最も多い(G9M.58)。卵管炎が最も多い(NGY.177)
- 以前は不妊症の原因でもあったが、現在では結核そのものの減少によりきわめて稀な疾患となっている。