- 35歳の女性。 3回経妊、 2回経産。月経痛と過多月経とを主訴に来院した。子宮は硬(手拳大に腫大し、付属器は触知しない。CA125 150U/ml(基準35以下)。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 17)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A037]←[国試_104]→[104A039]
★リンクテーブル★
[★]
- 20歳の女性。便秘、皮膚乾燥および1年間の無月経を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはない。高校卒業後、食行動の異常を認め、体重は極端に減少した。両親と弟との4人家族。母親との間に強い葛藤があり、日常会話は極めて少ない。意識は清明。身長162cm、体重38.5kg。体温35.8℃。脈拍56/分、整。血圧92/56mmHg。
- この疾患で認められるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A038]←[国試_104]→[104A040]
[★]
- 67歳の男性。凝血塊を伴う肉眼的血尿を主訴に来院した。膀胱内視鏡写真(別冊No. 16)を別に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A036]←[国試_104]→[104A038]
[★]
[★]
- 英
- adenomyosis, adenomyosis of uterus
- ラ
- adenomyosis uteri
- 同
- 腺筋症 adenomyosis、内性子宮内膜症 endometriosis interna
- 関
- 腺筋症、子宮内膜症
概念
疫学
- 30-40歳の性成熟期に多く、40歳代にピーク
- 子宮内膜症との合併が多く、子宮筋腫との合併も多い。
症状 NGY.195
検査
画像診断
超音波エコー(経膣超音波)
- 辺縁不明瞭な腫瘤を認める ⇔ 子宮筋腫:辺縁明瞭な低エコー像
MRI
- 境界不明瞭な低信号領域 ⇔ 子宮筋腫:明瞭
- 点状高信号域が認められる(出血)
[show details]
比較
子宮筋腫
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30歳代の女性で過多月経をきたし、内診で硬く腫大した子宮を触れ、超音波で子宮体部に充実性の腫瘤を認める。MRI T2では境界明瞭な低信号を認め、JZは保たれる。
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子宮腺筋症
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過多月経をきたし、内診ではびまん性に腫大した弾性の子宮を触知。エコーでは子宮筋層の肥厚。MRI T2では境界不明瞭な低信号域(筋層)の中に半流動性の出血を反映する点状の高信号を認め、JZは不明瞭化する。
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子宮体癌
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中年~高齢女性。子宮内膜(高信号)の増殖、肥厚が見られる。境界明瞭な腫瘤ではない。MRI T2ではJZが断裂している。
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子宮頚癌
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子宮体部は腫大しない。
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腫瘍マーカー
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子宮筋腫
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子宮腺筋症
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T2強調画像
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低信号
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境界
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明瞭
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不明瞭
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変性
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さまざまな高信号
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-
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異所性内膜
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-
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点状高信号
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flow void sign
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+
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-
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治療
- 症状がない場合、また軽症の場合や妊娠希望の場合は治療の必要は無し、あるいは対象治療
薬物療法
手術療法
- 妊娠希望の場合に行う
- 再発のリスクがある
- 腫瘤形成型が対象となる ← びまん性の場合、取りきれない
国試