- 英
- cystitis
- 関
- 膀胱
病型
病因
- 細菌感染による
- 急性:全身の防御能の一時的低下:大腸菌単独が多い
- 慢性:尿路のに何らかの基礎疾患:グラム陰性桿菌の複合菌感染
疫学
症状
治療
- 生活指導:水分をとること、排尿を我慢しないこと、下腹部を保温すること
WordNet
- inflammation of the urinary bladder and ureters
PrepTutorEJDIC
- 膀胱(ぼうこう)炎
Wikipedia preview
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/12/30 21:40:03」(JST)
[Wiki ja表示]
膀胱炎 |
分類及び外部参照情報 |
ICD-10 |
N30 |
ICD-9 |
595 |
DiseasesDB |
29445 |
MeSH |
D003556 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 |
テンプレートを表示 |
膀胱炎(ぼうこうえん、英:cystitis)は、膀胱に起こる炎症である。
急性膀胱炎と慢性膀胱炎がある。急性膀胱炎は細菌性の感染症である。慢性膀胱炎は、急性膀胱炎の慢性化のほか、非細菌性慢性膀胱炎もある(間質性膀胱炎も最近話題となっている)。なお、糖尿病などの合併症に膀胱炎を起こすこともあるが、それらは主に細菌性である。
診断
女性に多く、男性では比較的少ない。発熱を伴わないことが多い。発熱を伴っているときには、実質臓器の炎症、特に腎盂腎炎まで感染が拡がっている可能性がある。排尿時痛、頻尿、肉眼的血尿のいずれかがあれば、ほぼ50%の確率で急性尿路感染症と診断される[1]。 検査としては
などがある。
治療
多くは細菌感染症である。原因となる細菌がはっきりしていれば、感受性や薬剤の組織移行性を考え処方を行う。 原因菌がはっきりしない段階で処方を行う際には
などを用いる。性感染症も合併が疑われるときには
も使われることが多い。
引用
- ^ Bent et al. JAMA 287:2701-2710,2002
関連項目
|
この項目は、医学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
腎・泌尿器系の疾患 |
|
疾患 |
|
糸球体病変
|
急性糸球体腎炎 | IgA腎症 | 急速進行性糸球体腎炎 | 慢性糸球体腎炎
|
|
ネフローゼ症候群
|
原発性
|
微小変化群 | 巣状糸球体硬化症 | 膜性腎症 | 膜性増殖性糸球体腎炎
|
|
|
遺伝性腎炎
|
アルポート症候群 | 良性家族性血尿
|
|
尿細管機能障害
|
ファンコーニ症候群 | バーター症候群 | ギッテルマン症候群 | リドル症候群 | 尿細管性アシドーシス | 腎性糖尿 | 尿細管間質性腎炎
|
|
続発性腎障害
|
膠原病
|
全身性エリテマトーデス | 全身性強皮症 | シェーグレン症候群
|
|
糖尿病性腎症 | 痛風腎 | クリオグロブリン血症 | アミロイドーシス | 溶血性尿毒症症候群
|
|
|
腎循環障害
|
腎血管性高血圧症 | 腎梗塞 | クルミ割り現象
|
|
泌尿器疾患
|
機能障害
|
膀胱尿管逆流 | 神経因性膀胱 | 水腎症 |
|
|
先天異常
|
多発性嚢胞腎(常染色体優性多発性嚢胞腎 | 常染色体劣性多発性嚢胞腎) | 尿管異所開口 | 重複腎盂尿管 |ポッター症候群
|
|
感染症
|
腎盂腎炎 | 腎膿瘍 | 膀胱炎 | 腎結核
|
|
尿路結石
|
膀胱結石
|
|
腫瘍
|
腎細胞癌 | 腎盂腫瘍 | 尿管腫瘍 | 前立腺肥大症 | 前立腺癌 | 精巣腫瘍 | 陰茎癌 |腎芽腫
|
|
性器の疾患
|
前立腺炎 | 停留精巣 | 精巣捻転 | 包茎 | 勃起不全
|
|
|
|
|
病態・症状 |
|
腎不全
|
急性腎不全
|
急性尿細管壊死
|
|
慢性腎臓病
|
慢性腎不全 | 尿毒症
|
|
|
尿所見異常
|
乏尿 | 無尿 |多尿 |頻尿 |血尿 | タンパク尿 | 尿円柱
|
|
尿閉 |陰嚢腫大
|
|
|
|
検査 |
|
腎機能検査
|
糸球体濾過量 | クレアチニンクリアランス | ナトリウムクリアランス | 尿中ナトリウム排泄率 | 腎不全指数
|
|
腹部X線写真 | 腎盂造影 | レノグラム | 腎生検
|
|
|
|
腎・泌尿器系の正常構造・生理 |
|
腎臓 |
肉眼解剖
|
尿細管
|
近位尿細管 - ヘンレのループ(下行脚 - 細い上行脚 - 太い上行脚) - 遠位尿細管 - 集合管 - 腎盤 ( - 尿管)
|
|
腎循環
|
腎動脈 - 傍尿細管毛細血管 - 輸入細動脈 - (糸球体) - 輸出細動脈 - 直細動脈 - 腎静脈
|
|
ゲロタ筋膜
|
|
|
顕微解剖
|
ネフロン
|
腎小体
|
糸球体
|
毛細血管 | 糸球体内メサンギウム細胞 | ボーマン嚢
|
|
傍糸球体装置
|
緻密斑 | 傍糸球体細胞 | 糸球体外メサンギウム細胞
|
|
|
尿細管
|
|
|
|
生理学
|
アシドーシスとアルカローシス | 膠質浸透圧 | 糸球体濾過量 | 腎血漿流量 | クレアチニンクリアランス
|
|
生化学
|
バソプレッシン | アルドステロン | 心房性ナトリウム利尿ペプチド | エリスロポエチン | レニン-アンジオテンシン系
|
|
|
尿路 |
肉眼解剖
|
尿管 - 膀胱 - 尿道
|
|
顕微解剖
|
移行上皮
|
|
|
生殖器系 |
|
女性器 |
尿道 - 陰核 - 陰裂 - 陰核亀頭 - 陰核亀頭冠 - 陰核包皮 - 陰核小帯 - Gスポット - 処女膜 - 陰唇 - 大陰唇 - 小陰唇 - 膣 - バルトリン腺 - スキーン腺 - 子宮頸部 - 子宮 - 子宮内膜 - 卵管 - 卵巣
|
|
男性器 |
尿道 - 陰茎 - 陰茎亀頭 - 陰茎亀頭冠 - 海綿体 - 陰茎ワナ靭帯 - 陰茎包皮 - 陰茎小帯 - 陰嚢 - 精索 - 精巣上体 - 精細管 - セルトリ細胞 - 精巣輸入管 - 輸精管 - 精嚢 - 射精管 - 前立腺 - 尿道球腺 - 精巣網 - 精巣
|
|
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 一診療所における間質性膀胱炎の臨床的検討 : 現状と問題点
- 南里 正晴,南里 正之,南里 和成
- 日本泌尿器科学会雑誌 = The Japanese journal of urology 105(4), 178-182, 2014-10
- NAID 40020238695
- 本田 正史,引田 克弥,武中 篤
- 西日本泌尿器科 = The Nishinihon journal of urology 76(10), 345-353, 2014-10
- NAID 40020233634
- マンガでチェック! 泌尿器ケアトラブル対応マニュアル(第22回)間質性膀胱炎だと,コーヒーを飲んだらダメ?
- トシル酸スプラタスト(IPD)内服が有効であった好酸球性膀胱炎の1例
- 倉本 朋未,線崎 博哉,稲垣 武
- 泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica 60(9), 447-450, 2014-09
- NAID 40020204087
Related Links
- 【どんな感染症か】 主に大腸からの細菌が膀胱内に侵入し、増殖して炎症を起こす細菌感染症です。
- 何度も繰り返しなってしまうことの多い膀胱炎。膀胱炎を理解する事で予防の方法を理解することができます。 ... 膀胱炎に良いもの どんな病気にも、迷信じみていて、眉唾ものの治療法などがありますが、この病気にも、やはり良い ...
- 膀胱炎の原因、対策など、なぜ女性は膀胱炎になりやすいのか?間質膀胱炎とは?その他女性が気おつけたい病気を紹介しています。 ... 膀胱炎~なぜ女性は膀胱炎になりやすいのか?~ 膀胱炎の原因、対策など、なぜ女性は膀胱炎に ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の女性。排尿時痛を主訴に来院した。2日前から頻尿、残尿感および排尿時痛を認めた。発熱はなかった。普段は腹圧を用いて排尿をしていたが、明らかな残尿感は自覚していなかった。10年前から糖尿病を指摘されていたが未治療であった。体温36.5℃。腹部は平坦、軟で、下腹部の圧痛はない。尿所見:蛋白1+、糖2+、沈さに赤血球5~10/1視野、白血球5~10/1視野。血液所見:空腹時血糖186mg/dl、HbA1c 9.0%(基準4.3~5.8)。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
B
- 膀胱炎
- 糖尿病性神経因性膀胱:末梢神経障害(膀胱~仙髄)が障害され、排尿反射が起きなくなるので、尿閉、低活動性膀胱、溢流性尿失禁を来す。
※国試ナビ4※ [102D055]←[国試_102]→[102D057]
[★]
- 40歳の男性。突然、左腰部の重圧感が出現したので来院した。生来健康で
- あった。
- 身長170cm、体重70kg。体温36.5℃。脈拍64/分、整。血圧130/80
- mmHg。
- 尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血2+。尿沈渣の顕微鏡写真を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I032]←[国試_098]→[098I034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110E012]←[国試_110]→[110E014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105F013]←[国試_105]→[105F015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103I033]←[国試_103]→[103I035]
[★]
- ☆case10 背痛
- ■症例
- 27歳 女性
- 主訴:背中に突き抜ける?痛み(pain across her back)
- 現病歴:背中に広がる痛みを訴えて、27歳の女性が救急部に運ばれてきた。2日前に熱が出て背部痛が始まり、以降調子が悪い。痛みは増強している。6時間前に2度嘔吐した。
- 既往歴:3ヶ月前に合併症のない胆嚢炎。
- ・身体診断
- 調子が悪そうであり、紅潮している。体温:39.2℃。脈拍:120/分。血圧:104/68 mmHg。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:全体的に圧痛。両側の腰部で著明な圧痛。
- ・検査
- (血液生化学)
- 白血球↑、血清尿素↑、CRP↑
- (尿検査)
- タンパク:++、鮮血:+++、亜硝酸塩:++
- 尿の顕微鏡検査:(おそらく400倍の一視野に)赤血球>50、白血球>50
- 腹部X線:正常
- ■glossary
- loin n. (pl)腰、腰部(→(adj.)lumbar)。(獣の)腰肉、ロイン。(pl)陰部、生殖器、性器
- 腸雑音、腸音、intestinal murmur、intestinal sound、bowel sound
- urine microscopy 尿の顕微鏡検査
- dysuria 排尿障害
- urgency n. 切迫、急迫、危急。緊急、火急、焦眉の急。[pl]しつこい要求、懇願。せき立てる力、刺激
- hydronephrosis 水腎症
- -nephros 腎臓
- -stomy 開口術
- nephrostomy n. 腎瘻造設術、腎造瘻術、腎瘻術
- obstructive urophathy 閉鎖性尿路疾患
- intravenous fluid 静脈内輸液
- commence vt. 始める、開始する。 vi. ~から始める、始まる(with)
- urgently
- eradication n. 根絶、撲滅
- mimic vt. ~の物まねをする、まねて馬鹿にする。そっくりに[卑屈に]まねる。~によく似る
- renal ultrasound 腎臓超音波検査
- obstructive uropathy 閉塞性尿路疾患
- polycystic kidney disease 多発性嚢胞腎
- medullary sponge kidney 海綿腎
- loin-pain hematuria syndrome 腰痛血尿症候群
- ■解説
- (第1パラグラフ)疫学
- 急性腎盂腎炎:男性より女性でmore common。尿路からの細菌の上行感染。リスク:妊娠、糖尿病、免疫低下者、尿路奇形(尿の腎臓への逆流。そして多分、狭窄していたりして結石で閉塞されやすいこともあると思う)
- (第2パラグラフ)病態
- 食欲不振、悪心、嘔吐と共に40℃の発熱が出ることがある。
- 腎盂腎炎患者の中には膀胱炎の先行症状(排尿障害、頻尿、尿意切迫、血尿)がある人がいるけど、こういう下部尿路症状がいつも出現するわけではない。
- 多くの腎盂腎炎患者は、先行する6ヶ月以内の膀胱炎の既往がある。
- 老人の場合、非典型的な症状を示し、そして混乱した状態でやってくる。
- 腎盂腎炎は他の病態によく似ている:急性虫垂炎、急性胆嚢炎、急性膵炎、下葉の肺炎
- 普通、体表から見て腎臓の直上に前からも後ろからも圧痛を感じる。
- 未治療の腎盂腎炎では敗血症になるかもしれない。
- (第3パラグラフ)本ケースについて
- ・CRP上昇は急性感染症を示唆
- ・顕微鏡的血尿・タンパク尿、白血球増多は尿路の炎症を示す。
- ・硝酸塩(nitrate, HNO3と何かの塩)から亜硝酸塩(nitrite, HNO2と何かの塩)への還元により細菌の存在が確認される。
- 覚え方:亜硝酸は(Oが一つ)足らないi(愛)
- でも複雑です。
- HNO2 亜硝酸 nitrous acid, nitrite 。亜硝酸塩 nitrite
- HNO3 硝酸 nitric acid, nitrate 。硝酸塩 nitrate
- (第4パラグラフ)管理
- ・女性は入院すべき。
- ・血液と尿の採取
- ・静脈内輸液+抗生物質で治療開始。微生物が同定されたら、感受性のある抗菌薬を使用する。初期治療ではゲンタマイシン、アンピシリン、シプロフロキサシンを用いる
- ・腎臓エコー検査:尿路閉塞を除外するため。閉塞性尿路疾患では、激しい痛み、発熱、敗血症ショック、腎不全を伴う脳腎症を起こしうる。
- ・尿路敗血症の経過で水腎症が疑われたら、合併症を防ぐために緊急に腎瘻を造設すべき
- (第5パラグラフ)薬物治療
- ・(腎結石など合併していない)腎感染症(ucomplicated renal infection)患者は抗生物質2週間のコースで治療すべき。
- ・感染の根絶を確実にする治療が終わった後10-14日間は、反復して細菌培養をする。<
- ・尿路結石を有する感染症や腎瘢痕を有する患者では抗生物質6週間のコースが用いられる。
- ■鑑別診断のポイント
- 腎盂腎炎は片側性、あるいは両側性の腰痛を引き起こす。
- 腰部痛の鑑別診断:
- 閉塞性尿路疾患
- 腎梗塞:心疾患などで生じた血栓が腎動脈またはその分枝を閉塞し、その血管の支配領域が虚血性壊死に陥った状態。
- 腎細胞癌:腎尿細管上皮細胞より発生する悪性腫瘍
- 腎乳頭壊死:腎乳頭より腎髄質にかけて、その支配動脈の虚血により壊死を来したもの。 主として基礎疾患に糖尿病を有する人にみられ、しばしば急性腎盂腎炎などの尿路感染に伴って発症する。
- 腎結石:
- 糸球体腎炎:
- 多発性嚢胞腎:先天性かつ両側性に腎実質内に大小無数の嚢胞を発生する。 ほとんどが両側性で、貧血、顕微鏡的血尿、蛋白尿、高血圧といった症状を呈しながら腎機能が低下し、最終的には腎不全となる疾患
- 海綿腎:腎錐体における集合管の先天性嚢状拡張症。症状としては拡張した集合管に尿の停滞 → 感染・細かな結石ができる。
- 腰痛血尿症候群:若年女性に好発し、反復して出現する腰部から側腹部の強い疼痛と血尿を主徴とする病因不明の疾患。肉眼的血尿や軽度の蛋白尿がみられることもあるが、特異的な検査所見はなく、診断は他疾患の除外診断による
- ■KEYPOINT
- ・急性腎盂腎炎は下部尿路症状があったり無かったりする。
- ・腎臓超音波検査は尿路閉塞を否定するために、入院24時間後に行うべき。
- ・抗菌薬は、再発のリスクを最小限にするために、少なくとも2週間継続すべき。
- □閉塞性尿路疾患(http://merckmanual.jp/mmpej/sec17/ch229/ch229a.htmlより引用)
- □KUBの陰影から尿路結石成分の推定
- リン酸カルシウム(22.0)
- シュウ酸カルシウム(10.8):シュウ酸カルシウム結石は,尿路結石のうちで最も頻度が高く(70~80%),シュウ酸カルシウム結石の約半数はリン酸カルシウムとの混合結石である。
- リン酸マグネシウムアンモニウム(4.1):ストラバイト結石:尿素分解菌(Proteus 、Klebsiella 、Pseudomonas )による尿路感染が原因で、尿素が分解されアンモニアとなると尿がアルカリ性となり、リン酸マグネシウムアンモニウム結石が形成される。
- シスチン(3.7):ホモシスチン尿症
- 尿酸(1.4):痛風
- キサンチン(1.4):プリン体
- □多嚢胞腎
- 常染色体劣性多発性嚢胞腎:ARPKD
- 旧名:幼児型嚢胞腎
- 常染色体優性多発性嚢胞腎:ADPKD
- 旧名:成人型嚢胞腎
[★]
- 英
- antibacterial drug, antibacterial
- 関
- 抗生剤、薬理学、抗菌薬一覧、抗細菌薬
- first aid step 1 2006 p.165
定義
- 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
- このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ
作用機序による分類
- first aid step 1 2006 p.165
|
Mechanism of action
|
Drugs
|
1
|
Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking
|
penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
|
2
|
Block peptidoglycan synthesis
|
bacitracin, vancomycin, cycloserine
|
3
|
Disrupt bacterial/fungal cell membranes
|
polymyxins
|
4
|
Disrupt fungal cell membranes
|
amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
|
5
|
Block nucleotide synthesis
|
sulfonamides, trimethoprim
|
6
|
Block DNA topoisomerases
|
quinolones
|
7
|
Block mRNA synthesis
|
rifampin
|
8
|
Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit
|
chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
|
9
|
Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit
|
aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin ATuSi → あつし
|
薬物動態
- 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
- 時間依存性:βラクタム系抗菌薬
治療期間
小児
- 尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断
|
原因菌
|
投与期間(抗菌薬)
|
髄膜炎
|
インフルエンザ菌
|
7-10日
|
肺炎球菌
|
10-14日
|
髄膜炎菌
|
7-10日
|
GBS,腸内細菌,リステリア
|
21日
|
中耳炎
|
<2 歳
|
10日
|
2 歳≦
|
5-7日
|
咽頭炎
|
A 群連鎖球菌
|
10日(ペニシリン系薬)
|
5日(セフェム系薬)
|
肺炎
|
肺炎球菌,インフルエンザ菌
|
解熱後3-4日
|
黄色ブドウ球菌
|
3-4週間
|
マイコプラズマ,クラミジア
|
10-21日
|
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎
|
大腸菌,プロテウス,腸球菌
|
3日
|
14日
|
骨髄炎
|
黄色ブドウ球菌
|
21日
|
連鎖球菌,インフルエンザ菌
|
14日
|
主要な感染症の抗菌薬投与期間
- 感染レジマニュ p.27
ソース不明
妊婦に避けるべき抗菌薬
- Antibiotics to avoid in pregnancy
- Sulfonamides––kernicterus.
- Aminoglycosides––ototoxicity.
- Fluoroquinolones––cartilage damage.
- Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
- (and clarithromycin––embryotoxic).
- Metronidazole––mutagenesis.
- Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
- Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
- Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
- Chloramphenicol––“gray baby.”
- SAFE Moms Take Really Good Care.
使っても良い
- YN.H-24
参考
- まとまっていてよい
- http://www.antibiotic-books.jp
[★]
- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
[★]
- 英
- urinary tract infection, UTI, urinary tract infections, UTIs
- 関
- 尿路感染
定義
- 尿路(腎、尿管、膀胱、尿道など)の感染症。尿道炎は別に取り扱われるらしい
疫学
- 尿路感染症は特に女性に多く、30歳になるまでに4人に1人が罹患。
- 入院患者の1/3は尿路感染症であり、さらにその3/4以上は膀胱カテーテルを留置されいる患者で起こる。
分類
背景
- 一般細菌の上行性感染によって起こることがほとんどであり、
- 単純性尿路感染症:尿路に明らかな基礎疾患がない。
部位
病因
病原体
- SMB.607
外来患者
院内感染患者
first aid p.162
- Staphylococcus saprophyticus (10-30%) is the 2nd most common cause of UTI in young ambulatory women.
感染経路
病因
- 冷え、過度の排尿自制、尿流の停滞、経尿道的操作など
症状
小児科 SPE.615
- 乳幼児:発熱、嘔吐、下痢、食欲不振など非特異的な全身症状
- 新生児:乳幼児の症状 + 脱水、体重減少、黄疸など。
検査
尿検査
- 尿:混濁
- 尿沈渣:1視野(400倍)5個以上の白血球(膿尿)
- 尿培養:1ml中10^5個以上の細菌 ← 中間尿の定量培養
- 症状(頻尿、排泄痛、残尿感)ががあれば、これ以下の菌数でも病因的意義がある。
治療
[★]
- 英
- interstitial cystitis
- ラ
- cystitis interstitialis
- 関
- 膀胱炎
- 原因不明の膀胱萎縮。
- 昼間に5回以上、夜間に2回以上の頻尿により切迫排尿を来す。(SURO.201)
- 400ml以下の膀胱容量で排尿筋の緊張や悪性腫瘍、結核、精神科疾患が否定された症例。(SURO.201)
- 服用:非ステロイド型抗炎症薬、ステロイド、抗ヒスタミン薬、免疫抑制薬、三環系抗うつ薬
- 膀注:ヘパリン、clorpactin WCS-90、DMSO、硝酸銀
- 内視鏡手術(水圧拡張術、経尿道的手術)、観血的手術(膀胱剥離術、supratrigonal cystectomy、尿路変向術)
参考
- http://rockymuku.sakura.ne.jp/hinyoukika/OABtoIC.pdf
[★]
- 英
- hemorrhagic cystitis
- 関
- 膀胱炎、アレルギー性膀胱炎
[★]
- 英
- cystitis aseptica
- 関
- アレルギー性膀胱炎
[★]
- 英
- bacterial cystitis
- 関
- 急性膀胱炎
[★]
- 英
- urinary bladder (M,N), bladder (Z)
- ラ
- vesica urinaria
- 関
- 膀胱容量
組織
- 粘膜には多くのヒダが存在し、膀胱が伸展すると消える (HIS.388)
- 被蓋細胞+移行上皮細胞 (HIS.388)
血管(M.210)
[★]
- 関
- 炎光、炎症