慢性前立腺炎

chronic prostatitis
前立腺炎


概念

  • 現在では慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)という概念にまとめられている。
  • Keiegerら(1999)によるNIH新分類
  • カテゴリーI 急性細菌性前立腺炎
  • カテゴリーII 慢性細菌性前立腺炎
  • カテゴリーIII 慢性骨盤内疼痛症候群/前立腺関連疼痛症候群
  • カテゴリーIIIA 炎症性
  • カテゴリーIIIB 非炎症性
  • カテゴリーIV 無症候性炎症性前立腺炎

有病率

  • 世界で成人男性の2-10%が有すると言われている。
  • 50歳代でピークでありその後低下していくと言われている
  • 20-39歳:11%
  • 40-49歳:13%
  • 50-59歳:10%
  • 60-69歳:9%
  • 70-74歳:7%

症状

  • CP/CPPSの症状
  • 疼痛:疼痛(会陰、下腹部、精巣、陰茎、射精痛)
  • 排尿困難:膀胱刺激、膀胱出口閉塞

診断

  • CP/CPPSの診断
  • 鑑別としては尿道炎、膀胱癌/尿道癌、下部尿路症状を呈する疾患、尿路狭窄を来す疾患、脊髄損傷や腰部脊柱管狭窄羞悪などの神経疾患

治療

カテゴリーIIIの治療方針

  • 1. 抗生剤治療を2-4週試す


UpToDate Contents

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Japanese Journal

  • 八味地黄丸が著効した非細菌性慢性前立腺炎の1症例
  • 大中 仁彦,洪里 和良
  • 東洋医学とペインクリニック 42(3・4), 42-45, 2013-03
  • NAID 40019659607
  • 慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群と排尿機能・性機能との関連 (特集 古くて新しい前立腺炎の臨床)
  • 慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群に対する治療 : 薬物療法以外 (特集 古くて新しい前立腺炎の臨床)

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男性生殖器の1つである 前立腺についてわかりやすく 説明しています。 前立腺を学ぼう 前立腺に関係した 代表的疾患について 説明しています。 前立腺の病気を知ろう! 慢性前立腺炎の発症には


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抗菌薬」

  [★]

antibacterial drug, antibacterial
抗生剤薬理学抗菌薬一覧抗細菌薬
first aid step 1 2006 p.165

定義

  • 細菌/微生物に静菌作用、殺菌作用を示す物質。結果として、人において病原性を除去する目的で使用される。
  • このうち、微生物によって産生される物質を抗生物質と呼ぶ


作用機序による分類

first aid step 1 2006 p.165
  Mechanism of action Drugs
1 Block cell wall synthesis by inhibition of peptidoglycan cross-linking penicillin, ampicillin, ticarcillin, piperacillin, imipenem, aztreonam, cephalosporins
2 Block peptidoglycan synthesis bacitracin, vancomycin, cycloserine
3 Disrupt bacterial/fungal cell membranes polymyxins
4 Disrupt fungal cell membranes amphotericin B, nystatin, fluconazole/azoles
5 Block nucleotide synthesis sulfonamides, trimethoprim
6 Block DNA topoisomerases quinolones
7 Block mRNA synthesis rifampin
8 Block protein synthesis at 50S ribosomal subunit chloramphenicol, erythromycin/macrolides, lincomycin, clindamycin, streptogramins (quinupristin, dalfopristin), linezolid
9 Block protein synthesis at 30S ribosomal subunit aminoglycosides, tetracyclines, spectinomycin
 ATuSi → あつし


薬物動態

  • 濃度依存性:アミノグリコシド系抗菌薬、ニューロキノロン系抗菌薬
  • 時間依存性:βラクタム系抗菌薬

治療期間

小児

尾内一信 ; 第 39 回日本小児感染症学会教育講演 2 小児感染症の抗菌薬療法 -耐性菌時代の適正使用-
感染臓器・臨床診断 原因菌 投与期間(抗菌薬)
髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
肺炎球菌 10-14日
髄膜炎菌 7-10日
GBS,腸内細菌,リステリア 21日
中耳炎 <2 歳 10日
2 歳≦ 5-7日
咽頭炎 A 群連鎖球菌 10日(ペニシリン系薬)
5日(セフェム系薬)
肺炎 肺炎球菌,インフルエンザ菌 解熱後3-4日
黄色ブドウ球菌 3-4週間
マイコプラズマ,クラミジア 10-21日
腎臓、膀胱炎、腎盂腎炎 大腸菌,プロテウス,腸球菌 3日
14日
骨髄炎 黄色ブドウ球菌 21日
連鎖球菌,インフルエンザ菌 14日

主要な感染症の抗菌薬投与期間

感染レジマニュ p.27
骨髄炎 4-6週
耳鼻咽喉 中耳炎 5-7日
副鼻腔炎 5-14日
A群溶連菌咽頭炎 10日
肺炎 肺炎球菌 7-10日 or 解熱後3日間
インフルエンザ菌 10-14日
マイコプラズマ 14日(7-10日)
レジオネラ 21日
肺化膿症 28-42日
心臓 感染性心内膜炎 α連鎖球菌 2-4週
黄色ブドウ球菌 4-6週
消化管 腸炎 赤痢菌 3日
チフス 14日(5-7日)
パラチフス
腹膜炎 特発性 5日
二次性 10-14日
胆肝膵 肝膿瘍 細菌性 4-8週
アメーバ性 10日
尿路 膀胱炎 3日
急性腎盂腎炎 14日(7-10日)
急性腎盂腎炎・再発 6週
慢性前立腺炎 1-3ヶ月
髄腔 髄膜炎 インフルエンザ菌 7-10日
髄膜炎菌
肺炎球菌 10-14日
リステリア 21日
敗血症 敗血症 コアグラーゼ陰性ブドウ球菌 5-7日
黄色ブドウ球菌 28日(14日)
グラム陰性桿菌 14日(7-14日)
カンジダ 血液培養陰性化後, 14日

ソース不明

妊婦に避けるべき抗菌薬

  • Antibiotics to avoid in pregnancy
  • Sulfonamides––kernicterus.
  • Aminoglycosides––ototoxicity.
  • Fluoroquinolones––cartilage damage.
  • Erythromycin––acute cholestatic hepatitis in mom
(and clarithromycin––embryotoxic).
  • Metronidazole––mutagenesis.
  • Tetracyclines––discolored teeth, inhibition of bone growth.
  • Ribavirin (antiviral)––teratogenic.
  • Griseofulvin (antifungal)––teratogenic.
  • Chloramphenicol––“gray baby.”
  • SAFE Moms Take Really Good Care.

使っても良い

YN.H-24
  • βラクタム系
  • エリスロマイシン、アジスロマイシン

参考

  • 抗菌薬インターネットブック
まとまっていてよい
[display]http://www.antibiotic-books.jp

抗菌薬一覧

慢性前立腺炎様症候群」

  [★]

chronic prostatitis-like syndrome
前立腺痛症 prostatodynia prostatalgia

慢性前立腺炎/骨盤内疼痛症候群」

  [★]

CP/CPPS
前立腺炎

前立腺」

  [★]

prostate (KL,KH,N,Z), prostate gland
prostata
前位腺摂護腺
  • 図:N.367

解剖

  • くるみ大の大きさ。体積は5ml(??)程度が普通で、大きい場合、前立腺肥大症や前立腺癌などが考えられる
  • 膀胱の直下にある栗の実に似た固い器官
  • 内腺と外腺からなる。現在では、central zone CZ,transitional zone TZ,peripheral zone PZという分け方が一般的。

組織

  • 円柱上皮と立方上皮が2相構造を呈している → 多列円柱上皮? : 前立腺肥大症ではこの構造が保たれ、前立腺癌ではこの構造が乱れる。
  • 30-50個からなる複合管状胞状腺の集合体からなる。(HIS.427)
  • 管状胞状腺の内腔に前立腺石(アミロイド小体)を認める。(HIS.428)

機能 (KL.446)

  • 特有の臭気を有する乳白色の液で、クエン酸や、デヒドロゲナーゼ、亜鉛を含み、精液の15-30%を構成する。
  • 分泌はジヒドロテストステロンに制御されている(HIS.428)

発生学的な関係 (KH.258,264 N.362,368)

男性 前立腺 尿道腺
(Littre腺)
球尿道腺
女性 尿道腺 小前庭腺
(スキーン腺)
大前庭腺

臨床関連

  • inner, periurethral glandsに見られる。肥大はinner region(central and transitional region)で著明
  • outer region(peripheral) glandsで起こる → 尿路の閉塞は初期に出づらい。


参考

  • 1. 解剖 写真 シェーマ - 前立腺
[display]http://img4.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/2d/5d/zr750soyokaze/folder/1188086/img_1188086_27786171_0?1242055767

前立腺炎」

  [★]

prostatitis
前立腺

分類

最も多い

前立腺炎のためのNIH分類

分類   症状
I 急性細菌性前立腺炎 発熱、排尿痛、全身倦怠で急激に発症
II 慢性細菌性前立腺炎 Iが慢性化したもの。再発性細菌感染としての症状を認める。
III 慢性非細菌性前立腺炎 頻尿・残尿感、排尿時痛(不快感)、ソケイ部・会陰部・尿道部痛など多彩。
慢性骨盤内疼痛症候群/前立腺関連疼痛症候群
  A 炎症性
B 非炎症性
IV 無症候性炎症性前立腺炎 たまたま採取した前立腺液中に白血球を認めて発見されるなど、偶然発見されることがあるが、現時点では積極的に治療の必要はない。

炎」

  [★]

  • n.
  • comb form.
  • (炎症の接尾辞)itis
炎光炎症

慢性」

  [★]

chronicity
慢性的慢性型

腺炎」

  [★]

adenitis
リンパ節炎