ケトチフェン
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Links
- マゴチフェンとは。効果、副作用、使用上の注意。アレルギー性疾患の症状を誘発するヒスタミンのはたらきを阻害する薬です。 アレルギー性鼻炎、じんましんのほか、湿疹(しっしん)・皮膚炎、皮膚瘙痒症(そうようしょう)、痒疹(よ ...
- マゴチフェンとは。効果、副作用、使用上の注意。アレルギーの原因物質であるヒスタミンやロイコトリエンなどの発生を抑える作用があり、アレルギー性結膜炎、花粉症、春季カタルなどの治療に使われます。 タクロリムス水和物 ...
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マゴチフェンカプセル1mg
禁忌
(1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
※ (2)てんかん又はその既往歴のある患者
効能または効果
気管支喘息、アレルギー性鼻炎、湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
マゴチフェンカプセル1mg
- 通常、成人にはケトチフェンとして1回1mg(1カプセル)を1日2回朝食後及び就寝前に経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
マゴチフェンドライシロップ0.1%
- 通常、小児には1日量0.06g/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分け、用時溶解して経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分け、経口投与する。
年 齢 |
1 日 用 量 |
6か月以上3歳未満 |
0.8g(ケトチフェンとして0.8mg) |
3歳以上7歳未満 |
1.2g(ケトチフェンとして1.2mg) |
7歳以上 |
2.0g(ケトチフェンとして2.0mg) |
- ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜投与量を決めること。
慎重投与
※ てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者
- 〔痙攣閾値を低下させることがある。〕(【禁忌】の項参照)
重大な副作用
1.痙攣、興奮(頻度不明):
- 痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。(乳児、幼児では特に注意すること)。
2.肝機能障害、黄疸(頻度不明):
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ケトチフェンはラットで受動的皮膚アナフィラキシー(PCA)反応、アナフィラキシーによる気道抵抗の増加やモルモットのアナフィラキシーによるショックを抑制する。in vitro でヒスタミンやSRS-A等ケミカルメディエーターの遊離を抑制することが認められており5)、また、抗ヒスタミン作用、抗SRS-A作用も報告されている。
有効成分に関する理化学的知見
- ケトチフェンフマル酸塩は白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。
メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
融点:約190℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
商品
[★]
商品
[★]
- 英
- ketotifen
- 化
- フマル酸ケトチフェン ketotifen fumarate
- 商
- ザジテン、ジキリオン、エレクター、ケトテン、サジフェン、サラチン、サルジメン、スプデル、セキトン、デズワルト、ニチカード、フサコール、フマルトン、フマルフェン、ベナンザ、マゴチフェン
- 関
- 抗ヒスタミン薬
- 眼科用剤
- アレルギー性抗ヒスタミン薬
- H1受容体拮抗作用
- 肥満細胞からの化学伝達物質遊離抑制作用
薬物名
禁忌
- 本剤に対する過敏症
- てんかん、およびその既往(発作の閾値を下げるため)