クロモグリク酸
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- アレルギー性疾患の治療薬「オフタルギー(日新:山形)」の説明。成分名、製品名、作用 ・副作用、用法・注意点など。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オフタルギー点眼液2%
組成
有効成分
- オフタルギー点眼液2%は、1mL中に日本薬局方クロモグリク酸ナトリウム20mgを含有
添加物
- エデト酸ナトリウム水和物、ベンザルコニウム塩化物、pH調整剤
禁忌
効能または効果
- 春季カタル、アレルギー性結膜炎
- 1回1〜2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
重大な副作用
- アナフィラキシー様症状(頻度不明):アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
生物学的同等性試験1)
- 実験的アレルギー性結膜炎に対する抑制効果
オフタルギー点眼液2%と標準製剤について、実験的アレルギー性結膜炎を惹起したラット及びモルモットにクロモグリク酸ナトリウムとしてそれぞれ0.6mg、1.0mgを点眼し、反応惹起30分後に毛細血管透過性による漏出色素量を測定したところ、プラセボと比較して、両製剤とも同様に漏出色素量を有意に抑制した。また、統計解析を行った結果、両製剤の生物学的同等性が確認された。
薬理作用2)
- クロモグリク酸ナトリウムは抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンやロイコトリエンC4・D4などのケミカルメディエーターの遊離を抑制することによって、アレルギー症状を緩和する。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロモグリク酸ナトリウム(Sodium Cromoglicate)
化学名
- Disodium 5,5'-(2-hydroxypropane-1,3-diyl)bis(oxy)bis(4-oxo-4H-chromene-2-carboxylate)
分子式
分子量
性 状
- 本品は白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は初めはないが、後にわずかに苦い。水に溶けやすく、プロピレングリコールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、2−プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
本品は光により徐々に黄色を帯びる。
★リンクテーブル★
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商品
[★]
- 英
- cromoglicate
- 化
- クロモグリク酸ナトリウム, sodium cromoglicate, natrii cromoglicas
- 同
- クロモリンナトリウム cromolyn sodium
- 商
- アルギノン、アレルナート、インタール、オフタルギー、クールウェイ、クモロール、クモロールPF、クリード、クロモフェロン、クロモリーク、シオミスト、シズレミン、ステリ・ネブ クロモリン、トーワタール、ノスラン、プレント、ミタヤク、メインター、リノジェット、ルゲオン
- Crolom, Intal, Gastrocrom, Nasalcrom
- 関
- 抗アレルギー薬、鎮咳薬。気管支拡張剤、眼科用剤
分類
概念
- 吸入、点眼、点鼻
- 皮膚、呼吸器系のアレルギー抑制
- 作用は多岐にわたる
- 抗ヒスタミン作用はない
- 作用発現に1週間以上かかる(2-6週間)
作用機序
適応