クロモグリク酸
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
クロモフェロン点眼液2%
組成
成分・含量(1mL中)
添加物
禁忌
効能または効果
- アレルギー性結膜炎、春季カタル
- 1回1〜2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼
重大な副作用
- アナフィラキシー様症状(呼吸困難、血管浮腫、蕁麻疹等)(0.1%未満)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
ラットのcompound48/80結膜炎モデルを用いて本剤の効果を検討した結果、炎症の抑制作用が認められた1)。
<生物学的同等性試験>1)
ラットの片眼にcompound48/80溶液を点眼し、結膜炎を惹起すると同時にEvans’blue溶液を静脈内投与した。
30分後に結膜を含む眼瞼を切り出し、色素を抽出して色素漏出量を測定し、結膜炎の指標とした。
本剤あるいは標準製剤は結膜炎惹起の30、60及び120分前に点眼した。
その結果、両製剤間における色素漏出量の平均値の差の90%信頼性区間は−0.481μg〜0.699μgであり、
標準製剤の平均値に対する割合が−10%〜14%と許容範囲を±20%と設定するとき、両剤の生物学的同等性が確認された。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- クロモグリク酸ナトリウム(Sodium Cromoglicate)〔JAN〕
化学名
- Disodium 5,5'-(2-hydroxytrimethylenedioxy)bis(4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate)
分子式
分子量
性状
- クロモグリク酸ナトリウムは、白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は初めはないが、後にわずかに苦い。
水に溶けやすく、プロピレングリコールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、2-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
光により徐々に黄色を帯びる。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- cromoglicate
- 化
- クロモグリク酸ナトリウム, sodium cromoglicate, natrii cromoglicas
- 同
- クロモリンナトリウム cromolyn sodium
- 商
- アルギノン、アレルナート、インタール、オフタルギー、クールウェイ、クモロール、クモロールPF、クリード、クロモフェロン、クロモリーク、シオミスト、シズレミン、ステリ・ネブ クロモリン、トーワタール、ノスラン、プレント、ミタヤク、メインター、リノジェット、ルゲオン
- Crolom, Intal, Gastrocrom, Nasalcrom
- 関
- 抗アレルギー薬、鎮咳薬。気管支拡張剤、眼科用剤
分類
概念
- 吸入、点眼、点鼻
- 皮膚、呼吸器系のアレルギー抑制
- 作用は多岐にわたる
- 抗ヒスタミン作用はない
- 作用発現に1週間以上かかる(2-6週間)
作用機序
適応