イブジラスト
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- ピナトスとは。効果、副作用、使用上の注意。気道の過敏性を改善し、喘息(ぜんそく)発作などのアレルギー性疾患の症状を誘発するロイコトリエンの発生を抑える作用がある薬です。 気管支喘息のほか、脳循環改善作用もあるので ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ピナトスカプセル10mg
組成
有効成分・含有量
添加物
- エチルセルロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、ヒドロキシプロピルセルロース、無水ケイ酸、クエン酸トリエチル、D-マンニトール
(カプセル本体)
ゼラチン、ラウリル硫酸Na、酸化チタン
禁忌
- 頭蓋内出血後、止血が完成していないと考えられる患者
[止血の完成を遅らせるおそれがある。]
効能または効果
- 気管支喘息
- 脳梗塞後遺症に伴う慢性脳循環障害によるめまいの改善
- 気管支喘息の場合
イブジラストとして通常、成人には1回10mgを1日2回経口投与する。
- 脳血管障害の場合
イブジラストとして通常、成人には1回10mgを1日3回経口投与する。
なお、症状により適宜増減する。
脳梗塞後遺症の場合
- 投与期間は、臨床効果及び副作用の程度を考慮しながら慎重に決定するが、投与12週で効果が認められない場合には投与を中止すること。
慎重投与
- 脳梗塞急性期の患者
[症状が悪化するおそれがある。]
- 肝機能障害のある患者
- 高齢者
[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
血小板減少
(頻度不明)
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- イブジラストは、アレルギー反応におけるケミカルメディエーター遊離抑制作用に加えて、ロイコトリエン及びPAF拮抗作用を有し、これらが総合して喘息やアレルギー性疾患に対する治療効果を発揮すると考えられている。更に、脳局所血流量増加作用、脳代謝異常改善作用、虚血性脳機能障害改善作用などを有し、慢性脳循環障害によるめまい・しびれ感に対する改善作用を現すが、これらの作用の機序としては、プロスタサイクリン(PGI2)増強作用、抗血栓作用、赤血球変形能亢進作用などが示唆されている。3)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 1-[2-(1-Methylethyl)pyrazolo[1,5-a]pyridin-3-yl]-2-methylpropan-1-one
分子式
分子量
性状
- 白色の結晶性の粉末である。
メタノールに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けやすく、水に極めて溶けにくい。
融点
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- ibudilast
- 商
- アイビナール、ケタス、ピナトス