トラニラスト
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- フスチゲンカプセル100mgは、1カプセル中にトラニラスト100mgを含有する。
- 添加物として乳糖水和物、カルメロースカルシウム、タルク及びステアリン酸マグネシウムを含有する。
また、カプセル本体にラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン及びゼラチンを含有する。
禁忌
- 妊婦 (特に約3ヵ月以内) 又は妊娠している可能性のある婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、ケロイド・肥厚性瘢痕
- 通常、成人には1回1カプセル (トラニラストとして100mg) を1日3回経口投与する。ただし、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝機能を悪化させるおそれがある。]
- 腎障害又はその既往歴のある患者[腎機能を悪化させるおそれがある。]
重大な副作用
膀胱炎様症状
(頻度不明)
- 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感等の膀胱炎様症状があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止すること。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- 黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P等の著しい上昇を伴う肝機能障害または肝炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
腎機能障害
(頻度不明)
- BUN、クレアチニンの上昇等を伴う腎機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
白血球減少、血小板減少
(頻度不明)
- 白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- N-(3,4-dimethoxycinnamoyl)anthranilic acid
化学構造式:
分子式:
分子量:
性状:
- 本品は淡黄色の結晶又は結晶性の粉末で、におい及び味はない。
N , N -ジメチルホルムアミドに溶けやすく、1, 4-ジオキサンにやや溶けやすく、エタノール (99.5) に溶けにくく、ジエチルエーテルにきわめて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点:
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- tranilast
- 商
- アレニスト、ガレシロール、トラメラス、フスチゲン、ブレクルス、ラミセンス、リザベン、ルミオス
- 関
- 眼科用剤
薬理作用
- 肥満細胞や各種炎症細胞からのヒスタミンおよびロイコトリエンなど化学伝達物質の遊離を抑制
- サイトカインや活性酸素の産生や遊離を抑制し、ケロイドおよび肥厚性瘢痕由来線維芽細胞のコラーゲン合成を抑制
適応