デキサメタゾン
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- 千寿製薬株式会社のビジュアリン点眼液0.05%(感覚器官用薬)、一般名デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム(Dexamethasone metasulfobenzoate sodium) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
成分・含量(1mL中)
- デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム0.75mg
(デキサメタゾンとして0.5mg)
添加物
- 濃グリセリン、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、クロロブタノール、酢酸ナトリウム水和物、酢酸
禁忌
効能または効果
- 外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、術後炎症)
- 通常、1回1〜2滴ずつ、1日3〜4回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
重大な副作用
眼
- 連用により、ときに数週後から眼内圧亢進、また、まれに緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼内圧検査を実施すること。
- 角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発することがある。このような場合には、適切な処置を行うこと。
- 角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に使用した場合には穿孔を生ずることがある。
- 長期使用により、まれに後のう下白内障があらわれることがある。
薬効薬理
抗炎症作用1)
- ラットのクロトン油誘発結膜炎モデルを用いて本剤の抗炎症効果を検討した結果、
結膜浮腫の抑制作用が認められた。
<生物学的同等性試験>
ラットにクロトン油を点眼して結膜浮腫を誘発し、上部眼瞼重量を結膜浮腫の指標として、
本剤及び標準製剤について得られた上部眼瞼重量をt検定にて統計解析を行った。その結果、本剤と標準製剤間に有意な差は認められず、
両剤の生物学的同等性が確認された。
- ウサギの牛血清アルブミン誘発ブドウ膜炎モデルを用いて本剤の抗炎症効果を検討した結果、ブドウ膜炎の抑制作用が認められた。
<生物学的同等性試験>
ウサギの硝子体に牛血清アルブミンを注入し、ブドウ膜炎を誘発した。
さらに炎症症状の軽快した29日目に牛血清アルブミンを耳静脈に注入しブドウ膜炎を再発させた。
内・外眼部の炎症を採点基準により点数化し、スコアの合計点数をブドウ膜炎の指標とした。
本剤及び標準製剤について得られた、ブドウ膜炎を誘発して7日目から28日目までの合計点数の最高値(表1)、
合計点数−時間(日)曲線下面積(表2)及び30日目の合計点数(表3)をt検定にて統計解析を行った。
また、30日目(ブドウ膜炎再発24時間後)に採取した房水の蛋白濃度(表4)について、t検定にて統計解析を行った。
いずれの結果においても、本剤と標準製剤間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム(Dexamethasone Metasulfobenzoate Sodium)〔JAN〕
化学名
- Sodium 9-fluoro-11β,17,21-trihydroxy-16α-methyl-1,4-pregnadiene-3,20-dione 21-metasulfobenzoate
分子式
分子量
性状
- デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウムは、白色の結晶性の粉末で、においはない。
メタノールに溶けやすく、水又はエタノールに溶けにくく、エーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
融点:約260℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- dexamethasone
- ラ
- dexamethasonum
- 化
- プロピオン酸デキサメタゾン?JAN
- 同
- デキサメサゾン
- 商
- Decadron
- (点眼・点耳・点鼻)DMゾロン、コンドロンデキサ、ビジュアリン、テイカゾン、D・E・X、オルガドロン、サンテゾーン
- (口腔内用)アフタゾロン、デルゾン、エースミン、デキサルチン、デルゾン
- (軟膏)ビスオ、メインベート、デルムサット、プロメタゾン、メサデルム、オイラゾン、グリメサゾン、ザルックス、デキサA、ヒフメタ、プロメタゾン、ボアラ
- (注射液)デキサート、オルガドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)、ソルコート、デカドロン、メサドロン、リメタゾン
- (服用)エリザス、レナデックス
- (吸入)ストメリンD
- 関
- 糖質コルチコイド、デキサメタゾン抑制試験、コルチコイド
- 鎮痛,鎮痒,収歛,消炎剤
[show details]
GOO.1594
Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
|
COMPOUND
|
ANTIINFLAMMATORY POTENCY
|
Na+-RETAINING POTENCY
|
DURATION OF ACTION
|
EQUIVALENT DOSE, MG
|
prednisone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
prednisolone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
betamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
dexamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3