ジクロフェナク
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ベギータ点眼液0.1%
組成
添加物
- クロロブタノール、ホウ砂、ホウ酸、ポビドン、ポリソルベート80、pH調整剤
禁忌
効能または効果
術後の炎症症状、術中・術後合併症
- 通常、眼手術前4回 (3時間前、2時間前、1時間前、30分前)、眼手術後1日3回、1回1滴点眼する。
慎重投与
- 点状表層角膜症のある患者[角膜びらん、さらに角膜潰瘍、角膜穿孔へと進行するおそれがある]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
(頻度不明)
- 本薬の他剤形 (内用剤、外皮用剤等) において、ショック、アナフィラキシー (蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等) があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
角膜潰瘍、角膜穿孔
(頻度不明)
- 角膜潰瘍、角膜穿孔があらわれることがあるので、角膜びらん等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
薬効薬理1)
- ジクロフェナクナトリウムは、酸性非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) である。プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ (COX) を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用を現す。構成型COX (COX-1) と誘導型COX (COX-2) に対する選択性はない。
生物学的同等性試験2)
ラットのカラゲニン浮腫における炎症抑制作用
- 起炎剤としてカラゲニンを用いた眼瞼結膜炎モデル (ラット) における、眼瞼結膜の炎症抑制効果について、ベギータ点眼液0.1%と標準製剤 (点眼剤、25μL) を起炎剤投与の30分前に点眼して比較した。その結果、両製剤とも同様の抑制効果を示し、炎症抑制作用について両製剤の間には有意な差は認められず、生物学的同等性が確認された。
ウサギにおける房水中蛋白増加抑制作用
- ウサギ前房穿刺により惹起される房水蛋白増加に対する抑制作用について、ベギータ点眼液0.1%と標準製剤 (点眼剤、50μL) を点眼して比較した。その結果、両製剤とも同様の抑制効果を示し、房水蛋白増加抑制作用について両製剤の間には有意な差は認められず、生物学的同等性が確認された。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ジクロフェナクナトリウム (Diclofenac Sodium)
化学名:
- Monosodium 2-(2, 6-dichlorophenylamino) phenylacetate
分子式:
分子量:
性状:
- ジクロフェナクナトリウムは白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール (95) に溶けやすく、水又は酢酸 (100) にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
★リンクテーブル★
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商品
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商品
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- 英
- diclofenac
- 化
- ジクロフェナクナトリウム diclofenac sodium
- 商
- ボルタレン Voltaren、アデフロニック、アナバン、イリナトロン、サフラック、サビスミン、サンナックス、ジクロード、ジクロスター、ジクロフェナック、スタフルミン、ソファリン、ソレルモン、ダイスパス、チカタレン、ナボール、フェナシドン、ブレシン、プロフェナチン、ベギータ、ボナフェック、ボラボミン、ボルマゲン、ボンフェナック、メリカット、ヨウフェナック、レクトス
- Cataflam, Voltaren
- 関
- 非ステロイド性抗炎症薬、NSAID。眼科用剤
概念
適応