オキサトミド
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- アトピー性皮膚炎に対するオキサトミド(セルテクト^【○!R】)の有用性の検討
- 坂井 博之,松尾 忍,飯塚 一,水元 俊裕,和田 隆,岸山 和敬,伊藤 文彦,浅野 一弘,山本 明美,小池 且弥,久保 等
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 58(4), 662-667, 1996-08-01
- NAID 10019107835
- 塩酸ヒドロキシジン(アタラックス^【○!R】), オキサトミド(セルテクト^【○!R】)および塩酸チアラミド(ソランタール^【○!R】)による薬疹
- 石川 武人,村田 雅子,西岡 和恵
- 西日本皮膚科 = The Nishinihon journal of dermatology 57(5), 1022-1027, 1995-10-01
- NAID 10019134068
- 5 セルテクト(oxatomide)のIL-5産生に対する作用の検討
Related Links
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セルテクト錠30
組成
有効成分
添加物
- 日局ステアリン酸マグネシウム、日局乳糖水和物、日局バレイショデンプン、ポリビニルアルコール(部分けん化物)
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人[「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照]
効能または効果
- アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症、湿疹・皮膚炎、痒疹
- 通常、成人には1回オキサトミドとして30mg(1錠)を朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害が悪化又は再燃するおそれがある。]
- 幼児[「小児等への投与」の項参照]
重大な副作用
- 肝炎、肝機能障害(0.5%)、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ビリルビン、Al-P、LDHの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸(初期症状:全身けん怠感、食欲不振、発熱、嘔気・嘔吐等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、全身紅潮、咽頭・喉頭浮腫等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
細胞内カルシウム制御作用15)
- 本剤は、アレルギー反応によって誘発される細胞内カルシウム濃度の上昇を抑制する作用、いわゆる細胞内カルシウム制御作用を有することが、ラット腹腔肥満細胞を用いた実験で確認されている。このカルシウム制御作用により、本剤はアレルギー反応性細胞におけるケミカルメディエーターの遊離抑制作用を発現するものと考えられている。なお、心筋細胞内へのカルシウム流入を抑制する作用は弱い。
ケミカルメディエーターの遊離抑制作用15)?18)
- 本剤のヒスタミン遊離抑制作用が、ラット腹腔肥満細胞、ヒト白血球、アナフィラキシー反応時のラット皮膚を用いた実験で確認されている。また、ロイコトリエンの遊離抑制が、ヒト肺、ヒト白血球、ヒト好中球、ヒト好酸球、ラット腹腔肥満細胞を用いた実験で確認されている。更に、ロイコトリエンについて本剤は、その合成酵素である5-lipoxygenaseに対する阻害作用を示すことが認められている。
ケミカルメディエーター拮抗作用19)?21)
- 本剤のロイコトリエン、ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン、ブラディキニンに対する拮抗作用が、ラット皮膚、モルモットの摘出回腸、摘出気管支を用いた実験で確認されている。また、血小板活性化因子(PAF)によるモルモット気道抵抗上昇に対しても、本剤は抑制作用を示した。
実験的アレルギー反応の抑制効果17)22)23)
- 本剤は、アレルギー反応のモデルである、抗原投与時のモルモット気道収縮反応、抗原投与時のイヌ気管縮小反応、ラット受身皮膚アナフィラキシー反応、モルモット摘出回腸及び気管のシュルツ・デール反応等を抑制する。
有効成分に関する理化学的知見
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性状
溶解性
- 氷酢酸又はクロロホルムに溶けやすく、エタノールにやや溶けにくく、エーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
分配係数
- logP′OCT=2.98
(測定法:フラスコシェイキング法 n-オクタノール/pH7.4緩衝溶液)
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- antihistamine antihistamines, histamine antagonist
- 同
- ヒスタミン拮抗薬 histamine antagonists、ヒスタミン遮断薬 histamine blocking agents
- 関
- ヒスタミン受容体。薬理学
- ヒスタミンH1受容体拮抗薬 histamine H1 receptor antagonist、H1拮抗薬 H1 blocker、H2遮断薬
- ヒスタミンH2受容体拮抗薬 histamine H2 receptor antagonist、H2拮抗薬 H2 blocker、H2遮断薬
-
- 中枢作用↓、鎮静作用↓、抗コリン作用↓
-
- ケミカルメディエーター放出を抑制
- 中枢作用:有。鎮静作用:有
鎮静性からの分類
構造からの分類
薬理学的作用の比較
- https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0024/G0000065/0023 をより改変して引用
抗ヒスタミン薬の抗ヒスタミン受容体占拠率
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/112/3/112_3_99/_pdf
[★]
商品
[★]
- 英
- oxatomide
- 商
- アデコック、アトピクト、アレトン、イワトミド、オキサトーワ、オキサトミド、オキロット、ガーランド、スパクリット、セキタール、セルテクト、セルトミド、セルマレン、デルトーマ、トーラスタン、ヒシレタン、ペペシン、メクテクト
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
禁忌
副作用
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4490005F1476_1_03/4490005F1476_1_03?view=body