オキサトミド
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オキロットDS小児用2%
組成
- オキロットDS小児用2%は、1g中にオキサトミド20mgを含有する。
添加物として、軽質無水ケイ酸、白糖、ヒドロキシプロピルセルロースを含有する。
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 気管支喘息
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、痒疹
- 通常、小児には1回オキサトミドとして0.5mg/kg(ドライシロップとして25mg/kg)を用時水で懸濁して、朝及び就寝前の1日2回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、1回最高用量はオキサトミドとして0.75mg/kg(ドライシロップとして37.5mg/kg)を限度とする。
慎重投与
- 肝障害又はその既往歴のある患者〔肝障害が悪化又は再燃するおそれがある。〕
- 幼児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
- (頻度不明)
- 肝炎、肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ビリルビン、Al-P、LDHの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸(初期症状:全身倦怠感、食欲不振、発熱、嘔気・嘔吐等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、呼吸困難、全身紅潮、咽頭・喉頭浮腫等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- アレルギー反応性細胞内のカルシウム制御作用により、ヒスタミン、ロイコトリエンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制する。
特に、アレルギー性疾患の慢性化・難治化に関与すると考えられているロイコトリエンに対し、アゼラスチン、ケトチフェン、トラニラストよりも低濃度で遊離を抑制する。
- 標的臓器においてヒスタミン、ロイコトリエン(LTC4、LTD4)、血小板活性化因子(PAF)、セロトニン、アセチルコリン、ブラディキニンに対し拮抗作用を示す。
- 経口投与で各種実験的喘息モデルならびに実験的アレルギーモデルにおいて用量依存的な抑制作用が認められている。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 1-[3-[4-(Diphenylmethyl)-1-piperazinyl]propyl]-2-benzimidazol-2(3H)-one
分子式
分子量
融点
性状
- オキサトミドは白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)又はクロロホルムに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- oxatomide
- 商
- アデコック、アトピクト、アレトン、イワトミド、オキサトーワ、オキサトミド、オキロット、ガーランド、スパクリット、セキタール、セルテクト、セルトミド、セルマレン、デルトーマ、トーラスタン、ヒシレタン、ペペシン、メクテクト
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
禁忌
副作用
参考
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4490005F1476_1_03/4490005F1476_1_03?view=body