- 英
- fluorometholone
- 商
- オドメール、ピトス、フルオメソロン、フルメトロン、フルメロール
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/10/08 03:59:23」(JST)
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フルオロメトロン
|
IUPAC命名法による物質名 |
(1R,2S,8S,10S,11S,14R,15S,17S)-14-acetyl-1-fluoro-14,17-dihydroxy-2,8,15-trimethyltetracyclo[8.7.0.02,7.011,15]heptadeca-3,6-dien-5-one |
臨床データ |
AHFS/Drugs.com |
monograph |
MedlinePlus |
a682660 |
胎児危険度分類 |
C |
法的規制 |
? |
識別 |
CAS登録番号 |
426-13-1 |
ATCコード |
C05AA06 D07AB06
, D07XB04 (combinations), D10AA01 , S01BA07 , S01CB05
|
PubChem |
CID 9878 |
DrugBank |
DB00324 |
ChemSpider |
9494 |
UNII |
SV0CSG527L |
KEGG |
D01367 |
ChEMBL |
CHEMBL1200600 |
別名 |
(6S,8S,9R,10S,11S,13S,14S,17R)-17-acetyl-9-fluoro-11,17-dihydroxy-6,10,13-trimethyl-6,7,8,11,12,14,15,16-octahydrocyclopenta[a]phenanthren-3-one |
化学的データ |
化学式 |
C22H29FO4 |
分子量 |
376.462 g/mol |
SMILES
- O=C(C)[C@]3(O)[C@]2(C[C@H](O)[C@]4(F)[C@@]/1(\C(=C/C(=O)\C=C\1)[C@@H](C)C[C@H]4[C@@H]2CC3)C)C
|
InChI
-
InChI=1S/C22H29FO4/c1-12-9-17-15-6-8-21(27,13(2)24)20(15,4)11-18(26)22(17,23)19(3)7-5-14(25)10-16(12)19/h5,7,10,12,15,17-18,26-27H,6,8-9,11H2,1-4H3/t12-,15-,17-,18-,19-,20-,21-,22-/m0/s1
Key:FAOZLTXFLGPHNG-KNAQIMQKSA-N
|
フルオロメトロン (fluorometholone) は、合成副腎皮質ホルモン製剤の一つ。レーザー屈折矯正手術後にもっともよく使われる薬品である。フルメトロン®(参天製薬、科研製薬、キョーリンリメディオ、日東メディック)、オドメール®(千寿製薬)、FML®(アラガン)またはFlarex®(アルコン)の商品名で市販されている。
酢酸フルオロメトロン眼科用懸濁液は眼瞼と眼球結膜、角膜、そして前眼部のステロイド反応性炎症疾患の治療の用途に用いられる。懸濁液であるため点眼の前によく振る必要がある。
関連項目
出典
外部リンク
- Drugs.com
- flarex
- Alcon official page
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- フルオロメトロンの株化ヒト角膜上皮細胞における代謝と代謝物のステロイド活性
- 加藤 雅智,小田 知子,深野 泰史,森 俊之,堀部 吉偉,椎 大介,河津 剛一,中村 雅胤
- あたらしい眼科 = Journal of the eye 23(3), 391-395, 2006-03-30
- NAID 10018836625
- ステロイド点眼薬の留意点 (特集 ステロイド療法の有用性と留意点)
Related Links
- フルメトロンとは?フルオロメトロンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べ られる(おくすり110番:病気別版)
- 日東メディック株式会社のフルオロメトロン0.1%点眼液T(感覚器官用薬)、一般名 フルオロメトロン(Fluorometholone) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
- 1mL中に日本薬局方フルオロメトロン0.2mgを含有する。
添加物
- リン酸二水素Na、リン酸水素Na、塩化Na、ポビドン、エデト酸Na、ベンザルコニウム塩化物
禁忌
効能または効果
- 外眼部の炎症性疾患(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎等)
- 用時よく振りまぜたのち、通常1回1〜2滴、1日2〜4回点眼する。
年齢、症状に応じ適宜増減する。
重大な副作用
眼 (頻度不明)
緑内障
- 連用により、数週後から眼内圧亢進、緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼内圧検査を実施すること。
角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症
- 角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発することがある。このような場合には、適切な処置を行うこと。
穿孔
- 角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に投与した場合には穿孔を生ずることがある。
後嚢下白内障
- 長期投与により、後嚢下白内障があらわれることがある。
薬効薬理
抗炎症作用
- フルオロメトロンの抗炎症作用は、正常ラットにおいてはヒドロコルチゾンの130倍の効力を有する1、2)。また術後炎症ではヒドロコルチゾンの約25倍の効力を有する3、4)。ブドウ膜炎において、デキサメタゾンの点眼と同等の抗炎症効果を示す5)。
非感染性炎症性眼疾患に対する臨床効果については、デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン等の合成コルチコイドと同等以上の十分な消炎効果が認められている3、4)。
眼圧への影響
- フルオロメトロンは点眼による眼圧への影響が比較的軽微であることが認められている6)。フルオロメトロンは同濃度のデキサメタゾンの約1/8の眼圧上昇であり6)、またプレドニゾロンやベタメタゾンより眼圧への影響が少ない4)。しかし、眼圧上昇が皆無ではないので、長期頻回使用する場合は、眼内圧検査を行う等変化に注意する必要がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- Fluorometholone (フルオロメトロン)
化学名:
- 9-Fluoro-11β, 17-dihydroxy-6α-methylpregna-1, 4-diene-3, 20-dione
分子式:
分子量:
- 376.46
- フルオロメトロンは白色〜淡黄白色の結晶性の粉末で、においはない。
ピリジンに溶けやすく、メタノール、エタノール (99.5) 又はテトラヒドロフランに溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
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商品
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