トリアムシノロン
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- 2010年12月24日、眼科手術補助薬のトリアムシノロンアセトニド(商品名マキュエイド 硝子体内注用40mg)が発売された。既に本薬は、2010年10月27日に製造承認を取得 し、12月10日に薬価収載されている。適応は「硝子体手術時の硝子体可視化」で、用時 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
マキュエイド硝子体内注用40mg
組成
性状・剤形
- 白色の結晶性の粉末で、においはなく、用時懸濁して用いる注射剤。
成分・含量(1バイアル中)
禁忌
効能または効果
- 本剤は硝子体手術時の硝子体可視化の目的以外に使用しないこと。(本剤を眼内に留めた場合の安全性は確立していない)
- 通常、本剤1バイアルに4mLの生理食塩液又は眼灌流液を注入してトリアムシノロンアセトニド濃度が10mg/mLになるように用時懸濁し、トリアムシノロンアセトニドとして0.5〜4mg(懸濁液として0.05〜0.4mL)を硝子体内に注入する。
なお、懸濁液のトリアムシノロンアセトニド濃度は、術式、患者の状態等に応じて適宜増減できるが、40mg/mLを超えないこと。
慎重投与
- 眼又は眼周囲に感染のある患者、あるいは感染の疑いのある患者[免疫機能抑制作用により感染症が増悪するおそれがある。]
- 緑内障・高眼圧症の患者[本剤により眼圧が上昇することがある。]
- 白内障の患者[後のう下白内障が発現するおそれがある。]
薬効薬理
- ブタ摘出眼の硝子体内にトリアムシノロンアセトニド0.1、0.5及び1.0mg/眼を注入し、硝子体の可視化を目視にて評価した結果、0.5mg/眼以上で10例全例に硝子体の可視化が確認された3)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- トリアムシノロンアセトニド
(Triamcinolone Acetonide)(JAN)
化学名
- 9-Fluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末で、においはない。本品はエタノール(99.5)、アセトン又は1,4-ジオキサンにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
融点:約290℃(分解)。
旋光度
- 〔α〕D20:+100〜+107°(乾燥後、0.1g、1,4-ジオキサン、10mL、100mm)。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- triamcinolone Tr
- ラ
- triamcinolonum
- 同
- フルオキシプレドニゾロン fluoxyprednisolone
- 化
- トリアムシノロンアセトニド triamcinolone acetonide
- 商
- ケナコルト、レダコート、マキュエイド、Nasacort
- (口腔内用)アフタシール、アフタッチ、オルテクサー、トリシノロンゲル、トリシノロンクリーム、ワプロン、ケナログ、ノギロン
- 関
- 副腎ホルモン剤
[★]
- 英
- Ey, (海棲動物)エイ亜区 Batoidea