トロピカミド、フェニレフリン
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- オフミックとは。効果、副作用、使用上の注意。 副交感神経のはたらきを麻痺(まひ)させて、瞳孔(どうこう)を広げる(散瞳)薬です。血管収縮剤を加えて、効果を高めた薬もあります。 前眼部の炎症 、 低眼圧 、 仮性近視 などの ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
オフミック点眼液
組成
成分・含量
(1mL中)
- トロピカミド5mg、フェニレフリン塩酸塩5mgを含有する。
添加物
- ホウ酸、クエン酸水和物、ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、pH調節剤を含有する。
禁忌
- 緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすことがある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
- 診断及び治療を目的とする散瞳と調節麻痺
- 散瞳には、通常、1回1〜2滴を点眼するか、又は1回1滴を3〜5分おきに2回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
- 調節麻痺には、通常、1回1滴を3〜5分おきに2〜3回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 小児[全身の副作用が起こりやすい(「小児等への投与」の項参照)]
- 高血圧症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 動脈硬化症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 冠不全又は心不全などの心臓疾患のある患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[症状が増悪するおそれがある。]
- 甲状腺機能亢進症の患者[症状が増悪するおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度不明
- ショック、アナフィラキシー様症状が起こることがあるので、観察を十分に行い、紅斑、発疹、呼吸困難、血圧低下、眼瞼浮腫等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
散瞳作用
- 家兎眼に本剤を1回50μL点眼した結果、瞳孔径は点眼1時間後に最大となり、24時間後には点眼前の状態に回復した1)。
生物学的同等性試験
- 白色家兎に本剤及び標準製剤をクロスオーバー法により50μL点眼して、散瞳量を測定し、最大散瞳量及び散瞳量−時間曲線下面積(AUC0→24)を求めた。求めた最大散瞳量及び散瞳量−時間曲線下面積について分散分析法にて統計解析を行った結果、有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された1)。(薬効薬理の表参照)
- 最大散瞳量並びにAUC等のパラメータは、被験個体の選択、測定回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (2RS)-N-Ethyl-3-hydroxy-2-phenyl-N-(pyridin-4-ylmethyl)-propanamide
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品はエタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、水又はジエチルエーテルに溶けにくく、石油エーテルにほとんど溶けない。本品は希塩酸に溶ける。本品1.0gを水500mLに溶かした液のpHは6.5〜8.0である。
吸光度
- E1%1cm(255nm):166〜180(乾燥後、5mg、2mol/L塩酸試液、200mL)
融点
一般名
- フェニレフリン塩酸塩(塩酸フェニレフリン)
(Phenylephrine Hydrochloride)(JAN)
化学名
- (1R)-1-(3-Hydroxyphenyl)-2-methylaminoethanol monohydrochloride
分子式
分子量
性状
- 本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは4.5〜5.5である。
旋光度
- 〔α〕20D:-42.0〜-47.5°(乾燥後、0.5g、水、10mL、100mm)
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- phenylephrine
- ラ
- phenylephrinum
- 化
- 塩酸フェニレフリン phenylephrine hydrochloride
- 商
- ネオシネジン。点眼液(オフミック、サンドール、ミドリン)
- severe AS, in nocardiac surgeryで低血圧に陥ったときに昇圧のために使うらしい。少なくとも米では。他の手術でも普通に昇圧目的で使われているのかもしれない。
[★]
- 英
- tropicamide
- ラ
- tropicamidum
- 商
- オフミック、サンドール、サンドールMY、サンドールP、ミドリンM、ミドリンP, Mydriacyl
- 関
- ムスカリン受容体