ケトチフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
デズワルトカプセル1mg
組成
- 1カプセル中、ケトチフェンフマル酸塩1.38mg(ケトチフェンとして1mg)を含有する。
- 添加物として、乳糖水和物、アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルナウバロウ、酸化チタン、ゼラチン、ラウリル硫酸Naを含有する。
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- てんかん又はその既往歴のある患者
[痙攣閾値を低下させることがある。]
効能または効果
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
- 湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
- 通常、成人にはケトチフェンとして1回1mg(1カプセル)を1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者
[痙攣閾値を低下させることがある。]([禁忌]の項参照)
重大な副作用
痙攣、興奮(いずれも頻度不明)
- 痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(乳児、幼児では特に注意すること)。
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al‐P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ケトチフェンフマル酸塩は、ケミカルメディエーター遊離抑制に基づく抗アナフィラキシー作用に加え、抗ヒスタミン作用、抗SRS-A作用及び抗PAF(血小板活性化因子)作用を有し、気道及び鼻粘膜等の組織の過敏性を減弱させる。更に、抗原/PAF刺激による好酸球の肺への集積とそこでの脱顆粒を抑制する作用もあり、また、抗原により誘発される結膜炎症状や鼻粘膜反応も抑制する。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ケトチフェンフマル酸塩(Ketotifen Fumarate)
化学名
- 4-(1-Methylpiperidin-4-ylidene)-4H-benzo[4,5]cyclohepta[1,2-b]thiophen-10(9H)-one monofumarate
分子式
分子量
性状
- 白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。
メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
融点:約190℃(分解)
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- ketotifen
- 化
- フマル酸ケトチフェン ketotifen fumarate
- 商
- ザジテン、ジキリオン、エレクター、ケトテン、サジフェン、サラチン、サルジメン、スプデル、セキトン、デズワルト、ニチカード、フサコール、フマルトン、フマルフェン、ベナンザ、マゴチフェン
- 関
- 抗ヒスタミン薬
- 眼科用剤
- アレルギー性抗ヒスタミン薬
- H1受容体拮抗作用
- 肥満細胞からの化学伝達物質遊離抑制作用
薬物名
禁忌
- 本剤に対する過敏症
- てんかん、およびその既往(発作の閾値を下げるため)