ケトチフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ジキリオンシロップ0.02%
組成
成分・含量
- 1包(2mL)中 日局 ケトチフェンフマル酸塩 0.552mg
(ケトチフェンとして0.4mg)
1包(3mL)中 日局 ケトチフェンフマル酸塩 0.828mg
(ケトチフェンとして0.6mg)
1包(5mL)中 日局 ケトチフェンフマル酸塩 1.38mg
(ケトチフェンとして1.0mg)
添加物
- リン酸水素Na、クエン酸、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、白糖、D−ソルビトール、香料、グリセリン、エタノール
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- てんかん又はその既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
効能または効果
- ○気管支喘息
- ○アレルギー性鼻炎
- ○湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
- 通常、小児には1日量0.3mL/kg (ケトチフェンとして0.06mg/kg) を2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
6箇月以上3歳未満: 4mL (ケトチフェンとして0.8mg)
3歳以上7歳未満 : 6mL (ケトチフェンとして1.2mg)
7歳以上 : 10mL (ケトチフェンとして2.0mg)
ただし、1歳未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜投与量を決めること。
慎重投与
- てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。](「禁忌」の項参照)
重大な副作用
痙攣、興奮
(頻度不明)
- 痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと (乳児、幼児では特に注意すること)。
肝機能障害、黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
- ケトチフェンフマル酸塩(Ketotifen Fumarate)(JAN)
(WHO recommended INN:Ketotifen)
化学名:
- 4-(1-Methylpiperidin-4-ylidene)-4H-benzo[4, 5]cyclohepta[1,2-b]thiophen-10(9H)-one monofumarate
分子式:
分子量:
融点:
構造式:
性状:
- 白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- ketotifen
- 化
- フマル酸ケトチフェン ketotifen fumarate
- 商
- ザジテン、ジキリオン、エレクター、ケトテン、サジフェン、サラチン、サルジメン、スプデル、セキトン、デズワルト、ニチカード、フサコール、フマルトン、フマルフェン、ベナンザ、マゴチフェン
- 関
- 抗ヒスタミン薬
- 眼科用剤
- アレルギー性抗ヒスタミン薬
- H1受容体拮抗作用
- 肥満細胞からの化学伝達物質遊離抑制作用
薬物名
禁忌
- 本剤に対する過敏症
- てんかん、およびその既往(発作の閾値を下げるため)