ケトチフェン
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
セキトンシロップ0.02%
組成
成分・分量
(1mL中)
- ケトチフェンフマル酸塩 0.276mg
(ケトチフェンとして 0.2mg)
添加物
- D-ソルビトール、水アメ、白糖、クエン酸水和物、クエン酸ナトリウム水和物、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料、プロピレングリコール
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- てんかん又はその既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
効能または効果
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
- 湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、皮膚そう痒症
- 通常、小児には1日量0.3mL/kg(ケトチフェンとして0.06mg/kg)を2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
- なお、年齢・症状により適宜増減する。
- 年齢別の標準投与量は、通常、下記の用量を1日量とし、1日2回、朝食後及び就寝前に分けて経口投与する。
年齢 |
1日用量 |
6ヵ月以上3才未満 |
4mL(ケトチフェンとして0.8mg) |
3才以上7才未満 |
6mL(ケトチフェンとして1.2mg) |
7才以上 |
10mL(ケトチフェンとして2.0mg) |
- ただし、1才未満の乳児に使用する場合には体重、症状などを考慮して適宜投与量を決めること。
慎重投与
- てんかんを除く痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。](【禁忌】の項参照)
重大な副作用
- 痙攣、興奮(頻度不明):痙攣、興奮があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(乳児、幼児では特に注意すること)。
- 肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、LDH、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ヒスタミンおよびSRS-A等のケミカルメディエーター遊離抑制に基づく抗アナフィラキシー作用、抗ヒスタミン作用および抗SRS-A作用を有し、また、気道および鼻粘膜等の組織の過敏性を減弱させる。さらにPAF(血小板活性化因子)による気道の反応性亢進を抑制する。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:ケトチフェンフマル酸塩 (Ketotifen Fumarate)
- 化学名:4-(1-Methylpiperidin-4-ylidene)-4H-benzo[4,5]cyclohepta[1,2-b]thiophen-10(9H)-one monofumarate
- 構造式:
- 分子式:C19H19NOS・C4H4O4
- 分子量:425.50
- 性状 :ケトチフェンフマル酸塩は白色〜淡黄白色の結晶性の粉末である。メタノール又は酢酸(100)にやや溶けにくく、水、エタノール(99.5)又は無水酢酸に溶けにくい。
- 融点 :約190℃(分解)
★リンクテーブル★
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商品
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商品
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商品
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- 英
- ketotifen
- 化
- フマル酸ケトチフェン ketotifen fumarate
- 商
- ザジテン、ジキリオン、エレクター、ケトテン、サジフェン、サラチン、サルジメン、スプデル、セキトン、デズワルト、ニチカード、フサコール、フマルトン、フマルフェン、ベナンザ、マゴチフェン
- 関
- 抗ヒスタミン薬
- 眼科用剤
- アレルギー性抗ヒスタミン薬
- H1受容体拮抗作用
- 肥満細胞からの化学伝達物質遊離抑制作用
薬物名
禁忌
- 本剤に対する過敏症
- てんかん、およびその既往(発作の閾値を下げるため)