- ラ
- tunica media (Z)
- 関
- 血管、内膜、外膜
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Japanese Journal
- 上山 敬司
- 心身医学 51(10), 879-884, 2011-10-01
- … レス負荷3時間後に心臓で増加した.HO-1m RNA陽性細胞は,心筋の間質や大動脈外膜に散在性に存在するマクロファージであった.COX-2m RNAは,負荷1時間後に大動脈で増加した.COX-2m RNA陽性細胞は,心筋の間質や大動脈中膜に散在性に存在した.ストレスによる心臓でのHO-1m RNAの増加はα受容体阻害薬あるいはβ受容体阻害薬の前投与により,有意に抑制された.ストレスによる心臓でのCOX-2m RNAの増加はβ受容体阻害薬の前投与により, …
- NAID 110008722819
- わが国の初回小児糖尿病サマーキャンプ参加者の長期予後
- 大谷 敏嘉,内潟 安子,岩本 安彦
- 東京女子医科大学雑誌 81(E2), E162-E166, 2011-03-31
- … 頸動脈エコー検査による内膜中膜複合体厚(IMT)、足関節上腕血圧比(ABI)および脈波伝搬速度(PWV)を実施したところ、IMTは検査を施行できた6名中1名(16.7%)に軽度の肥厚がみられたが、ABIは6名全例に異常を認めなかった。 …
- NAID 110008441462
- ニワトリ胚動脈平滑筋の収縮性線維束の偏在と細胞外線維構造におけるフィブロネクチン分布
- 神宮司 洋一,田中 秀幸
- 群馬県立県民健康科学大学紀要 6, 3-19, 2011-03
- … ニワトリ胚動脈の中膜平滑筋における収縮性線維束の分布と細胞外のフィブロネクチン分布様式との関係を,電子顕微鏡と蛍光染色法によって調べた.5日目から17日目胚の平滑筋では,アクチン線維を含む線維束が細胞長軸に沿って伸びるとともに,内皮側に偏って位置していた.平滑筋の線維束が細胞膜に付着する場所の外側には細胞外の微細線維も付着していたが,この微細線維は中膜全体ではほぼ均一 …
- NAID 110008148663
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- 動脈は、その高い圧力に耐えるため、たとえば脊椎動物では外膜・中膜・内膜の3層から なる丈夫な構造を持つ。また、柔軟性に富むため心臓の収縮時と拡張時の血圧の差を 吸収できるようになっている。 動脈は各組織へ血液を配分するために分岐していくが、 ...
- 血管は、内膜、中膜、外膜の3層からなっています。 ... 心臓から出た血液を末梢( まっしょう)に運ぶ血管で、中膜の平滑筋(へいかつきん)と弾性線維(だんせいせんい) により伸縮性と弾性が ... 場所により内膜に半月状の静脈弁を持ち血液の逆流を防いで います。
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[正答]
※国試ナビ4※ [100G038]←[国試_100]→[100G040]
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- 英
- aortitis syndrome
- 同
- 高安動脈炎 Takayasu arteritis Takayasu's arteritis TA、高安病 Takayasu's disease Takayasu disease、脈なし病 pulseless disease、高安閉塞症 Takayasu occlusive disease、特発性肉芽腫性動脈炎 idiopathic granulomatousarteritis
- 関
- 難病、血管炎
概念
病因
疫学
- 日本が世界的に多く、アジア諸国(インド、中国など)、ソ連、メキシコ、南アフリカでもみられる。(参考3)
- 1.2-2.6/100万人 (HIM.2127)
- 若年者。 10-40歳(PHD.360)
- 女性に多い
- 男:女=1:10 1:9(IMD YN.C-151)
我が国が世界でもっとも多いといわれている。でも少なくないようである。←日本語の意味が分からない
病理
- 大動脈や分岐幹動脈など弾性型動脈が侵される。大動脈弓から下行大動脈にかけて好発する。とくに腕頭動脈、総頚動脈、鎖骨下動脈の分岐部に多い。(参考3)
- 病変は外膜から進行し、中膜がもっとも強く侵される。動脈壁全層が肥厚し、内腔は狭窄にて閉塞する。(参考3)
- 線維化をともなう肉芽腫性血管炎。管腔の狭小化が顕著。(PHD.361)
- 内膜の過形成。中膜、外膜の肥厚。慢性期には線維化と内腔の狭窄。(HIM.1567)
- there are marked intimal proliferation and fibrosis, scarring and vascularization of the media, and disruption and degeneration of the elastic lamina.(HIM.2127)
- 炎症性の単核球の浸潤がみられ、時に巨核球が見られる。(HIM.2127)
- 連続・斑状の肉芽腫性炎症が見られ、リンパ球、組織球、多核巨細胞が見られる(PHD.361) → 内膜の増殖、男性板の破壊、線維化
症状
- 早期には全身症状、慢性期には血管内腔狭窄・閉塞による症状が出る
- 全身症状:発熱、盗汗、全身倦怠感、食欲不振、関節痛、体重減少
- 血管狭窄・閉塞による症状:上肢の跛行、脳虚血、失神、(時に)狭心症
- 皮膚症状:結節性紅斑、壊死性膿皮症
閉塞部位と症状 HIM.2127
table 319-6 Frequency of Arteriographic Abnormalities and Potential Clinical Manifestations of Arterial Involvement in Takayasu's Arteritis
|
動脈
|
動脈造影状の異常(%)
|
来しうる症状
|
鎖骨下動脈
|
93
|
上肢の跛行(arm claudication)、レイノー症候群
|
総頚動脈
|
58
|
視覚の変化、失神、TIA、脳梗塞
|
腹部大動脈
|
47
|
腹痛、悪心、嘔吐
|
腎動脈
|
38
|
高血圧、腎不全
|
大動脈弓/大動脈根部
|
35
|
大動脈弁閉鎖不全症、うっ血性心不全
|
椎骨動脈
|
35
|
視覚の変化(visual change)、めまい
|
腹腔動脈
|
18
|
腹痛、悪心、嘔吐
|
上腸間膜動脈
|
18
|
腹痛、悪心、嘔吐
|
腸骨動脈
|
17
|
下肢の跛行(leg claudication)
|
肺動脈
|
10?40
|
非定型的な胸痛(atypical chest pain)、呼吸困難
|
冠状動脈
|
<10
|
胸痛、心筋梗塞
|
資料3
表1 大動脈炎症候群の症状出現頻度
|
症状
|
頻度(%)
|
脳循環障害(めまい、頭痛、失神)
|
60
|
眼症状
|
20
|
心症状(狭心症様症状)
|
60
|
高血圧
|
50
|
四肢循環障害(しびれ、冷感、脈拍欠損)
|
70
|
全身症状(発熱、倦怠感)
|
70
|
身体所見
- 脈を触れない
- 血圧の左右差、上下肢差(下肢>>上肢) ← 鎖骨下動脈が冒される事による
- 血管雑音 ← 血管内腔の狭窄による
- 高血圧:32-93%の患者で(HIM. 2127)
- (古典的?)脈なし病の三徴:(1)上肢の脈を触れない、(2)眼底変化(後期の変化に花冠状動静脈吻合、花環状動静脈吻合)、(3)頚動脈反射亢進(参考4)
- 上半身に脈を触れず、進行すると頚動脈反射亢進により頭部を後屈させると脈拍数減少、血圧低下、失神、過呼吸をきたす。緩徐に進行する血圧低下に伴う血流速度低下により網膜血管が拡張、また毛細血管瘤が耳側周辺部から眼底全体に広がる。視神経乳頭を取り巻いて馬蹄形または花環状の動静脈吻合が形成されるようになる。(SOP.144)
検査
- ESR上昇、CRP上昇
- 単純CT:全周性に血管壁が肥厚。肥厚した血管壁に高吸収を認めることがある。
- 造影CT:中膜から外膜にかけて造影効果あり。内膜は造影されない。
診断
- 参考1-1
- 1. 確定診断は画像診断(DSA,CT,MRA)によって行う。
- 2. 若年者で血管造影によって大動脈とその第一次分枝に閉塞性あるいは拡張性病変を多発性に認めた場合は、炎症反応が陰性でも大動脈炎症候群(高安動脈炎)を第1に疑う。
- 3. これに炎症反応が陽性ならば、大動脈炎症候群(高安動脈炎)と診断する。
- 4. 上記の自覚症状、検査所見を有し、下記の鑑別疾患を否定できるもの。
鑑別診断
合併症
- 大動脈弁閉鎖とそれによる心不全、大動脈瘤、腎血管性高血圧、膠原病 (YN.C-152)
- 骨関節病変、慢性甲状腺炎 (YN.C-152)
治療
薬物療法
外科療法&カテーテルインターベンション
外科療法
死因
- うっ血性心不全、心筋梗塞、脳梗塞・脳出血、腎不全、肺梗塞 (YN.C-151)
予後
参考
- http://www.nanbyou.or.jp/entry/290
- http://www.nanbyou.or.jp/upload_files/065_s.pdf
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_ozaki_h.pdf
- http://www.nanbyo.or.jp/zaidan/nanbyo/tokuteisikkan_list/13/content13.html
- 4. 2.螢光眼底血管造影法による脈なし病網膜血行動態の観察と,本病網膜血管病変の組織学的研究 生井浩 松井弘治
- http://journal.akademi.jp/jca/pdf/19701005/jca_1970_1005_0253_0.pdf
[★]
- 英
- blood vessel, blood vessels
構造
- 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
- 基底板
- 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
- 内弾性板
分類
[★]
- 英
- vascular smooth muscle
- 関
- 中膜
アドレナリンによる血管平滑筋の収縮
- アゴニストがα1受容体(Gq)に結合することで、次の経路により細胞内のCa2+濃度が上昇し、平滑筋が収縮する
- 1. 受容体依存性カルシウムチャネル(receptor operated Ca channel, ROCC)が開口し、細胞外からCaが流入する(SAN.189)
- 2. 受容体刺激に引き続きG蛋白質を介してホスホリパーゼC(PLC)が活性化 → 細胞膜のホスファチジルコリンからホスファチジルイノシトール-1,4,5-三リン酸(IP3)とジアシルグリセロール(DG)が生成 → IP3は筋小胞体からCa遊離を促進。DGはPKCを活性化し、収縮蛋白のCa感受性を高める。
[★]
- 英
- intima, intimal (adj.), inner membrane, internal tunic
- ラ
- tunica intima (Z)
- 関
- 中膜、血管
組織
病理
血管の損傷
粥状硬化症
- 内皮下結合組織に粥腫ができる。
- necroticcenterはfibrous capにかこまれる
- fibrous cap
- 平滑筋、マクロファージ、泡沫細胞、リンパ球、コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、血管新生
- necrotic center
- 壊死組織、コレステロールの血漿、泡沫細胞、カルシウム
梗塞
[★]
- 英
- muscular artery
- 同
- 筋型動脈
- 関
- 血管、弾性血管(=弾性動脈)、動脈
組織学
- 中膜に平滑筋が発達
- 分布:器官内部に分布する
- 機能:平滑筋の収縮によって血流の分布を調節。全身の血圧を維持。
[★]
- 英
- cystic medial degeneration CMD
- 関
- [[]]
[show details]
[★]
- 英
- cystic medionecrosis
- ラ
- medionecrosis cystica
- 同
- 嚢状中膜壊死
[★]
- 英
- vascular media
- 関
- 中膜、動脈中膜
[★]
- 英
- intima-media complex, IMC
[★]
- 英
- membrane
- 関
- メンブラン、メンブレン