- 43歳の女性。歩行障害を主訴に来院した。小児期から走るのが遅く、すり足で歩いていたが、日常生活に支障はなかった。40歳ごろから階段を降りるのが難しくなってきたため来院した。患者の歩行姿勢の図(別冊No. 1)を別に示す。
- 障害されている部位はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の男性。3時間前に左下肢を耕うん機に挟まれたため救急車で搬入された。現場で副子固定を受けている。1年前の人間ドックでは特に異常を指摘されていない。意識は清明。心拍数 88/分、整。血圧 100/60mmHg。SpO2 100%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。開放創は土壌で軽度に汚染され脛骨の骨片が露出している。後脛骨動脈の脈拍を触知し、足底の感覚は保たれているが、足背は感覚が脱失し、足趾は背屈不能である。血液所見:赤血球 433万、Hb 14.2g/dL、白血球 4,200。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、CK 253U/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP 0.1mg/dL。下肢の写真(別冊No. 2A)とエックス線写真(別冊No. 2B)とを別に示す。直ちに輸液を開始し、麻酔下で創部の洗浄を行った。
- 次に行うべき処置はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111C021]←[国試_111]→[111C023]
[★]
- 60歳の女性。早朝に自宅敷地内の倉庫で梁にロープを掛け、縊頸した状態で発見された。近くから自筆の遺書が発見され、病苦が原因の自殺であること、対外的には病死として処理して欲しいことなどが記されていた。糖尿病による慢性腎不全のため、かかりつけ医で週3回透析治療を受けていた。かかりつけ医とは別の医師が警察官とともに臨場し、検案することとなった。
- 検案医の行動として正しいのはどれか。
- a 死亡診断書を作成する。
- b かかりつけ医に死体検案書の発行を依頼する。
- c 索条痕がロープの性状と一致しているかを確認する。
- d 作成書類の「死亡したとき」欄に死亡確認時刻を記載する。
- e 作成書類の「死因の種類」欄は、死者の意向を尊重して病死とする。
[正答]
※国試ナビ4※ [111C019]←[国試_111]→[111C021]
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