- 英
- muscle relaxant muscle relaxants
- 同
- 神経筋接合部遮断薬、骨格筋弛緩薬 skeletal muscle relaxant skeletal muscle relaxants
- 関
筋弛緩のモニタリング(SAN.74-75)
- 関
- 四連反応比刺激
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筋弛緩剤(きんしかんざい)、筋弛緩薬(きんしかんやく)は、神経・細胞膜などに作用して、筋肉の動きを弱める医薬品である。 臨床においては「きんちかん」と読む人もいる。
筋弛緩剤のひとつ、パンクロニウムはアメリカでは薬物による死刑執行時に使用する薬物としても知られる。
目次
- 1 概要
- 2 主な筋弛緩薬
- 3 鎮痙薬
- 4 適応
- 5 関連項目
- 6 出典
概要[編集]
日本では筋弛緩剤点滴事件の影響で広く一般に知られるところとなったため、毒物のイメージが先行している。実際、医師によって正しく用いられない場合、呼吸不全などの重篤な症状を来たし、死に至る場合があり、多くの筋弛緩薬が毒物として取り扱われている。
天然の筋弛緩をもたらす薬物として、フグ毒であるテトロドトキシンや、ボツリヌス菌の毒素ボツリヌストキシンが知られており、これらの中毒を放置すると呼吸不全によって死亡することがある。d-ツボクラリンは「クラーレ」とも呼ばれる非脱分極性筋弛緩薬であるが、狩猟に使う毒矢に塗る成分として使われた。
主な筋弛緩薬[編集]
- スクシニルコリン[1]あるいはスキサメトニウム
- 即効性かつ数分で回復する脱分極性筋弛緩薬であり、精神科の電気痙攣療法の際の筋弛緩などにも適応となる。
- 臭化ベクロニウム、臭化パンクロニウム
- 神経筋接合部 (NMJ) におけるアセチルコリン受容体を遮断する、非脱分極性筋弛緩薬。
- A型ボツリヌス毒素
- 神経筋接合部において、神経末端からのアセチルコリン放出を遮断する。眼瞼痙攣やジストニアなどに適応がある。
- ダントロレンナトリウム
- 横行小管から筋小胞体への興奮の伝達過程を遮断し、筋小胞体からのカルシウムイオンの放出を抑制する。悪性高熱症、悪性症候群の治療に使われる。
- バクロフェン
- 中枢性筋弛緩薬。GABAに作用する。GABA B 受容体に選択性が高い。
- 芍薬甘草湯
- 漢方薬
鎮痙薬[編集]
臨床使用[編集]
チザニジンのような筋弛緩薬は、緊張性頭痛の治療に処方されている。[2]
ジアゼパムとカリソプロドールは、高齢者、妊娠中の女性、うつ病に苦しむ人々、薬物やアルコール中毒歴がある人には推奨されない。[3]
作用[編集]
中枢神経の抑制を増強するために、多くの鎮痙薬は鎮静・眠気の副作用がある。それは長期使用で依存を起こす。これらのいくつかの薬物は乱用リスクがあるため、それらの処方は厳密に規制されている。[4][5][6]
ジアゼパムなどのベンゾジアゼピンは、中枢神経のGABA受容体に作用する。それはどのような筋肉痙攣症状の患者にも使用でき、緊張を軽減する量で殆どの人に鎮静効果がある。[7]
適応[編集]
- 全身麻酔導入時や手術時の筋弛緩
- 気管内挿管時の使用
- 筋緊張が術野確保の障害となる場合の筋弛緩
- 手術侵襲による反射的筋収縮の抑制
- 骨折の非観血的整復の際の筋弛緩
- ジストニアなどの不随意運動の抑制
- 痙攣の抑制
- 頸肩腕症候群、腰痛症
- 痙性麻痺
関連項目[編集]
- 筋弛緩剤点滴事件
- 大阪愛犬家連続殺人事件
- ニコチン受容体拮抗薬
- ガラミン
- デカメトニウム
- 薬殺刑
- アメリカ合衆国における死刑
出典[編集]
- ^ 英: succinyl choline chloride、SCC
- ^ “Tension Headache”. 2010年7月9日閲覧。
- ^ “Muscle Relaxants”. 2010年7月9日閲覧。
- ^ Rang, H.P. & Dale, M. M "Drugs Used in Treating Motor Disorders" in, "Pharmacology 2nd Edition" Published by Churchill Livingston London, 1991, p.684-705.
- ^ Standaert, D.G. & Young, A. B "Treatment Of Central Nervous System Degerative Disorders" in, "Goodman & Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th Edition" by Hardman, J.G. & Limbird, L.E. Published by McGraw Hill, 2001, p.550-568.
- ^ Charney, D.S., Mihic, J. & Harris, R.A. "Hypnotics and Sedatives" in, "Goodman & Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics 10th Edition" by Hardman, J.G. & Limbird, L.E. Published by McGraw Hill, 2001, p.399-427.
- ^ Miller, R.D. "Skeletal Muscle Relaxants," in, "Basic & Clinical Pharmacology: Seventh Edition," by Bertram G. Katzung. Published by Appleton & Lange, 1998, p.434-449. ISBN 0-8385-0565-1
薬理学:医薬品の分類 |
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消化器/代謝(A) |
胃酸中和剤(制酸薬、H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬) • 制吐薬 • 瀉下薬 • 止瀉薬/止痢薬 • 抗肥満薬 • 経口血糖降下薬 • ビタミン • ミネラル
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血液、血液生成器官(B) |
抗血栓薬(抗血小板剤、抗凝固薬、血栓溶解薬) • 抗出血(血小板、凝固・線溶系、抗線維素溶解性)
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循環器系(C) |
心臓療法/狭心症治療薬(強心配糖体、抗不整脈薬、強心剤) • 高血圧治療薬 • 利尿薬 • 血管拡張薬 • 交感神経β受容体遮断薬 • カルシウム拮抗剤 • レニン-アンジオテンシン系(ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、レニン阻害薬) • 脂質降下薬(スタチン、フィブラート、胆汁酸捕捉因子)
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皮膚(D) |
皮膚軟化薬 • 瘢痕形成剤 • 鎮痒薬 • 乾癬治療薬 • 他の皮膚薬
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泌尿生殖器系(G) |
ホルモン避妊薬 • 排卵誘発治療 • SERM • 性ホルモン
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内分泌器(H) |
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感染(J、P、QI) |
抗菌薬 (抗生物質) • 抗真菌薬 • 抗ウイルス薬 • 抗寄生虫薬(抗原虫薬、駆虫薬) • 外部寄生虫駆除剤 • 静注用免疫グロブリン • ワクチン
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悪性腫瘍(L01-L02) |
抗がん剤(代謝拮抗薬、抗腫瘍性アルキル化薬、紡錘体毒、抗悪性腫瘍薬、トポイソメラーゼ阻害薬)
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免疫系(L03-L04) |
免疫調節薬(免疫賦活薬、免疫抑制剤)
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筋肉、骨、関節(M) |
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脳、神経(N) |
鎮痛剤 • 麻酔剤(一般、局所・静脈) • 食欲低下薬 • ADHD治療 • 中毒医学 • 抗てんかん薬 • アルツハイマー治療 • 抗うつ薬 • 片頭痛治療 • 抗パーキンソン病薬 • 抗精神病薬 • 抗不安薬 • 抑制剤 • エンタクトゲン • エンセオジェン • 陶酔薬 • 幻覚剤(精神展開薬、解離性麻酔薬、デリリアント) • 睡眠導入剤/鎮静薬 • 気分安定薬 • 神経保護 • スマートドラッグ • 神経毒 • 食欲促進 • セレニック • 覚醒剤 • 覚醒促進物質
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呼吸器(R) |
鬱血除去薬 • 気管支拡張薬 • 鎮咳去痰薬 • 抗ヒスタミン薬
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感覚器(S) |
眼科学 • 耳科学
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その他ATC(V) |
解毒剤 • 造影剤 • 放射性薬理学 • 湿潤療法
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- スガマデクスを使用後,短時間に再手術となりロクロニウム再投与を行った1症例
- 麻酔薬・麻酔補助薬 麻酔用筋弛緩薬 (ナースのためのハイリスク薬30 知っておきたいガイド) -- (急性期医療における薬)
- ドクターヘリにおける麻薬および類似薬、筋弛緩薬携帯の現状報告とフライトナースの役割
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- 筋弛緩薬 マスキュラックス Musculax:一般名 Vecuronium-bromide 非脱分極性筋弛緩薬(1A = 4 mgと1V = 10mg の2種類あり) 蒸留水で溶解して用いる(1ml = 2mgとすることが多い) 初回投与量0.08~0.1 mg ...
- ようこそ!! ナオルコム へ シッカリ食べて ・・・ バリバリ働き ・・・ グッスリ休んで ... ①中枢性筋弛緩剤 効能効果 一般名 商品名 以下の筋緊張状態の改善に 「頸肩腕症候群」「腰痛症」 以下の痙性麻痺に
- 体性神経系は、意識的な活動に伴う感覚や運動に関与する神経系で、興奮を中枢から末梢(骨格筋)に伝える遠心性の運動神経と、末梢(皮膚などの感覚器)から中枢に伝える求心性の知覚神経がある。骨格筋を麻痺させる薬物を筋弛緩薬 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。意識障害のため搬入された。1時間前に化学工場で大音響を伴う爆発炎上事故があり、燃えている建物から逃げ出して座り込んだところで救助され救急搬送された。職場の記録によると既往歴に特記すべきことはない。搬入時、体温 36.0℃。脈拍 104/分、整。血圧 112/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 88%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。顔面に煤が付着しているが、体幹や四肢に明らかな出血や損傷はみられず着衣の汚染もない。救急隊により意識レベルはJCS II-30と観察され、バックボードで全脊柱固定されている。搬入時は自発開眼があり、呼びかけに対して「えっ、なに。えっ、なんだって」と叫び返して会話が成立しない。口頭での指示に応じず、時々両手を耳のそばに持っていく。
- この時点で行うべきなのはどれか。
- a 頸椎固定を外す。
- b 酸素投与をやめる。
- c 筋弛緩薬を投与する。
- d 頭部CTを最優先で施行する。
- e 筆談による意思疎通を試みる。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H027]←[国試_109]→[109H029]
[★]
- 67歳の女性。不眠を主訴に来院した。1か月前から夜になると両足に虫が這うような不快な感覚を自覚していた。この不快感は安静にしていると増強するが、足を動かすことで軽減する。かかりつけ医からは経過をみるように言われたが良くならず、足を動かしたい欲求が強く寝つけなくなり受診した。四肢の筋トーヌスは正常で筋力低下を認めない。腱反射は正常で、Babinski徴候は陰性である。感覚障害と小脳性運動失調とを認めない。歩行に支障はなく、日常生活動作にも問題はない。血液生化学検査では血清フェリチンを含めて異常を認めない。
- 適切な治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A025]←[国試_112]→[112A027]
[★]
- 32歳の女性。20歳ころから年に数回、側頭部に拍動性頭痛があった。今朝、突然左半分の視野にキラキラ光る歯車様のものが出現して15分持続し消失した。その後10分程して側頭部を中心に拍動性の激しい頭痛が出現し来院した。身体所見では神経学的に異常は認めない。頭部単純CTに異常はない。適切な治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099H004]←[国試_099]→[099H006]
[★]
- 成人に対する全身麻酔の急速導入で最初に投与するのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110H018]←[国試_110]→[110H020]
[★]
- 抗精神病薬による固縮・振戦に対する適切な治療薬はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098G101]←[国試_098]→[098G103]
[★]
- Parkinson病の症状を悪化させるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095B053]←[国試_095]→[095B055]
[★]
- 英
- hypothermia,low body temperature , low temperature
- 関
概念
分類
原因
- 1. 治療上、故意の低体温 → 神経的予後改善、脳神経手術など
- 2. 偶発性低体温
- 1-1. 一次性偶発性低体温:基礎疾患がない人が寒冷に暴露
- 1-2. 二次性偶発性低体温:重篤な基礎疾患に合併して起こる低体温 → 重篤
重症度
- SQ.497
- 軽度 :32-35℃
- 中等度:28-32℃
- 重度 :28℃未満
リスクファクター
- HIM.135
症状
(HIM.136)
|
中枢神経系
|
心臓血管系
|
呼吸器
|
腎臓&内分泌
|
神経筋肉
|
軽度 35-32.2℃
|
・中枢神経系の代謝の直線的な抑制(linear depression) ・健忘 ・感情鈍麻 ・判断の誤り ・不適応な行動
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・頻脈の後に次第に徐脈 ・心周期の延長 ・血管収縮 ・心拍出量の増加 ・血圧の上昇
|
・頻呼吸、そして進行性の毎分換気量の減少 ・酸素消費量の減少 ・気管支漏 ・気管支攣縮
|
・利尿 ・カテコラミン、副腎ステロイド、T3(トリヨードサイロニン)・T4(サイロキシン)の増加 (血中濃度のことと思う) ・戦慄による代謝の増加
|
・基礎代謝(basal metabolism)の80%減少 ・increased preshivering muscle tone, then fatiguing
|
中等度 32.2-28.0℃
|
・EEGの異常 ・意識レベルの進行的な低下(progressive depression) ・瞳孔散大 ・逆説的脱衣(paradoxical undressing) ・幻視
|
・脈拍数と心拍出量の進行性の減少 ・心房や心室の不整脈の増加 ・低体温を示唆するECG(J波)
|
・低換気 ・体温8℃低下するごとに二酸化炭素消費量が50%減少する ・防護的気道反射(protective airway reflexes)の消失
|
・腎血流量50%増加 ・腎自己調整能は保たれる ・インスリン作用の低下
|
・反射低下 ・戦慄による熱産生の減少 ・固縮
|
重度 <28℃
|
・脳血管の自己調節能の喪失 ・脳血流量の減少 ・昏睡 ・眼反射(ocular reflex)の喪失 ・EEGの進行的な低下(decrease)
|
・血圧、心拍数、および心拍出量の進行性の減少 ・リエントリー性のリズム異常(dysthythmia) ・心室細動の最大リスク ・心停止
|
・肺鬱血と肺水腫 ・酸素消費量75%減少 ・無呼吸
|
・心拍出量低下に伴う腎血流量の減少 ・極度の乏尿 ・(体温の?)変温性
|
・不動 ・神経伝導速度の低下 ・末梢の反射消失 ・角膜反射、または眼球頭反射(頭位変換眼球反射)の消失
|
ICU.615
重症度
|
体温
|
臨床症状
|
軽度
|
32-35℃
|
錯乱、寒気、蒼白、ふるえ、頻脈
|
中等度
|
28-31.8℃
|
嗜眠、震えの減少または消失、徐脈、呼吸数減少
|
重度
|
<28℃
|
睡気または昏睡、ふるえの欠如、浮腫状の皮膚、散大し固定した瞳孔、徐脈、低血圧、乏尿
|
重篤
|
<25℃
|
呼吸停止、心停止
|
心電図
- ECGP.187
治療
- 軽度低体温 :表面加温法(適切な室内温度、衣服の除去、毛布)
- 中等度低体温:表面加温法(電気毛布、温水ブランケット、赤外線ヒーター、ウォームマット)
- 高度低体温 :中心加温法による急速加温 → 以前は末梢血管が拡張、代謝の急激な変動により冷たい血液が心臓に流れ込み心室細動を誘発するリスクがあったため緩徐加温としていたが、それでも死亡率は高かった。このため急速加温する事になっている。
参考
- まとまっている。
- http://handbook.muh.ie/trauma/Environmental/hypothermia.html
[★]
- 英
- pharmacology
- 関
- drug entries
定義
- 生物系と化学物質の選択的な相互作用を研究する学問 (SPC.2)
生物系と薬の相互作用
- 薬の生物系に対する相互作用:薬理作用 <-化学の視点
- 生物系の薬に対する相互作用:薬物動態 <-生物の視点
関連分野
- 薬物学 materia medica
- 生薬学
- 実験薬理学
- 臨床薬理学
- 動物薬理学
- 人体薬理学
- 比較薬理学
- 薬理作用学(薬力学)
- 薬物動態学
- 中毒学、毒科学
- 薬物治療学
- 処方学
薬品の命名
薬一覧
薬理動態
神経伝達物質
神経筋接合部遮断薬(筋弛緩薬)
交感神経作動薬
- →アドレナリン受容体
交感神経遮断薬
- →アドレナリン受容体
副交感神経作動薬
- →アセチルコリン受容体
副交感神経遮断薬
- →アセチルコリン受容体
甲状腺関連物質
[★]
- 英
- benzodiazepine
- 関
- セロトニン受容体作動薬
特徴
睡眠薬
- 大脳辺縁系、視床下部の抑制に基づく抗不安作用、抗緊張作用によるものであり、自然の睡眠に近い。つまり睡眠パターンをさほど変えない。
抗不安薬
作用機序
副作用
睡眠薬
- トリアゾラム
- ミダゾラム:血漿半減期t1/2=1.9hr
- 作用時間の長い薬剤を使用した場合、翌日のふらつき、薬効の持ち越しを起こしやすい
- ジアゼパム:血漿半減期t1/2=43hr
離脱症候群
- ICU.780
- 長期連用後の中止により生じる。
- 症状:不安、興奮、失見当識、高血圧、頻脈、幻覚、痙攣
相互作用
ベンゾジアゼピン系誘導体
拮抗薬
ベンゾジアゼピン系薬の切り替え方法
- NaSSa:レメロン
- デジレル:抗うつ薬。HT2A blockerが強い。セトロニン債取り込みを阻害。抗ヒスタミン薬強くない。体重増加は軽度。ノルアドレナリン濃度は増加させない。
- ジプレキサ:抗セロトニン作用、抗ドパミン作用。
[★]
- 英
- nondepolarizing muscle relaxant non-depolarizing muscle relaxant
- 同
- 競合的神経筋遮断薬 competitive neuromuscular blocker、競合的筋弛緩薬 competitive muscle relaxant、非脱分極性神経筋遮断薬 non-depolarizing neuromuscular blocker、非脱分極性遮断薬 nondepolarizing blocking drugs、クラーレ様作用薬 curarimimetic、クラーレ様物質
- 関
- 脱分極性筋弛緩薬、筋弛緩薬、Train of four monitor、脱分極性遮断薬、神経筋接合部遮断薬
[show details]
- ニコチン性アセチルコリン受容体にアセチルコリンと競合的に結合することで、アセチルコリンの受容体結合を阻害
- 脱分極させることなく、アセチルコリンと競合してアセチルコリン結合部位への結合を妨げる。
- 重症筋無力症の場合、(競合してAch受容体を奪うため)少量の非脱分極性筋弛緩薬でも筋弛緩が出現 (SPC.169)
拮抗薬
[★]
- 英
- suxamethonium
- 同
- サクシニルコリン succinylcholine、塩化サクシニルコリン succinylcholine chloride, SCC
- 化
- 塩化スキサメトニウム suxamethonium chloride
- 商
- サクシン、レラキシン、Anectin
- 関
- 薬理学
[show details]
分類
構造
作用機序
薬理作用
動態
適応
- 気管内挿管時・骨折脱臼の整復時・喉頭痙攣の筋弛緩
- 精神神経科における電撃療法の際の筋弛緩
- 腹部腫瘤診断時
注意
禁忌
副作用
- SAN.71改変
- 1. 筋肉痛:強い攣縮が起こるために筋痛をきたす。
- a) 外眼筋攣縮:眼圧亢進を来たし、緑内障を生ずることがある。この眼圧亢進は投与後1-6分で5-10mmHgほど上昇
- b) 脳圧亢進
- c) 腹筋の攣縮:胃内圧亢進を来たす。
- 治療:ダントロレン:筋小胞体からのカルシウム遊離を阻害
[★]
- 英
- centrally-acting muscle relaxant, central muscle relaxant
- 関
- メトカルバモール、筋弛緩薬
[★]
- 英
- skeletal muscle relaxant, skeletal muscle relaxants
- 関
- 筋弛緩薬、神経筋接合部作用薬
[★]
- 英
- smooth muscle relaxant, smooth muscle relaxants
- 関
- 鎮痙薬
[★]
- 英
- skeletal muscle relaxant intoxication
- 関
- 筋弛緩薬
[★]
- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
[★]
- 英
- relaxation、relax
- 関
- 緩和、ほどける、リラクゼーション
[★]
- 英
- muscle relaxation, muscular relaxation