- 英
- goiter
- ラ
- struma
- 関
- 甲状腺
- 腫瘍によるものは含めない
- 結節性甲状腺腫 multinodular goiter
-
- iodineが不足しがちな地域に住んでいる人に多い。人口の10%以上にgoiterが見られたらepidemic goiterと判断できる
- 思春期~若い女性に多い
- 甲状腺ホルモンの合成が傷害されることによる
-
- カルシウムやの過剰摂取が甲状腺ホルモンの合成を阻害
参考
- 1. 甲状腺 DotJP - Thyroid DotJP presented by Sumire Hospital
- 1. 甲状腺疾患を理解するための基本的な知識
- http://www.thyroid.jp/pdf/1.pdf
- 2. 甲状腺疾患を自分で診断し、治療する c. 甲状腺疾患の自己診断法
- http://www.thyroid.jp/pdf/2-c.pdf
- 明日からの診療に役立つ 甲状腺診療のノウハウ すみれ甲状腺グループ すみれクリニック 院長 岡本泰之
- http://www.thyroid.jp/professional/pdf/dr_clinical_practice.pdf
- 甲状腺疾患と 抗TSHレセプター抗体
- http://www.thyroid.jp/pdf/dr_TRAb.pdf]]
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/10 18:49:18」(JST)
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甲状腺腫(こうじょうせんしゅ、英: goiter)は、甲状腺の一部、もしくは全体が腫れ大きくなること。
分類
- 結節性甲状腺腫(thyroid nodule)
- 腺腫様甲状腺腫(nodular goiter, adenomatous goiter)
- 瀰漫性甲状腺腫(diffuse goiter)
関連項目
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 画像で偶然発見される甲状腺腫瘤への対応 (特集 内分泌疾患 : 診断と治療の進歩) -- (甲状腺)
- 症例 pseudo-Meigs症候群を合併した卵巣甲状腺腫の1例
- 症例 メチレンブルーにより同定し胸腔鏡下に切除した縦隔内異所性副甲状腺腫の1例
- 岡川 武日児,平松 義規
- 胸部外科 = The Japanese journal of thoracic surgery 67(3), 255-257, 2014-03
- NAID 40019987800
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- 甲状腺腫瘍とはどんな病気か. 甲状腺腫瘍には良性の腫瘍とがんがあります。良性 腫瘍のほとんどは濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)です。甲状腺がんには乳頭(にゅうとう)がん 、濾胞がん、未分化がん、髄様(ずいよう)がんがあり、そのほかに悪性リンパ腫が甲状腺 に ...
- 甲状腺結節・腫瘍の頻度は多く、健康な人でも詳しく調べれば10人中約3人の割合で 甲状腺内の「シコリ」が見つかります。その多くは「腺腫様甲状腺腫」という良性のもの です。もともと甲状腺が全体的に肥大しやすい性質があり、その結果、甲状腺の中に 結節や ...
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[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 45歳の女性。右膝関節の腫れを主訴に来院した。
- 現病歴 6か月前から両側の手首や手指の関節が痛みだしたが放置していた。朝起きてから30分間は手足を動かしにくい。2過はど前から両膝が痛み、特に右膝が腫れてきた。
- 既往歴 特記すべきことはない。
- 生活歴 喫煙は10本/日を20年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴 母が慢性甲状腺炎(橋本病) 。従姉がSjogren症候群。
- 現 症 身長155cm、体重45kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧132/74mmHg。左手関節に腫脹と圧痛とがあり、右膝関節に関節液貯留を認める。
- 検査所見: 尿所見: 蛋白(-)、糖(-)。血液所見: 赤血球 317万、Hb 9.5g/dl、Ht 26%、白血球 11,000、血小板 45万。血液生化学所見: 総蛋白 7.2g/dl、アルブミン 3.7g/dl、クレアチニン 1.0mg/dl、尿酸 6.5mg/dl、総コレステロール 210mg/dl、トリグリセリド 105mg/dl、AST 27IU/l、ALT 30IU/l、アミラーゼ 85IU/l(基準37-160)、Na 137mEq/l、K 3.8mEq/l、Cl 105mEq/l、TSH 3.5μU/ml(基準0.2-4.0), FT3 2.6pg/ml(基準2.5-4.5)、FT4 0.9ng/dl(基準0.8-2.2)。免疫学所見: CRP 5.8mg/dl、リウマトイド因子(RF) 80IU/ml(基準20未満)、CH50 55U/ml(基準30-50)、免疫複合体陰性。
[正答]
※国試ナビ4※ [104C025]←[国試_104]→[104C027]
[★]
- 次の文を読み、 37、 38の問いに答えよ。
- 69歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴: 2週前から 38℃台の発熱が出現し、非ステロイド性抗炎症薬を内服し、解熱と発熱とを繰り返していた。その後、徐々に食欲が減退し、最近 1週間は発熱時は 39℃を超えるようになった。かかりつけ医で胸部エックス線撮影と尿検査とを行い、異常を指摘されなかった。受診前日に 2回軟便があった。咽頭痛、咳、痰および排尿痛はない。
- 既往歴:高血圧症で治療中。
- 生活歴:海外渡航歴とペット飼育歴とはない。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温 38.4℃。脈拍 96/分、整。血圧 160/66 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心尖部に III /VIの汎〈全〉収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。脊椎棘突起の叩打痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を認めない。経胸壁心エコー検査では僧帽弁の逆流と僧帽弁の疣贅とを認めた。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H036]←[国試_108]→[108H038]
[★]
- 32歳の女性。甲状腺の検査を希望して来院した。5か月前に第2子を出産した。妊娠前に受けた検査で抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)強陽性であったため、妊娠期間中にも定期的に甲状腺ホルモン検査を受けていたが、これまでに異常を指摘されたことはなく自覚症状もない。体温 36.7℃。脈拍 84/分、整。血圧 126/86mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。びまん性のやや硬い甲状腺腫を触れるが圧痛はない。胸腹部に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(±)、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 420万、Hb 12.3g/dL、Ht 40%、白血球 6,700、血小板 21万。血液生化学所見:アルブミン 4.0g/dL、AST 13IU/L、ALT 15IU/L、クレアチニン 0.4mg/dL、血糖 146mg/dL、HbA1c 5.4%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 170mg/dL、トリグリセリド 90mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 102mEq/L、TSH 0.02μU/mL未満(基準 0.4~4.0)、FT4 2.0ng/dL(基準 0.8~1.8)。CRP 0.3mg/dL未満。
- この時点での方針として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D044]←[国試_109]→[109D046]
[★]
- 64歳の女性。頻脈と息切れとを主訴に来院した。高血圧症で治療中である。約2週前から家庭血圧の測定で脈拍が90/分を超えるようになり、1週前からは2階までの階段の昇降で息切れを自覚するようになったため受診した。食生活に偏りはなく、過去1年の体重はほとんど変化なく、便通はやや頻回で暗赤色便であったという。体温 36.2℃。脈拍 96/分、整。血圧 132/72mmHg。呼吸数 24/分。眼瞼結膜は貧血様である。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺腫を触知しない。心基部にI/VIの収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 次に診察する部位で最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109C021]←[国試_109]→[109C023]
[★]
- 42歳の女性。前胸部痛を主訴に来院した。3か月前から軽度の持続する前胸部痛があった。自宅近くの診療所で胸部エックス線写真に異常を指摘され紹介されて受診した。身長 150cm、体重 42kg。体温 36.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 96/68mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真(別冊No. 10A)と胸部造影CT(別冊No. 10B)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D029]←[国試_109]→[109D031]
[★]
- 52歳の女性。生来健康であったが、1週間前の健康診断でコレステロール高値と甲状腺腫とを指摘され来院した。「1か月前に郷里の親戚が昆布を大量に送ってきたので毎日沢山食べていた」とのことである。
- 予想される検査所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111I058]←[国試_111]→[111I060]
[★]
- 82歳の男性。3か月前から、10分程度(約300m)歩くと両下肢にしびれと脱力とが起きて歩けなくなるため来院した。しばらく立ち止まると症状は消失し、再び歩けるようになる。最近歩ける距離が次第に短くなってきた。
- この患者の診察で重要なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [100H013]←[国試_100]→[100H015]
[★]
- 45歳の男性。3年前から自覚している頚部の腫瘤が徐々に増大してきたため来院した。頚部の写真と頚部単純CTとを以下に示す。考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A044]←[国試_102]→[102A046]
[★]
- 20歳の女性。動悸と体重減少とを主訴として来院した。食欲は旺盛である。脈拍118/分、整。血圧134/58mmHg。皮膚は湿潤し、手指の振戦を認める。この患者にみられる症候はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095F015]←[国試_095]→[095F017]
[★]
- 身体診察の異常所見とその診察に適した体位との組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111H004]←[国試_111]→[111H006]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096G069]←[国試_096]→[096G071]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 13歳の男子。頚部腫瘤を指摘されて来院した。受診時の頚部写真と頭部造影CTとを次に示す。
- 診断はどれか。
※国試ナビ4※ [098D009]←[国試_098]→[098D011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100B065]←[国試_100]→[100B067]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103G069]←[国試_103]→[103H002]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
- 英
- hyperthyroidism
- 同?
- 甲状腺中毒症 thyrotoxicosis
- 関
- 甲状腺、甲状腺ホルモン、甲状腺腫。甲状腺機能低下症
定義
- 甲状腺においてホルモンの合成と分泌が増加し、そのために甲状腺ホルモン過剰の症状が出現している病態
分類
-
- グレーブス病 :びまん性 :fT3↑、fT4↑、TSH↓
- 甲状腺機能性結節 toxic multinodular goitar
- TSH産生下垂体腫瘍 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 下垂体型甲状腺ホルモン不応症 :fT3↑、fT4↑、TSH↑
- 胞状奇胎、絨毛腫瘍
- ヒト絨毛性ゴナドトロピンhCGがTSH様甲状腺刺激物質として作用するため、甲状腺でのホルモン分泌、合成が亢進する。血中甲状腺ホルモンは高値となるが、TSHは低値を示す。hCGは妊娠初期にも分泌され、一過性の甲状腺機能亢進状態になることもある。
- 卵巣の奇形腫(teratoma)で、腫瘍内に過機能性甲状腺腫が存在し、甲状腺中毒症状を呈す。
- 甲状腺ホルモンの過剰投与、痩せ薬としての服用などにより、甲状腺中毒症状が出現する。血中TSH値は抑制され、サイログロブリンは低値を示すことが特徴的。
-
疫学
- 参考1
症状
YN.D-30
- 全身症状:全身倦怠感、易疲労感、体重減少、体重増加もあり、微熱
- 消化器症状:食欲亢進、排便回数の増加、軟便、下痢
- 循環器症状:動悸、息切れ、頻脈、心房細動、高血圧(収縮期血圧上昇、拡張期血圧低下、脈圧増大)
- 神経筋症状:手指振戦、下肢近位筋の筋力低下、筋萎縮
- 皮膚症状:発汗過多、皮膚湿潤、色素沈着、脱毛、皮膚掻痒感、手掌紅斑、爪甲剥離(Plummer爪)
- 精神症状:神経過敏、易刺激性、不眠、多動
- 性腺症状:月経異常(月経過少、無月経)
甲状腺機能亢進症と褐色細胞腫
- 血圧:収縮期血圧↑/収縮期血圧↓ ⇔ 収縮期血圧↑/収縮期血圧↑
- 消化器症状:下痢 ⇔ 便秘
眼症状
- 甲状腺眼症においては、球後軟部組織の炎症性病変すなわち眼窩症が眼症発症の背景にある。
- したがって、球後脂肪織炎による眼球突出と、外眼筋炎を伴う眼球突出がある。
- Basedow病発症のピークを示す20歳前後の世代では脂肪織炎のみによる眼球突出のみによる眼球突出が高頻度に見られるのに対して、もう一つの山である40歳代の中高年層では外眼筋肥大を伴う例が多い。
- 薬物治療:副腎皮質ステロイドホルモンのパルス療法あるいは漸減法を行う。
- 特徴的所見:眼瞼後退、Graefe徴候(下方視の際に上眼瞼の下方への動きが遅れる)、Kocher徴候(目が凝視または驚いたように見える状態)
合併症
検査
など
- Ca:高値 → 甲状腺ホルモンによる骨吸収・骨形成亢進のため? 骨粗鬆症が出現する症例はない、あるいは少ないのか?
- P: 高値
- 食後:高血糖
- AST:上昇
- ALT:上昇
治療
- ICU.762
- β遮断薬
- 抗甲状腺薬:メチマゾール(MMI)(PTUより早く血漿fT4濃度を低減させるし、顆粒球減少の頻度がより低い)、プロピルチオウラシル(PTU)
- ヨウ素剤:重症の場合は抗甲状腺薬に加えて使用する。ヨウ素は甲状腺からのT4放出を抑制する。
参考
- http://www.thyroid.jp/pdf/dr_TRAb.pdf
uptodate
- 1. [charged] 成人における甲状腺機能亢進症の臨床症状の概要 - uptodate [1]
- 2. [charged] 潜在性甲状腺機能亢進症 - uptodate [2]
- 3. [charged] 甲状腺機能亢進症の原因となる疾患 - uptodate [3]
- 4. [charged] 小児期および思春期における甲状腺機能亢進症の臨床症状および診断 - uptodate [4]
- 5. [charged] 甲状腺機能亢進症およびバセドウ病の神経学的症状 - uptodate [5]
- 6. [charged] 甲状腺機能亢進症の心血管系への影響 - uptodate [6]
- 7. [charged] 甲状腺機能亢進症の診断 - uptodate [7]
- 8. [charged] バセドウ病(グレーブス甲状腺機能亢進症)の治療 - uptodate [8]
[★]
- dipl opia
- 英
- diplopia, double vision
- 関
- 両眼視
概念
- ある視標を見たときにものが二重に見える状態を複視という。(SOP.269)
分類
仮像の出現する方向
両眼・単眼の別
- 両眼複視:両眼で物が二重に見える場合。動眼神経麻痺、滑車新家麻痺、重症筋無力症、眼窩吹き抜け骨折など
- 単眼複視:単眼で物が二重に見える場合。正乱視、不正乱視、あるいは白内障が原因となる。
鑑別疾患
単眼視したときに物体が二重に認識される状態 monocular diplopia
- 水晶体脱臼(外傷、マルファン症候群)
- 早期白内障
- 角膜白濁(corneal opacities)
- 二重虹彩(手術や外傷)
- ヒステリー
両眼視したときに物体が二重に認識される状態 biocular diplopia
- DIF
- malformation 筋強直性ジストロフィー、眼筋麻痺
- inflammatory 皮膚筋炎、眼窩蜂窩織炎
- neoplasm 眼窩/外眼性の甲状腺腫 orbit and exophthalmic goiter
- trauma 眼窩骨折、外眼筋の裂傷/打撲
- vascular 脳底動脈血栓症/出血/塞栓症/動静脈奇形。片頭痛?
- inflammatory 梅毒性脳炎、結核性脳炎、ウイルス性脳炎
- neoplasms 脳幹神経膠腫、転移性脳腫瘍、ホジキンリンパ腫
- deficiency ウェルニッケ脳症
- intoxication ボツリヌス症、臭素・ヨウ素中毒
- congenital 水頭症、アーノルド・キアリ奇形
- autoimmune 多発性硬化症、感染後脳症、ループス脳症
- traumatic 硬膜下血腫、頭蓋底骨折、橋血腫
- endocrine 糖尿病による脳底動脈血栓症
- 松果体腫瘍、脳血栓/脳出血のconjugate plasy、局在性皮質てんかんのconjugate gaze、テント切痕への早期ヘルニアにおける瞳孔の拡張
検査
[★]
- 英
- propylthiouracil, PTU
- ラ
- propylthiouracilum
- 商
- チウラジール、プロパジール
- 関
- 薬理学、甲状腺、抗甲状腺薬
分類
薬理作用
- ペルオキシダーゼは濾胞内でO2からH2O2を生成し、H2O2によりI-がI・となりサイログロブリン上のチロシンに付加反応を起こす
- この阻害作用はチアマゾールも示し、チアマゾールの方が薬効が高い(より少量で作用する)
- 2. 末梢(肝、腎)でT4からT3へ変換を抑制する
- 肝、腎、甲状腺にはtype I iodothyronine 5'-deiodinaseが存在し、T4からT3へ変換している。
副作用
GOO.1529
- 肝機能の異常は高投与量でみられるかもしれない
- 稀:発熱、肝炎、腎炎、血管炎(ANCAと関連か?)
- antineutrophilic cytoplasmic antibody(ANCA)はプロピルチオウラシル投与患者の50%に見られる
- (別の資料では、20%の患者がANCA陽性)
- ANCA陽性腎炎と関連?
[★]
- 英
- thiamazole
- ラ
- thiamazolum
- 同
- メチマゾール methimazole、メルカプトメチルイミダゾール mercaptomethylimidazole MMI
- 商
- メルカゾール、Tapazole
- 関
- 薬理学、甲状腺機能亢進症。プロピルチオウラシル propylthiouracil PTU
作用機序
薬理作用
- ペルオキシダーゼは濾胞内でO2からH2O2を生成し、H2O2によりI-がI・となりサイログロブリン上のチロシンの3位or5位につく
動態
- 胎盤を通過
- 乳汁中に分泌 → 妊婦には投与しない方がよい
適応
注意
禁忌
副作用
[★]
- 関
- びまん性甲状腺腫、甲状腺腫、甲状腺
- 七條小次郎.日本内分泌学会雑誌.1953;29(7,8):155-88より改変
- 頭部を後方に曲げて甲状軟骨を前方に突き出し、甲状腺の触知を最も容易にしても
- I度:視診しえないもの
- I~II度:わずかに視診しうるもの
- II度:明確に視診しうるもの
- II~III度:わずかに視診しうるもの
- III度:明確に視診しうるもの
- 甲状腺腫大が著明で前方に突出しているもので、側方から観察して頸部の曲線が
- III~IV度:前方に軽度の彎曲を示すもの
- IV度:明確に著明な彎曲を示すもの
- V度:甲状腺腫がはなはだしく大きいもの
- 触診,視診ともに嚥下させ,嚥下運動を行わせながら甲状腺の形態を確認する.
[★]
- 英
- substernal goiter
- 関
- 胸腔内甲状腺腫、縦隔内甲状腺腫、縦隔腫瘍、甲状腺腫、甲状腺
[★]
- 英
- nodular goiter
- 同
- 甲状腺結節 thyroid nodule
- 関
- 甲状腺腫、甲状腺
[★]
- 英
- toxic diffuse goiter
- 関
- バセドウ病
[★]
- 英
- diffuse goiter
- 関
- 甲状腺腫
[★]
中毒性多結節性甲状腺腫
[★]
- 英
- thyroid gland
- ラ
- glandula thyroidea
- 関
- 甲状腺ホルモン、副甲状腺(上皮小体)
- 喉頭
- 図:N.24(全面の筋),25(全面の筋),70(血管),71(血管)
解剖学
部位
性状
- 成人の正常重量15-25g、女性の方が少し重い。妊娠中や性周期で重量が変化する。分泌期初期(early secretary phase排卵後2-5日目)には50%も重量が増加する。
大きさ
- よくわかる甲状腺疾患のすべて 永井書店 (2004/01) ISBN 481591673X
- 単位はmm?
|
n
|
峡部
|
横断厚
|
横径
|
縦経(右)
|
縦経(左)
|
男性
|
34
|
1.8±0.6
|
18±3.0
|
48±4.8
|
49±3.7
|
49±3.8
|
女性
|
16
|
1.3±0.8
|
16±2.2
|
46±3.6
|
45±6.0
|
46±3.0
|
血管
動脈
静脈
神経
- 声帯を支配する神経が甲状腺の裏側を通過 N.71
画像
- (高エコー)筋肉>甲状腺>気道(低エコー) ← 要確認
組織学
- 成人甲状腺全体の0.1%を占める
- カルシトニン産生細胞、HEでは判別困難。
- 銀染色(Glimerius)、免疫組織化学(chromogranin A、synaprophysin, carcitoninなど)により明らかとなる。
- 電顕では、electron dense な顆粒を有する(神経内分泌顆粒)。
機能
発生
神経支配
- 上頚部交感神経節、中頚部交感神経節。交感神経神経線維は濾胞近傍に終末し、分泌に影響を及ぼす。
臨床関連
診察所見と疾患
非腫瘍性疾患
- a) 無形成 Agenesis
- b) 低形成 Hypoplasia
- c) 異所性甲状腺:異残物
- mynocyclineによるblack thyroid:消耗性色素リポフスチンと他の物質(lipid-drug complexによりlysosomeに色素が沈着する)。
- a) 濾胞腺腫 follicular adenoma
- a) 乳頭癌 papillary carcinoma 88%
- b) 濾胞癌 follicular carcinoma 4.2% 甲状腺濾胞癌 thyroid follicular carcinoma
- c) 低分化癌 poorly differentiated carcinoma
- d) 未分化癌 undifferentiated carcinoma 1.5%
- e) 髄様癌(C細胞癌) medullary carcinoma, C-cell carcinoma 1.4%
- f) 悪性リンパ腫 malignant lymphoma 3.5%
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
分類
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
[★]
- 英
- adenoma
- 同
- アデノーマ
- 関
- 腫瘍、癌腫 carcinoma