- 英
- accidental ingestion, foreign bodyaspiration, aspiration
- 関
- 誤飲
概念
症候
参考
- http://www.jsps.gr.jp/05_disease/gi/frgnbdy.html
- http://www.dokkyomed.ac.jp/dep-k/ped_surg/texts/t_fb.htm
- 分かりやすい
- http://www.geocities.jp/pressure_ulcer/sub529.htm
WordNet
- a will to succeed
- a manner of articulation involving an audible release of breath
PrepTutorEJDIC
- 大望,熱望 / 呼気,呼吸 / 気音を伴って発音すること(例:penの[p],killの[k])
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/07/24 13:59:45」(JST)
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誤嚥(ごえん)とは、食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうこと。また異物を消化管内に飲み込んでしまうこと。
目次
- 1 概要
- 2 歯科治療中の誤嚥
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
概要
窒息死することがあり、適切な方法ですみやかに除去する必要がある。
喉周辺の筋肉や嚥下中枢(延髄)の機能が衰えた高齢者による事故が多く、後に誤嚥性肺炎を招くこともある[1]。日本では今後、高齢化が進むことから、嚥下しやすい機能性食品(病院食と普通食の間を埋める位置づけの食品)の開発が進められている。また声門部に於ける局所的な神経支配の障害、物理的な閉鎖障害により閉鎖不全がおこり、誤嚥が起こることがある。
また、若年者や中高年者であっても認識外の高温(気候や個人の嚥下能力にもよるがおおよそ40〜42℃以上)および低温(気候や個人の嚥下能力にもよるがおおよそ12〜13℃以下)のお湯および冷水あるいは含嗽薬・洗口液(口内洗浄剤)で含嗽をする時、または同様に高温および低温のお湯および冷水あるいは飲料を服用する時にも気管が自律神経系のフィードバックにより無意識下で収縮し一時的に喘息と似た状態となり、少量の水やそれら液体が気管に取り込まれ誤嚥が引き起こされる場合がある。とくに、意識低下時や水場では溺水や溺死も引き起こす要因となるので要注意である。
ほかにも、年齢層に限らず嘔吐物を誤って吸引し誤嚥するケースもある。この場合も上記の食物誤嚥同様、誤嚥性肺炎を引き起こす原因になるので注意が必要である。
歯科治療中の誤嚥
誤嚥の特別な例として歯科治療の途中で器具材料を誤って取り落とし、気管内あるいは消化管内に飲み込ませた場合にもこの語を使う。特に高齢者で嘔吐反射が低下した患者の治療の時に注意が必要である。誤嚥を起こした材料として、試適時のインレー、クラウン、ブリッヂ、義歯など。治療器具として、リーマー、ファイル類、バー類などがある。特にリーマー、ファイル類の誤嚥の防止には、ラバーダム防湿法が必須である。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
- 食品による窒息事故に関する研究結果等について(厚生労働省)—食物による気道閉塞が原因で死亡する事例の現状分析・食物側要因分析・人側要因分析
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Japanese Journal
- 高齢者で誤嚥性肺炎を繰り返す食道裂孔ヘルニアに対し腹腔鏡下噴門形成術で有用であった1例
- 平井 圭太郎,吉成 大介,小松 恵,佐藤 泰輔,田中 和美,高橋 憲史,小川 博臣,戸谷 裕之,戸塚 統,須納瀬 豊,竹吉 泉
- The Kitakanto medical journal 61(2), 193-197, 2011-05-01
- NAID 120003203457
- 精神科領域における感染症への対応についての意識調査
- 糠信 憲明,大沼 いづみ,中村 百合子,山崎 登志子,Nukanobu Noriaki,Onuma Izumi,Nakamura Yuriko,Yamazaki Toshiko,ヌカノブ ノリアキ,オオヌマ イヅミ,ナカムラ ユリコ,ヤマザキ トシコ
- 広島国際大学看護学ジャーナル 8(1), 51-59, 2011-03-31
- … こで我々は3施設の精神科病院の看護師を対象に,感染対策の現状と意識を明らかにすることを目的に質問紙調査を行った.その結果,各感染経路別予防策の認知は概ね90%を超えていたのに対し,その理解については有意に低かった.精神科において頻度の高い感染症は誤嚥性肺炎および白癬であった.また,消化器系ウイルス感染症やインフルエンザなどについて対応の難しさや重要性を感じていることが明らかとなった. …
- NAID 120003256156
Related Links
- 誤嚥とは 食物や唾液は、口腔から咽頭と食道を経て胃へ送り込まれます。食物などが、なんらかの理由で、誤って喉頭と気管に入ってしまう状態を誤嚥(ごえん)と呼びます。誤嚥は肺炎の原因ともなります。 誤嚥に近い状況として ...
- Q 誤嚥について 一度誤嚥が原因で肺炎を起こしています今日朝食時誤嚥を起こしましたどの様に他対処すれば良いのでしょうか以前の御様な息ぐる示唆はかんじませんし数回咳が出て米粒が1個でたり薄い痰も数回出ました宜しく ...
- 病院で使われている言葉の中には、患者にとって分かりにくいものや、誤解しがちなものが、多くあります。病院の言葉のうち重要なものを取り上げ、分かりやすく言い換えたり説明したりする具体的な工夫について提案します。
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[★]
- 次の文を読み、33、34の問いに答えよ。
- 72歳の男性。腰背部痛を主訴に来院した。
- 現病歴:3か月前から荷物の運搬時に腰背部痛を自覚するようになった。その後、安静時にも常に痛みを感じるようになり、日常生活にも支障をきたすようになったため受診した。
- 既往歴:30歳時に十二指腸潰瘍で投薬されていた。
- 生活歴:喫煙は20本/日を52年間。これまでに禁煙したことはない。妻と長男夫婦との4人暮らし。10年前から自営の販売業を長男に引き継いで店に時々顔を出している。
- 家族歴:父親が前立腺癌で死亡。
- 現症:意識は清明。体温 37.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 154/88mmHg。呼吸数 16/分。背部に発赤はなく腫瘤を認めない。下部胸椎と腰椎との棘突起上に叩打痛を認める。
- 検査所見:胸部エックス線写真で両肺に多発する腫瘤影を認め、気管支内視鏡による肺生検で扁平上皮癌と診断された。胸腰椎MRIで腰椎への多発転移を認めた。予測される予後と治療方法との選択肢について担当医が患者に説明を行ったところ、患者は「俺も十分生きたし未練はない。息子もあとを任せられるまで育った。ただ痛いことや苦しいことは何とかしてほしいし、最後まで店には出ていたい」と述べた。妻と長男も十分納得し、余命の延長より患者のQOLを支援するケアをできるだけ自宅で目指すことで合意した。
- 患者の全身状態は徐々に悪化し、2か月後には日中の半分以上を自宅のベッドで臥床するようになった。在宅でかかりつけ医が訪問診療している。食事摂取は特に固形物の咀嚼が難しくなってきている。また、水分でむせたり誤嚥したりすることも多くなっている。経口摂取できるのは200kcal/日程度である。肺癌の終末期で2週程度の余命と見込まれている。患者は会話が可能で「痩せてしまって情けない。せめてもう少し食べたい」と家族に伝えた。
- この後の栄養管理で適切なのはどれか。
- a 食事形態を工夫する。
- b 経鼻経管栄養を開始する。
- c 中心静脈栄養を開始する。
- d 誤嚥予防のために気管切開を行う。
- e 胃瘻を造設して経腸栄養を開始する。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H033]←[国試_109]→[109H035]
[★]
- 88歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴:元来、軽度の物忘れと難聴とがあるが、 1人で杖をついて散歩をするなどして元気に過ごしていた。数日前から風邪気味となり、食欲が徐々に低下した。本日、ぐったりして言葉がはっきりしなくなったため、同居している長男が救急車を要請した。
- 既往歴: 68歳時に糖尿病と高血圧症とを指摘された。自宅近くの診療所に通院して、 10種類の薬剤を処方されているが、飲み忘れや飲み間違いが多いという。
- 生活歴:長男家族と同居。
- 家族歴:長男が高血圧症で加療中。
- 現 症:意識レベルはJSC II-10。体温37.3℃。脈拍104/分、整。血圧98/60mmHg。呼吸数28/分。 SpO2 96%(2L/分酸素投与下)。発汗が著明である。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認めない。甲状腺と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。右上下肢に軽度の筋力低下を認める。膝蓋腱反射に左右差を認めない。病的反射を認めない。
- 入院することとなった。入院後に生じ得る合併症として、入院初日から留意する必要性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106C026]←[国試_106]→[106C028]
[★]
- 病院運営委員会での報告内容を以下に示す。
- 80歳の男性。脳梗塞後遺症のために入院中であった。上顎の義歯は装着できなくなり使用中止としていた。夕食後に口腔ケアを行ってから、下顎ブリッジ義歯を装着した。翌朝の食事介助時に義歯がないことに看護師が気付き、頚部エックス線写真と単純CTで食道部に義歯を確認し、手術室で全身麻酔下に喉頭鏡を用いて摘出した。
- ① 食事以外で誤嚥する可能性を予測していなかった。
- ② 義歯に緩みがあった。
- ① 自己管理できない患者の義歯は訪室時毎回チェックする。状況によっては食事中のみの装着とし、その情報を共有する。
- ② 定期的な口腔ケアを実施する。
- a 手術部
- b 医療安全管理室
- c 感染対策チーム
- d 栄養サポートチーム
- e 光学治療部(内視鏡室)
[正答]
※国試ナビ4※ [104H026]←[国試_104]→[104H028]
[★]
- 78歳の女性。夕食後に腹痛が出現し、次第に増強したため救急車で搬入された。43歳時に卵巣嚢腫摘出術を受けている。体温 38.0℃。心拍数 120/分、整。血圧 116/66mmHg。SpO2 98%(鼻カニューラ1L/分酸素投与下)。腹部は膨隆し、下腹部に圧痛と筋性防御とを認めた。腹部造影CTで絞扼性イレウス及び汎発性腹膜炎と診断され、緊急手術を行うことになった。手術室入室時、体温 38.0℃。心拍数 124/分、整。血圧 90/54mmHg。SpO2 100%(マスク6L/分酸素投与下)。麻酔導入は、酸素マスクによって十分な酸素化を行いつつ、静脈麻酔薬と筋弛緩薬とを投与後、陽圧換気を行わずに輪状軟骨圧迫を併用し迅速に気管挿管を行う迅速導入とした。
- 下線に示すような麻酔導入を行う目的はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C029]←[国試_112]→[112C031]
[★]
- 38歳の女性。前胸部のつかえ感を主訴に来院した。2年前から食事摂取時に前胸部のつかえ感を自覚していたが、1か月前から症状が増悪し十分な食事摂取が困難になったため受診した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 155cm、体重 44kg。血液所見:赤血球 398万、Hb 12.9g/dL、白血球 6,300、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 7.1g/dL、アルブミン 4.2g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 22U/L、ALT 19U/L、LD 195U/L(基準 176~353)、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 88mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 100mEq/L。上部消化管内視鏡像(別冊No. 10A)及び食道造影像(別冊No. 10B)を別に示す。
- この患者でみられる可能性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A032]←[国試_113]→[113A034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G025]←[国試_108]→[108G027]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [102B023]←[国試_102]→[102B025]
[★]
- a. 農薬中毒によると思われる死体
- b. 他傷後の続発症によると思われる死体
- c. 異型輸血によると思われる死体
- d. 処方された薬剤の誤嚥によると思われる死体
- e. 肺癌患者の喀血によると思われる死体
[正答]
※国試ナビ4※ [095A067]←[国試_095]→[095A069]
[★]
- 患者の頭部造影CTと手術時の摘出物の後壁切開標本(B:矢印は病変部)とを以下に示す。この患者の術前症状として考えられるのはどれか。
※国試ナビ4※ [097H017]←[国試_097]→[097H019]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103C003]←[国試_103]→[103C005]
[★]
- 帝王切開のための脊髄くも膜下麻酔時に最も高頻度に起こるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110B014]←[国試_110]→[110B016]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104A017]←[国試_104]→[104A019]
[★]
- ☆case34 てんかん発作
- ■症例
- 23歳 アフリカ-カリブ系 女性 銀行の店員
- 主訴:てんかん発作
- 現病歴:強直間代発作を2回起こしたところを母親が目撃していた。娘の行動は次第におかしくなり、また娘は自分のことを話している声が聞こえていた(幻聴)。最近、頭痛を訴えていた。体重が減少し、脱毛があった。盗汗と主に足と手の小関節に及ぶflitting 関節痛を訴えていた。服用薬なし。タバコ1日5-10本、アルコール10 unit/week(缶ビール(350ml)6本弱)
- 既往歴:特記なし(medical or psychiatric history)
- 家族歴:
- 生活歴:
- ・身体診断
- 意識:眠そうだが痛みに反応。頚部硬直:なし。頭髪:薄く斑状。体温38.5℃。リンパ節:たくさんの部位で触知。
- 心拍:104/分、整。血圧:164/102 mmHg。心血管系、呼吸器系、腹部:異常なし。
- 神経所見:focal anormalityなし(局所性異常)。乳頭浮腫:認めず。
- ・検査
- (血液生化学)
- 上昇:erythrocyte sedimentation rate、urea、creatinine
- 低下:hemoglobin、white cell count、platelet
- 正常:mean corpuscular volume、sodium、potassium、glucose
- (腰椎穿刺)
- 上昇:leukocytes、CSF protein
- 正常:CSF glucose
- (尿検査)
- 蛋白:+++。血尿:+++。赤血球:++。赤血球円柱:あり。
- (その他)
- 胸部X線:異常なし。ECG:洞性頻脈。頭部CT:正常。CSFグラム染色:陰性(光顕レベルで細菌なし)
- ■glossary
- fall out (毛髪などが)抜ける
- night sweat 盗汗、寝汗
- tonic-clonic generalized seizure 全般性強直間代発作
- flit vi (鳥・蝶など)すいすい/ひらひら飛ぶ、飛び回る、飛翔する。(人が)軽やかに通る、行き交う。(時が)(飛ぶように)すぎる。(幻想など)去来する、よぎる、(表情が)かすめる
- drowsy adj. 眠い。眠そうな。眠気を誘う。ものうい。眠ったような
- stiffness n. 堅いこと、堅ぐるしさ、がんこさ
- delirium tremens 振戦譫妄
- hypertensive encephalopathy 高血圧性脳症
- alopecia 脱毛症
- African-Caribbean アフリカ-カリブ系
- fit n. (病気の)発作。引きつけ、痙攣。(感情の)激発、一時的興奮、気まぐれ
- chorea n. 舞踏病
- recreational drug 耽溺性があり乱用される脱法薬物
- urgent adj. (物・事が)急を要する、緊急の、背拍質(pressing)。(~を)緊急に必要とする(in)。(S is ~ (with O1) for [in] O2)(人が)(O1(人)に)O2(物・事)をしつこく求める。(人に/~するように)催促する(for/to do)。(要求などが)執拗な。
- □てんかん発作
- ・新規発生したてんかん発作の原因(ICU.805-806)
- ・薬物中毒(テオフィリンなど)
- ・薬物からの離脱(アルコールなど)
- ・感染症(髄膜炎、膿瘍など)
- ・頭部外傷
- ・虚血障害(虚血あるいはびまん性)
- ・占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
- ・代謝性障害(肝性脳症、尿毒症性脳症、敗血症、低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
- ・合併症(ICU.805-806)
- ・全身性てんかん発作の場合:高血圧、乳酸アシドーシス、高体温、呼吸障害、誤嚥、肺水腫、横紋筋融解、自傷、不可逆性の神経学的障害(30分間以上てんかん発作が持続した場合)
- ■可能性の高い診断
- 全身性エリテマトーデス systemic lupus erythematosus(SLE)
- ■鑑別診断のポイント
- 自己免疫疾患は多彩な症状を示す。そのため、個々の症状に着目して鑑別診断をあげるのではなく、症状や検査値の異常を総合的に見て判断する必要がある。
- ■解答
- (第1パラグラフ)SLEの病態
- 精神症状:(SLEは脳で血管炎を呈することで生じる)うつ(depression)、統合失調症様の精神病、痙攣(fits)、舞踏病(chorea)、脳梗塞/脊髄梗塞
- 脳脊髄液:白血球増多(leukopenia)、蛋白増加
- 血液:自己免疫性溶血貧血(Coombs'-positive hemolytic anemia)がありうる。白血球減少と血小板減少症は普通にみられる。
- 腎症状:ループス腎炎は普通に見られ、顕微鏡的血尿・タンパク尿、ネフローゼ、あるいは腎不全が現れるかもしれない。
- 関節症状:変形を伴わない関節痛(PIP関節(近位指節間関節)、MP関節(中手指節関節)、手関節)
- (第2パラグラフ)SLEの確定診断のための検査・治療
- ・すぐにすべきことは降圧薬、抗痙攣薬の投与
- ・確定診断のために次の検査を行っていく(もっとも、症例の提示された所見で(日本の?)SLEの診断基準を満たすけど)
- ・検疫血清検査:抗DNA抗体、C3、C4
- ・腎生検:ループス腎炎の程度を把握
- ・治療:活動性の感染がないことを確認 ← 薬物療法ではステロイドや免疫抑制薬を使うため
- ・ステロイド静脈内投与、あるいはシクロホスファミドなどの細胞毒性薬(cytotoxic agents)の投与
- ・重症、治療抵抗性だったら血漿交換を行う。
- ■鑑別診断 頭痛/精神病的様態(psychiatric features)/痙攣
- ・髄膜炎、脳炎
- ・レクリエーショナルドラッグの中毒(例えばコカイン)
- ・脳腫瘍
- ・急性のアルコール禁断症状:振戦譫妄
- ・高血圧脳症
- ■KEYPOINT
- ・SLEは特に若いアフリカ系-カリブ系に普通に一般的
- ・SLEでは主に神経症状と精神症状をを伴って現れることがある
- ・白血球低下と血小板の低下はしばしばSLEを示唆する
- □tonic-clonic seizure 強直間代発作
- 意識消失とともに全身の随意筋に強直痙攣が生じ(強直痙攣期tonic convulsion)、次いで全身の筋の強直と弛緩とが律動的に繰り返される時期(間代痙攣期clonic convulsion)を経て、発作後もうろう状態を呈する一連の発作。
- □350ml アルコール5%
- 350x0.05/10=1.75 unit
- □細胞毒性薬
- 免疫抑制薬や抗腫瘍薬として用いられる。
- antimetabolites
- アザチオプリン azathioprine
- メトトレキセート methotrexate
- ミコフェノール酸 mycophenolic acid, ミコフェノール酸モフェチル mycophenolate mofetil
- レフルノミド leflunomide
- alkylating agents
- シクロホスファミド cyclophosphamide
[★]
- 英
- vomiting, emesis
- ラ
- vomitus
- 関
- 悪心、嘔気 nausea、悪心・嘔吐 nausea and vomiting
概念
- 胃の内容物をはき出す現象。
- 胃または腸内容が食道を経て口腔より吐出される現象。
嘔吐中枢
嘔吐中枢の近傍に存在するもの
- 呼吸中枢、血管運動中枢、消化管運動中枢、唾液分泌中枢、前庭神経核
随伴症状
- 発汗、唾液分泌、顔面蒼白、脈拍微弱、徐脈、頻脈、血圧の動揺、めまいなど
症状の出現形式と原因の所在
噴水状、噴射状嘔吐
- projectile vomiting is where stomach contents 'shoot out' (like a fountain) to a distance sometimes many feet away.
嘔吐に関わる経路
- IMD.351
- 1. 嘔吐中枢(延髄網様体背側神経背側核近傍)への直接刺激(脳圧亢進、循環障害)
- 2. 化学受容体誘発帯(CTZ; 第四脳室底)への刺激(代謝異常や中毒による化学物質の作用) → 1.
- 3. 大脳皮質(中枢神経など高位中枢)からの入力 → 1.
- 4. 求心性迷走神経や交感神経を介する入力 → 1.
原因
小児科で遭遇する嘔吐の原因
[★]
- 英
- misswallowing
- 関
- 誤食
概念
- 外来異物が誤って消化管に入ったものを誤飲といい、気動に入った場合の誤嚥とは区別される
誤飲・誤食しうるもの
- タバコ:誤飲したタバコの性状、量、誤飲からの時間を確認する。吐かせるのが基本。たばこを食べた場合には水、牛乳は禁忌であるが、タバコを浸した水溶液の場合には液体の摂取をさせた方がよい。たばこを食べた場合、食べた量が2cm以下で無症状であればあれば経過観察とする。
- ボタン電池
- アルカリ電池:アルカリ性物質が漏出し、胃壁を損傷
- リチウム電池:放電による電気分解により産生されたアルカリが胃壁を損傷。
- ナフタレン:有毒。脂溶性であるため、牛乳は禁。水を飲ませる。
- 樟脳:有毒。
検査
- 食道内視鏡:アルカリ誤飲の直後に粘膜損傷部位を確認することは危険らしいが、、、
- 単純X線写真:
- X線透視:
[★]
- 関
- aspiration、misswallowing
[★]
- 関
- aspiration、foreign body aspiration
[★]
- 日
- ごえんせいはいえん
- 英
- aspiration pneumonia
- 同
- 誤飲性肺炎、嚥下性肺炎 deglutition pneumonia、吸引性肺炎
原因
病原体
- IRE.521
- QB.H-157
リスクファクター
- IRE.520 QB.H-157 YN.I-48
- 意識障害:脳血管障害
- 食道疾患:食道通過障害、噴門部逆流
- 嚥下障害:(高齢者)、中枢神経変性疾患(パーキンソン病?)
- 鎮静薬の使用 ← 例えば、101E013
- 口腔内環境の不衛生
[★]
- 英
- foreign body aspiration
- 関
- 誤嚥、異物吸引
[★]
- 英
- respiratory aspiration
- 関
- 胃内容吸引