- 75歳の男性。3か月前から徐々に左眼の視力低下をきたし、中心暗点も自覚するようになったため来院した。視力は右 0.1(1.0×-1.5D)、左 0.1(0.2×-2.0D)。左眼の眼底写真(別冊No. 5A)と光干渉断層計(OCT)像(別冊No. 5B)とを別に示す。
- この疾患のリスクファクターはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C030]←[国試_112]→[112C032]
★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の男性。労作時の呼吸困難と体重減少とを主訴に来院した。5年前から労作時の呼吸困難を自覚していたが徐々に増強し、体重も半年前と比較して8kg減少したため心配になり来院した。7年前に肺炎で入院治療を受けている。喫煙は30本/日を50年間。意識は清明。身長 162cm、体重 39kg。体温 36.5℃。脈拍 96/分、整。血圧 140/70mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 91%(room air)。心音はⅠ音とⅡ音の減弱を認めるが心雑音は認めない。呼吸音は減弱している。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 435万、Hb 13.7g/dL、Ht 41%、白血球 7,200、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.4g/dL。CRP 0.4mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.42、PaCO2 47Torr、PaO2 62Torr、HCO3- 28mEq/L。呼吸機能所見:%VC 78%、FEV1% 42%。胸部エックス線写真(別冊No. 6A)と胸部CT(別冊No. 6B)とを別に示す。
- この疾患について誤っているのはどれか。
- a 除脂肪体重は予後と関連する。
- b 高蛋白・高エネルギー食が望ましい。
- c 脂質の割合が高い栄養素配分が基本である。
- d 安静時エネルギー消費量は予測値より低下する。
- e 食事に伴う呼吸困難が食事摂取量減少の一因となる。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C031]←[国試_112]→[112C033]
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- 78歳の女性。夕食後に腹痛が出現し、次第に増強したため救急車で搬入された。43歳時に卵巣嚢腫摘出術を受けている。体温 38.0℃。心拍数 120/分、整。血圧 116/66mmHg。SpO2 98%(鼻カニューラ1L/分酸素投与下)。腹部は膨隆し、下腹部に圧痛と筋性防御とを認めた。腹部造影CTで絞扼性イレウス及び汎発性腹膜炎と診断され、緊急手術を行うことになった。手術室入室時、体温 38.0℃。心拍数 124/分、整。血圧 90/54mmHg。SpO2 100%(マスク6L/分酸素投与下)。麻酔導入は、酸素マスクによって十分な酸素化を行いつつ、静脈麻酔薬と筋弛緩薬とを投与後、陽圧換気を行わずに輪状軟骨圧迫を併用し迅速に気管挿管を行う迅速導入とした。
- 下線に示すような麻酔導入を行う目的はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C029]←[国試_112]→[112C031]
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