- 69歳の男性。家族と夕食中に、突然、頭痛と気分不良とを訴え、症状が出てから2時間後に家族に伴われて来院した。5年前から降圧薬を服用していた。意識はやや混濁しており、嘔吐を繰り返している。明らかな四肢麻痺は認められない。頭部単純CT(別冊No.4)を別に示す。
- 急速な増悪が予想されるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H027]←[国試_104]→[104H029]
★リンクテーブル★
[★]
- 病院運営委員会での報告内容を以下に示す。
- 80歳の男性。脳梗塞後遺症のために入院中であった。上顎の義歯は装着できなくなり使用中止としていた。夕食後に口腔ケアを行ってから、下顎ブリッジ義歯を装着した。翌朝の食事介助時に義歯がないことに看護師が気付き、頚部エックス線写真と単純CTで食道部に義歯を確認し、手術室で全身麻酔下に喉頭鏡を用いて摘出した。
- ① 食事以外で誤嚥する可能性を予測していなかった。
- ② 義歯に緩みがあった。
- ① 自己管理できない患者の義歯は訪室時毎回チェックする。状況によっては食事中のみの装着とし、その情報を共有する。
- ② 定期的な口腔ケアを実施する。
- a 手術部
- b 医療安全管理室
- c 感染対策チーム
- d 栄養サポートチーム
- e 光学治療部(内視鏡室)
[正答]
※国試ナビ4※ [104H026]←[国試_104]→[104H028]
[★]
- 72歳の男性。肺結核による胸郭成形術を行い、長年にわたり在宅酸素療法を行っている。通常の酸素投与量は0.25L/分である。担当医の指示どおり、パルスオキシメーターを購入し、労作時や労作後の酸素飽和度を自己測定し、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)が90%以下に低下したときは、90%以上に戻るまで酸素吸入量を一時的に調節する自己管理を行っていた。本日夕方から、SpO2が80%近くに低下したので酸素吸入量を0.5L/分に増やし1時間様子を見ていたが、SpO2は90%を超えなかった。呼吸困難の程度は普段と変わりはなかった。
- 電話で相談を受けた当直医の指示で正しいのはどれか。
- a 「苦しくなければ心配ありません」
- b 「絶対安静にして様子を見て下さい」
- c 「すぐに来院するようにして下さい」
- d 「次回の予約日に外来を受診して下さい」
- e 「酸素吸入量を4L/分へ上げて吸って下さい」
[正答]
※国試ナビ4※ [104H028]←[国試_104]→[104H030]
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