- 58歳の女性。排尿時痛を主訴に来院した。2日前から頻尿、残尿感および排尿時痛を認めた。発熱はなかった。普段は腹圧を用いて排尿をしていたが、明らかな残尿感は自覚していなかった。10年前から糖尿病を指摘されていたが未治療であった。体温36.5℃。腹部は平坦、軟で、下腹部の圧痛はない。尿所見:蛋白1+、糖2+、沈さに赤血球5~10/1視野、白血球5~10/1視野。血液所見:空腹時血糖186mg/dl、HbA1c 9.0%(基準4.3~5.8)。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
B
- 膀胱炎
- 糖尿病性神経因性膀胱:末梢神経障害(膀胱~仙髄)が障害され、排尿反射が起きなくなるので、尿閉、低活動性膀胱、溢流性尿失禁を来す。
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★リンクテーブル★
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- 43歳の男性。右の側腹部痛を主訴に来院した。今朝、明け方に急に右の側腹部から鼠径部へかけて強い痛みが間欠的に起こり、救急外来を受診した。肉眼的に血尿を認め、嘔吐を1回した。尿所見:蛋白1+、糖(-)、潜血3-と、沈さに赤血球多数/1視野、白血球10~20/1視野。血液所見:赤血球525万、Hb14.6g/dl、Ht43%、白血球9,100、血小板34万。血液生化学所見:総蛋白7.6g/dl、アルブミン4.5g/dl、尿素窒素29.0mg/dl、クレアチニン1.3mg/dl、尿酸7.3mg/dl、総コレステロール244mg/dl、トリグリセライド154mg/dl、総ビリルビン0.3mg/dl、AST 24IU/I、ALT 17IU/l、LDH 264lU/l(基準176~353)、ALP 201IU/l(基準260以下)、Na 142mEq/l、K 4.5mEq/l、Cl 1O6mEq/l。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 65歳の男性。排尿困難と夜間頻尿とを主訴に来院した。直腸診で鶏卵大の前立腺を触知するが、硬結は認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈瘡に赤血球0~2/1視野、白血球1~3/1視野。PSA1.2ng/ml(基準4.0以下)。1回排尿量200~250mg。国際前立腺症状スコア(軽症0~7、中等症8~19、重症20~35)とQOLスコアとを以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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