- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 妊婦がひどい下腹部痛を訴え,出血も見られる!(常位胎盤早期?離) (特集 ここが分かれ道! ドクターコールのタイミング 症状別に見る分娩急変時の対応)
- 日常診療のピットフォール 主訴 30歳、女性。下腹部痛。 : 名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス
- 漢方 : 私のこだわり処方(その7)桂枝苓丸(ケイシブクリョウガン) : 婦人科下腹部痛に対する適応例を西洋医学的所見からも裏付け
- 漢方薬長期内服者に発症した特発性腸間膜静脈硬化症の1例
- 野村 浩介,菊池 大輔,飯塚 敏郎,山田 晃弘,古畑 司,土門 薫,山下 聡,中村 仁紀,松井 啓,三谷 年史,小川 修,布袋屋 修,具瀬 満
- 日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology 109(9), 1567-1574, 2012-09-05
- … 症例は59歳女性.1年程前より2カ月に1度,右下腹部痛を自覚し当院を受診した.下部消化管内視鏡検査で回盲部から横行結腸にかけて浮腫状で青銅色の粘膜を認め,また腹部CTで同部位の壁肥厚と壁の線状石灰化を認め,特発性腸間膜静脈硬化症と診断した.病歴聴取により,アレルギー性鼻炎に対し17年間辛夷清肺湯を内服していたことが判明した.漢方薬の内服中止後の約1年間,腹痛の出現を認めることなく経過し …
- NAID 10031051633
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- gooヘルスケア 家庭の医学 生理痛がひどい、子宮が痛いなど・・・下腹部痛から考え られる主な病気をチャート形式で検索できます。
- gooヘルスケア 家庭の医学 おなかが痛いときには・・・腹痛から考えられる主な病気を チャート形式で検索できます。
- 重い下腹部痛、月経時以外の腰痛、性交痛、排便痛 ... 不正子宮出血・下腹部痛、膨隆 感、便秘 → 筋腫の肥大により周辺臓器を圧迫し起こります。 ... 少量の性器出血が持続 することが多く、腹腔内出血の量と速さにより、程度の異なる下腹部痛が起こります。
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
- 34歳の経産婦。反復する下腹部痛と少量の性器出血とを主訴に来院した。
- 現病歴: 妊娠12週まで近くの診療所で健診を受けていたが、経済的理由でその後は受診していなかった。本日朝から下腹部痛と性器出血とを自覚した。妊娠37週1日に相当していた。
- 既往歴・生活歴・家族歴: 特記すべきことはない。
- 現 症: 意識は清明。身長153cm、体重72kg。体温37.1℃。脈拍84/分、整。血圧142/86mmHg。子宮底長 28cm、腹囲 95cm。3~5分間欠で疼痛を伴う子宮収縮を認める。
- 検査所見: 尿所見: 蛋白1+、糖(-)。血液所見: 赤血球 320万、Hb 9.5g/dl、Ht 28%、白血球 9,000、血小板 11万。血液生化学所見: 総蛋白 6.5g/dl、アルブミン 3.6g/dl、尿素窒素 16mg/dl、クレアチニン 0.6mg/dl。CRP 0.4mg/dl。
- 内診で、子宮口は2cm関大、展退度 40%、児頭の下降度はSP-2cm。未破水である。胎児心拍数陣痛図(別冊No.4)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F030]←[国試_104]→[104G001]
[★]
- 次の文を読み、30、31の問いに答えよ。
- 34歳の経産婦。反復する下腹部痛と少量の性器出血とを主訴に来院した。
- 現病歴: 妊娠12週まで近くの診療所で健診を受けていたが、経済的理由でその後は受診していなかった。本日朝から下腹部痛と性器出血とを自覚した。妊娠37週1日に相当していた。
- 既往歴・生活歴・家族歴: 特記すべきことはない。
- 現 症: 意識は清明。身長153cm、体重72kg。体温37.1℃。脈拍84/分、整。血圧142/86mmHg。子宮底長 28cm、腹囲 95cm。3~5分間欠で疼痛を伴う子宮収縮を認める。
- 検査所見: 尿所見: 蛋白1+、糖(-)。血液所見: 赤血球 320万、Hb 9.5g/dl、Ht 28%、白血球 9,000、血小板 11万。血液生化学所見: 総蛋白 6.5g/dl、アルブミン 3.6g/dl、尿素窒素 16mg/dl、クレアチニン 0.6mg/dl。CRP 0.4mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F029]←[国試_104]→[104F031]
[★]
- 34歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠32週0日。下腹部痛と性器出血を主訴に来院した。数日前から軽度の下腹部痛があり様子をみていたが、本日朝に少量の性器出血があったため受診した。妊娠30週5日に行われた前回の妊婦健康診査までは、特に異常を指摘されていなかった。来院時の腟鏡診で淡血性の帯下を少量認めた。内診で子宮口は閉鎖していた。腹部超音波検査では胎児は頭位で形態異常はなく、推定体重は1,850g、胎盤は子宮底部に付着し、羊水指数(AFI)は18.0cmであった。胎児心拍数陣痛図(別冊No.29A)及び経腟超音波像(別冊No.29B)を別に示す。
- まず行うべき処置として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D063]←[国試_113]→[113D065]
[★]
- 次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
- 84歳の男性。尿閉と下腹部痛とを主訴に来院した。
- 現病歴:以前から尿意を催しても排尿に時間がかかることを自覚していた。2、3日前から鼻水と咳とがあり、昨日の朝から市販の総合感冒薬を服用した。その後さらに尿が出にくくなった。今朝はほとんど尿が出ず、下腹部痛も自覚したため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙は20本/日を60年間。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧158/78mmHg。呼吸数14/分。SpO2 97%(room air)。頭頸部と胸部とに異常を認めない。腹部は下腹部が膨隆しており、やや硬い。軽度の圧痛がある
- 現時点で実施する必要がないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107C027]←[国試_107]→[107C029]
[★]
- 次の文を読み、28、29の問いに答えよ。
- 84歳の男性。尿閉と下腹部痛とを主訴に来院した。
- 現病歴:以前から尿意を催しても排尿に時間がかかることを自覚していた。2、3日前から鼻水と咳とがあり、昨日の朝から市販の総合感冒薬を服用した。その後さらに尿が出にくくなった。今朝はほとんど尿が出ず、下腹部痛も自覚したため受診した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙は20本/日を60年間。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温36.4℃。脈拍76/分、整。血圧158/78mmHg。呼吸数14/分。SpO2 97%(room air)。頭頸部と胸部とに異常を認めない。腹部は下腹部が膨隆しており、やや硬い。軽度の圧痛がある
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107C028]←[国試_107]→[107C030]
[★]
- 24歳の女性。下腹部痛と腹部膨隆とを主訴に来院した。
- 未婚、未経妊。12歳初経。月経周期28日型、整。1か月前から下腹部に鈍痛を感じていたが、2週前から下腹部全体が膨隆し、3日前から37.8℃の発熱が持続している。
- 来院時、臍を頂点とする硬い腫瘤を触れる。尿中hCG検査陰性。血液検査と血清生化学検査とに異常を認めない。
- 腫瘍マーカー:α-フェトプロテイン(AFP)28,000ng/(基準20以下)、CEA 2.0ng/ml(基準5以下)、CA19-9 28U/ml(基準37以下)、CA125 82U/ml(基準35以下)。
- 腹部超音波検査で腫瘤はほとんど充実性である。骨盤部MRIのT2強調像を以下に示す。
- まず行うべき治療はどれか。
- a. 卵巣腫瘍核出術
- b. 患側付属器摘出術
- c. 単純子宮全摘出術および両側付属器摘出術
- d. 癌化学療法
- e. 放射線療法
[正答]
※国試ナビ4※ [098D039]←[国試_098]→[098D041]
[★]
- 33歳の 1回経妊 1回経産婦。妊娠 28週。本日朝からの軽度の下腹部痛と少量の性器出血とを主訴に来院した。妊娠 27週の妊婦健康診査までは特に異常を指摘されていなかった。腟鏡診で淡血性の帯下を少量認める。内診で子宮口は閉鎖している。胎児心拍数陣痛図で 10分周期の子宮収縮を認める。経腟超音波検査で頸管長 15 mm、内子宮口の楔状の開大を認める。腹部超音波検査で胎児推定体重は 1,200 g、羊水量は正常、胎盤は子宮底部にあり異常所見を認めない。 BPS〈biophysical profile score〉は 10点である。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108F022]←[国試_108]→[108F024]
[★]
- 19歳の女性。交通事故で大腿骨骨折のため近医に入院した。この病院には産婦人科はない。入院後下腹部痛を訴えたため産婦人科医に往診を依頼した。超音波検査で予宮内に心拍のある胎児を認め、妊娠12週相当の切迫流産と診断された。患者は妊娠中絶を希望している。
- この患者の人工妊娠中絶について正しいのはどれか。
- a. 産婦人科医であれば施行できる。
- b. 患者の親権者の同意があれば施行できる。
- c. 完備した手術室があれば母体保護法指定医が往診し施行できる。
- d. 胎児に明らかな奇形を認めれば母体保護法指定医でなくても施行できる。
- e. 胎児心拍が停止すれば母体保護法指定医でなくても施行できる。
[正答]
※国試ナビ4※ [097I003]←[国試_097]→[097I005]
[★]
- 24歳の未産婦。性器出血と下腹部痛とを訴えて来院した。月経周期は順調であったが、今回3週間の月経遅延があった。内診所見では子宮は鶏卵大、軟で、右付属語領域に超鳩卵大の腫瘤を触れ圧痛を伴った。血液所見:赤血球250万、Hb7.5g/dl、Ht22%、白血球8.500、血小板12万。経膣超音波検査では子宮内に胎嚢を認めず、腹腔内に多量の出血を疑ったため開腹手術を行なった。開腹時、腹腔内に600mlの出血を認め、右卵管膨隆部が破裂し出血が持続していた。左側卵巣と卵管とに異常を認めない。
- 適切な処置はどれか。
- a. 両側卵管切除術
- b. 右側付属器摘出術
- c. 右側卵管切除術
- d. 右側卵管結紮術
- e. 右側卵巣提索結紮術
[正答]
※国試ナビ4※ [097I040]←[国試_097]→[097I042]
[★]
- 18歳の女子。月経時の下腹部痛を主訴に来院した。 15歳ころから月経時の下腹部痛を自覚するようになった。下腹部痛は月経開始日から始まり、軽い頭痛と悪心とを伴う。今回は特に症状が強かったため、月経3日目に受診した。初経は13歳。月経周期は28日型、整。経血量は正常範囲内である。体温36.0℃。脈拍84/分、整。血圧112/72mmHg。内診所見上、子宮は正常大で可動性は良好である。卵巣を触知しない。血液所見:赤血球380万、 Hb11.8g/dL、 Ht36%、白血球7,800、血小板18万。 CRP0.7mg/dL。
- 診断として最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106H020]←[国試_106]→[106H022]
[★]
- 48歳の女性。性器出血を主訴に来院した.5年前から性交時に性器出血を認め、1年前から下腹部痛と腰痛とを自覚している。子宮頚部に径7cmで易出血性の腫瘍を認めた。子宮頚癌IIIb期と診断され、手術療法は適応外と判断された。体温37.2℃。血液所見:赤血球 285万、Hb 7.0g/dl、Ht 23%、網赤血球 1.0%、白血球 9,500、血小板 25万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dl、アルブミン 3.5g/dl、尿素窒素 28mg/dl、クレアチニン 0.7mg/dl、AST 30IU/l、ALT 22IU/l。CRP 2.4mg/dl。
- 治療として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E058]←[国試_105]→[105E060]
[★]
- 24歳の女性。下腹部痛と性器出血とを主訴に来院した。2週前に妊娠6週0日と診断された。その後、軽度の下腹部痛が続き、昨日初めて性器出血を認めたため受診した。腟鏡診で暗赤色の血液を少量認めるが、子宮口からの血液流出はない。内診で子宮は鵞卵大で軟、子宮口は閉鎖している。経腟超音波検査で子宮内に胎嚢が認められ、その中の胎児は頭殿長(CRL)1.5cmで心拍動が同定され、胎嚢の外側に3×3×2cmの低エコー領域を認めた。
- 診断として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109C020]←[国試_109]→[109C022]
[★]
- 30歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。
- 無排卵による不妊症のため12日前からゴナドトロピン療法を受け、基礎体温は4日前から高温相となっている。3日前から下腹部痛と腹部膨満とを認め、昨日から尿量が減っていることに気付いた。
- 血液所見:赤血球550万、Hb17.0g/dl、Ht52%、白血球8,800、血小板42万。入院後直ちに輸液を開始した。左右卵巣の経膣超音波写真を以下に示す。
- 次に投与する薬剤はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I027]←[国試_098]→[098I029]
[★]
- 28歳の女性。突然の下腹部痛を主訴に来院した。月経周期28日型、整。月経痛はない。内診で骨盤内に新生児頭大の可動性のある腫瘤を触知する。免疫学所見:CA125 24 IU/ml(基準35以下)、CA19-9 98 IU/ml(基準37以下)、SCC 1.2 ng/ml(基準1.5以下)。骨盤部単純MRIのT1強調像とを以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A037]←[国試_103]→[103A039]
[★]
- 65歳の女性。下腹部痛と下血とを主訴に来院した。今朝、突然の強い左下腹部痛があり、その後、4回の下血を認めた。体温37.2℃。血圧150/84mmHg。左下腹部に圧痛を認める。筋性防御を認めない。下行結腸の内視鏡写真(別冊No.3)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104D020]←[国試_104]→[104D022]
[★]
- 30歳の既婚女性。下腹部痛を主訴に来院した。昨夜から下腹部に軽度の痛みを感じていた。少量の性器出血を伴っているという。最終月経は約7週前。月経周期は30~60日、不整。経腟超音波検査で子宮と卵巣とに異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107G049]←[国試_107]→[107G051]
[★]
- 28歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。2日前から下腹部痛が持続しているが我慢できる程度であるという。最終月経は6週前。月経周期は30~40日、不整。腹部の触診で反跳痛と筋性防御とを認めない。
- まず行うべき画像検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107B043]←[国試_107]→[107B045]
[★]
- 20歳の女性。早朝からの急激な下腹部痛を主訴に救急車で来院した。月経は28日型、整。2か月前から無月経となり、尿妊娠反応は陽性である。腹部は膨隆し、Douglas窩穿刺で新鮮血を吸引した。
- この患者にみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097F006]←[国試_097]→[097F008]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105C001]←[国試_105]→[105C003]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105F011]←[国試_105]→[105F013]
[★]
- 英
- ectopic pregnancy
- 同
- 異所性妊娠
- 関
- 妊娠
定義
- 受精卵が正常の着床部位である子宮内膜以外の場所に着床すること
分類
- 1) 卵管膨大部妊娠(78%)
- 2) 卵管峡部妊娠(29%)
- 3) 卵管間質部妊娠(2%)
卵管妊娠
- 狭い卵管腔内での妊卵の増殖、増大は困難であり、また卵管内膜は子宮内腔に比して薄いため絨毛組織は容易に筋層内に侵入してこれを破壊するので、卵管妊娠が後半期まで持続することはまれであり、ほとんどすべて妊娠12週頃までに中絶する。
経過
卵管流産
卵管破裂
原因
- 器質的因子:卵管炎、卵管周囲の癒着、卵管の発育異常や奇形、子宮外妊娠の既往、卵管手術の既往、流産手術の既往など
- 機能的因子:妊卵の外遊走、月経血の逆流、妊卵の輸送障害、たばこなど
- その他:体外受精(IVF-ET,GIFT)による妊娠、IUDの装着、不妊症の既往
症状
- 少量の性器出血に引き続き突然下腹部痛が出現し、失血やその疼痛によりショック症状を呈する。後腟円蓋はダグラス窩の出血により膨隆
- 下腹部痛(95%)
- 無月経(90%)
- 性器出血(80%)
検査
補助検査
- ダグラス窩穿刺:暗赤色、流動性流動性。顕微鏡で変性赤血球を認める。
- 子宮内膜組織診:子宮外妊娠の時、脱落膜(+)、Arias-Stella反応(+)、絨毛(-)
- 経膣超音波:子宮内に胎嚢が存在しないこと、腹腔内出血の有無、付属器の腫瘤・胎嚢・胎児心拍の確認
- 腹腔鏡検査:確定診断
治療 (NGY.406)
- 1. 全身状態の改善:
- 2. 妊孕性の温存を考慮する
- 1. 根治的手術:卵管切除術
- 2. 保存的手術:卵管切開術
- 3. 内科的療法:メトトレキサートの全身・局所投与
- 4. 腹腔鏡下手術:1-3を組み合わせて行う。
資料
[★]
- 英
- adnexitis
- 同
- 子宮付属器炎
- 関
- 卵巣炎、卵管炎、骨盤内炎症性疾患
[show details]
概念
- 子宮の付属器(卵管、卵巣、およびその周囲組織)の炎症
病因
病原体
症状
合併症
[★]
- 英
- endometritis
概念
病因
病原体
感染経路
症状
合併症
診察
検査
- 子宮内分泌物の検査(検鏡、培養)
- 血液検査:(急性)白血球増多、核左方移動、赤沈亢進
[★]
- 英
ovarian cyst?, ovarian cystoma
- ラ
- cystoma ovarii
概念
- 卵巣に発生する嚢胞性の良性腫瘍の総称。腫瘍であり、卵巣嚢胞とは異なる(はず)。
卵巣嚢腫
臨床関連
[★]
[★]
- 英
- abdomen
腹部の9つの領域
- M.111
RH right hypochondriac 右下肋部
|
E epigastric 上胃部
|
LH left hypochondriac 左下肋部
|
RL right lumbar 右側腹部
|
U umbilical 臍部
|
LL left lumbar 左側腹部
|
RI right inguinal 右鼡径部
|
P pubic 恥骨部
|
LI left inguinal 左鼡径部
|
腹腔を仕切る2つの面
腹部の4つの領域
- (M.112)
- 身体所見を記述するために、4つの領域で分ける
- 水平面
- 垂直面
[★]
- 英
- lower abdomen, hypogastric region
[★]
- 英
- pain
- 関
- 痛み、疼痛
[★]
- 英
- abdominal pain
- 関
- 腹痛