- 英
- adenomyosis, adenomyosis of uterus
- ラ
- adenomyosis uteri
- 同
- 腺筋症 adenomyosis、内性子宮内膜症 endometriosis interna
- 関
- 腺筋症、子宮内膜症
概念
疫学
- 30-40歳の性成熟期に多く、40歳代にピーク
- 子宮内膜症との合併が多く、子宮筋腫との合併も多い。
症状 NGY.195
検査
画像診断
超音波エコー(経膣超音波)
- 辺縁不明瞭な腫瘤を認める ⇔ 子宮筋腫:辺縁明瞭な低エコー像
MRI
- 境界不明瞭な低信号領域 ⇔ 子宮筋腫:明瞭
- 点状高信号域が認められる(出血)
[show details]
比較
子宮筋腫
|
30歳代の女性で過多月経をきたし、内診で硬く腫大した子宮を触れ、超音波で子宮体部に充実性の腫瘤を認める。MRI T2では境界明瞭な低信号を認め、JZは保たれる。
|
子宮腺筋症
|
過多月経をきたし、内診ではびまん性に腫大した弾性の子宮を触知。エコーでは子宮筋層の肥厚。MRI T2では境界不明瞭な低信号域(筋層)の中に半流動性の出血を反映する点状の高信号を認め、JZは不明瞭化する。
|
子宮体癌
|
中年~高齢女性。子宮内膜(高信号)の増殖、肥厚が見られる。境界明瞭な腫瘤ではない。MRI T2ではJZが断裂している。
|
子宮頚癌
|
子宮体部は腫大しない。
|
腫瘍マーカー
|
子宮筋腫
|
子宮腺筋症
|
T2強調画像
|
低信号
|
境界
|
明瞭
|
不明瞭
|
変性
|
さまざまな高信号
|
-
|
異所性内膜
|
-
|
点状高信号
|
flow void sign
|
+
|
-
|
治療
- 症状がない場合、また軽症の場合や妊娠希望の場合は治療の必要は無し、あるいは対象治療
薬物療法
手術療法
- 妊娠希望の場合に行う
- 再発のリスクがある
- 腫瘤形成型が対象となる ← びまん性の場合、取りきれない
国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- P2-17-11 子宮腺筋症内にとどまり進展する子宮体癌の予後に関する多施設共同研究(Group104 子宮体部悪性腫瘍・診断・手術3,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 藤原 久也,田中 教文,平田 英司,工藤 美樹,大石 徹郎,児玉 順一,藤岡 徹,小島 洋二郎,長谷川 雅明,後 賢,菊井 敬子,長治 誠,占部 智,野河 孝充,竹原 和宏,木下 敏史,藤原 道久,中西 慶喜,野間 純
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 807, 2011-02-01
- NAID 110008509842
- P2-2-7 子宮腺筋症による過多月経にレボノルゲストレル除放型IUS(LNG-IUS)が著効した1例(Group74 生殖医学(症例)2,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 松川 哲,木下 吉登,古井 俊光,伊藤 充彰,平光 志麻,鈴木 徹平,鈴木 克尚
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 713, 2011-02-01
- NAID 110008509563
- P1-33-9 子宮腺筋症患者におけるGnRHアゴニスト療法とヘムオキシゲナーゼ(HO)の発現についての検討(Group67 子宮内膜症・基礎,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 岩原 由樹,永井 亜希子,石川 智則,原田 竜也,吉木 尚之,久保田 俊郎
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 681, 2011-02-01
- NAID 110008509465
- P1-11-10 体外受精胚移植(IVF-ET)後の子宮腺筋症合併妊娠症例の検討(Group15 不育症1,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 望月 昭彦,奥田 美加,今井 一章,竹内 梓,奈良 亜貴子,加藤 沙絵,時長 亜弥,山口 瑞穂,倉澤 健太郎,井畑 穰,高橋 恒男,平原 史樹
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 508, 2011-02-01
- NAID 110008508949
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- 最近、子宮腺筋症は若い女性に増加しています。子宮腺筋症は、じわりじわりと悪化するのが特徴。子宮腺筋症の症状、子宮筋腫との違い、治療法、特に若い女性のための子宮腺筋症の対処法について解説します。25歳以降、月経痛が ...
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- 子宮腺筋症とは? 本来子宮内腔にだけあるべき子宮内膜組織が、子宮筋層(子宮の壁に相当する部分です)内で発育する病気です。 子宮内膜組織が子宮以外(子宮の周囲の骨盤内など)で発育するものは、子宮内膜症と呼ばれ、子宮腺 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の女性。3回経妊3回経産婦。月経痛を主訴に来院した。30歳ごろから徐々に月経時の下腹部痛と腰痛が強くなってきた。月経周期は28日型、整、持続 7日間。内診で子宮は腫大、弾性硬で圧痛はない。Douglas窩に圧痛を認めない。身長 156cm、体重 55kg。体温 36.5℃。脈拍 72/分、整。血圧 110/58mmHg。血液所見:赤血球 350万、Hb 9.1g/dL、白血球 5,500、血小板 22万。骨盤部MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 3)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111D019]←[国試_111]→[111D021]
[★]
- 32歳の女性。月経痛と不妊とを主訴に来院した。3年前に結婚。以前から過多月経があり、健康診断で貧血を指摘されている。月経痛は著明で、非ステロイド性抗炎症薬を服用しても痛みが軽減しない。身長162cm、体重50kg。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球324万、Hb8.4g/dl、Ht28%、白血球6,000、血小板18万。骨盤部単純MRI矢状断のT1強調像とT2強調像とを以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101G039]←[国試_101]→[101G041]
[★]
- 54歳の女性。1か月前から時々少量の性器出血があり来院した。未経妊で、閉経は49歳。子宮は正常大で、子宮頚部にびらんを認めない。頚部細胞診は陰性で、ヒステロスコピー写真(別9No.26A)と内膜細胞診Papanicolaou染色標本とを以下に示す。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A039]←[国試_096]→[096A041]
[★]
- 35歳の女性。月経血量が減少したので来院した。結婚後2回の人工妊娠中絶と1回の自然流産の既往がある。月経は28日型、整であるが、月経持続日数は1日である。最近2年間の不妊も訴えている。子宮卵管造影写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095G041]←[国試_095]→[095G043]
[★]
- 35歳の女性。未経妊。挙児を希望して来院した。月経周期は28日型、整。基礎体温は二相性。既往歴に特記すべきことはない。経腟超音波検査で子宮に異常を認める。子宮卵管造影像(別冊No. 4)を別に示す。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109B046]←[国試_109]→[109B048]
[★]
- 35歳の女性。 3回経妊、 2回経産。月経痛と過多月経とを主訴に来院した。子宮は硬(手拳大に腫大し、付属器は触知しない。CA125 150U/ml(基準35以下)。骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 17)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A037]←[国試_104]→[104A039]
[★]
- 35歳の女性。1回経妊、1回経産。月経痛と挙児希望とを主訴に来院した。
- 子宮は硬く手拳大に腫大し、付臓器は触知しない。血中CA125値124単位(基準35以下)。
- 骨盤部単純MRIのT2強調矢状断像を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099A038]←[国試_099]→[099A040]
[★]
- a. 月経期に施行する。
- b. 内腔拡張には酸素を使用する。
- c. 粘膜下筋腫の治療に有用である。
- d. 子宮腺筋症の治療に有用である。
- e. 子宮体癌の治療に有用である。
[正答]
※国試ナビ4※ [098G115]←[国試_098]→[098G117]
[正答]
[★]
[正答]
C
- 子宮腺筋症 G9M.124
- 黄体機能不全 G9M.42
- 性器結核 G9M. 58 → 確定診断には月経血培養や子宮内膜組織診が必要。(NGY.178)
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104H007]←[国試_104]→[104H009]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103D013]←[国試_103]→[103D015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111E015]←[国試_111]→[111E017]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B102]←[国試_101]→[101B104]
[★]
[正答]
[★]
- 英
- uterine myoma, hysteromyoma, myoma of the uterus
- ラ
- myomacorporis uteri, myoma uteri
- 同
- 子宮線維筋腫 fibromyoma of uterus
- 関
概念
疫学
- 30-40歳の女性。
- 20%の婦人に認められる (NGY.209)
病理
- 筋腫内は血行障害があるために充血しており、硝子化、嚢胞化、石灰化、脂肪変性、壊死などの変性を来す。
(G9M.128)
症状
- NGY.211
- 無症状が50% ← 多くの女性は腫瘤を触知するまで無症状
- 1. 月経過多
- 2. 不正性器出血:有茎性粘膜下筋腫の場合に多い。
- 3. 圧迫症状:腫瘤による骨盤内臓の圧迫や充血による
- 4. 疼痛:月経困難症、腫瘤圧迫痛、牽引痛、有茎筋腫捻転痛
- 5. 不妊:筋腫患者の不妊率は一般女性の3-4倍
- 6. 筋腫合併妊娠では早流産をきたしやすい。
- 7. 筋腫変性による諸症状:肉様変性・赤色変性による急性の疼痛を来す。疼痛には軽度の発熱、子宮の圧痛、白血球の増多、腹膜刺激徴候を伴う事がある。(参考3)
- 参考1
自覚症状
|
例数(全92例中の%)
|
腹痛・腰痛・腹部緊満
|
53(57.6)
|
巨大腫瘤・腫瘤増大
|
39(42.4)
|
性器出血
|
27(29.3)
|
筋腫による流産既往
|
3(3.3)
|
多発筋腫で胎嚢変形
|
3(3.3)
|
筋腫変性による疼痛反復
|
2(2.2)
|
水腎症
|
1(1.1)
|
計
|
128
|
子宮筋腫と子宮腺筋症の共通点・類似点
- 過多月経、月経痛(月経困難症)、不正性器出血をみとめる。
- 子宮筋腫は40歳に最多、子宮腺筋症は20歳代から始まり、30-40歳代に最多。
合併症
検査
画像診断
- 筋腫内の血流乏しく、T1強調画像はやや低信号・T2強調画像は低信号 (G9M.131)
- T1強調画像:
- 境界明瞭な低信号領域。flow void signが認められる ← 子宮筋腫の周りには血管が豊富なため
- 内部に変性があれば高信号が散在する
- 子宮は(高信号)子宮内膜>子宮筋層>(低信号)junctional zoneで、子宮筋腫はjunctional zoneと同程度の信号強度、らしい(NGY.97)
比較
子宮筋腫
|
30歳代の女性で過多月経をきたし、内診で硬く腫大した子宮を触れ、超音波で子宮体部に充実性の腫瘤を認める。MRI T2では境界明瞭な低信号を認め、JZは保たれる。
|
子宮腺筋症
|
過多月経をきたし、内診ではびまん性に腫大した弾性の子宮を触知。エコーでは子宮筋層の肥厚。MRI T2では境界不明瞭な低信号域(筋層)の中に半流動性の出血を反映する点状の高信号を認め、JZは不明瞭化する。
|
子宮体癌
|
中年~高齢女性。子宮内膜(高信号)の増殖、肥厚が見られる。境界明瞭な腫瘤ではない。MRI T2ではJZが断裂している。
|
子宮頚癌
|
子宮体部は腫大しない。
|
治療
- 超手拳大以上の大きさ、疼痛、圧迫症状、出血が多いことによる強い貧血などの症状がなければ定期診断のみで経過を見る。
1. 手術療法
2. 薬物療法
- 2. ダナゾール(抗ゴナドトロピン作用(FSH,LHの分泌を抑制)) → すたれつつある
- 下垂体ゴナドトロピン分泌抑制と卵巣直接作用でエストロゲン分泌を抑制する
- 4ヶ月までしか使えない
|
子宮筋腫
|
子宮腺筋症
|
T2強調画像
|
低信号
|
境界
|
明瞭
|
不明瞭
|
変性
|
さまざまな高信号
|
-
|
異所性内膜
|
-
|
点状高信号
|
flow void sign
|
+
|
-
|
参考
- 1. クリニカルカンファレンス(一般診療・その他);5.婦人科腫瘍合併妊婦の取り扱い 1)子宮筋腫 - 日産婦誌59巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5909-545.pdf
- 2. 研修コーナー E.婦人科疾患の診断・治療・管理 7.婦人科感染症 5)性感染症 8.腫瘍と類腫瘍 3)子宮の腫瘍・類腫瘍 子宮筋腫 子宮腺筋症 子宮肉腫 4)卵巣の腫瘍・類腫瘍 悪性卵巣腫瘍 悪性腫瘍 - 日産婦誌61巻5号
- http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/kenshu_61-5.pdf
- 3. [charged] Epidemiology, clinical manifestations, diagnosis, and natural history of uterine leiomyomas (fibroids) - uptodate [1]
[★]
- 英
- lower abdominal pain
- 関
- 下腹痛。腹痛
診療エッセンシャルズ.271 改変
産婦人科疾患
- NGY.138
急性かつ重篤な下腹痛
中等度の下腹痛
- 1. 鎖陰
- 2. 卵巣嚢腫破裂
- 3. 子宮内膜症
- 4. 月経困難症
- 5. 子宮筋腫
- 6. 急性付属器炎、子宮内膜炎:子宮内膜炎は子宮内操作や流産後などに起こり、ほとんどが上行性感染と考えられ、発熱や不正出血などの随伴症状を伴うことが多い。卵管に炎症が波及し付属器炎になると下腹痛も増悪し、骨盤腹膜炎を来すことがある。起因菌はクラミジアの頻度が増加している。(参考1)
- 7. 流産
産婦人科の下腹部痛の鑑別疾患
- 参考1
病みえ産婦人科
- 引用p.212
妊娠の有無による鑑別
参考
- 1. (12)日本産婦人科医会研修プログラム;痛みの診断と治療
3)急性腹症,がん性疼痛への対応 - 日産婦誌58巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/58/5809-395.pdf
[★]
- endo metr
- 英
- endometriosis
- 同
- 異所性子宮内膜症, heterotopic endometriosis, endometriosis heteropica、骨盤内子宮内膜症, pelvic endometriosis、エンドメトリオーシス
- 関
- 子宮腺筋症
概念
- 子宮内膜組織(子宮内膜様組織)が異所性に存在するもの。
病型
-
疫学
- 婦人科で、新規外来患者の5%、開腹手術の5-15%程度、。腹腔鏡施行令では、不妊症の30%、原因不明の不妊症の50%、月経困難症の50%、腹痛・腰痛などの15%。 (NGY.195)
- 好発年齢
- 子宮腺筋症:30代後半-40代
- 骨盤子宮内膜症:20代後半-30代
病態
症状
-
- 性交時痛、排便時痛:Douglas窩周辺の病変がひどくなると癒着してDouglas窩が閉鎖するため、月経痛以外にも性交痛や排便痛を生じる。
- 症状の特徴は、以前より明らかに強くなっている痛みと不妊である。
診断
臨床的子宮内膜症
- 1. 問診:(月経困難症、性交痛、不妊、腰痛
- 2. 内診、直腸診:可動性不良(癒着性子宮後屈)、ダグラス窩の圧痛や硬結
- 3. 画像診断:超音波断層撮影、MRI
- 4. 血液検査:CA125
確定診断
治療
- (妊娠希望)保存的手術、生殖補助医療技術 ART
- (挙児希望)ホルモン療法 + 保存的手術
- (挙児希望しないor進行例)子宮全摘 + 両側付属器摘出
内科的治療
-
外科的治療
- 保存的手術:嚢胞開放切開・嚢胞壁焼灼、嚢胞摘出・病巣摘出、癒着剥離
- 根治手術:子宮摘出、両側卵巣摘出
症例
- 33歳女性。不妊と昨年よりも増強する月経痛のため来院した。最近では夫婦生活の時に痛みを感じるようになった。内診では、子宮は鶏卵大だが可動性はやや不良で、Douglas窩に圧痛を認めた。血中CA125は上昇していた。
[★]
- 英
- ovarian endometriosis
- 同
- 卵巣チョコレート嚢胞 chocolate cyst of the ovary、(国試)チョコレート嚢胞 chocolate cyst、卵巣タール嚢胞 tarry cyst of the ovary、子宮内膜症性嚢胞 endometriotic cyst 子宮内膜腫 endometrioma
- 関
- 子宮内膜症
検査
- NGY.196 SRA.578(写真)
- MRI ⇔ 子宮腺筋症:T2で辺縁不明瞭な低信号で、斑点状に高信号を認め、junctional zoneは不明瞭化。ちなみに子宮筋腫でもT2で低信号だが、境界明瞭。
- T1強調:高信号
- T2強調:高信号。嚢胞内部にshadingと呼ばれる明瞭な低信号が出現することがある
鑑別診断
予後
- 卵巣チョコレート嚢胞からの癌発生率は0.7% ⇔ 通常は人口10万人あたり6-7人程度
- 癌化のリスクは40歳以上常、嚢胞径5cm以上。(G9M.121)
[★]
- 英
- pseudomenopausal treatment, pseudomenopausal therapy
適応
種類
- ダナゾール療法:ダナゾール:男性ホルモン誘導体(エチステロン誘導体)。LH,FSHの分泌を抑制。排卵を抑える程度(LHサージの消失)。
- :性腺刺激ホルモン放出ホルモン作動薬/GnRH作動薬/GnRHアナログ:flare upあり。LH,FSHの分泌を完全に抑制。高度の低エストロゲン状態。
- :性腺刺激ホルモン放出ホルモン拮抗薬/GnRH拮抗薬:flare upなし。LH,FSHの分泌を完全に抑制。高度の低エストロゲン状態。
参考
- 1. クリニカルカンファレンス3 生殖医療のup-to-date 3)調節卵巣刺激法 - 日産婦誌62巻9号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/62/6209-141.pdf
- GnRH agonistとGnRH antagonistの比較
[★]
- 英
- diffuse uterine adenomyosis
- 関
- 子宮腺筋症
[★]
- 英
- uterus (Z), womb, metra
- 関
- 内性器
発生学的由来
解剖
支持構造
組織
子宮
子宮の大きさ
- 鶏卵大。(非妊娠時)逆位の前後にやや扁平な西洋梨状で長さ約7cm、幅約4cm、厚さ約2.5cm、重さ30~40g。
妊娠と子宮の大きさ、子宮底の高さ、恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
妊娠月数
|
子宮の大きさ
|
子宮底の高さ
|
恥骨結合上縁から子宮底までの長さ
|
第1月末
|
鶏卵大
|
|
|
|
第2月末
|
鵞卵大
|
|
|
|
第3月末
|
手拳大
|
|
|
|
第4月末
|
小児頭大
|
恥骨結合上2-3横指
|
12cm
|
(妊娠月数x3)
|
第5月末
|
成人頭大
|
恥骨結合と臍との中央
|
15cm
|
第6月末
|
|
臍高
|
21cm
|
(妊娠月数x3+3)
|
第7月末
|
|
臍上2-3横指
|
24cm
|
第8月末
|
|
剣状突起と臍との中央
|
27cm
|
第9月末
|
|
剣状突起下2-3横指
|
30cm
|
第10月末
|
|
剣状突起と臍との中央
|
33cm
|
|
産褥0日分娩直後
|
|
臍下3横指
|
11cm
|
|
産褥0日12時間後
|
|
臍高(右に傾く)
|
15cm
|
|
産褥1-2日
|
|
臍下1-2横指
|
12cm
|
|
産褥3日
|
|
臍下3横指
|
10cm
|
|
産褥5日
|
|
臍高と恥骨結合上縁との中間
|
9cm
|
|
産褥7日(産褥1週)
|
手拳大
|
恥骨結合上縁
|
|
|
産褥10日
|
|
腹壁から触れない
|
|
|
(産褥6週)
|
鶏卵大
|
|
|
|
臨床関連
-
[★]
- 英
- sis, pathy
[★]
- 英
- uterine gland
- ラ
- glandula uterina
- 関
- 子宮、子宮内膜
[★]
- 英
- adenomyosis
- 関