- 英
- method、process、procedure、manner、fashion、mode、way、means
- 関
- 加工、型、過程、機序、手段、測定法、測定方法、態度、手順、プロセシング、プロセス、プロセッシング、法、方向、モード、様式、流行、製法、工程、突起、手法、進め方、方式
WordNet
- perform mathematical and logical operations on (data) according to programmed instructions in order to obtain the required information; "The results of the elections were still being processed when he gave his acceptance speech"
- a sustained phenomenon or one marked by gradual changes through a series of states; "events now in process"; "the process of calcification begins later for boys than for girls" (同)physical process
- (psychology) the performance of some composite cognitive activity; an operation that affects mental contents; "the process of thinking"; "the cognitive operation of remembering" (同)cognitive_process, mental_process, operation, cognitive operation
- a natural prolongation or projection from a part of an organism either animal or plant; "a bony process" (同)outgrowth, appendage
- a mental process that you are not directly aware of; "the process of denial" (同)unconscious process
- subject to a process or treatment, with the aim of readying for some purpose, improving, or remedying a condition; "process cheese"; "process hair"; "treat the water so it can be drunk"; "treat the lawn with chemicals" ; "treat an oil spill" (同)treat
- deal with in a routine way; "Ill handle that one"; "process a loan"; "process the applicants"
- to a great degree or by a great distance; very much (`right smart is regional in the United States); "way over budget"; "way off base"; "the other side of the hill is right smart steeper than the side we are on" (同)right_smart
- a portion of something divided into shares; "they split the loot three ways"
- the condition of things generally; "thats the way it is"; "I felt the same way"
- a course of conduct; "the path of virtue"; "we went our separate ways"; "our paths in life led us apart"; "genius usually follows a revolutionary path" (同)path, way of life
- a journey or passage; "they are on the way"
- any artifact consisting of a road or path affording passage from one place to another; "he said he was looking for the way out"
- the property of distance in general; "its a long way to Moscow"; "he went a long ways"
- a general category of things; used in the expression `in the way of; "they didnt have much in the way of clothing"
- doing as one pleases or chooses; "if I had my way"
- make out of components (often in an improvising manner); "She fashioned a tent out of a sheet and a few sticks" (同)forge
- characteristic or habitual practice
- consumer goods (especially clothing) in the current mode
- the latest and most admired style in clothes and cosmetics and behavior
- how something is done or how it happens; "her dignified manner"; "his rapid manner of talking"; "their nomadic mode of existence"; "in the characteristic New York style"; "a lonely way of life"; "in an abrasive fashion" (同)mode, style, way, fashion
- a way of acting or behaving (同)personal manner
- a kind; "what manner of man are you?"
PrepTutorEJDIC
- (自然の)『作用』,過程 / (物事の)『手順』,方法 / (技術上の)製法,工程 / 召喚状,出頭令状;訴訟過程 / (動植物の組織の)隆起,突起 / 加工(処理,調整)した / 〈食品〉‘を'加工する / 〈写真フイルム〉‘を'現像する / 〈資料〉‘を'コンピューターにかける / …‘を'一定の手順で処理する,(整理する,調査する)
- 〈C〉(…へ向かう)『道』,通り道;(…への)道筋《+to+名》 / 〈C〉『方向』,方角 / 〈U〉道を進むこと,進行,前進 / 〈U〉《しばしば a way》距離,道程 / 〈U〉《しばしば形容詞とともに》『やり方』,方法,手段 / 〈C〉特有なやり方,流儀,癖 / 〈U〉《しばしば複数形で》《単数扱い》習慣,風習,しきたり / 〈C〉《in…way[s]の形で》(…の)点(箇所)で / 〈U〉《しばしば a way》(特に健康の)ぐあい,様子 / 〈C〉経験の及ぶ範囲;人生(行動,経験)の道 / 通行権(the right of way)
- はるかに,大いに,ずっと
- 〈C〉〈U〉(…の)『流行』,はやり《+『for』+『名』(do『ing』)》 / 〈U〉(特に婦人服の)ファション / 《the~》人気のある人(もの) / 〈C〉〈U〉《文》(…の)『方法』,仕方《+『of』+『名』》 / 〈C〉〈U〉(…の)作り(make),様式(style),型(shape)《+『of』+『名』》 / 《古》《集合的に》上流会社[の人々] / (…から)…‘を'作る《+『名』+『from』(『out of』)+『名』》;…‘を'細工して(…を)作る《+『名』+『into』+『名』》
- 《単数形で》〈文〉『方法』,仕方 / 《単数形で》(他人に対する)『態度』,様子,挙動 / 《複数形で》『行儀』,『作法』 / 《複数形で》(国民・時代などの)『風習』,慣習 / 《単数形で》(文学・美術上の)『流儀』,様式,…ふう,手法 / 《文》《単数形で》(…の)種類《+『of』+『名』》
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/07/04 11:55:39」(JST)
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方法論 (ほうほうろん、英: methodology)とは、以下のように定義される[1]。
- "学問で利用される方法、規則、前提条件の原則についての分析"
- "学問で応用されるやり方の開発"
- "特定の手続き、あるいは一連の手続き"
"方法"がより適切な表現であっても、より重要あるいは学術的な印象を与えるために"方法論"とされることがある。例えば、学生は学問的成功についての調査を完遂できなかったため、私たちは方法を変更し、教官から資料を集めたという場合、(調査を通じた資料の収集が正確な結果をもたらすという前提条件である)方法論は変更されておらず、(学生ではなく教官に依頼するという)方法が変更されている。
目次
- 1 概念
- 2 一連の方法
- 3 狭義の方法論
- 4 脚注
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 7 外部リンク
概念
方法論は以下の、情報を探求する特定の学問や分野に関連した概念からなる。
- 理論、概念、理念の収集
- さまざまな手法についての比較研究
- 個々の方法についての批評
方法論は、一連の方法というよりは、特定の研究の根拠をなす原理や哲学的前提を扱う。そのため、学術的文献は、しばしば研究者の方法論の部分を対象とする。方法論が扱うのは、研究者の("私たちは50人を2週間調査し、結果を統計的に分析した"というような)方法というよりは、研究者の存在論や認識論の観点についてである。
方法論は、研究分野あるいは一連の過程、活動、課題を包括するすべてを対象とする。これは、例えば、ソフトウェア開発、設計・デザイン、プロジェクトマネージメント、ビジネスプロセス分野である。この用語は、誰が、何を、どこで、いつ、なぜといった概略に代表される。研究分野を作る過程を文書化する場合、方法論は、どこに方法あるいは過程があるのかを記述する。この過程そのものは、標準、方針、規則などの確認や利用と同様に方法論の一部である。
一連の方法
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多くの科学は、独自の方法からなり、それは(その方法の妥当性を支持する)方法論により支持される。
例えば社会学は、方法論的に事例研究、調査研究、統計分析、その他のモデルビルディングを含む質的方法、量的方法の両方をさまざまに利用する。
またソフトウェア開発やプロジェクトマネージメントにおける方法論は、一連の体系化されたやり方を意味している。これには、時には訓練資料、正式な教育プログラム、ワークシート、ダイアグラム作成用ツールが付随している。これらは単に方法でもあるが、それについての議論も方法論と呼ばれる。
狭義の方法論
狭義の方法論とは方法についての研究のこと。通常は特定の分野内のそれを指しており、教育方法論、芸術の方法論、科学の方法論、のように用いられる。~主義、-ismと呼ばれているようなものは通常、その一部として多かれ少なかれ方法論を含んでいるものである。汎用義としては、「誰々の方法」についての議論を「誰々の方法論」と呼ぶ。
脚注
参考文献
関連項目
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外部リンク
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 大川 雅史
- 福岡県森林林業技術センター研究報告 (14), 1-8, 3013-03
- … 「花粉が少ない」という特性を確実にもった苗木を安価に生産するために,少花粉ヒノキ3品種を用いて最適な挿し木環境および発根促進方法について検討を行った。 …
- NAID 120005581611
- OKAZAWA Sachiyo
- 東京女子大学言語文化研究 23, 52-66, 20150301-00-00
- … 加えて、第二言語のスピーキング能力および使用するビデオのレベルの計測方法をより確実なものにすることが望まれる。 …
- NAID 120005601964
- 失職 山あり谷あり人生で学んだ「コツコツ投資」のススメ (特集 老後、離婚、病気、リストラ…… 不安に備える「わたし年金」の作り方) -- (人生の3大危機を乗りきる方法)
Related Links
- デジタル大辞泉 方法の用語解説 - 1 目標に達するための手段。目的を遂げるためのやり方。てだて。2 哲学で、真理に到達するための考えの進め方。→手段[用法]
- 幸せになる方法 幸せを感じて生きる 不平不満を抱えて生活していませんか? 明日の幸せを信じて生きる 将来に対する不安におびえて生きていませんか? 夢を持って生きる なんとなく生きている ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
- 血漿分画製剤[静注用人免疫グロブリン製剤 (液状)]
販売名
日赤ポリグロビンN5%静注0.5g/10mL
組成
有効成分
添加物
- マルトース水和物 1g
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量
備考
禁忌
効能または効果
- 低又は無ガンマグロブリン血症
- 重症感染症における抗生物質との併用
- 特発性血小板減少性紫斑病
(他剤が無効で、著明な出血傾向があり、外科的処置又は出産等一時的止血管理を必要とする場合)
- 川崎病の急性期 (重症であり、冠状動脈障害の発生の危険がある場合)
- 重症感染症において抗生物質との併用に用いる場合は、適切な抗菌化学療法によっても十分な効果の得られない重症感染症を対象とすること。
- 川崎病に用いる場合は、発病後7日以内に投与を開始することが望ましい。
- ,*本剤は、効能又は効果に応じて以下のとおり投与する。なお、直接静注する場合は、きわめて徐々に行うこと。
- 低又は無ガンマグロブリン血症に使用する場合:
- 通常、1回人免疫グロブリンGとして200〜600mg (4〜12mL)/kg体重を3〜4週間隔で点滴静注又は直接静注する。患者の状態に応じて適宜増減する。
- 重症感染症における抗生物質との併用に使用する場合:
- 通常、成人に対しては、1回人免疫グロブリンGとして2,500〜5,000mg (50〜100mL) を、小児に対しては、1回人免疫グロブリンGとして50〜150mg (1〜3mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。症状に応じて適宜増減する。
- 特発性血小板減少性紫斑病に使用する場合:
- 通常1日に、人免疫グロブリンGとして400mg (8mL)/kg体重を点滴静注又は直接静注する。なお、5日間使用しても症状に改善が認められない場合は、以降の投与を中止すること。年齢及び症状に応じて適宜増減する。
- 川崎病の急性期に使用する場合:
- 通常1日に、人免疫グロブリンGとして200mg (4mL)/kg体重を5日間点滴静注又は直接静注、もしくは2,000mg (40mL)/kg体重を1回点滴静注する。なお、年齢及び症状に応じて5日間投与の場合は適宜増減、1回投与の場合は適宜減量する。
- 急速に注射すると血圧降下を起こす可能性がある。(低又は無ガンマグロブリン血症の患者には注意すること)
- 投与速度
- 初日の投与開始から30分間は0.01〜0.02mL/kg/分で投与し、副作用等の異常所見が認められなければ、0.03〜0.06mL/kg/分まで徐々に投与速度を上げてもよい。2日目以降は、前日に耐容した速度で投与することができる。
- 川崎病に対し2,000mg (40mL)/kgを1回投与する場合には、基本的には (1) の投与速度を遵守することとするが、目安としては12時間以上かけて点滴静注とすること。
- 低又は無ガンマグロブリン血症の用法及び用量は、血清IgGトラフ値を参考に、基礎疾患や感染症などの臨床症状に応じて、投与量、投与間隔を調節する必要があることを考慮すること。
慎重投与
- IgA欠損症の患者[抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。]
- 腎障害のある患者[腎機能を悪化させるおそれがある。]
- 脳・心臓血管障害又はその既往歴のある患者[大量投与による血液粘度の上昇等により脳梗塞又は心筋梗塞等の血栓塞栓症を起こすおそれがある。]
- 血栓塞栓症の危険性の高い患者[大量投与による血液粘度の上昇等により血栓塞栓症を起こすおそれがある。]
- 溶血性・失血性貧血の患者[ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。]
- 免疫不全患者・免疫抑制状態の患者[ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。]
- 心機能の低下している患者[大量投与により、心不全を発症又は悪化させるおそれがある。]
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(0.1〜5%未満)
- ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、頻脈、喘鳴、胸内苦悶、血圧低下、脈拍微弱、チアノーゼ等が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
(0.1〜5%未満)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTP、LDHの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
無菌性髄膜炎
(頻度不明)
- 大量投与により無菌性髄膜炎 (項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐あるいは意識混濁等) があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全
(頻度不明)
- 急性腎不全があらわれることがあるので、投与に先立って患者が脱水状態にないことを確認するとともに、観察を十分に行い、腎機能検査値 (BUN、血清クレアチニン等) の悪化、尿量減少が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、急性腎不全の危険性の高い患者においては、適宜減量し、できるだけゆっくりと投与することが望ましい。
血小板減少
(頻度不明)
- 血小板減少を起こすことがあるので、観察を十分に行い、このような場合には、適切な処置を行うこと。
血栓塞栓症
(頻度不明)
- 大量投与例で、血液粘度の上昇等により、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症等の血栓塞栓症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、中枢神経症状 (めまい、意識障害、四肢麻痺等)、胸痛、突然の呼吸困難、息切れ、下肢の疼痛・浮腫等の症状が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、血栓塞栓症の危険性の高い患者においては、適宜減量し、できるだけゆっくりと投与することが望ましい。[「慎重投与」3. 4.及び「高齢者への投与」2.の項参照]
心不全
(頻度不明)
- 主として川崎病への大量投与例で、循環血漿(血液)量過多により心不全を発症又は悪化させることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、心雑音、心機能低下、浮腫、尿量減少等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、心機能の低下している患者においては、適宜減量し、できるだけゆっくりと投与することが望ましい。[「慎重投与」7.の項参照]
薬効薬理
作用機序
- 人免疫グロブリンGのFab及びFc部分を完全に保持していることにより優れた生物活性を有する。各種細菌、細菌毒素、ウイルスとの結合並びにFc受容体等との結合により、好中球、マクロファージ等による貪食・殺菌の促進等を示す。
薬理作用
====抗体価
==
- 本剤は各種細菌、細菌毒素及びウイルス等に対し高い抗体価と広い抗体スペクトルを有する7)。
====オプソニン作用
==
- 大腸菌及び緑膿菌を用いて検討した結果、本剤はヒト好中球の貪食・殺菌作用を示した7)。
====感染防御作用
==
- 本剤は、新生仔ラットを用いた実験的大腸菌感染症、及び好中球減少マウスを用いた実験的緑膿菌感染症に対して、感染防御作用を示した7)。
====抗生物質との併用効果
==
- 本剤は、好中球減少マウスを用いた実験的緑膿菌感染症に対して、抗生物質との併用により感染防御作用が認められた7)。
====血小板増加効果
==
- ポリグロビンNの臨床試験では、特発性血小板減少性紫斑病患者に対して400mg/kgを5日間連続静脈内投与した場合、血小板増加効果がみられている4)。
★リンクテーブル★
[★]
- ☆case84 嘔吐
- ■症例
- 32歳 男性
- 主訴:
- 現病歴:2 amにからり酔っぱらって救急部に受診。11.45 pmに気分が悪くなり2度嘔吐。嘔吐物は最初は苦く感じられ、それは食べ物と2Lのビールであった。1時間程度後に、何度か猛烈に吐き気を催した。1 amに鮮赤血を吐いた(bright red blood)。患者が言うには最初は少量だったが、2回目にはかなり多い量であった。服用薬なし。時々マリファナを吸う。タバコ1日10本、アルコール2-3 unit/week
- 既往歴:特記なし
- 家族歴:特記なし
- 生活歴:
- ・身体診断
- 酔っぱらっているように見える。口の周りに乾燥した血液の付着を認める。脈拍:102/分。(臥位(lying))血圧:134/80 mmHg。立位でも血圧の変化は認められない。心血管系、呼吸器系に異常を認めず。腹部:上腹部(心窩部)にわずかに圧痛。
- ・検査
- (血液生化学)
- 異常なし
- ■解説
- (第1パラグラフ)
- もっともな診断は、下部食道もしくは胃上部における吐血を引き起こす粘膜の裂傷である(Mallory-Weiss lesion/Mallory-Weiss tear/Mallory-Weiss laceration)。激しい嘔吐やむかつきによる機械的な外傷で生じる。本症例では、なれない大量飲酒によって生じた。
- (第2パラグラフ)
- 患者の話から出血量を見積もるのは難しい。吐血はびっくりするような出来事であり、吐血の量を多く見積もりがちである。ヘモグロ分派性状であり、急性の出血では吐血量を見積もる手がかりにならない。急性期にヘモグロ分が低ければ慢性の出血をほのめかす。著しい失血の最初のサインは頻脈と起立時の血圧低下であることがある。本症例の彼の脈波速いが、これは不安と関連しているのかもしれない。
- (第3パラグラフ)
- 吐血の他の原因は胃炎か消化性潰瘍である。何度か血液を含まない胃内容物のむかつきと嘔吐の話はマロリーワイス症候群に特徴的である。この疾患は普通介入を必要としない良性の病態である。確定診断は上部消化管内視鏡を必要とするが、典型的な症例ではいつも必要になるわけではない。時に、出血がもりひどかったり、壁の解離が粘膜より深いこともあり、穿孔につながる。
- (第4パラグラフ)
- この症例の管理は注意深い観察、嘔吐で失われた体液を戻すための静脈内輸液である。出血が激しい場合には血液型検査のために採血するが、輸血は必ずしも必要ない。彼は生徒大とH2 blockerで治療された。嘔吐は収まりそれ以上の出血も見られなかった。彼は将来のパーティでは通院しすぎないように決めた。
- ■管理(内科診断学 第2版 医学書院)
- ①本疾患の大多数は安静、絶食、制酸薬・粘膜保護薬の投与で保存的に治療できる。
- ②輸血が必要なほどの貧血は稀である。
- ③内視鏡検査時に出血している症例に対しては内視鏡的止血術を行う。
- ④クリッピング法(図4-89) [図] 、純エタノール局注法、アルゴンプラズマ凝固(APC)法などさまざまあるが、いずれの方法でも良好な止血成績を得られる。
- ■鑑別診断 (内科診断学 第2版 医学書院 p.843)
- ・特発性食道破裂(ブールハーフェ症候群)
- ・逆流性食道炎
- ・食道静脈瘤破裂
- ・出血性胃潰瘍
- ・急性胃粘膜病変(AGML)
- ■KEYPOINT
- ・吐血の前の血液を伴わない激しい嘔吐とむかつきの既往は、上部消化管の裂傷を示唆する。
- ・患者は血液の量を見積もるのが困難と分かるので、吐血で失われた失血の程度は多糸かでないし、消化管の中にとどまっている血液の量は分からない。
- ・アルコールは救急入院の約1/4と直接の連関があるという研究がある。
- □マロリーワイス症候群(内科診断学 第2版 医学書院)
- 嘔吐などにより腹腔内圧が急激に上昇して噴門部近傍に裂創が発生し、これを出血源として顕出血をきたしたもの。30-50歳代の男性に多く、全消化管出血例の約3-15%を占める。 アルコール多飲が原因となることが多いが、ほかに妊娠悪阻、乗り物酔い、脳腫瘍や髄膜炎、医原性のものとしては上部消化管内視鏡検査や心肺蘇生術など、原因となるものは種々である。 ②嘔吐などにより急激に腹圧が上昇すると、急激に胃内圧が上昇し、これにより食道胃接合部近傍に裂創が生じる。
- □吐血 hematemesis (内科診断学 第2版 医学書院)
- コーヒー残渣用の吐血 melanemesis
- 鮮血の吐血 hematoemesis
- □急性胃粘膜病変 acute gastric mucosal lesion AGML
- 急性胃炎の劇症型であり、急速に起こる腹痛(時に、吐血、下血)をきたし、潰瘍・びらん・出血が混在した病態を呈する。
- 病因はアルコール、薬物(アスピリン、ステロイド)、薬品、ストレス、食物(激辛食品など)、アニサキス、中枢神経系障害、熱傷、外科手術
- ■glossary
- inebriate
- vt. (人)を酔わせる(make drunk)。~を有頂天にする
- adj. 酔っぱらいの、大酒飲みの
- n. 酔っぱらい、大酒飲み
- pint n. (液体の単位)1パイント = 1/2クオート=(米)28.8753 inch cube = 0.473 liter = (英) 0.568 liter = 約500cc
- retch
- vi. むかつく、吐き気を催す、無理に吐こうとする
- vt. 吐く
- n. むかつく。ヒック(吐き気を催すときの音)
- lager n. ラガー(ビール)(貯蔵ビール;日本の普通のビール)
- violently adj. 激しく、猛烈に
- drunk adj. (pred)酔って。(fig)酔いしれて
- epigastrium n. 上腹部、心窩部
- blood grouping 血液型判定、血液型検査
- indulge
- vt. ~にふけらせる。気ままにさせる、(子どもを)甘やかす。(欲求などを)思いのままに満たす。喜ばせる、楽しませる。
- vi. (快楽・趣味などに)ふける、身を任す(in)。(略式)たらふく食べる、痛飲する。(~に)従事する。(好ましくないことに)かかわる(in)
- □Hematemesis and Melena(Differential Diagnosis in Primary Care 4th)
- ・吐血か喀血を見分けたい場合はnitrazine paperを使って判定
- ・身体開口部(body orifice)からの出血を鑑別するとき解剖学的なアプローチがよい。
- (食道)
- ・静脈瘤、逆流性食道炎、癌腫、マロリーワイス症候群。
- ・外来異物も忘れるな。
- ・先天性まれな病因として異所性胃粘膜によるバレット食道炎と潰瘍もある。
- ・大動脈瘤、縦隔腫瘍、肺癌が食道を潰瘍化させ出血させることもある。
- (胃)
- ・炎症:胃炎と胃潰瘍。アスピリンとアルコールも良くある原因
- ・幽門部静脈瘤で出血するかもしれない
- ・出血がひどく、他の原因が見つからなければ血液疾患を検索する。
- (診断への道)
- ・吐血の確固たる証拠がある時、内視鏡をつかえる状況にあれば問診とか検査で無駄な時間を使わずに内視鏡で診断&治療をやってしまえ。
- ・血液型検査、血液のクロスマッチ?して輸血の準備、凝固能検査など鑑別に必要な検査をやりなさい。内視鏡検査の準備をしている間に、アルコール、アスピリン、そのほかの薬品の服用、潰瘍の既往、食道疾患既往を聴け
- ・ひどい出血や最近の急な吐血の既往がなければ(内視鏡を使わずに?)伝統的なアプローチでも良い
- ・吐血の前に血液を伴わない嘔吐があればマロリーワイス症候群の診断の助けとなる。
[★]
- 96
- 35歳 女性
- 【主訴】息切れ
- 【現病歴】6ヶ月から次第に増悪する息切れを訴え来院。息切れは進行しており、今では同年代の人に比べ階段を登ったり平地を歩くのがおそい。3ヶ月間空咳が出現してきている。
- 【既往歴】喘息(子供の頃、中等度)
- 【家族歴】父:40歳時に胸部疾患(chest problem)で死亡(と、この患者は思いこんでいる)。
- 【服用薬】パラセタモール。やせ薬は過去に使ったことがある
- 【嗜好歴】タバコ:吸わない。飲酒:週に10 units以下。
- 【職業歴】印刷会社(学校卒業後ずっと)
- 【生活歴】8歳と10歳の子供がいる。ペットとして自宅にネコとウサギを飼育している。
- 【身体所見】
- バチ指、貧血、チアノーゼは認めない。心血管系正常。呼吸器系で、両側性に肺拡張能低下。胸部打診音、および触覚振盪音は正常。聴診上、両肺の肺底部に呼気終期年発音を聴取する。
- 【検査所見】
- 呼吸機能試験
- 測定値 予測値
- FEV1(L) 3.0 3.6-4.2
- FVC(L) 3.6 4.5-5.3
- FER(FEV1/FVC)(%) 83 75-80
- PEF(L/min) 470 450-550
- 胸部単純X線写真
- 胸部単純CT(肺野条件)
- Q1 診断は?Q2 追加の検査と治療法
- (解説)
- ・6ヶ月から次第に増悪する息切れ
- ・本当に6ヶ月から息切れが始まったかは分からない!!実際にはもっと前から存在する可能性を考えよう。
- ・喘息の既往歴 → また喘息か・・・
- ・聴診上笛音 weezingなく、また呼吸機能検査で閉塞性肺障害は認められず否定的
- ・職業性喘息 ← 肺の疾患では職業歴が重要なんだよ、うん。
- ・職業に関連した特定の物質に曝露され引き起こされる気管支喘息。
- ・気管支喘息だと閉塞性換気障害でしょっ。
- ・本症例の病態
- ・拘束性病変(restrictive problem):拡張制限 + ラ音(呼気時に閉鎖していた気道の再開通によるラ音。このラ音は(1)肺が硬い+(2)肺容量低下による起こるんじゃ)
- ・呼吸機能検査の結果
- ・中等度の拘束性換気障害(FEV1とFVCの低下、slightly high ratio)
- → 硬い肺と胸郭を示唆している → 肺コンプライアンス低下じゃな。
- → 拡散能低下が予想される。
- ・胸部単純X線写真
- ・小さい肺野、中肺野~下肺野にかけて結節性網状陰影(nodular and reticular shadowing)を認める ← 教科書的には「線状網状影」
- ・HRCT
- ・胸膜下嚢胞形成(subspleural cyst formationの直訳。教科書的には「胸膜直下の蜂巣肺所見」)を伴う線維化
- これらの所見→diffusing pulmonary fibrosis(fibrosing alveolitis)
- ・肺の線維化病変を見たら限局性かびまん性かを見なさい!マジで?
- ・びまん性:diffuse fine pulmonary fibrosis
- ・原因:膠原病、薬剤性、中毒性、特発性
- ・限局性:例えば肺炎感染後の瘢痕
- ・IPF
- ・まれに家族性の病型有 → 本症例で父がchest problemで無くなっている事と関連があるかもしらん。
- ・IPFの良くある病型:UIP + CT上胸膜下に認められる蜂巣肺
- ・膠原病に合併する場合、NSIPの様に広い範囲に斑状の病変が出現
- ・CT上、ground glass shadowingに見える所はactive cellular alveolitisであり、反応に反応する確率が高いことと関連している。
- ・追加の検査の目的:原因と合併症の検索、肺生検施行の有無を決定
- ・肺生検:経気管支鏡生検は試料が少ないために負荷。VATは良く使用されており、若年の肺組織を得るのに適切な方法。
- ・治療
- ・低用量~中等量の副腎皮質ステロイド ± 免疫抑制薬(アザチオプリン):数ヶ月経過観察し、反応性を観察。
- ・UIP症例でこのレジメンに対する反応性は乏しく、治療による利益より重大な副作用を起こさないことが重要
- ・アセチルシステイン:anti-oxidant
- ・予後を改善するというエビデンス有り
- ・ステロイド+アザチオプリン+アセチルシステインというレジメンで用いられることがある
- ・肺移植
- ・本症例の様にナウでヤングな患者には適応を考慮しても良い
- ・予後
- ・疾患の進展速度は症例により様々
- ・6ヶ月で死亡する急性増悪も起こることがある。
- Progression rates are variable and an acute aggressive form with death in 6 months can occur.
- ・UIP症例では多くの場合2~3年かけて確実に進行していく。
- ■glossary
- clubbing n. バチ指
- restrictive ventilatory defect 拘束性換気障害
- transfer factor = 拡散能/拡散能力 diffusion capacity
- subpleural bleb 胸膜下嚢胞
- diffuse fine pulmonary fibrosis びまん性微細肺線維症
- warrant vt. (正式)(SVO/doing)S(事)からするとO(事)は「~することは」当然のことである(justify)
- relevant adj. 直接的に関連する、関連性のある(to)
- ground glass すりガラス
- 'ground glass' shadowingすりガラス陰影
[★]
- 英
-
- 関
- 形、機序、形式、形成、形態、種類、パターン、パターン形成、品種、編成、方法、モード、様式、タイプ標本、タイプ、フォーム、成立、形づくる
- 原型
[★]
- 英
- means、mean、tool、policy、avenue、gateway、instrumental
- 関
- 意味、機器、政策、道具、平均、平均値、方法、役立つ、用具、ツール、方針、ポリシー、出入口、街路
[★]
- 英
- method、method for measurement、assay、metry
- 関
- アッセイ、検定、検定法、試験法、測定方法、定量、手順、分析、分析法、法、方法、定量法、アッセイ法、手法、方式
[★]
- 英
- methodological、methodologic、methodologically
[★]
- 英
- detection method
- 関
- 検出法
[★]
- 英
- method、law
- 関
- 測定法、測定方法、訴訟、方法、法律学、手法、方式、法律