出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/01/27 17:58:53」(JST)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年10月) |
ウィキペディアは医学的助言を提供しません。免責事項もお読みください。 |
診察(しんさつ)とは、医師・歯科医師が患者の病状を判断するために、質問をしたり体を調べたりすること。医療行為の一つであり、医師と歯科医師以外の医療従事者は行うことができない。
診察や検査の結果をもとに医師・歯科医師は診断を行い、治療方針を決定する。
目次
|
1978年発刊の吉利和の内科診断学テキストには、武内重五郎編集の内科診断学とちがって、診察の定義を記述している項目がある。それには、臨床検査・レントゲン検査等も診察の項目に入っている。従って、医師が、自分自身が裸の状態で指と耳と目等の五感によってだけでする行為が診察ではなく、体温計・聴診器・舌圧子・血圧計・ハンマー・音叉・眼底鏡・検尿テストテープ・顕微鏡・遠沈器等の比較的安価な診断機器を使用して診察することは、狭義の診察の前提となっている。但し、最先端の4D超音波診断装置乃至、PET,MRI,MDCT(Flat Panel 274列 CT) と言った超高額診断機器を使用しないで診察・診断することに限定すべきでもないという意見も多い。診察には、下記の内容が含まれる。なお、医科と歯科では、それほど診察の仕方が違うわけではなく、共に初診における患者の情報把握の為に重要な医療行為であり、保険点数の算定対象である。
医療面接は、通常診察の最初に行われる。医師・歯科医師はまず患者の訴えを聞き、その後必要な情報を聞き出すために質問を加える。
医師・歯科医師に症状を伝えるときのポイントは「いつから、どんなきっかけで症状が出現しそれはどれくらい続いたか、どうしたら症状が楽になるか、その際に一緒に出たほかの症状はないか、その後どんなときにどれくらいの頻度で症状があり、現在まで症状に変化があるかどうか」を正確に伝えることである。服用している薬があれば、必ず現物を持参する(薬局から出される薬剤の説明書があれば、それも有用である)。
医療面接で得られた情報は以下のように分類され記録される。
医師が五感を用いて患者の異常の有無を調べる方法。理学所見ともいうが、これは英語の 'physical examination' に対する誤訳である。
視診は、目で見て異常がないか調べる。診察室へ入るときの歩き方、表情から始まり、体格、栄養状態、皮膚の色・つや、腫れ、変形、皮疹の有無、粘膜の状態などが観察される。
聴診は、聴診器で音を聞いて異常がないか調べる。心音、呼吸音、腸管蠕動音などが聴取される。
触診は、手で触って異常がないか調べる。手触り、温度、硬さ、弾力、腫瘤の有無、圧痛の有無など、様々な所見がとられる。
打診は、手や器具でたたいて調べる。胸部を指でたたいて反響音を確かめたり、関節の近くをハンマーでたたいて反射を確かめたりする。1761年オーストリアのレオポルト・アウエンブルッガー医師が発見した直接打診法(体表を直接叩く方法)と間接打診法(体表の上に手または打診板を置いて、その上から叩く方法)がある。また、打診した際の打診音の種類は以下のようになる。
専門科によっては眼底検査、内診、神経学的所見など特殊な診察が行われる。
四診とは望診、聞診、問診、切診から成る東洋医学独特の診察方法である。現在では経絡治療をおこなう鍼灸師(はり師、きゅう師)が使う診察法。漢方薬を扱う湯液家(薬剤師)は法律上切診はできない。
ウィキメディア・コモンズには、診察に関連するカテゴリがあります。 |
この「診察」は、医学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:医学/Portal:医学と医療)。 |
国試過去問 | 「098G041」「104H007」「103B012」 |
リンク元 | 「100Cases 84」「100Cases 30」「100Cases 79」「100Cases 28」「100Cases 82」 |
拡張検索 | 「問診票」 |
C
※国試ナビ4※ [098G040]←[国試_098]→[098G042]
B
※国試ナビ4※ [104H006]←[国試_104]→[104H008]
D
※国試ナビ4※ [103B011]←[国試_103]→[103B013]
原発性無月経 | 続発性無月経 | |
視床下部性無月経 | カルマン症候群 | 視床下部の機能障害 |
フレーリヒ症候群 | 神経性食欲不振症 | |
Laurence-Moon-Biedl症候群 | 体重減少性無月経 | |
プラダ・ウィリ症候群 | 高プロラクチン血症 | |
Chiari-Frommel症候群 | ||
Argonz-del Castillo症候群 | ||
下垂体性無月経 | 先天性ゴナドトロピン欠損症 | シーハン症候群 |
empty sella症候群 | 下垂体腺腫 | |
Forbes-Albright症候群 | ||
卵巣性無月経 | 性腺形成不全 | 早発卵巣機能不全 |
ターナー症候群 | 多嚢胞性卵巣症候群 | |
卵巣摘出 | ||
卵巣の放射線障害 | ||
子宮性無月経 | ロキタンスキー・キュスター・ハウザー症候群 | アッシャーマン症候群 |
子宮奇形 | 子宮内膜炎 | |
処女膜閉鎖 | 子宮摘出術後 | |
膣性無月経 | 処女膜閉鎖症 | |
膣閉鎖症 | ||
その他 | 半陰陽(先天性副腎過形成、アンドロゲン不応症) | Cushing症候群 |
Addison病 | ||
Basedow病 | ||
甲状腺機能低下症 | ||
糖尿病 | ||
生理的 | 妊娠、産褥、授乳、閉経 |
問診(S) | 診察(O) | 検査結果(O) |
胸痛 | 左胸部、胸骨左部、乳腺下部に圧痛 | ECG(異常なし) |
息切れ | 呼吸数多い(22/分) | |
気が遠くなる感じ | 左腸骨窩に圧痛 | |
めまい | ||
動悸 | ||
排便習慣不順 | ||
腹痛 | ||
祖父が心筋梗塞で死亡 | ||
コレステロール値正常 | ||
家族歴に花粉症、喘息あり | ||
アレルギー性鼻炎 | ||
虫垂摘出 | ||
1. 心臓神経症疑い | ||
2. 過敏性腸症候群 | 2 + 3 = 1を支持 | |
3. 心疾患を心配する環境要因 | ||
4. 喘息による胸痛を疑う要因 |
問診(S) | 診察(O) | 検査結果(O) |
どこともない身体の不調 | 蒼白 | 白血球増多 |
朝のこわばり | 頭全体で頭皮の触診による圧痛あり | 赤沈亢進 |
日常動作困難 | 筋力低下(上下肢の近位筋) | 高血糖 |
指・膝の痛み | ALT(GPT)上昇 | |
4kgの体重減少 | ALP上昇 | |
盗汗 | ||
持続性の頭痛 |
問診(S) | 診察(O) | 検査結果(O) |
どこともない身体の不調 | 蒼白 | 白血球増多 |
朝のこわばり | 頭全体で頭皮の触診による圧痛あり | 赤沈亢進 |
日常動作困難 | 筋力低下(上下肢の近位筋) | 高血糖 |
指・膝の痛み | ALT(GPT)上昇 | |
4kgの体重減少 | ALP上昇 | |
盗汗 | ||
持続性の頭痛 |
.