- 英
- juxtaglomerular cell (SP)
- 同
- JG細胞 JG cell、輸入細動脈顆粒細胞、糸球体傍細胞、糸球体近接細胞、類上皮細胞
- 関
- 傍糸球体装置、糸球体
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/21 17:15:23」(JST)
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傍糸球体細胞(ぼうしきゅうたいさいぼう、Juxtaglomerular cell)は腎臓にある細胞の一種。糸球体近接細胞、糸球体傍細胞とも呼ばれる。
働き
傍糸球体細胞は酵素レニンを合成、貯蔵、分泌する。この細胞は、糸球体に入る輸入細動脈の内壁にあり、緻密斑からのシグナルによりレニンを分泌する。レニンはレニン-アンジオテンシン系を介して血液量や血圧を制御する。
組織学
適切に染色されたスライドの中では、傍糸球体細胞は粒状の細胞質によって特徴づけられる。また、組織学的には特化した平滑筋細胞と考えられる。
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床研究・症例報告 繰り返す頭痛を主訴に診断された傍糸球体細胞腫の1例
- 腎門部に発生した傍糸球体細胞腫に対する後腹膜鏡下腎部分切除術の経験
- 工藤 真哉,吉田 将士,今井 伸,米田 達明,杉山 貴之
- 内分泌外科 = Endocrine surgery 26(3), 158-162, 2009-09-30
- NAID 10026329213
- 内分泌性高血圧症 レニン産生腫瘍 (高血圧(第4版)--日本における最新の研究動向(下)) -- (二次性高血圧の治療)
Related Links
- 傍糸球体細胞. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. JG cells. 傍糸球体細胞(ぼうしきゅうたいさいぼう、Juxtaglomerular cell)は腎臓にある 細胞の一種。糸球体近接細胞、糸球体傍細胞とも呼ばれる。
- 傍糸球体装置(ぼうしきゅうたいそうち、Juxtaglomerular apparatus)は、腎臓の濾過 装置である糸球体のそばにあり、主に尿量 ... この上皮細胞はナトリウムの濃度 センサーで、ナトリウムの濃度が一定以下になると、緻密斑に接する傍糸球体細胞を 刺激し、 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- adrenergic receptor
- 同
- アドレナリン作動性受容体 adrenoreceptor
- 関
- アセチルコリン受容体、交感神経作動薬一覧、交感神経拮抗薬一覧
- α受容体、β受容体、受容体
平滑筋臓器における傾向
受容体
|
反応
|
例外
|
α受容体
|
興奮
|
小腸運動:抑制
|
β受容体
|
抑制
|
心臓 :興奮
|
アドレナリン受容体
- SP.412改変
- 体のどの部位にどんな受容体があるかはGOO.143-144を参照せよ
- epinehrine relaxes the detrusor muscle of the bladder as a result of activation of β receptors and contracts the trigone and shincter muscles owing to its α agonist activity. This can result in hesitancy in trination and may contribute to retention of urine in the bladder. Activation of smooth muscle contractino in the prostate promotes urinary retention.(GOO.246)
- 排尿筋弛緩→β受容体。括約筋弛緩→α受容体
- 膀胱頚部から尿道にはα受容体が分布しており、尿道平滑筋の収縮に関与 (SP.818) (cf.プラゾシン)
シグナル伝達の経路 (GOO.238)
- α1:Gq:Gq-PCL-IP3
- α2:多様(アデニル酸シクラーゼの抑制、K+チャネルとの開口、Ca2+チャネルの閉鎖)
- β1, β2, β3:Gs
[★]
- 英
- erythropoietin EPO EP Ep
- 同
- 赤血球生成促進因子 erythropoiesis-stimulating factor、エリスロポイエチン、ヒトエリスロポエチン human erythropoietin
- 商
- epoetin alfa, Epogen, Procrit
種類
分類
性状
産生組織
- the interstitium of the renal parenchyma, outside the tubular basement membrane , mostly in the inner cortex and outer medulla. (WINTEROBE'S CLINICAL HEMATOLOGY. 209)
標的組織
受容体
作用
分泌の調整
-
-
- 低酸素状態に対するエリスロポエチンによる代償機構の発現には数日かかる。2,3-DPGによる代償機構は2日。(SP.489,654)
分子機構
- 低酸素刺激で発現誘導される転写因子HIF(ヘテロダイマー:HIF-1α、HIF-1β)がエリスロポエチンの発現に関与
生合成
基準範囲
判断
高値
低値
臨床関連
- 腎不全で分泌↓
[★]
- 英
- furosemide loading test followed by walking
- 同
- レニン分泌刺激試験?、立位フロセミド負荷試験、フロセミド歩行試験、フロセミド・立位負荷テスト、二者負荷試験、ラシックス歩行試験
[show details]
概念
- レニンとアルドステロンの分泌能を評価する検査、であろう。
- (1)フロセミドでhypovolemicとし、(2)運動刺激で交感神経を興奮させて、レニン分泌を促す
手順
- →レニン分泌刺激 (立位(交感神経亢進)、Na,Cl減少→尿量減少を検出→傍糸球体細胞(輸入細動脈顆粒細胞))がレニンをどの程度分泌する?
[★]
- 英
- juxtaglomerular apparatus (SP,Z), JGA
- 同
- 糸球体傍装置、糸球体近接装置
- 傍糸球体細胞 juxtaglomerular cells、傍糸球体細胞装置
- 関
- 糸球体、輸入細動脈、輸出細動脈
- 糸球体の血管極付近の次の構造を傍糸球体装置と呼ぶ (出典不明)
- 輸入細動脈:平滑筋細胞、顆粒細胞
- 遠位尿細管:緻密斑の細胞
- 輸出細動脈:平滑筋細胞
- 糸球体外メサンギウム細胞:両細動脈と緻密斑に囲まれる
- 糸球体内メサンギウム細胞
臨床関連
[★]
- 英
- juxtaglomerular cell tumor
[★]
- 英
- glomerulus (Z)
- 関
- ボウマン嚢、腎小体、腎臓、輸出細動脈#調節
概念
- 1個の腎臓に100万個存在。
- 房状の毛細血管からなる
- 糸球体の毛細血管は有窓型毛細血管である
糸球体の微細構造 (SP.785)
詳細には
血流の調節 (HIM.1742)
- 輸入細動脈:autonomous vasoreactive reflex in afferent arteriole, tubuloglomerular feedback
- 緻密斑でのCl-の低下 = 原尿流速が早い → 腎灌流量の低下と解釈
- 腎灌流圧↑→輸入細動脈の平滑筋収縮
- 腎灌流圧↓→輸入細動脈の平滑筋弛緩
- 緻密斑はNaClの再吸収にとともにATP、(アデノシン)を細胞外に放出。細胞外のecto-5'-nucleotidaseがATPからアデノシンを産生。アデノシンが輸入細動脈のvasoconstrictorとして作用
- loop diureticsは緻密斑でのNaClの再吸収を妨げるので、尿細管糸球体フィードバックを阻害→糸球体濾過量は高レベルに保たれる
- アンジオテンシンIIと活性酸素種は尿細管糸球体フィードバックを増強 → 輸入細動脈収縮 → 糸球体濾過量低下
- NOは尿細管糸球体フィードバックを減弱 → 輸入細動脈弛緩 → 糸球体濾過量上昇
- 輸出細動脈:angiotensin II-mediated casoconstriction of the efferent arteiole
-
臨床関連
[★]
- 英
- spheroidal
- 関
- 楕円体
[★]
- 英
- glomus
- 関
- グロムス
[★]
- 英
- cell
- ラ
- cellula
- 関