- 英
- luteinizing hormone, LH
- 同
- 黄体化ホルモン、ルトロピン lutropin
- 関
- 卵胞刺激ホルモン FSH、ホルモン、gonadotropin
[show details]
分類
性状
産生組織
標的組織
生理作用
作用機序
分泌調節
月経・性周期との関連
- 卵胞期に漸増
- エストロゲンのピークに引き続いて、排卵期にピークを示す。
- 黄体期は低値のままとなる。
基準値
HIM.A-7
女性
- 卵胞期:2.0-15.0 U/L
- 排卵期:22.0-105.0 U/L
- 黄体期:0.6-19.0 U/L
男性
WordNet
- hormone secreted by the anterior pituitary gland and placenta; stimulates the gonads and controls reproductive activity (同)gonadotrophin, gonadotropic_hormone, gonadotrophic hormone
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黄体形成ホルモンまたは黄体化ホルモン(Luteinizing hormone, LH)は下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞から分泌される性腺刺激ホルモンである。その他の性腺刺激ホルモンには卵胞刺激ホルモン(Follicle stimulating hormone, FSH)がある。
目次
- 1 構造
- 2 遺伝子
- 3 活性
- 4 LH活性の欠乏
- 5 LH活性の過多
- 6 市販
構造[編集]
LHは糖タンパク質で、タンパク質サブユニットの二量体のそれぞれが糖と結合している。この構造はFSH、TSHやhCGと類似している。そのタンパク質二量体にはα及びβサブユニットと呼ばれる2つのポリペプチドユニットが含まれる。このαサブユニットはLH、FSH、TSH及びhCGにおいて同一で92のアミノ酸を含む。βサブユニットは違っており、LHでは121のアミノ酸があり、これが特異的な生物学的作用を与え、LH受容体との相互作用の元となる。ホルモンの糖の部分はフルクトース、ガラクトース、マンノース、ガラクトサミン、グルコサミン、そしてLHの生物学的半減期に重大であるシアル酸からなる。LHの半減期はたったの20分である。
遺伝子[編集]
αサブユニットの遺伝子は染色体の6p21.1-23に位置しており、異なった種類の細胞で発現する。LHのβサブユニットは19q13.3に位置しており、下垂体の性腺刺激ホルモン産生細胞で発現し、GnRHによりコントロールされる。
活性[編集]
男女両方でLHは性腺からの性ホルモンの産生を刺激する。精巣のライディッヒ細胞はLHに反応してテストステロンを産生、一方卵巣の顆粒膜細胞ではLHに反応してエストロゲンやプロゲステロンが産生される。
女性では月経周期の途中のLHサージが排卵の開始を誘起する。LHはまた排卵後の卵胞が、プロゲステロンを分泌する黄体になることも誘引する。
LHの水準は通常子供の頃には低く、女性では閉経後に高くなる。
LH活性の欠乏[編集]
- カルマン症候群
- 視床下部抑制
- 下垂体機能障害
- 高プロラクチン血症
- 性腺刺激ホルモン欠損症
- 性腺抑制療法
- GnRHアンタゴニスト
- GnRHアゴニスト(ダウンレギュレーション)
LH活性の過多[編集]
- 下垂体腫瘍(性腺刺激ホルモン産生細胞)
- 多嚢胞性卵巣症候群
- 性腺機能不全
市販[編集]
LHはFSHと混合されパーゴナルという名で、また尿中の性腺刺激ホルモンの製剤として、または組換えLHの形で純粋なものが手に入る。
内分泌器:ホルモン(ペプチドホルモン、ステロイドホルモン) |
|
視床下部 - 脳下垂体 |
視床下部
|
GnRH - TRH - ドーパミン - CRH - GHRH - ソマトスタチン - ORX - MCH - MRH - MIH
|
|
脳下垂体後葉
|
バソプレッシン - OXT
|
|
脳下垂体中葉
|
インテルメジン
|
|
脳下垂体前葉
|
αサブユニット糖タンパク質ホルモン(FSH - LH - TSH) - GH - PRL - POMC(ACTH - MSH - エンドルフィン - リポトロピン)
|
|
|
副腎 |
副腎髄質
|
副腎髄質ホルモン(アドレナリン - ノルアドレナリン - ドーパミン)
|
|
副腎皮質
|
副腎皮質ホルモン(アルドステロン - コルチゾール - DHEA)
|
|
|
甲状腺 |
甲状腺
|
甲状腺ホルモン(T3 - T4 - カルシトニン)
|
|
副甲状腺
|
PTH
|
|
|
生殖腺 |
精巣
|
テストステロン - AMH - インヒビン
|
|
卵巣
|
エストラジオール - プロゲステロン - インヒビン/アクチビン - リラキシン(妊娠時)
|
|
|
その他の内分泌器 |
膵臓
|
グルカゴン - インスリン - ソマトスタチン
|
|
松果体
|
メラトニン
|
|
|
内分泌器でない器官 |
胎盤:hCG - HPL - エストロゲン - プロゲステロン - 腎臓:レニン - EPO - カルシトリオール - プロスタグランジン - 心臓:ANP - BNP - ET - 胃:ガストリン - グレリン - 十二指腸:CCK - GIP - セクレチン - モチリン - VIP - 回腸:エンテログルカゴン - 脂肪組織:レプチン - アディポネクチン - レジスチン - 胸腺:サイモシン - サイモポイエチン - サイムリン - STF - THF - 肝臓:IGFs(IGF-1 - IGF-2) - 耳下腺:バロチン - 末梢神経系:CGRP - P物質
|
|
誘導タンパク質 |
NGF - BDNF - NT-3
|
|
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- マカの黄体形成ホルモン改善作用 : 中村学園大学大学院 栄養科学研究科教授 内山文昭氏に聞く (健食イキイキさんぽ 拡大するマカ市場 女性の綺麗に欠かせないホルモン改善作用に期待)
- プロスタグランジンF2α及び性腺刺激ホルモンによる排卵同期化法を用いた豚の定時人工授精
- 中田 智子,田島 瑶子,野口 倫子,上野山 賀久,大蔵 聡,前多 敬一郎,鈴木 千恵,吉岡 耕治
- 日本獣医師会雑誌 67(2), 119-124, 2014
- … 化処置を施した豚の生殖内分泌動態,排卵時期及びAI適期を検討した.排卵後12日から排卵同期化処置を施した豚の血中プロジェステロン濃度は,PGF2α投与の翌日には有意に低下した.排卵前に起こる黄体形成ホルモンサージのピークは,hCG投与後26.0±1.2時間に認められ,排卵はhCG投与後44.8±2.3時間に観察された.発情終了後から処置を開始し,hCG投与後24時間あるいは36時間に1回のみAIを行った場合,すべての豚から …
- NAID 130004640744
- Hormonal Lecture 黄体形成ホルモン(LH)・卵胞刺激ホルモン(FSH)について : 前立腺癌との関連から
- ラットの黄体形成ホルモン(LH)の律動性分泌リズムと摂食パターン : 摂食パターンを用いた非侵襲的性周期判定法
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- 卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)も下垂体から分泌される性腺刺激 ホルモンです。血清中のFSH値、LH値の測定はともに、性腺機能不全や月経異常、 不妊症が疑われる場合には必須の検査です。
- 栄養・生化学辞典 黄体形成ホルモンの用語解説 - 黄体化ホルモン,ルトロピンともいう. 下垂体前葉が産生する性腺刺激ホルモンの一つで,糖タンパク質.雄の精巣に作用 するとアンドロゲンの生合成を促進,雌の卵巣に作用すると排卵の促進,黄体形成の 促進 ...
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[★]
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[正答]
※国試ナビ4※ [105B032]←[国試_105]→[105B034]
[★]
- 英
- pituitary adenoma
- 関
- 脳腫瘍、下垂体腫瘍、下垂体前葉ホルモン、下垂体
概念
- 脳下垂体前葉(の内分泌腺細胞)を発生母地とする良性腫瘍。
分類
-
- 成長ホルモン産生腺腫 GH産生腺腫
- プロラクチン産生腺腫 PRL産生腺腫
- 副腎皮質刺激ホルモン産生腺腫 ACTH産生腺腫
- 甲状腺刺激ホルモン産生腺腫 TSH産生腺腫
- ゴナドトロピン産生腺腫
- 混合腺腫
- 非機能性腺腫
放射線診断学的分類
- 鞍内型(enclosed type):手術による治療率が高い、とかなんとか?
- 浸潤型
大きさによる分類
- マクロアデノーマ macroadenoma:10mm以上
- 微小腺腫 マイクロアデノーマ microadenoma:10mm以下
疫学
- 原発性脳腫瘍の16%(IMD.1040)。(頭蓋内腫瘍の約10%。全脳腫瘍の約17%(2000年統計)。)
- 成人の下垂体の5-20%に腺腫が存在するらしい(IMD.1040)。
- 好発年齢:成人(30-50歳)。小児はまれ。
症状
- 下垂体の上に視交叉があるため、下垂体が広がるとトルコ鞍の骨を薄くし風船のように膨らむので視交叉を圧迫するので、視力低下が進行し両耳側半盲などになる。
- 腫瘍組織による下垂体前葉機能低下
- 腫瘍組織より分泌されるホルモンによる機能障害
下垂体腺腫 鞍上部腫瘍の圧迫による内分泌障害
- 生殖・成長に関わるホルモンは真っ先に切られる。
- TSHは代謝のアクセル。代謝をゆるめてみる?
- ACTHはストレス耐性、異化・同化に関わるから重要。
- PRL・・・授乳は生命維持と必要ない・・・けど、下垂体前葉の内分泌細胞数として2番目に多いからと理解?
病理
- 組織学的に一様な腺腫細胞が、血管に富んだ結合組織の隔壁によって分画。(IMD)
検査
画像検査 IMD.1041,YN J-198
- トルコ鞍の拡大(ballooning)。前後13mm、深さ17mm以上
- トルコ鞍底の二重輪郭(double floor)。
- 血管造影:前大脳動脈水平部(A1)および前交通動脈の挙上。
- 頭部CT:トルコ鞍から鞍上槽部へ進展する
- 単純:等吸収~高吸収。微小腺腫は低吸収
- 造影:ほぼ均一に増強
- MRI:腫瘍と周囲組織との関係が明瞭。術前検査として有効。矢状断と前頭断で微小腺腫の診断を行う
- T1強調像:低信号
- T2強調像:高信号
- 造影:ほぼ均一に増強
内分泌検査
ホルモン名称
|
腫瘍
|
頻度 (IMD.1040)
|
頻度 (RNT. 64)
|
症候
|
検査(IMD.1041より引用)
|
成長ホルモン
|
成長ホルモン産生腺腫
|
20%.
|
20%.
|
頭痛、視野欠損、手足の成長、顔貌粗造、手根管症候群、いびきおよび閉塞性睡眠時無呼吸、下顎成長および下顎前突症、骨関節炎および関節痛、過剰発汗、醜形恐怖
|
・安静空腹時のGHが10ng/ml以上と持続的に高値。 ・75gOGTTによっても5ng/ml以下にならない。 ・TRHおよびLH-RH負荷に反応してGH増大。 ・L-ドパまたはブロモクリプチンに対する増加反応がない。(正常:DRアゴニスト→GH↑) ・ソマトメジンC(IGF-I)高値。
|
プロラクチン
|
プロラクチン産生腺腫
|
32%.
|
30%.
|
頭痛、視野欠損、希発月経または無月経、妊孕性の低下、性欲喪失、勃起不全、エストロゲンで初回刺激を受けた(estrogen-primed)女性乳房における乳汁漏出
|
・抗精神病薬、乳房刺激などの原因を除外しても血清PRL濃度が100ng/ml以上。 ・インスリン負荷(IRI)(0.1U/kg)による低血糖刺激(正常:低血糖→TRH↑→PRL↑)、TRH負荷(500μg)(正常:TRH↑→PRL↑)、クロルプロマジン負荷(25mg)(正常:D2R↓→PRL↑)による反応減少。
|
副腎皮質刺激ホルモン
|
ACTH産生腺腫
|
3%.
|
5%.
|
頭痛、視野欠損、近位筋障害、求心性の脂肪分布、神経精神医学的症状、線条、易傷性、皮膚の菲薄化、多毛、骨減少
|
・血中コルチゾールが高値、かつ日内変動なし。 ・尿中17-ヒドロキシコルチコステロイド(17-OHCS)、尿中17-ケトステロイド(17-KS)、尿中コルチゾールが高値。 ・CRH試験(CRH100μg静注) ・健常者:血中ACTHは30分後に、血中コルチゾールは60分後に、それぞれ前値の約2倍に上昇。 ・Cushing病:過剰反応 ・副腎腫瘍・異所性ACTH産生腫瘍によるCushing症候群:無反応
|
甲状腺刺激ホルモン
|
|
|
|
動悸、振戦、体重減少、不眠、過剰な排便(hyperdefecation)、発汗
|
*freeT3、freeT4上昇。 *TSHが、(1)上昇、(2)T3で抑制されない、(3)TRH負荷で無反応。
|
卵胞刺激ホルモン
|
ゴナドトロピン産生腺腫
|
10%.
|
|
|
|
黄体形成ホルモン
|
|
|
|
|
非機能性腺腫
|
18%.
|
40%.
|
頭痛、視野欠損、下垂体不全、などmassの圧排による続発性性腺機能低下症。まれに、卵巣過剰刺激、精巣増大、またはテストステロン値の上昇、
|
|
診断
- トルコ鞍を中心とした脳内局所圧迫症状 + 下垂体ホルモンの過剰・欠乏症状 + 画像所見(CT、MRI)
合併症
- 下垂体卒中:発生頻度は7-9%。血管に富んでいるため腫瘍内出血や梗塞が起こりやすく、急激かつ高度に生じた場合に致命的となる。病理的には出血性壊死による下垂体腫瘍の突然の腫大がみられ、鞍隔膜の破裂をきたすとくも膜下出血となる。脳動脈瘤の合併率は高いらしい。髄膜刺激症状+血性髄液がみられ、クモ膜下出血と誤診されることがある。(IMD.1040)
治療
治療法別
薬物療法
- ブロモクリプチン:ドパミンD2受容体作動薬
- 麦角アルカロイド系:ドパミンD2受容体作動薬
- PRL分泌、GH分泌に対する生理的抑制因子。血漿PRL値、GH値の低下、腫瘍縮小の効果がある。
- ブロモクリプチンで効果不十分な例、外科手術困難例に用いる。
- 50%で腺腫の縮小がみられる。
外科的治療
腫瘍別
プロラクチン産生下垂体腫瘍(2)
- ドパミンアゴニスト(カベルゴリン(麦角由来)・ブロモクリプチン)で腫瘍の縮小・症状の寛解を狙う。手術は一般に、ドパミンアゴニストに耐えられない患者、治療中に下垂体卒中を被る患者、またはマクロプロラクチノーマが医学療法に反応しない患者にのみ行われる。最終的に放射線療法を必要とする。
- ほとんどの微小腺腫と大腺腫はドパミンアゴニストに反応。
- カベルゴリンは、ブロモクリプチン副作用が少なく、ブロモクリプチンに抵抗性の患者また不耐性の患者に有用。
- 妊孕性の回復を目標とする場合、妊娠中の安全性を考慮しブロモクリプチンが第一選択となる。
- 薬物療法に対して微小腺腫では大きさに変化はほとんど認められないが、大腺腫では縮小が期待できる。
参考
- 1. 日本脳神経外科学会 脳神経外科疾患情報ページ
- http://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/205.html
- 2. がん情報サイト|PDQR日本語版(医療専門家向け)下垂体腫瘍の治療(PDQR)
- http://cancerinfo.tri-kobe.org/pdq/summary/japanese-s.jsp?Pdq_ID=CDR0000062915
- 3. プロラクチン(PRL)分泌過剰症の診断と治療の手引き(平成22年度改訂)
- http://square.umin.ac.jp/kasuitai/doctor/guidance/prolactin_surplus.pdf
名称
|
構造
|
分泌細胞
|
下垂体前葉細胞 全細胞に対する 産生細胞の割合
|
染色性
|
腫瘍
|
頻度 (IMD.1040)
|
頻度 (RNT. 64)
|
症候
|
成長ホルモン
|
GH
|
ペプチド
|
somatotroph
|
40-50%
|
好酸性
|
|
成長ホルモン産生腺腫
|
成長ホルモン分泌細胞腺腫
|
20%.
|
20%.
|
頭痛、視野欠損、手足の成長、顔貌粗造、手根管症候群、いびきおよび閉塞性睡眠時無呼吸、下顎成長および下顎前突症、骨関節炎および関節痛、過剰発汗、醜形恐怖
|
プロラクチン
|
PRL
|
mammotroph
|
10-25%
|
好酸性
|
|
プロラクチン産生腺腫
|
プロラクチノーマ
|
32%.
|
30%.
|
頭痛、視野欠損、希発月経または無月経、妊孕性の低下、性欲喪失、勃起不全、エストロゲンで初回刺激を受けた(estrogen-primed)女性乳房における乳汁漏出
|
副腎皮質刺激ホルモン
|
ACTH
|
corticotroph
|
0.1
|
好塩基性
|
嫌色素性
|
ACTH産生腺腫
|
コルチコトロフ腺腫
|
3%.
|
5%.
|
頭痛、視野欠損、近位筋障害、求心性の脂肪分布、神経精神医学的症状、線条、易傷性、皮膚の菲薄化、多毛、骨減少
|
甲状腺刺激ホルモン
|
TSH
|
糖タンパク
|
thyrotroph
|
0.05
|
好塩基性
|
|
|
甲状腺刺激ホルモン分泌細胞腺腫
|
|
|
動悸、振戦、体重減少、不眠、過剰な排便(hyperdefecation)、発汗
|
卵胞刺激ホルモン
|
FSH
|
gonadotroph
|
10-15%
|
好塩基性
|
|
ゴナドトロピン産生腺腫
|
|
10%.
|
|
|
黄体形成ホルモン
|
LH
|
好塩基性
|
|
|
|
|
|
非機能性腺腫
|
非機能性腺腫
|
18%.
|
40%.
|
頭痛、視野欠損、下垂体不全、などmassの圧排による続発性性腺機能低下症。まれに、卵巣過剰刺激、精巣増大、またはテストステロン値の上昇、
|
[★]
- 英
- anterior pituitary hormone
- 関
- 下垂体前葉、下垂体、下垂体ホルモン、ホルモン
分泌されるホルモン
GOO. chapter 55
HIM.2196
Table 333-1 Anterior Pituitary Hormone Expression and Regulation
|
Cell
|
corticotrope
|
somatotrope
|
lactotrope
|
thyrotrope
|
gonadotrope
|
Tissue-specific transcription factor
|
T-Pit
|
Prop-1, Pit-1
|
Prop-1, Pit-1
|
Prop-1, Pit-1, TEF
|
SF-1, DAX-1
|
Fetal appearance
|
6 weeks
|
8 weeks
|
12 weeks
|
12 weeks
|
12 weeks
|
Hormone
|
POMC
|
GH
|
PRL
|
TSH
|
FSH LH
|
Chromosomal locus
|
2p
|
17q
|
6
|
-6q; -1p
|
-11p; -19q
|
Protein
|
ポリペプチド
|
糖タンパク
|
Amino acids
|
266 (ACTH 1–39)
|
191
|
199
|
211
|
210 204
|
Stimulators
|
CRH, AVP, gp-130 cytokines
|
GHRH, ghrelin, bromocriptine(1)
|
estrogen, TRH, VIP
|
TRH
|
GnRH, activins, estrogen
|
Inhibitors
|
glucocorticoids
|
somatostatin, IGF-I
|
dopamine
|
T3, T4, dopamine, somatostatin, glucocorticoids
|
sex steroids, inhibin
|
Target gland
|
adrenal
|
liver, other tissues
|
breast, other tissues
|
thyroid
|
ovary, testis
|
Trophic effect
|
steroid production
|
IGF-I production, growth induction, insulin antagonism
|
milk production
|
T4 synthesis and secretion
|
sex steroid production, follicle growth, germ cell maturation
|
- (1):QB.D-253
分泌の制御
[★]
- chorionic
- 英
- human chorionic gonadotrophin, (国試)hCG, HCG
- 同
- ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン、絨毛性ゴナドトロピン chorionic gonadotropin、絨毛性性腺刺激ホルモン、胎盤性性腺刺激ホルモン placental gonadotrophin
- 商
- HCG、プベローゲン、ゲストロン、ゴナトロピン、プレグニール、プロファシー, Chorex, Choron, Pregnyl
- 関
- β-HCG
概念
- シンチオトロホブラストで産生される糖タンパクホルモン(NGY.290)
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- TSH様作用:正常妊婦に一過性の甲状腺機能亢進症が見られることがある(YN.D-33)
分泌の調整
- 胚が子宮内膜に着床してから48時間たつと産生するホルモン (SP.965)
- 受精後2週間後には分泌され始める (SP.965)
- 黄体機能を6-7週まで刺激し、黄体からのホルモン分泌を維持する (SP.965)
- hCGの分泌は妊娠10週頃がピーク (G9M.183)
- 作用期間は短期間。最初の8週に上昇、15週にかけて低下、低レベルで維持される。妊娠末期に小さな増加 (SP.966)
分子機構
生合成
臨床関連
- 精巣からのテストステロン分泌能評価(OLM.339) ← LHと構造が似ており、ライディッヒ細胞に作用してテストステロンの産生・分泌を促す
- 妊婦の甲状腺機能亢進(gestational thyrotoxicosis)
検査
- 妊娠中:100 ← (出典不明)
- 妊娠判定:25 ← (出典不明)
正常
- 正常(男性、非妊婦)ではhCG(αβコンプレックス)は以下の通り。
- 血中:0.7mIU/ml以下
- 尿中:0.7mIU/ml以下
妊娠・疾患
- 妊娠により1万以上に上昇、正常妊娠では数万~10万mIU/mlまで上層。
- 全胞状奇胎なら50万-100万mIU/mlと高値となり、部分胞状奇胎なら数十万mIU/mlとやはり高値となる。
妊娠経過中の変化
- 妊娠4-5週 :50-1000IU/l
- 妊娠8-10週 :20万IU/l。ピークとなる。
[★]
- 英
- pituitary hormone
- 関
- 下垂体、下垂体前葉、下垂体後葉、ホルモン
[★]
- 同
- 黄体形成ホルモン産生腺腫
- 関
- 黄体形成ホルモン luteinizing hormone
[★]
- 英
- luteinizing hormone-releasing hormone luteinizing hormone releasing hormone, LH-releasing hormone LH releasing hormone, LHRH, LH-RH
- 同
- 黄体化ホルモン放出ホルモン。性腺刺激ホルモン放出ホルモン、Gn-RH、GnRH
- 関
- ホルモン、黄体形成ホルモン放出ホルモン負荷試験 LHRH試験
[show details]
[★]
- 英
- luteinizing hormone-releasing hormone stimulation test, LH-RH stimulation test
- 同
- (国試)LHRH試験 LHRHテスト LHRH負荷テスト LHRH負荷試験 LHRH test、GnRH負荷テスト、GnRH負荷試験、GnRHテスト、GnRH試験、GnRH test
- 関
- 黄体形成ホルモン放出ホルモン LHRH
内分泌
- 先端巨人症の診断
- 検査:成長ホルモン
- 判定:上昇すれば先端巨人症を示唆する
産婦人科
- 無月経、排卵障害などの診断
- 検査:LH、FSH
- 判定:低下していれば下垂体の障害が示唆される。
[★]
- 英
- LH receptor
- 関
- LH受容体、LHレセプター、ヒト絨毛性ゴナドトロピン受容体
[★]
- 英
- luteinizing hormone beta subunit
- 関
- 黄体ホルモンβサブユニット
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- yellow body
- ラ
- corpus luteum(Z), (pl.)corpora lutea
概念
- NGY 11,17改変
- 排卵後、卵胞の裂孔が血液で満たされ赤体となった後に血液が吸収され、リポイド色素によって肉眼的に黄色に見える黄体が形成される。排卵後1-4ないし2-3日で形成される。組織的には卵胞の顆粒膜細胞、内莢膜細胞が黄体化ホルモンの作用を受けて大型化した顆粒膜ルテイン細胞と比較的小さめの莢膜ルテイン細胞にそれぞれ変化した細胞から構成される。
分類
- 月経黄体:妊娠しない場合に形成され、約12日間持続した後に退縮し白体となる
- 妊娠黄体:妊娠が成立した場合に形成され、黄体機能は妊娠10~12週がピークとなり、出産後に退縮して白体となる。
機能
[★]
- 英
-
- 関
- 型、形、形式、形態、構造、組成、品種、編成、フォーム、成立、形づくる
[★]
- 英
- luteinization、luteinize
- 関
- 黄体化