- 英
- pepsin
- ラ
- pepsinum
分泌細胞
- 胃の主細胞からペプシノーゲンが分泌される
- ペプシノーゲンから「H+」または「ペプシン」の触媒によりペプシンに転換される
性質
- 至適pH1.0-3.0
- pH4-4.5以上になると不活化 (SPC.299)
機能
分泌調節
WordNet
- an enzyme produced in the stomach that splits proteins into peptones
PrepTutorEJDIC
- ペプシン(胃液中の蛋白質分解酵素) / ペプシン剤,消化剤
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2016/01/23 02:28:07」(JST)
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ペプシンA |
ペプシンの構造
|
識別子 |
EC番号 |
3.4.23.1 |
CAS登録番号 |
9001-75-6 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
遺伝子オントロジー |
AmiGO / EGO |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
ペプシンB |
識別子 |
EC番号 |
3.4.23.2 |
CAS登録番号 |
9025-48-3 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
ペプシンC(ガストリクシン) |
識別子 |
EC番号 |
3.4.23.3 |
CAS登録番号 |
9012-71-9 |
データベース |
IntEnz |
IntEnz view |
BRENDA |
BRENDA entry |
ExPASy |
NiceZyme view |
KEGG |
KEGG entry |
MetaCyc |
metabolic pathway |
PRIAM |
profile |
PDB構造 |
RCSB PDB PDBe PDBj PDBsum |
検索 |
PMC |
articles |
PubMed |
articles |
NCBI |
proteins |
|
ペプシン (pepsin,EC.3.4.23.1-3) は動物の胃で働くタンパク質分解酵素の一つ。アスパラギン酸プロテアーゼの一つ。
目次
- 1 性質
- 2 基質特異性
- 3 阻害剤
- 4 関連項目
性質
遺伝子翻訳産物は不活性型な前駆体であるペプシノーゲンとして胃底腺の主細胞で作られる。これが塩酸を含む胃液中に分泌されるとpHの低下で立体構造が変化し、N末端側のプロ配列を二段階のプロセッシングで切り落とすことによって、活性型のペプシンとなる。また活性化されたペプシン自身もペプシノーゲンに作用し、これを活性化する。強酸性であるpH2.0付近が最適条件である。一度活性化されたペプシンは中性・アルカリ性条件にすると不可逆的に立体構造が変性し活性を失う。十二指腸の粘膜は重炭酸イオンにより胃酸を中和するとともにペプシンを不活性化している。タンパク質を分解し、吸収しやすい形に変える。
基質特異性
タンパク質・ペプチド鎖の酸性アミノ酸残基(アスパラギン酸やグルタミン酸)-芳香族アミノ酸残基と続く配列のC末端側を切断することができる。
阻害剤
|
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ペプシンとその阻害剤であるペプスタチンとの複合体の立体構造(結晶X線解析による)
ペプスタチンなどによって阻害される。
関連項目
- 消化
- 消化酵素
- プロテアーゼ
- ペプシコーラ(社名・商品名の由来。現在は含まれていない)
|
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 加熱後の鶏肉への生姜搾汁添加と温蔵過程が結合組織コラーゲンとテクスチャーに及ぼす影響
- 杉山 寿美,原田 良子,平岡 美紀,大重 友佳
- 日本調理科学会誌 43(3), 192-200, 2010-06-05
- … その結果,加熱により,鶏肉の酸可溶性コラーゲン(ASC),ペプシン可溶化コラーゲン(PSC)は減少したが,不溶性コラーゲン量(ISC)は増加した。 …
- NAID 110007658267
- ラクトースおよび乳タンパク質が in vitro での鉄生体利用効率に及ぼす影響
- 葉 玉霜,何 若〓,李 丹昂,周 繼發
- 日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology 56(6), 331-335, 2009-06-15
- … ン(C)比率(W/C)の異なる3.3%乳タンパク質溶液ならびにこれらの混合液を透析し,塩化第二鉄の還元性および鉄の透析性を調べた.W/Cは0 : 10,2 : 8,4 : 6,6 : 4,8 : 2および10 : 0とし,タンパク質は酵素(ペプシンおよびパンクレアチン-胆汁酸塩)処理を行なった.(1) 6.0%および7.2%ラクトース溶液では,三価鉄イオン(Fe3+)の二価鉄イオン(Fe2+)への還元性は,コントロールおよび4.8%ラクトース溶液より …
- NAID 10024855655
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- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: 案内、 検索. ペプシンとその 阻害剤であるペプスタチンとの複合体の立体構造(結晶X線解析による) クリックで拡大 ・説明. ペプシン (pepsin,EC.3.4.23.1-3) は動物の胃で働くタンパク質分解酵素の一つ ...
- 世界大百科事典 第2版 ペプシンの用語解説 - 消化酵素の一つ。胃粘膜の主細胞から 胃液中に分泌される,酸性領域で活性をもつタンパク質分解酵素。不活性の前駆物質 ペプシノーゲンpepsinogenが,胃液の酸性条件下で,自己触媒的に分子の一部が 分解 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
乾燥まむし抗毒素 “化血研”
組成
製法の概要
- 本剤は、まむし毒で免疫したウマの血清を精製処理して得たまむし抗毒素を凍結乾燥したものである。
なお、本剤は製造工程でブタの胃由来成分(ペプシン)を使用している。
組成
- 本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)20mLで溶解した液剤1mL中に次の成分を含有する。
有効成分
- まむしウマ抗毒素(ウマ免疫グロブリン):抗致死価 300単位以上、抗出血価 300単位以上
添加物
- L-グルタミン酸ナトリウム:10mg
塩化ナトリウム:8.5mg
効能または効果
- 本剤は、まむし咬傷の治療に使用する。
- 本剤は添付の溶剤(日本薬局方注射用水)20mLで完全に溶解して使用する。
通常、なるべく早期に約6,000単位(約20mL)を咬傷局所を避けた筋肉内(皮下)又は静脈内に注射するか、あるいは生理食塩液で希釈して点滴静注する。
なお、症状が軽減しないときは2〜3時間後に3,000〜6,000単位(10〜20mL)を追加注射する。
- ウマ血清過敏症試験(適用上の注意参照)を行い、反応陰性あるいは軽微の場合は、本剤の1mLを皮下に注射して30分間反応を観察し、異常のない場合には、所要量を以下のとおり注射する。
- 筋肉内(皮下)又は静脈内に注射する場合には、ゆっくり時間をかけて注射すること。ショックは5〜10分の間に発現することが多いがその間は勿論、さらに30分後まで血圧を測定する。著しい血圧降下がおこったら、直ちにエピネフリンの注射等、適切な処置を行う。
- 点滴静注する場合は、本剤を生理食塩液等で10〜20倍に希釈して1分間1〜2mL位の速さで注射し、血圧測定その他の観察を続けること。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状3) 4)
- ときに急激な血圧降下、喉頭浮腫、呼吸困難等があらわれることがあるので、投与後は観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- まむし咬傷後、一度に体内に大量に注入された毒素が原因となるまむし咬傷の治療は、まむしウマ抗毒素を投与し、抗原抗体反応によって毒素を中和することにある。
しかし、一般に抗毒素は、生体内に遊離状態にある毒素は完全に中和するが、組織に結合した毒素は中和しにくいといわれている。したがって、治療に際し、咬傷後できるだけ早く本剤を投与することが効果的である。
(参考)
マウスを用いた抗毒素による治療効果の成績では、毒素注射後、抗毒素投与までの時間が長くなるにしたがい、治療に必要な抗毒素の量は大量となり、ある程度以上の時間が経過した後は、いくら大量の抗毒素を投与しても治療効果は示されないという報告がある。8)
★リンクテーブル★
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106H016]←[国試_106]→[106H018]
[★]
- 英
- small intestine (Z)
- ラ
- intestinum tenue
- 関
- 管腔内消化
- 小腸は3大栄養素の消化、吸収を行う重要な部位である
- 腸液を分泌する
解剖学
定義
組織学
- →腸腺
生理学
運動の型
- a.分節運動 segmentation
- b.蠕動運動 peristalsis
- 蠕動ラッシュperistalic rush:急速移動。感染性下痢など腸粘膜の異常刺激による。
- 消化間欠期伝播性収縮
運動の発生機構
- 腸平滑筋固有リズムによる。ペースメーカーとなる細胞により発生する。
- 徐波 slow wave、基本的電気リズム basic electric thythm (BER)
- 外来神経系
- 副交感性:促進
- 交感性 :抑制
- 内在神経系
- 胃小腸反射により食後期運動誘発
- なお、IMCの調節には外来、内在神経系のいずれも関係する
- ガストリン、コレシストキニン、インスリン
- 食後期運動増大
- ガストリン
- IMC抑制
- モチリン
- IMC誘発
- セクレチン、グルカゴン
- 運動抑制
炭水化物の吸収
- 食物中の3大炭水化物.
- 1. 二糖類disaccharides
- スクロース(グルコース+フルクトース)
- マルトース(グルコース+グルコース)
- ラクトース(グルコース+ガラクトース)
- 植物性でん粉
- アミロース :グルコースが直鎖状に重合
- アミロペクチン:グルコースが樹枝状に重合
- 直鎖部はα1,4結合
- 分枝部はα1,6結合
- 動物性でん粉
- グリコーーゲン
- グルコースのβ1,4結合(消化不可)
炭水化物の消化
- 管内消化は、主に口腔、十二指腸で起こる
- 唾液αアミラーゼと膵αアミラーゼにより、直鎖状に2~9分子重合したグルコースまで分解される
- αアミラーゼは直鎖部分(α1,4結合)を加水分解する
- 唾液αアミラーゼは作用が弱く、また胃で失活する
- マルトース(グルコース2分子)
- マルトリオース(グルコース3分子)
- α1,4結合マルトオリゴ糖(グルコース4-9分子)
- α限界デキストリン(グルコース5-9分子、分岐したオリゴ糖)
- 2. 膜消化 membrane digestion (終末消化terminal digestion)
- 膜消化は小腸の刷子縁で起こる。
- 刷子縁にはオリゴ糖消化酵素が存在する。
- ラクターゼ:ラクトース→グルコース+ガラクトース
- スクラーゼ:スクロース→グルコース+フルクトース
- マルターゼ:マルトース→グルコース+グルコース
- トレハラーゼ:トレハロース→グルコース+グルコース
- αデキストリナーゼ:α1,4結合,α1,6結合の分解(=isomaltase)
- グルコアミラーゼ:マルトオリゴ糖(α1,4結合)→グルコース
- 3. 吸収(炭水化物の90-95%が小腸で吸収される。)
-
- 刷子縁膜
- Na依存性能動輸送を介して細胞内に取り込まれる。Na+とグルコース(ガラクトース)の共輸送体であるSGLT1が、Na+の濃度勾配を利用して細胞内に取り込む(2次的能動輸送)
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
- 刷子縁膜
- GLUT5によるNa非依存的促進拡散により細胞内に取り込まれる。
- 細胞内
- フルクトース+Pi→グルコース+乳酸
- 外側基底膜
- GLUT2による促進拡散により細胞外に拡散する
炭水化物の吸収傷害
- 腸内炭水化物濃度↑→腸内浸透圧↑ →下痢
- →腸内フローラ(細菌叢) →腸内ガス発生
- 乳糖不耐症
- 小腸上皮細胞刷子縁におけるラクターゼ産生不能
タンパク質の吸収
- 胃や膵臓でタンパク質を分解してオリゴペプチド(アミノ酸4個以上)を生成
- 1-1. 消化酵素の活性化
- ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (H+が触媒:::) → ペプシン
- 胃液ペプシノーゲン → (ペプシンが触媒) → ペプシン
- トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (エンテロペプチダーゼ) → トリプシン
- 膵液トリプシノーゲン → (トリプシンが触媒::) → トリプシン
- その他のタンパク質分解酵素(カルボキシペプチダーゼA,B)
- トリプシンが活性化
- 刷子縁でオリゴペプチドの分解がおき、そのための酵素ペプチド分解酵素が存在する。
- アミノペプチダーゼ
- N末から加水分解してアミノ酸を遊離
- ジペプチダーゼ
- ジペプチドを2個のアミノ酸に分解
- ジペプチジルアミノペプチダーゼ
- N末よりジペプチドを遊離する
- 刷子縁膜
- Na+依存性能動的輸送
- 中性アミノ酸、イミノ酸(プロリン、水酸化プロリン)、酸性アミノ酸:::::::::::Na+非依存性促進拡散
- 塩基性アミノ酸、中性アミノ酸(疎水基を有するもの)
- 外側基底膜
- Na+依存性能動的輸送、Na+非依存性促進拡散、単純拡散(外側基底膜はアミノ酸透過性高い)
- 刷子縁膜
- Na+/H+ antiporter
- 2H+/ペプチド synporter
- 細胞内
- プロリダーゼ、ジペプチダーゼ、トリペプチダーゼによる分解
- 外側基底膜
- Na+-K+-ATPase
脂質の吸収
- トリグリセリド(中性脂肪):C14~C18
- コレステロール
- コレステロールエステル
- リン脂質:::::::::主にレシチン
-
- 乳化は脂肪水解を速める
- 胆汁酸、レシチンなどにより1μm以下の脂肪滴形成
- 膵リパーゼ
- トリグリセリド → 2分子の遊離脂肪酸(FFA) + 2-モノグリセリド
- コレステロールエステラーゼ
- コレステロールエステル → FFA + コレステロール
- ホスホリパーゼA2
- レシチン → FFA + リゾレシチン
- 脂肪分解産物(モノグリセリド,リゾレシチン,FFA,コレステロール,脂溶性ビタミン)
- 胆汁酸、レシチンとミセル形成
- ミセルが微絨毛周囲の非撹拝層に侵入→単純拡散により吸収(脂肪の消化・吸収過程の律速過程)
- ミセルにより細胞内に脂肪分解産物が運ばれ、滑面小胞体内で脂肪分解産物から脂質が再合成される。その後、リポ蛋白にと結合してカイロミクロンとなり、ゴルジ装置に入りエキソサイトーシスにより絨毛リンパ管に入る。
栄養の吸収部位
[★]
- 英
- gastric acid
- 関
- 胃、消化管ホルモン
産生細胞
機能
- タンパク質の変性
調節
[★]
- 英
- F(ab')2 fragments
- 関
- Fabフラグメント、IgG、ペプシン、抗体
[★]
- 英
- saccharated pepsin
- 同
- 含ペプ
- 関
- ペプシン
[★]
- 英
- freeze-dried pepsin treated human normal immunoglobulin
- 関
- ヒト免疫グロブリン製剤
[★]
- 英
- uropepsin
- 同
- 尿ペプシノゲン uropepsinogen
[★]
- 英
- pepsin A
- 関
- ペプシン