脳性ナトリウム利尿ペプチド BNP
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Japanese Journal
- カンデサルタン服用高血圧症患者の血漿脳ナトリウム利尿ペプチド(BNP)量の変化におよぼすユビデカレノン (CoQ_<10>) の併用効果
- 回復期心筋梗塞患者における運動負荷時脳ナトリウム利尿ペプチド動態とその臨床的意義
- 横山 泰廣,田辺 一彦,山田 純生,伊東 春樹
- Journal of cardiology 27(3), 121-131, 1996-03-15
- NAID 10005534595
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- --BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)-- はじめに 高齢化や、食生活の変化などにより生活習慣病でもある心臓病は日々増加しています。心不全の有病者は国内で250万とか300万人とも言われており、まさに国民病。しかも無 症状の心 ...
- 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は環状構造を有する32個のアミノ酸残基から構成され,心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)に引き続き,第二の利尿ペプチドとして豚の脳から単離同定された。主として心室から分泌され,血管拡張作用,利尿 ...
- 脳性ナトリウム利尿ペプチドに近い言葉→ 心房性ナトリウム利尿ペプチド|ナトリウム利尿ペプチド|脳ナトリウム利尿ペプチド|B型ナトリウム利尿ペプチド|C型ナトリウム利尿ペプチド|心房性ナトリウム排泄促進ペプチド|脳ナトリウム ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- hormone
古典的な定義
- 特定の内分泌腺から分泌され、血行によって運ばれ、遠隔部の特定の標的器官に作用して特異的効果を現す物質(PT.403)
例外
- 消化管ホルモン (PT.403)
- 視床下部ホルモン (PT.403)
- 甲状腺濾胞ホルモン?
- カルシトニン?
ホルモンの一覧表
[★]
- 英
- brain natriuretic peptide, BNP
- 同
- 脳ナトリウム利尿ペプチド, B型ナトリウム利尿ペプチド B-type natriuretic peptide
概念
- うっ血性心不全のマーカーとして有用
- 最初、脳で見いだされたが、主に心室から分泌されることが明らかとなった。
基準値
- ≦20 pg/ml (P+EDTA) (LAB.1797)
分類
性状
産生組織
標的組織
受容体
作用
- ナトリウム利尿作用
- 血管平滑筋弛緩
- 交感神経抑制
- RAA系抑制
分泌の調整
分子機構
生合成
臨床関連
心機能の評価
- 心房細動の予後の決定:ANP≧40pg/ml かつ BNP ≦ 200pg/mlであること → BNPは左室拡張末期圧と相関。BNPが低値の時は心房の圧負荷が軽度といわれている。
心疾患のマーカー
- 参考1
|
心不全の可能性は きわめて低い
|
心不全の可能性は 低いが、可能ならば 経過観察
|
軽度の心不全の 可能性があるので 精査、経過観察
|
治療対象となる 心不全の可能性有り 精査 or 専門医紹介
|
治療対象となる 心不全の可能性高 精査 or 専門医紹介
|
BNP
|
0~18.4
|
18.4~40
|
40~100
|
100~200
|
200~
|
NT-proBNP
|
0~125
|
125~400
|
400~900
|
900~
|
参考
- http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/bnp201300403.html
- http://eccm.tokyo-med.ac.jp/report/hachioji/study_6.html
[★]
- 英
- brain
- ラ
- encephalon
- 関
- 大脳、ブロードマン野
発生学
解剖
- 重量:成人の場合体重の2.2%。2-3%ともいわれる。
- 新生児:約400g、成人:男性約1,350g、女性:約1,250g
脳幹に着目した分類
発生学
生理学
- 脳血流量:心拍出量の15% (心拍出量が5Lとしたら、毎分750ml灌流している事になる)
- 脳の酸素消費量:全身の消費量の20%
- 脳のグルコース消費量:全身の消費量の25%。1日100-150g(SCN.3)
- 血流限界:3分 ⇔心臓は10分(see:窒息)
神経内科プリント
|
脳での需要量
|
割合
|
血液
|
700~900 ml/分
|
心拍出量の
|
約15%
|
酸素
|
40~46 ml/分
|
全身需要量の
|
約20%
|
グルコース
|
310 μmol/分
|
全身需要量の
|
約25%
|
[★]
- 英
- sodium, natrium, Na
- 関
- Na+
血液(血清)中のナトリウム (臨床検査法提要第32版)
尿中のナトリウム
- <20 mEq/l (正常と判断できる範囲)
- >40 mEq/l (腎性腎不全を示唆)
尿Na,Kと血清Naによる血清Naの予測
- 経口摂取と輸液による自由水の摂取がなければ
- 尿([Na+]+[K+]) < 血清[Na+] → 血清[Na+]上昇
- 尿([Na+]+[K+]) = 血清[Na+] → 血清[Na+]普遍
- 尿([Na+]+[K+]) > 血清[Na+] → 血清[Na+]低下
食品中の食塩量
- ほとんどの製品ラベルに記載されている、ナトリウム[g]はそのまま食塩量[g]と考えることができないので、指導する債には注意を促す。
- 分子量から考えるとNa(23), Cl(35.5)なので、ナトリウムx[g]は食塩 x /23 * (23 + 35.5)、つまり2.54 * x [g]となる。
- 例えば、小生が常食している某社のインスタントラーメンにはナトリウム2[g]との記載があるが、これは5.08gの食塩が含まれているということになる。もちろんスープは全部飲む。1日3袋食べたことがあるのだが、、、
臨床関連
[★]
- 英
- thorium、Th
- 関
- トロトラスト、232Th
概念
- 参考1
- 原子番号:90
- 元素記号:Th
- アクチノイド元素の一つ
- 銀白色の金属。
- 安定同位体は存在しない。
- 北欧神話の軍神または雷神トールにちなんで名づけられた。
同位体
- 参考1
同位体
|
NA
|
半減期
|
DM
|
DE (MeV)
|
DP
|
228Th
|
trace
|
1.9116 y
|
α
|
5.52
|
224Ra
|
229Th
|
syn
|
7340 y
|
α
|
5.168
|
225Ra
|
230Th
|
trace
|
75380 y
|
α
|
4.77
|
226Ra
|
231Th
|
trace
|
25.5 h
|
β
|
0.39
|
231Pa
|
232Th
|
100 %
|
1.405 × 1010 y
|
α
|
4.083
|
228Ra
|
234Th
|
trace
|
24.1 d
|
β
|
0.27
|
234Pa
|
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
[★]
- 英
- urine
- ラ
- urina
- 関
- 尿浸透圧、尿量
臨床関連
尿中への代謝物質の異常排出
尿の色
- 決定する要素:ウロビリノゲン、ヘモグロビン、ミオグロビンなど
[★]
- 英
- diuresis
- 関
- 多尿、利尿剤、利尿薬