- 英
- sigmoid colon
- ラ
- colon sigmoideum
- 関
- 結腸、大腸
WordNet
- the 19th letter of the Roman alphabet (同)s
PrepTutorEJDIC
- sulfurの化学記号 / {略}South[ern]
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/11 23:01:07」(JST)
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1.食道 2.胃 3.十二指腸 4.小腸 5.盲腸 6.虫垂 7.
結腸 8.直腸 9.肛門
1.上行結腸、2.横行結腸、3.下行結腸、4.S状結腸
結腸(けっちょう、colon)とは、大腸のうち右腸骨窩から仙骨上端までの部分である。結腸はさらに上行結腸(盲腸から右結腸曲)、横行結腸(右結腸曲から左結腸曲)、下行結腸(左結腸曲から左腸骨窩)、S状結腸(左腸骨窩から直腸上端)に区別される。
結腸の解剖
結腸は他の大腸と同じく「粘膜」「筋層」「漿膜」の3層より構成される。しかし筋層には他の消化管にはない特徴がある。筋層は消化管では2層に分かれ、内側が輪走、外側が縦走であるのが一般的であるが、結腸では外側の縦走筋が3ヶ所に集まって結腸ひもをなしている。これは手術などで小腸と結腸を区別するのに重要な目安となる。結腸ひもはそれぞれ名称がついており、前壁のものは大網ひも、後壁のものは間膜ひもと自由ひもと呼ばれる。また、大網ひもと自由ひものところで結腸の表面の腹膜に脂肪組織が集積して、黄色で葉状の腹膜垂と呼ばれる組織が存在することも結腸の特色のひとつである。
結腸を栄養する血管は大きく2つに分けられる。上行結腸は右結腸動脈と回結腸動脈、横行結腸は中結腸動脈、下行結腸は左結腸動脈、S状結腸はS状結腸動脈が栄養しているが、このうち回結腸動脈、右結腸動脈、中結腸動脈の右枝は上腸間膜動脈から分枝し、中結腸動脈の左枝、左結腸動脈、S状結腸動脈は下腸間膜動脈から分枝する。静脈は同名の静脈から門脈に入る。
関連項目
消化器系 |
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口 - 咽頭 - 食道 - 胃 - 膵臓 - 胆嚢 - 肝臓 - 消化管 - 腸、小腸(十二指腸・空腸・回腸) - 大腸(結腸・盲腸・虫垂・直腸) - 肛門
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Japanese Journal
- 塚越 浩志,岩崎 茂,堤 裕史,倉林 誠,竹吉 泉,Tsukagoshi Hiroshi,Iwazaki Shigeru,Tsutsumi Hirohumi,Kurabayashi Makoto,Takeyoshi Izumi
- The Kitakanto medical journal 62(2), 147-151, 2012-05-01
- … 平成21年2月, S状結腸癌の診断でS状結腸切除術(D3) を施行した. …
- NAID 120004056993
- 切除標本内に陳旧性日本住血吸虫卵が多数みられた大腸憩室穿孔の1例
- 塚越 浩志,堤 裕史,岩崎 茂,倉林 誠,竹吉 泉,Tsukagoshi Hiroshi,Tsutsumi Hirohumi,Iwazaki Shigeru,Kurabayashi Makoto,Takeyoshi Izumi
- The Kitakanto medical journal 62(2), 153-157, 2012-05-01
- … 消化管穿孔による汎発性腹膜炎の診断で緊急手術を施行した.腹腔内は汚染腹水が中等量あり,SDjunction付近のS状結腸に憩室が多数存在し,同部位に穿孔部を認めた. …
- NAID 120004056991
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- S状結腸. 結腸(けっちょう、colon)とは、大腸のうち右腸骨窩から仙骨上端までの部分 である。結腸はさらに上行結腸(盲腸から右結腸曲)、横行結腸(右結腸曲から左結腸曲 )、下行結腸(左結腸曲から左腸骨窩)、S状結腸(左腸骨窩から直腸上端)に区別され ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 58歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。3か月前から下腹部膨隆を自覚し、衣服がきつくなった。30歳時にチョコレート嚢胞と診断された。50歳で閉経。内診で、左付属器領域に10cmの可動性のない腫瘤を触知する。血液所見:赤血球 360万、Hb 10.1g/dL、Ht 32%、白血球 6,800、血小板 26万。血液生化学所見:CEA 3.8ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 38U/mL(基準 37以下)、CA125 280U/mL(基準 35以下)。子宮頸部と内膜の細胞診は陰性。上部および下部消化管内視鏡検査で異常を認めなかった。手術のため入院し開腹したところ、左付属器に腫瘤を認めた。腹水はなく、腹腔洗浄細胞診は陰性であった。腫瘤と腸管との癒着はなかった。腹膜播種はなく、大網やリンパ節に異常を認めなかった。左卵巣を切除して迅速病理診断で明細胞癌と診断された。
- 左付属器、子宮および大網に加えて切除すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D015]←[国試_114]→[114D017]
[★]
- 52歳の男性。旅客機操縦士。大腸がん健診で便潜血が陽性となったため精査目的で来院した。大腸内視鏡検査でS状結腸に全周性の進行癌を認めた。精査の結果、病期IVのS状結腸癌と診断した。治療方針としてS状結腸切除術と抗癌化学療法とを勧める予定である。母親、妻および医学生の娘との4人暮らし。
- はじめに病状を伝える相手として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105C015]←[国試_105]→[105C017]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [111I027]←[国試_111]→[111I029]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105D013]←[国試_105]→[105D015]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B035]←[国試_101]→[101B037]
[★]
- 英
- large intestine (Z)
- ラ
- intestinum crassum
小腸と比べたときの大腸の特徴 (M.149)
- 結腸ヒモという縦走筋繊維からなる3本の太い帯を有する
- 結腸膨起という結腸ヒモの間の膨らみを有する
- 腹膜垂という脂肪の塊を含む
- 内径は小腸よりも大きい
大腸を構成する部位
- 盲腸
- 結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)
- 直腸
- (虫垂)
生理
1)膨起性往復運動 haustralshuttling movement
2)(単一)膨起性移送運動 segmentalhaustralpropulsion
3)多膨起性移送運動 multihaustralpropulsion
1) 2)により内容物のゆっくりした移動(5cm/hr)
→ 48hrで上行結腸よりS状結腸へ
4)総蠕動mass movement(mass peristalsis,maSS PrePulsion)
1-3回/日、強い蠕動→結腸内容物が直腸へ移動(→排便誘発)
5)収縮回数:直腸 > S状結腸 のため内容物はS状結腸へ移動
(通常は、直腸に内容物(-))
6)胃大腸反射 gastro-colonic reflex
小腸大腸反射 ileo-colonic reflex:胃、小腸に内容物-→結腸に総蠕動(+)
*排便
1)解剖
①内肛門括約筋internalanal
②外肛門括約筋externalanal
sphincter---平滑筋
sphincter山-一横紋筋
2)排便のメカニズム
i)総蠕動一糞便直腸へ
ii)直腸内圧〉20Ⅷ舶g ⇒ 直腸壁伸展⇒ 仙髄排便中枢(S2-4)
⇒ ①高位中枢(便奇形成)
②排便反射defecation reflex
内肛門筋弛緩
外肛門筋収縮(一過性)
直腸蠕動運動(⇒内圧をさらに高める)
iii) 内圧45-55mmHg以上
内容物200ml以上
便意による排便動作 外肛門筋弛緩
腹筋、横隔膜収縮
[★]
- 英
- sigmoid volvulus, sigmoid twisting
- 同
- S状結腸軸捻症、S状結腸軸捻転症、S状結腸軸捻、S状結腸軸捻転
- 関
- S状結腸、コーヒー豆徴候。絞扼性イレウス
[show details]
概念
- 絞扼性腸閉塞(複雑性腸閉塞)の原因となりうる緊急性治療の必要がある疾患。
疫学
- 好発:便秘症の高齢者、S状結腸過長症、精神神経疾患患者
- その他、妊婦や腸管固定不良のある人にも好発する。
- 男性に多い傾向。女性は広い骨盤が捻転の自然解除に有利であろう考えられている。
- 発症平均年齢は60歳後半
症状
- 腸管の絞扼があれば、複雑性イレウスに準じて腹痛、嘔吐、腹膜刺激症状、発熱、ショック症状を来しうる。
検査
治療
- 非観血的治療:内視鏡的整復
- 観血的治療:腹腔鏡下S状結腸切除術
- 腸管穿孔や腹膜炎の所見がない場合には内視鏡的整復が第一選択。腸管穿孔や腹膜炎の所見があるいか、あるいは内視鏡的整復が失敗した場合には観血的手術を行う。
- 内視鏡的整復の問題は再発の可能性が30-90%と高いことである。
参考
- 当科におけるS状結腸軸捻転症に対する治療方針 - 小西真理世ら
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/pde/72/2/72_38/_pdf
[★]
- 英
- parasympathetic nervous system (KL)
- ラ
- pars parasympathica
- 関
- 自律神経系、交感神経系。副交感神経
- 脳幹:CN III, CN VII, CN IX, CN X
- S2-S4
[★]
- 英
- rectum (Z)
- 関
- 大腸
概念
- S状結腸に続き肛門に至る長さ約20cmの消化管
- 直腸結腸境界はS3椎体の高さ (M.229)
- 直腸は仙骨と尾骨のカーブに沿って走り、そこで後下方に曲がって肛門管になる (M.229)
- 3つの直腸横ヒダを持つ
直腸・肛門の区分
- SSUR.559
- 直腸S状部:rectosigmoid,RS:岬角の高さより第2仙骨下縁の高さまで
- 上部直腸:rectum above the peritoneal reflection,Ra:第2仙骨下縁の高さから腹膜反転部まで
- 下部直腸:rectum below the peritoneal reflection,Rb:腹膜反転部から恥骨直腸筋付着部上縁まで
- 肛門管:proctos,P:恥骨直腸筋付着部上縁から肛門縁までの管状部
- 肛門周囲皮膚:external skin,E:肛門縁より外側の皮膚
[★]
- 英
- promontory
- ラ
- promontorium
- 関
- 仙骨
- 仙骨の上端であって、かつ前方に位置する。第一仙椎の上前端部
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
臨床関連
[★]
- 英
- ureterosigmoidostomy
- ラ
- ureterosigmoidostomia
- 関
- 尿路変向術、尿管、S状結腸
概念
- かつて膀胱切除術後に行われていた尿路変向術。尿管をS状結腸に吻合する。尿禁制は肛門括約筋に依存する。
(参考1)
合併症
- 慢性尿路感染による腎機能低下:尿と便が混在しており、また吻合部が閉塞しやすいがために、慢性尿路感染を来たし、腎機能が低下していく。
- 正常Cl代謝性アシドーシス:腸粘膜に尿が再吸収される事による
- 二次性癌の発生:S状結腸の尿管吻合部に発生する。
参考
- 1. [charged] Urinary diversion and reconstruction following cystectomy - uptodate [1]
[★]
- 英
- intersigmoidal recess, intersigmoid recess
- ラ
- recessus intersigmoideus
- 関
- S状結腸
[★]
- 英
- sigmoidectomy
- 関
- S状結腸切除術
[★]
- 英
- sigmoidotomy, sigmoidostomy
[★]
- 英
- colon (Z)
- 関
- 大腸、消化器系
関連構造
疾患
- 結腸癌:the colon, including the rectum is host to more primary neoplasms than any other organ in the body.
[★]
- 英
- intestine
- ラ
- intestinum
- 関
- 小腸(十二指腸、空腸、回腸)、大腸(結腸、S状結腸、直腸、盲腸)
[★]